1. 亀っちの部屋ラジオ
  2. #120 最近のM&Aは「のれん代」..
2022-06-28 08:53

#120 最近のM&Aは「のれん代」が高い

雑談・ビジネス編 

■出演
亀山 敬司(DMM.com 会長)
長谷川 文二郎(42 Tokyo事務局長)

00:02
はいどうも、DMM.comの亀山です。
エコーT2東京の文次郎です。よろしくお願いします。
今回はビジネスネタということで、M&Aですね。
M&A
最近のM&Aっていうのは難しくてですね。
なるほど
昔はどちらかというと、比較的ね、会社の価値とか銀行の人が決めてたわけ。銀行の価値とか変だけど、
例えばこの会社を見るときにね、いくらの現金、不動産があるかとか。
どれだけの利益を上げてるかとか。
じゃあその利益でいくらぐらいの価値?
要は、BSとPLというかな。要は、損益計算書と対借対象表という2つを見て、結構会社の値段って決まってたんだよね。
つまり、どれだけの財産があるかということと、どれだけ利益を出してるかというこの2点で、M&Aの価格って比較的決めやすかったんだよね。
これだったらいくらの価値あるなとか、利益の例えば20倍の価値あるなとか、純資産の1点何倍ぐらい価値あるなとか。
っていう中で決められたんだけど、最近の例えばITとか、明石の会社の上場とか、いろいろあるじゃない。
っていう風に、ITみたいなのが出たあたりから、要はそれじゃ判定できないような価値っていうものをみんな考え出したんで、それでM&Aが難しくなってきてるっていうこと。
なるほど。つまりM&Aが難しいっていうことは、会社の物差しの測り方みたいなのが複雑になってきてるってことなんですね。
元々ずっと赤字だったし、例えばFacebookとかYouTubeとかも元々赤字だったわけなんだけど。
それはだから昔のPLBSで見ていくと、赤字の会社っていうのは昔の物差しで見ると微妙だよねって感じだね。
相手なんか財産もないし、ほぼゼロだよね価値が普通で言うと。
昔の尺度で言うと。
昔のは財産というか、ちゃんと資産としてあって、プラス黒字になっていて、かつどんどん利益が上がっていくよねっていう計画が立たれてるっていうのが良かったってことですね。
そういうのは一般的にのれんだいって言われるんだけど、のれんにいくらの価値があるっていう。
なるほど。
例えばそのブランドね。今はあれだけど、このブランドに価値があるっていうのも一つのれんなんだけど。
例えばこのサイトにどれだけ人が集まってるっていうトラフィックがあるとかね。会員が何人いるとか。
それに対していくらの価値があるかみたいな話なんだよね。
03:01
例えばITの会社を買収しようかと思うときに、銀行畑というか財務書評とかそういった強い人間でMAやってもほぼまとまんないわけよ。
なるほど。
例えばスタートアップだったら人が増えてます。ダウンロード増えてます。会員も増えてます。
でも私毎年いくらですみたいな。毎月いくら出てますみたいな。
で、財産はサーバーしかないですみたいな。
なるほどね。その中にデータがありますみたいなことなんですよね。
だったらこれ価値ないですよねっていうのは財務部からの意見になるわけ。
なるほど。
だからそういうと言うと、例えば大手の銀行とかいろんな人たちとか一般のコンサルトと言われた人がそういったものを見て判断してたのが通用しなくなってるわけよね。
なるほど。
で、そのとき買ったら何も価値ないから100億で買ったら100億が乗れん代みたいになるわけ。
乗れんっていうのはよくわからない価値あるかゼロかもしれないし、1000億かもしれないって価値のものを100億で買いましょうみたいな。
なるほどな。最近のMAというか合併買収みたいなものは乗れん代っていうものが争点になってくるんですね。
特にそういったITとかブランドの価値とかっていうことになるとね。
ブランドとかもあるわけよ。例えばビトンがもし、俺知らないけどね、ビトンみたいな会社があるとするじゃない。
赤字だとしようか。だけどそのビトンのブランドがあればやり方をうまく経済効率よくすれば黒字にできるなって思うとそのブランドが価値になるわけよね。
なるほどな。
信用みたいなものね。
なんでそういったものをね判断するってなると、まあ結構だからクレイジーな売上が出やすいわけよ。
なるほど。なんかDMMもね、一時期騒がせたりしたりしてたよね。
やっぱり言及は避けますけど。
あれは本当に無価値なものに買って失敗しましたとかもあるからね。結局はね。
だからやっぱり実際問題それは本当にね黒字化できるかできないかみたいなの将来ね。
結局は最終的には将来に黒字化になって利益が出るかって思えるかどうか。
それが外れてゼロになるともうのれんがゼロになるわけよ。
はい。
それがそのうち5年か10年後にさ、毎年100億貸せる会社になれば1000億円の会社になるわけよ。
てな感じでね。だからまあ今の中で株価を見ても分かるように赤字でも上がってる会社もあるし、
黒字なんだけどそんなに株価ついてない会社もあったりするわけよね。
なるほど。
っていう中でね。
まあそういった面で言うとそれをどういったふうに会員とかブランドとかトラフィックとかを利益として換算するか。
06:07
まあこれがね新しい世界でのこのスタートアップみたいな投資になったりするわけで。
なるほどな。なんかいろいろありますよね。
消費者というか一般市民から見るとすごい価値があるとされてた人たちが実は全然価値なかったみたいで暴落するのもたまにあったりするじゃないですか。
そうだね。
だからなんか本当に難しい世界に入ってきてますね。みんなが価値あると思えばオークションみたいに吊り上がるわけですからね。
そうだね。例えば仮想通貨とかもそうじゃない。みんながあれ価値ゼロって言われたらゼロだよね。
ゼロだし今いくらか知らないけどあれがビットコインが1000万の価値あると言えば1000万かもしれないし。
世の中だからとても分かりにくい世界だね今はね。
何を信じて生きていけばいいのかっていう世界になってきますね。
でも一番固いので言うと何だかんだ言っても地味だけどちゃんと毎年苦し出してる会社っていうのがその会社自体がMAだったら例えばその利益が例えば1億出たらそれが10億くらいの価値だったり。
まあそれがジョジョ会社20億くらいの価値だったりね。
それで言うと大体目安としたら例えば1億の会社だったらずっとこれずっと出てくるなと思ったら毎年1億稼いでくれる会社。
だとしたらそれの20年分ぐらいで買うとかが価値っていうのがちょっとした目安になるかなと思うんですね。
なるほどな。
それだと大体20億入れたら利回りで5%ずつ出てくる感じなんだよね。
出た。利回り。
例えば20億入れたら毎年1億稼いでくれますみたいな。
でその会社は5年後も10年後も残ってますという考え方。
なるほど。
まあでもそれさえもよくわかんないからね。まだ20年後に残ってる会社もよくわかんなくなってきて。
確かにね。本当に全てが先が見通せなくなってきていて。
だから経営者の皆さんは本当に頑張っていらっしゃるなと思ったりしてるところであります。
そうですね。まあまあそんな感じでございまして。
なので皆さん株やるときはいろんなリスクがあると思って気をつけましょうということでございます。
一般的なアドバイスで終わります。
はいはい。ということでございました。はいどうも。
ありがとうございます。
08:53

コメント

スクロール