AIと人の関係
はい、おはようございます。業務瞬殺エンジニアの加門です。
三日間で徹底解説、二日目になります。
AIは人を操るのかというテーマでお話ししているんですけれども、
一日目はですね、過去の事例から私たちの能力を奪っていっているのはですね、
生成AIだけではなくてですね、技術革新とともに引き起こされてきましたよというお話をしました。
なので、生成AIだけがですね、取り沙汰されて私たちの能力を奪うんだみたいなのは、
ちょっと、なんていうか、主語の大きいお話かなというふうな印象を僕は持っています。
二日目の今回はですね、テーマにある【AIは人を操るのか?】そんな本題に入っていこうと考えております。
依存してしまってですね、堕落してしまうんじゃないのかというふうに不安視されている方も多いと思うんですけれども、
実際問題ですね、そこの辺はどうなのかというところを今日は迫っていきます。
この番組は業務瞬殺エンジニアの加門が業務効率化とITニュースを語るチャンネルです。
さあ本題に入っていこうかなと思うんですけれども、
私たちはですね、インターネットの普及、またSNSの普及によってですね、
脳死状態で情報を受け取るということになりました。
これは別にインターネットの普及、SNSの普及だけではなくてですね、
テレビもそうですし、新聞、ラジオとかもですね、
このメディアが言っているんだったら、この芸能人が言っているんだったら、
このいう専門家が言っているんだったら本当のことなんだろうというふうにですね、
情報を受け取ってしまいがち、受け取ってしまう傾向があるのは昔からそうなんですね。
これは別に1970年代だろうが、1700年だろうがですね、
過去からもですね、そういうふうな感じで我々人類は情報を受け取っていたというふうにも言われてはいるんですけれども、
それがより顕著に見られるようになったのはやっぱりインターネット時代以降かなというふうに私は考えています。
この傾向がですね、生成AIによって我々人類が失う能力にも密接に関係しております。
じゃあその能力とは何なのかというお話になるんですけれども、その能力とはですね、思考力になります。
思考力、この能力がですね、生成AIによって失ってしまう可能性が高いというふうに言われているんですね。
どういうことかというのをこれから説明していくんですけれども、
生成AIを使うことによってですね、自分が思考をしているんだという錯覚が起こるというふうに言われております。
思考をすることが仕事みたいなエンジニアであったとしてもですね、
チャットGPTの公開以後、Yahoo!知恵袋みたいな質問サイトへの投稿数が25%も減少したというふうに言われております。
エンジニアにもYahoo!知恵袋のエンジニアバージョンみたいな質問サイトがあるんですけど、
それにですね、投稿数が今まで100件あったのが75件になったよみたいな感じですね。
それだけじゃなくてですね、多様な意見、考え方、または異なる視点を受け入れる柔軟性というのも減少しているよねというふうに言われております。
今のはエンジニアのお話だったんですけれども、これもエンジニアで起こるんだったら他の一般の人ではですね、もっと起こってるよねというふうにも考えることができますし、
MITマサチューセッツ工科大学の研究結果をちょっとご紹介しようと思うんですけれども、
エッセイを書くという研究が行われたんですね。
このエッセイを書くというのがですね、なぜいいのかというところなんですけれども、認知的な影響を評価した研究になります。
つまりどれだけ脳みそを使ってますかという研究なんですね。
3つのグループに分けて評価、調査をしたと。
その3つのグループというのがですね、生成AIを使うグループ、検索エンジンを使うグループ、自分の頭だけで考えて書くグループというふうに3つに分けたわけでございます。
じゃあこの3つの中で認知負荷が低かったのはどのグループでしょうというとですね、当然生成AIグループになるわけです。
想像的思考と記憶に関する脳の反応が一番低かったのも生成AIのグループになるんですね。
なのであんま頭を使わずにですねエッセイを書き上げたというのが生成AIグループになります。
一方で最も脳が活性化されていたのは自分の頭だけで考えて書いたグループとなります。
当たり前のことですよね。生成AIを使って書いたというとはですね、効率的にも書けますからほぼほぼ頭使わずに書けたかなと思います。
一方で自分の頭でこれまで通りですね、書くというとですね、昔はどうだったかなとか、
あの時こういうふうな記憶があったなとかこういうふうな感情があったなというのを思い出し考えて言葉を綴っていくということになりますので、
当然書く負荷というのも高いですし、記憶能力とかね、そういう創造的な思考とかそういったところもですね、
刺激しているというのは容易に考えられるかなと思います。
問題なのはですね、生成AIを使おうが使わなかろうがですね、
頭の本人は思考しているというふうに考えている、感じているというところも問題であります。
このことからですね、生成AIは人から思考力を奪うというふうに懸念されているというふうに言えるわけですね。
今後の技術と私たち
じゃあ危ないじゃんみたいなね、思うかもしれません。
私たちから思考力を奪うということはですね、非常に危険なサービス、危険なツールではないのかというふうに思うかもしれないんですけれども、
技術革新はですね、私たちからですね、様々な能力を奪っていきました。
僕たちはですね、とにかく楽をしたい、より良い生活をしたいという欲望から抜け出すことができないんですね。
そのため、生成AIだけではなくてですね、今後も様々な技術が登場してきます。
そのたびにですね、私たちの能力というものが奪われていくというふうに考えていただけると、なるほどと思っていただけるんじゃないかなと思います。
生成AIだけでですね、ピックアップして考えてしまうとですね、すごい狭まった思考になりがちなんですけれども、
生成AIだけじゃなくてですね、これからも様々な技術が生まれて登場してくるわけですよ。
私たちの生活を変えるっていうのが当たり前になります。
当たり前になりますというか、これまでも起こってきました。
なので、私たちの能力はですね、徐々に徐々に奪われているんだよということはですね、認識しておかなければならないということになるわけですね。
それじゃあ、生成AIによってですね、思考力を奪われるだけではなくてですね、新しい技術、そういったものにですね、能力を失わないためにはですね、どうしたらよいのかということを次回お話ししていこうと思っております。
今回は、前回はね、約20分ぐらい喋ったんですけども、今回は8分、あ、約9分にですね、抑えることができましたので、今日はこの辺で終わってですね、次回にバトンタッチしようと思っております。
第3回は、生成AIのみならずですね、技術革新によって私たち人類が失っていく能力をいかにして失わさないようにするためにはどうするのか、その対処方法についてね、お伝えしていこうと思っております。
ぜひ最後、3日目までですね、聞いていっていただけると幸いです。
はい、ということで、今日の放送はここまで。
この放送がね、面白いなと思った方はですね、いいねと押していただけると幸いです。
それではまた、次回の放送でお会いしましょう。
次回の放送でお会いしましょう。
カモンでした。バイバイ。
