1. 亀っちの部屋ラジオ
  2. #256 (週末版) フルーツ大福、..

週末版ではゲストを招いて、脱力系ながらも本質をついた商売論・人生論を展開。NewsPicksではこのPodcastを元にした記事も配信しますので、ぜひそちらもご覧ください。聞き手は、音声プロデューサーの野村高文が務めます。

■NewsPicks掲載記事:

https://newspicks.com/news/7718127

■ゲスト:

大野淳平(株式会社 弁才天 代表取締役)

■MC:

亀山 敬司(DMM.com 会長)

<SNS>
・Twitter:https://twitter.com/kameyama66
・Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100005127937437

<掲載メディア>
・NewsPicks記事 シーズン3(最新): https://newspicks.com/user/20009 /シーズン2:https://newspicks.com/user/9701 /シーズン1:https://newspicks.com/user/9314
・NewsPicks音声:シーズン2 https://newspicks.com/movie-series/30/
・NowVoice: https://voice.nowdo.net/
・Voicy: https://voicy.jp/channel/1616
・週刊文春オンライン: https://bunshun.jp/category/qa-kameyama

■サブMC:

野村 高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表)

・Twitter:https://twitter.com/nmrtkfm


#かめっち #かめっちの部屋

00:03
はい、どうもDMM.comの亀山です。亀っちの部屋ラジオ、週末版始まります。
音声プロデューサーの野村です。今回もどうぞよろしくお願いいたします。
ゲストは、前回に引き続きまして、株式会社ベンザイテン社長の大野淳平さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。株式会社ベンザイテン社長の大野淳平と申します。
はい、よろしくお願いします。
前回は、ベンザイテンの社長をやって、色々と、ちょっと無駄なことをやってそうな雰囲気を感じました。
結構ね、だいぶ経営者としては、犯人前どころか、まだ道半ばでございますね。
こんな僕でも経営者になれたという、こんな僕の頃の、ちょっと何もでもない頃というかな、
ちょっとその頃の話を聞かせてもらえたら嬉しい。
分かりました。
もともとですね、名古屋に生まれ育ちまして、大学で東京に出てきたんですけども、
僕は明治大学の文学部、英米文学科に通っておりまして、
文学部ってのが、やっぱり人をダメにするんでしょうね。
そうですか。
空事ばっかり覚えましてね。
だから空想ばっかりしてて、全然現実を受け入れられないっていう、
どんなピーターパン症候群に陥りまして、
でもみんな就活するわけですよ。
だから仕方なく僕も就職活動をしました。
でもですね、やっぱりずっとアナーキやパンクロックや、
なんかそんな感じで来ちゃってるもんですからね。
ヒッピーマインドというか、とてもじゃないけど社会に馴染めないわけですよね。
いろいろなとこ受けるんですけど、いろいろ落とされちゃいまして、
一番最初は僕の音楽イベント一緒にやってたDJの友達がいるんですけど、
そいつの親父の会社に就職することになりました。
つまり僕は東京に夢を持って上京していったんですけども、
家ひしがれて何者にもなれずに地元に帰っていった負け組だったんですね。
そこからどうしていったのかっていう話なんですけども、
それが何歳?
それが22歳です。
今が34歳なんで、
ちょうど江戸がぐるっとひと回りして、12年前ですね。
でもその頃俺もちょうど海外露店とかして旅してたことだな。
本当ですか?
まあちょっと似たようなもんかな。
ヒッピーみたいな、本当にヒッピーみたいなことしてた時期だね。
本当ですね。
ボブディランのようなことをしてらっしゃったんですね、神山さんも。
ボブディランっていうか、俺の世代だもんね。
そうですよね。
どっちだっけ?
僕はちょっと古いものが好きなんでしょうね。
音楽も、ボブディランもそうですけども、
サダマサシとか吉田卓郎とかいったものが好きでしてね。
なんか古いね。俺の時代じゃないじゃないですか。
言葉に力が。
俺もRCサクセーション。
RCサクセーションいいですね。
03:00
ブルーハウスとかだったもんね。
いい時代ですよね。
そんなのばっかり聞いてましてね。
音楽や小説や映画に本当に没頭してたもんですからね。
社会に出てお金を稼ぐなんてこととは無縁の人間だったわけですよ。
アルバイトをやっても。
通用しないよね、それは。
通用しないです、もちろん。
無双家ですからね、ジョン・レノンに憧れていますし。
1個目の会社でもいろいろと問題を起こしまして。
社長からですね、お前は社会不適合者だと罵られてしまうんですね。
その時はですよ、僕も若くて血気盛んなのか分からないですけど。
そんなんだったら辞めるよってことでですね。
その日のうちに会社を辞めてしまいまして。
どうしようかなって考えたんですよね。
その時に本当に自分がやりたかったことって何だったっけって思いを巡らせまして。
でもあんまり何もないわけですよね。
せめて何やってる時が楽しかったかってことで言うと。
音楽イベントとかやったり、自分の作った作品みたいなものを発表したり。
そこに人が集まって共鳴してみたいな、そういうことだったかなっていう気がしてきましてね。
それでちっちゃなカフェでもやろうかなと思ったんですよ。
自分のペースで分かってもらえる人たちだけがお客さんでいいやということで、
そのカフェをオープンしようと思ったんですけども。
なぜ社長が社会不適業者って言ってたの?
自分のどこを知っていたの?
そこは、その会社はですね、毎朝朝礼をやってたんですよ。
その朝礼が持ち回り制だったんですね。
いろんな社員が持ち回りで朝礼を担当するわけです。
最後にその社員の一言みたいなものがあるんですけども、
その時にですね、僕は当時、風通しの良いワンフロアの会社だという触れ込みで入社しましたんで、
言いたいことを言い合える雰囲気があって、
中小企業の良さというかですね、
社長とも距離が近くて末端社員と社長もフラットにやれるんだという、
そういう会社なのかなという淡い期待を寄せていたんですよ。
でもですね、実際蓋を開けてみると、
古株の社員が中堅の頃の悪口を言っていたり、
逆に中堅の頃の社員が古株の悪口を言っていたりということで、
何も風通しが良くないぞというのを目の当たりにして、
それを朝礼でですね、
誰々さんと誰々さんはお互い裏で駆け口叩き合っているけど、
これは風通しの良い会社と言えますか社長と。
06:03
今思っていることをこの場でみんなで言い合いましょうということで、
もうそれは社会不適合ですよね。
みんなから呼び出されましてね。
やっぱりお前はKYだとかね。
やっぱり立て前と本音というものがあるとかですね。
言っていいことと悪いことがあるぞとかですね。
お前もあと10年経てばわかるとか。
いろんな人にいろんなことを言われました。
いやいや、俺も似たようなことがあって。
本当ですか。
年配の人たちに、俺も20代だから、
自分で商売やってたんだけど、
やっぱり経営者の人たちって年上が多いじゃない。
20代、40代。
だから好きな思ったこと言ってよって言われて、
いやこれ違うと思いますよって言うと、
なんでお前そんなこと言わなきゃいけないの。
そうですよね。
まさに僕も、
金山さんが歩まれた道を同じように歩いてきたのかもしれませんけども。
それってやっぱり本音としてね、
その人を信頼して言うわけじゃないですか。
そうです。
違うと思いますよね。
でもそこで逆にされると。
もうこれ言えないなってなっちゃうよね。
なっちゃいます。
その時の僕の正義は、
みんなで腹を割って話し合うということだったんですけども、
ただ社会活動というのは、
やはり言いたいこと言えばいいというわけでもないということを、
だんだん学んではきてますんで、
今の僕はだいぶ適合してきて、
この姿形に落ち着いているということだと思っておりますけども。
そうですね、破門になってしまいまして。
窓際族に追いやられたもんですからね。
半ば辞めなきゃいけない状況と言いますか。
次の会社に行くわけですけども、
その次の会社はですね、
さっきお話ししたように、
コーヒー屋さんでもやりたいなと思ってたんですけども、
よく考えたら僕はコーヒーの入れ方すら知らないじゃないかということで、
一回カフェに就職しようかなと思ったんですよ。
でもですね、そこはやっぱり中途半端にマーチを出てますからね。
明治大学、そんな大した大学偏差値でもないですけども、
やっぱり高校生の子たちとかと一緒になってコーヒー運ぶのは、
今さらちょっと耐えがたいなってことで、
インテリでもないくせにインテリ根性みたいなものが出てきてしまいまして、
プライドが高かったかな。
それは嫌だっていうことで、
じゃあどうするんだと。
その時にいいことを思いつきましてね。
そうか、カフェが自分で作りたかったら、
カフェをゼロイチで立ち上げた人の話が聞ける職業に就けばいいんだと。
09:03
こういうふうに思い立ったんですね。
それが他にもいろいろ選択肢があったと思うんですけども、
僕の中では広告業界でカフェオーナーさん、
オーナーさんもちっちゃめの会社だったら、
自分で広告のこととか見てるんじゃないかなと思いましてね。
それで広告業界に行って、
B2Cの人たちの広告を見れるような仕事ができたら、
オーナーさんとおしゃべりができて、
そこにカフェ開業のヒントがあるのではないかと。
こう思い立ったんですね。
それで広告の会社に入りまして、
B2Cの人たちばっかり営業活動していて、
その中でだんだんと現実を見てですね、
カフェなんてやるもんじゃないなと思ったんですよ。
どんどんしょっちゅう潰れるんですよね。
おしゃれでかっこいいことしてるカフェっていっぱいあったんですけど、
もう今じゃほとんどなくなっちゃいましたね、10年も経つと。
確かにね。
なのでやはりカフェで独立というのは厳しいのかもしれないぞと。
その中で少しだけですけども、売上というものがあって、
そこに対してかかる経費というものがあると。
人件費と食材減価と家賃と広告費だと。
そこを引いてったところに利益というものがあると。
こんなことを勉強し始めましてね。
そういうことをオーナーさんが教えてくれるわけですよね。
僕は若さだけが取り柄ですから、若いっていいですよね。
何にも分かってなくてアンポンタンでも、
元気に可愛がられてるっていうだけで存在価値が認めてもらえるもんですからね。
いろんな人に可愛がってもらう中で、
そのカフェの真髄みたいなものを色々聞かされるわけですよね。
そしたらあんまりやっぱり儲からないのかと。
なかなかやっていけないんだっていうことを段々理解しまして、
1回カフェを持ちたいっていう自分の目標みたいなものは捨ててしまったんです。
でも多分水があってたんでしょうね。
広告業界でB2Cで、僕はもともと名古屋の上田っていうところで生まれ育ちましてね。
ビレッジバンガード発祥の地なんですけども。
ビレバンの影響なのか、カルチャー好きと言いますかね。
やっぱりグルメも当然そうですけども、
音楽とかファッションとかいろんなものに興味があるんですよね。
そのいろんなものに興味があると、やはりカフェのオーナーさんも趣味人の方たちが多いので、
話が盛り上がったんですよ。
セールスの話なんかは一切しないんですけども、
自分の趣味の話なんかを映画や音楽といろいろしていたら仲良くなっていきまして。
そこでコミュニティのようなものがやはり名古屋というローカルの都市で形成されているので、
12:04
みんなが紹介してくれて、広告を頼むんだったらじゅんぺちゃんに任せればいいんだよっていう風に言ってくれるようになって。
僕もですね、当時の広告の営業マンっていうのは取ることが市場の命題ですから、
案件を取ってくることに必死なんですよね。
売上げを上げないと怒られるもんですから、一生懸命頑張って売上げを上げようとするんですけども、
取ったら取りっぱなしという、契約を取っちゃったらもう知らないっていう人たちばっかだったんで、
でも僕はお客さんと業者というよりも友達というか仲間としてカフェのオーナーさんたちとも付き合っていたので、
その仲間たちの広告を良くして、ちょっとでも集客に貢献したいなっていう気持ちがあったんですよ。
みんなが真面目にやらない原稿作ったりとか、写真撮影ちゃんとやったりとか、そういうところを重視していったんですね。
そうすると、ただ売るっていうだけじゃなくて、
ちゃんとクリエイティブのとこまで面倒を見てくれる、あいついいやつだよっていう、そういう評判がいい感じに伝わっていきまして、
そこで全国に営業マンが1000人いたんですけど、トップセールスになっちゃいまして、
意外な才能が開花して、入社した当初年収400万で入社したんですけど、
次の年には800万になってましたね。
次の年、25の時に営業所長やらないかみたいな話をいただいて、それで年収1000万ぐらいのことは見えたんですけど、
でも僕はもうその時にはサラリーマンマインドじゃなくて、経営者マインドになっていたので、
今の営業所長とかその上の上司の人たちみたいになりたいわけじゃないな自分はと、
それよりも自由にやってる、規模はちっちゃいけどかっこいいことしてる、
こういうカフェのオーナーさんたちとか美容師さんたちとかアパレルの古着屋のオーナーさんたちとこういう人間になっていきたいから、
僕はいいですって言って断ったんですよ。むしろ辞めようと思うっていう話をしたんですけど、
そしたら引き止められまして、また新規事業部みたいなところに回されまして、
そこで2年間ぐらい産地PRっていうことをしていて、当時6次産業化というものが流行っていたんですよね。
つまり地方の農産物を高い値段で都市に売ろうっていう動きですよね。
その動きの中で今日野菜っていうのはどうしてブランドになってるんだろうとかっていうのを考えたりして、
じゃあ名古屋の地元の森口大根はどうしてブランドになってないのとか、
じゃあこの大根1本を1000円で売るための方法ってないのかなとか、
15:01
そういうことを考えるようになっていって、
じゃあ百貨店の棚の陳列を見てみようと。
百貨店で売るんだったらボトルは細くてシュッとしてて添加物が入ってない方がいいよねとか、
逆にスーパーマーケットで売るんだったら業務用みたいな見せ方で安くてでっかいと、
でも保存料は入ってても別に誰も気にしてないなとか、
その辺の売り場とプロダクトの相性みたいなことをちょっと考えるようになっていったりとか、
そういう経験を積ませていただきましたね。
ここまで聞いてる限りだったらあれだね、
要は同じ会社の中の上司の方は自分の尊敬に値しないって言うんだけど、
むしろいろんな小さい会社でもやってたりカフやってる人たちのいろんなことを考える、
自分が常にいろんなことを思いつくのが、
そしたら先生はその外にいたって感じだね、この社内。
おっしゃる通りで。
社内の管理職の人たちよりは自分たちで生み出そうとしてる人たちに惹かれたっていうことかな。
まさにおっしゃる通りです。
最初は当然仕事のイロハを先輩社員たちに聞いたんで、
もちろんそこに対して感謝もしてますし、リスペクトもあるんですけど、
ただ自分がずっとそれをやっていくっていうイメージはなかったですし、
売上げの根拠とかっていうものも、ただ上から降りてきたから、
それを何としても必達でやらなきゃいけないんだっていうような、
その意味を教えてほしかったですかね、僕は。
そもそもその命令がおかしいんじゃないですか、みたいな話。
そうですね。
それサラリーマン向けじゃない。
難しいじゃないですか。
広告業って、だって基本的にはお客さんと利益相反というか、
高いプランを信頼してもらってるから売ることもできるんですけど、
でも高い金額で契約を結んだとしてもですよ、
もうちょっと安い金額で契約を結んでこのぐらいのやり方だったとしても、
お客さんへ返せるいわゆる費用対効果みたいなものって
変わんないんだけどなって心のどっかで思っちゃってる自分がいる。
もうその時点でお客さんのことを仲間だと思ってる自分とした
不義理を働いてるような気持ちになるわけですよね。
でも会社の予算を達成するには大きな金額で取ってこなきゃいけないんで、
やっぱり経済活動と自分が目指してる生活観みたいなものって
ギャップがあるなっていうのをつくづく感じておりまして、
その延長線上に幸せはないなと思ったので、
だんだんフェードアウトしていくような形になりましたね。
営業職から離れて企画営業みたいなことだったと思うんですけど、
2年間ぐらいは国の予算っていうんですか、
18:00
自治体が持っている地方創生の予算を使って
地域の農産物をブランディングしていくみたいなことに携われたので、
それは楽しかったんですけど、でもそれをやっている途中で、
僕の営業マン時代の疎走と言いますか、
今度はですね、コンプライアンス違反と言われちゃったんですよね。
僕は数字修行主義に陥ってたんだなって自分で思い返ると思うんですけども、
ナンバーワン営業マンだったから何やってもいいじゃんっていう、
そういう開き直りがあったんだと思います。
昼から酒を飲みに行ったりですとか、
平日からいろんな会社の社長を集めてクルージングパーティーをしてたりですとか、
そこに女の子を呼んでシャンパン開けたりとかですね、
ずいぶん派手なことをしてました。
でもこれもちょっと言い訳がましくなっちゃうんですけど、
とにかく新規営業でたくさんお客さんを捕まえてくるもんですから、
捕まえてきた案件に対して自分で広告制作もやってたんですよね、うちは。
だから取れば取るほど、その守備もやらなきゃいけなくなっていくわけですよ。
なのでこのフォローもやらなきゃいけないっていう中で、
クライアントの件数が100件とかって超えてくると、
その100件を一人で見ようと思ったら、
90件しか現実的に無理だし休みないしっていう状況になってしまって、
だったらってことで、各会社のオーナーさんを一挙に集めてしまいまして、
そこでクルージングパーティーとかバーベキューとか、
昼から飲み会とかっていうことで、楽しい会を開催して、
そういう自分なりの工夫があったわけですけども、
ただそれを会社に説明してもですね、なかなか前例もないことですし、
ちょっとイレギュラーなこともあったりとか、
自分なりのクルージングパーティーとかバーベキューとか、
昼から飲み会とかっていうことで楽しい会を開催して、
いっぺんにみんなと会ってしまえば、そこに10人のオーナーさんを呼べば、
もう10話分終わらせたことと一緒になるんで、
なかなか前例もないことですし、ちょっとイレギュラーなやり方にはなるんで、
コンプライアンス違反ですと。
いやいや、わかるわかる。その辺は、
うちの会社の社員にもそういうタイプいるからね。
そこの場所に関してはここは特別だっていう風に、
別立てて分けてしまったりするんだけどね。
でも確かに今のそのやり方っていうのはすごく、
その本人のスキルに応じてで再現性がない。
そうなんですよね。
だから他の人間が彼の真似をしたらどうなるんだみたいな話になったときに、
彼はいいんだけど他の人間はダメだってなったりするじゃない?
そうですよね。
だからうちとかは会社分けたりするんだよ、そういう時は。
なるほど。
その人間の言いたいこともよくわかるんだよね。
21:01
これが合理的でしょっていうのは確かにそうだ。
じゃあもう会社分けちゃえっていう感じになるんですね。
そうですね。
だから多分僕、亀山さんの元で働いてたら、
まだサラリーマンだったんだと思います。
そういうプレーが許されていた。
そうですそうです。
だから僕社長になりたいなんて一回も思ったことないですもん。
でももう自分でやるしか本当になくなっちゃって、
居場所もなくなってしまったんで、
じゃあ辞めますっていうことで。
最初は先ほどご説明いただいたようにコンサルタントみたいなことで、
広告のプランナーっていうんですかね、
B2Cの海外のオーナーさんをメインのクライアントとして、
いろんなことを広告的なことからデザイン的なことから
整えるみたいなことをしていました。
でもそれを20から27の時に会社を立ち上げて、
2年間ぐらいやってる中で、
年収が3000万、4000万とかっていう風に上がっていけたんで、
フリーランスの広告プランナーみたいなこととしては成功してたと思うんですけど、
ただ何も積み上がってっていないなっていう、
その思いは拭いきれなくてですね。
やっぱり自分はなんかこう、
役に立ててるのは嬉しいし、
同じ志を持っていい街にしていこうとかですね、
いい作品を作っていくんだっていう、
そういう方たちのコミュニティに所属させてはもらっているけど、
でも自分は同じ土俵にはこれ立ってないなっていう、
その時にニーチェの格言でグサッとくるものがありまして、
フリードリヒ・ニーチェの、
フリードリヒ・ニーチェの名言で、
できるものは実行する、できないものは教えるっていう名言があったんですよね。
僕はコンサルタントだったんで、
教える側の人間だなと、
つまりできる人間、できないから教えてるんだって、
自分のこと身につまされる思いになって、
やっぱり自分で実行して、
できる人間になっていかないと、
一緒にいるっていうだけで、
この人たちと同じ土俵に立てている気分になるのは違うっていう風にそこで思ったんですよ。
それで自分のブランドを作りたいっていう風に思いまして、
コーヒー屋さんをやってみたり、古着屋さんをやってみたりということで、
10個以上いろいろやってみてはダメにして、
繰り返し繰り返しやっていく中で、
だんだん精度が高まっていきまして、
古着屋さんを作るときと似たような感覚なんですけど、
弁在店をオープンして、
それが思わぬ反響を読んだという、こんな感じですね。
24:04
なるほど。
じゃあ今やってみて、
例えば20歳の頃の君、
自分が喧嘩してきたとしたらどういう対応する?
尖ってる感じでやってくるわけですよね。
なんとなく、こいつ俺の昔と一緒だ、みたいなやつが来るとするじゃないですか。
そうですね。
どうしましょうね。
多分、クビにするんでしょうね。
ダメですか?
コンクライアンス違反だよ、お前。
それは冗談ですけど、
ただですね、さっきもお話しした、
インスタグラムの自分のエッセイにも書いたんですけど、
かつて評価されたかった僕っていうタイトルで、
エッセイを書きましてね。
評価されたいときほど、
自分のエッセイを見るときに、
自分のエッセイを見るときに、
評価されたいときほど、
自分のことを過伝するというかですね。
でもいざ評価される立場になると、
評価なんてどうでもいいなっていうふうに思えてくるというか、
その誰からどう思われてるかってことさえ、
気に思い浮かばなくなるというか、
気にもしなくなるっていう。
だから、多分当時僕はむちゃくちゃやってたんですけど、
ただその時は評価されたい僕っていうものがいたんだろうなっていうふうに思うので、
その辺をうまくインセンティブっていうんですか、
上手に会社の制度と紐づけて、
自分みたいな社会不適合だけどなんか破壊力はあるなみたいな人も、
上手に扱っていけるようにならないと、
先ほど亀山さんがおっしゃったように、
やっぱり別の会社をもう1個作って、
その人にも10%でも株持たせるみたいなことがいいのかなっていう気がしてますね。
全面的に任せちゃったりとかして。
でもほら、それって才能がある時にその方法があるんだけど、
結局才能がなくてその部分だけ、
やたら理屈っぽいやつもいますね。
いますね。
そうですね。
それは本当におっしゃる通りで。
自意識だけがやたら強く、こんなのクソだとか言いながら。
でも僕も多分最初それだったと思います。
多分若いやったらみんな初めはそうだと思うんだけど、
それがなんか上手い具合に持っていって、
なんとなく自分らへの居場所を見つけたりとか、
そういう会社作りがあって、
そういう会社作ったりする人もいると思うんだけど。
そうですよね。
9割方はそうじゃないやつも多いからね。
口達者だけど、
27:01
それっぽいこと言ってんだけど、
実際お前1円にもなってないぞみたいなのはたくさんいますよね。
とかプレイヤーとしては優秀だけど、
要は会社とかまとめられないよみたいなことを思ったけど、
そうですね。
そこは僕もだいぶ当時より大人になったと思います。
基本的にはもう何も期待をしないようにしていると言いますか、
だから裏切られたとかっていうことも、
過去にはいろいろあったんでしょうけど、
こういうもんだよねというふうに、
諦めの心をいつもどこかに持つようにしています。
自分でいろいろやってみた中で、
なんとなくあの頃は青臭いなとか、
あの頃は口だけだったなとか思うときはあるんだよね。
もちろんそうです。
1個目の会社の時に、
360度評価って言うんでしたっけ、
全員が全員の査定をするっていう、
そういう制度があったんですよね。
市販機だったか、
販機ごとだったか忘れましたけど、
それがいつも定期的にやってくるんです。
その時に、
僕は1年ちょっといたかいないかぐらいですけど、
なぜかですね、
IT担当みたいなことに当時、
なんかこう張り切って自分からなってまして、
そのせいでなんですけど、
パソコンの社長のいろんな設定を知って、
たまたまみんなの査定シートが出てきちゃったんですよね。
で、そのみんなが誰に何点つけてるかっていうのを、
全部僕見ちゃいまして、
で、僕の評価は、
本当に真ん中からちょっと下ぐらいだったんですよ、
全体として。
で、誰がどういう評価つけてるかも見ちゃったので、
でも自分としては、
冷静に判断して、全然ここがダメって、
一番自分が的確に言えてるのに、
なんで、この何にもしてない、ただニコニコしてる、
いい顔してる上司の評価がこんなに高くて、
本当に大事なことを言ってる自分が、
何にもしてない、
ただニコニコしてる、
いい顔してる上司の評価がこんなに高くて、
本当に大事なことを言ってる自分が、
こんなに低いんだよと。
で、本当にこいつら分かってねえなっていう、
そういう気持ちになっちゃう時もやっぱりありました。
でもそれはやっぱり多分、
自分が至ってなかったんだと思いますし、
うーん。
じゃあ今の会社の中では、
そういうニコニコしてても在所なポジションの人も
いたりするわけだよね。
そうです。だから僕は、
やっぱりチーム戦だなって思って、
30:00
特に弁財店の場合は、
どれだけ僕がトップランナーで突っ走ってたって、
実際に現場で台服を作ってくれるという、
そのクラフトの部分をやってくれる人たちがいないと
どうしようもない話ですから、
なんで今は、
社員たちはもちろんそうですけど、
パートの方たちが、
メインが主婦の方たちですけどね、
一生懸命手づつ、
見て台服作ってくれて、
それが1日に何千個何万個っていう形で、
日本全国に誰かに届けられてるっていうことが、
やっぱり一番大事なことですから。
それってなんか、
結構君がやったことしっかりと、
ちゃんとやってくれる人たちってことだろうけど、
昔は自分から見たらすごく評価低かったけど、
そうです。
今はじゃあその人がいるからやれるっていうのを
持ってるっていう感じですかね。
もちろんです。
本当に決められたことしかやれない人のことを、
僕は全然出来が悪いと思っちゃってましたけど、
でもそういう人たちがいなかったら、
会社って回らないですし、
みんながみんな企業家だったら、
逆に困っちゃうなっていう。
収支つかないですね。
社長っていうのは、
社長しかできないような人間がやってるかもしれない。
本当にそうかもしれない。
社長しかできないような人間がやってるかもしれない。
社長しかできないような人間がやってるかもしれない。
本当にそうかもしれないですね。
確かに。
ゼロイチでも一応10とか100にしてくれる人いないと
無理だしね。
そうなんですよ。
本当にそこはたりき本願みたいに
聞こえちゃうかもしれないですけど、
できないものはできないなって自分で思いますね。
でもそう思ってるうちは進化してるってことで、
俺たちも昔より昔の自分がちょっと恥ずかしく思ってるわけだから。
そうですね。本当に恥ずかしい。
ちょっとマシになってんじゃないですかね。
でしょうね。
多分10年後は今の自分のことも恥ずかしがってると思うし、
それが成熟していくってことなんだと思います。
今評価されなかった自分が評価されるようになったわけじゃない。
それで結構ゆとりもできていたんだと思うけど、
そうですね。
今は評価する立場になってるよね。
はい。なので、
まさに今おっしゃっていただいたゆとりってとこで言うと、
ファンドに株を買いアウトしたんで、
十数億とかっていう金額が入ってきて、
税引き後でも10億になるようにとかっていうこともなんとなく決めてて、
その通りになったんで、
なんとなくですけど、
自分は人生をこれで上がったってことなんかなみたいな風に
ちょっと感じてるようなとこもあるんですよね、実際。
でも、別に僕は高級車や時計あって、
時計は最近ちょっとロマンがあるなと思って買ってみたりしてますけど、
33:01
ただそれを店開かすっていうこととか、
クラブにシャンパン開けに行ってとかっていうことも基本的にはやらないんで、
お金をほんとにあんまり使わないんですよね。
逆にベンチャー投資っていうところで、
ピッチのようなものが今週末もありましてね、
そこで名古屋で審査員みたいな形で、
まさに今僕がお金を出すか出さないかっていうことで、
エンジェル投資家みたいなポジションで評価をさせてもらうような立場になったわけですけども、
非常にそこは戸惑いがあってですね、
まだまだ僕も評価する側というよりは、
自分もプレイヤーとしてもっと良い作品を世の中に作っていかなきゃいけないと思っている中で、
他人のことを評価してそこにお金投げてる場合じゃないんじゃないかなとかっていうことも思っていたりですとか、
いろいろ葛藤がありますね。
だから次なるゴールというか、
ただそれは金額だけじゃなくて、
東京に最近はいることが多くなってきまして、
いろんな出版のお話をいただいたり、
メディア関係の打ち合わせがあったりとか、
企業とのタイアップとかでいるんですけど、
やっぱり皆さん東京に来るとですね、
本当に化け物みたいな人たちばっかりで、
いろんなご縁をいただいてお食事させてもらったりするんですけど、
どこのこのだれだれさんは100億で会社をバイアウトしてとか、
どこのこのだれだれさんは500億でとか、
この会社は上場してて、
だれだれさんは創業者で株40%持ってて、
時価層がいくらでとかってことで、
もう本当に上を見出したらキリがないぞお金はっていうことで、
僕はおののいておりますし、
ただ一つ言えそうなのは、
そのお金が例えば1億持ってる人がいて、
じゃあ100億持ってる人がいてっていうときに、
その1億の人の100倍100億の人が幸せかっていうと、
それは違うなっていうのは確信してるので、
自分らしい幸せを見つけていかなきゃなっていう、
そんな人生の旅路をしてるさんのかですね。
それはしばらくフランス行って、
もう一回金曜の始めからやり直すとか面白いですね。
エンジェルやってる場合じゃないんじゃないですかね。
だと思いますね。
だってまだやりたいことがいろいろ浮かんでくるわけだろ?
浮かんできますね、まだ。
俺なんてあんま浮かんでこないからしょうがなく、
自分でやりたいことあったら。
自分で出してやればいいですもんね。
36:00
できないところを誰かに支えてもらう。
ファンドの人とか。
そうですね、僕はそのあたりのことを
神山さんにご相談したいなっていうふうに思ったりしてましたね。
100億持ってる人がいて、
ずいぶん先を走られてる方なんで。
まだいろんなこと浮かんでる最中だと思うけど。
チョコレート大福でもいいし、
チューインカムでもなんでもいいんだけど。
これから先もテンポっていうのが楽しそう?
僕は質量のあるものが好きと言いますか、
手触り感があって、作品として好きなもの。
化粧品のようなプロダクトでも構わないんですけど、
やっぱり一般の消費者の方に向けて何かをやって、
それが一番ダイレクトに評価を受けることができると思うので、
そういうものが好きなんですよね。
そういうものが好きなんですよね。
そういうものが好きなんですよね。
そういうものが好きなんですよね。
そういうことができると思うので、
そういうビジネスなんだろうなとは。
たまに今でもプロデュース業っていうんですか、
企画段階から一緒に入って、
こういうものを作ろうみたいなクライアントワークを
やってたりもするんですけど、
それは本当に面白そうだなと思えたプロジェクトとかで、
自分もじゃあ何かしら知見が広がるかもしれないしっていう、
そんなような関わり方でやってるぐらいですけどね。
なるほどね。
じゃあまだまだ今から出そうなんで楽しみにしてますね。
そうですね。
最近面白いのは、
僕もそれこそ今月から愛知県でラジオをやってまして、
FMHっていうとこでラジオ番組を持たせていただいて、
毎週月曜日20時から30分なんですけど、
月曜日のイマジンというラジオをやっていて、
それが結構やっぱり面白いなという、
いろんなゲストの方を呼んでおしゃべりするんですけども、
カメオンさんは大変お忙しいと思いますけど、
もしタイミングが合えば、
ぜひよろしくお願いします。
Zoomでも大丈夫だと思います。
僕が聞きたいですね。
いろんな記事や本を拝見してますんで、
それなりには存じ上げてるつもりですけども、
やっぱりご本人の語り口で聞くっていうとまた、
違った醍醐味があるでしょうから。
39:01
フランスもそうなんですけど、
面白い話がありましてね。
サウジアラビアの政府が気に入ってくれて、
皇太子か王様かちょっと忘れましたけど、
ベンザイトの大福を食べて、
えらい気に入ってくれたということで、
政府のお金を使って、
ベンザイトを誘致したいということで、
結構具体化してきてまして、
1月1日オープンに向けてやっていくということで、
まさかサウジアラビア政府からそんなお話が来ると
思ってなかったものですから、
ついに僕にもオイルマネーが転がり込んできたなって。
それ面白いじゃないか。
思わぬところで、
ロシア、ウクライナで原油が高騰して、
ガソリン代高いなって思ってたんですけど、
こういう形で還元があったかというので。
向こう行って王族院でもなっちゃう。
それが新しい切り口ですね。
いろんなことが動いてきたから今があるんだと思うから。
まだ椅子に座って喋ってる場合じゃなく、
世界中飛び回ってほしいから。
そう言っていただけると自信が湧いてきました。
やっぱり誰に言われるかってのが大事ですからね。
さすがにちょっと疲れたなと思った時に、
まだ自分の20代ぐらいのやつが現れた時に、
そいつをちょっと面白くしてやろう。
そこはまだ早いと思うから。
とりあえず今、世界中のサウジアラビアの話を言ってください。
わかりました。日本を代表して和菓子を世界に広げていきます。
じゃあ今日は楽しかった。なかなかありがとうございました。
ありがとうございました。楽しかったです。
ではこのあたりで締めくくりたいと思います。
今日はありがとうございました。
41:17

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