聞いたことはあります。
はい。
あれ、それでもあり?
いやいや、あるある。
予想して?予想して?
あるある。握る。
予想して?
あらかじめ、あちらのクライアントさんとはもう握ってます。
あ、その、そうです。例文それ。
それそれそれ。
あの、そこの部分後々揉めると嫌なので、きちんとクライアント握っといてくださいね。
とか、そういう風に通しとくみたいな感じですね。
あ、あるある。ありますあります。
はい。
お寿司じゃないです。
そうだね、それ握りだね。
はい。
はい。
で、じゃあもうちょっと似たような並びでね、座組。
私この言葉が全然出てこなくて。
座組。
いっつもこれを言いたいと思いながら、説明しながらこの言葉が全然出てこなくて。
仕組みとかそういう風に、枠組とか言っちゃうんですけど、座組ですね。
何でいちいち座組って言うんだろうね。
座組って言わなきゃいけないのかな。
何だろう。
座組って言ってる人を見るとちょっとイラっとくるんだよね。
何でなんだろう。
何でなんだろう。
だいたい代理店の人が言ってるからじゃない?
そうなの。代理店から入ってくる言葉なの。
そうでしょ。何でなんだろうね。
構成とかそういったものを座組って言いますね。
はい、そんなことですね。
あともうこれね、ほらもうムカつくでしょ。アグリー。
アグリー。
了解ですっていいじゃんね。
賛成とか。
ね。
了解ですね。
なんだっけ。
普通にさ、真顔でアグリーですって言うの?
そうだよ。
いやもう嫌だわ。
あとね、構成案とかにアグリーですって戻ってくるの。
手書きとかでね。
手書きっていうか、
書いて戻ってくるの。
そうそう書いて戻ってくるの。
コメントとしてアグリーです。
なんかアグリーがね、最上級になったような表現もあった。なんだっけな。
ベリーアグリーです。
あれそれちょっと英語としても間違ってないみたいな。
もっともアグリーですみたいな。
そうそうそう。なんかね、帰国支助みたいな人だったけどその人は。
そうなんだ。
はい。
あれなんだと思っちゃうね。帰国の日とか言うと。
そうだね。でも違うところでもよくアグリーアグリー言うてる人がいるよ。
ほんと?
いますいます。
実際言わないけどな。
やっぱ代理店か。
業界の違いで全然違うね。
そうだね。そうだね。IT業界は。
職場環境で。
言い勝ちですね。はい。
でも言ってないもんそれ。言わなくていい。
そう?
でもちょっと。
あとじゃあね、OJT。
OJT?
はい。
何の略?
オン・ド・ジョブ・トレーニング。
なんだそれ。
えっと。あのさ。
OJT。
OJT。
あの。
オーマイガーみたいな。
OMGって言うんですよね。
OMGで、オーマイガー。はい。
働きながら業務を覚えることです。新人さんが。
で、それを教える人もOJTって言ったりしますよね。
その新人さんの、例えば偉い人だったりとか、
編集部で話で言うと、編集長とかデスクとかいるけど、
そうじゃなくて、直続の1、2年上の先輩が具体的に仕事を教えたりするじゃないですか。
メンターとはまたちょっと違くて、実際に仕事を教える人なんですよね。
で、その人をOJTって言うんですけど、
ちょっとね、共通のお友達で偉くなった人いるじゃないですか。
いますね。
で、私たちの後輩だったじゃん。
それをね、その昔は先輩後輩って言ってたのに、
最近紹介する時に、OJTって言ってるの、私のこと。
私が新入社員だった時のOJTですとか言って。
なるほど。そういう風に言うんだ。
そういう風に紹介されて、
あなたのOJTって言ったことは1回に1度たりともありませんよ。
とか思うんだけど、IT業界のかっこいい人になっちゃったから、
私がOJTってことになってるよ。
へー。
ね。
そういう風に言うと、何を包括してるんだろう。
世話になった人っていうのも、じゃあOJTって言うと、
すごく勉強、トレーニング。
実際に仕事を教えてくれた人って意味なんだと思うんだけど、
先輩でいいじゃん。
そうだよね。
でも先輩だと教えてないからなの?
分かんない。
OJTっていう風にされてた。
偉くしてくれたのかな。
分かんないけど。
へー。
OJTってやりますね。
あとじゃあアサイン。
アサインさっきやったね。
あれ?やったっけ?ごめんなさい。
アサインしました。
あ、そうだ。やった。ごめんね。
ごめんね。あと、恩助。
恩助?
恩助言いますね。
オンスケジュール?
そう、その通りです。予定通りに進んでますか?っていうことを恩助で。
えー、恩助って初めて聞いた。
言ってるよ。
本当?オンタイムですわ。
よく聞いてたけどね。
オンタイム。
オンタイム。
遅れ、遅れなし。
あー。
時間通り。
あー。
えー。
恩助。
恩助。
なるほど。
オンタイム。
あなたオンタイム。
私は恩助。
なるほど。
恩助言ってますね。
はい。そんな感じですかね。
なるほどね。
はい。あとね、KPIのみんな間違ってんだぜ問題もありますよね。
KPIってでも、ほら、聞いてる人はわかんない。
あ、じゃあね、KPIはですね、
指標ですね。
目標ね。
目標値。目標値なんですよ。
KPI目標値なので、本当は数字じゃなきゃいけないんだけど、数値なんだけど、
で、KGIっていうのがありまして、これはキーゴールインディチュエーターですね。
これは目標値。じゃなくて目標、ゴールだね。キーゴールだから。
だけど、本当は目標のことを言いたいのに、KPI、KPIってみんな言ってますよね。
KGIなのにっていうのはありますよね。
なるほど。
KPIってよく言いません?
KPIは言う。
はい、そうですよね。数字達成のためのね、今年のKPIはこれです。
KPI下げません?とか言う。
下げたい。もう下げさせて。もう無理だって。
いや、なんかほら、下げて達成率を上げるっていう考え方もできるじゃないですか。
急に。急に。
ここで、ここで交渉される。
ね、そうKPI100%っていうのがもう美しいもんね、株主に対しても。
みんなほら、数字に追われるじゃないですか。
追われちゃいますよ。
でさ、ちょっと達成するとさ、じゃあ次は上に、そのまた上に、そのまた上にっていうと、
もうとどまるところを知らないから。
右肩狩りになっていくからね。
それってさ、もう限られた人数でこなす仕事としては、地獄を見るしかない。
そうなんですよ。
地獄入るじゃないですか。
特にさ、私たちってさ、メディアなんでさ、人間相手にしてるわけであってさ、
日本人少なくなっていってんのに、数字だけ上げてこなきゃいけないの?みたいな。
本当でもそういうことだよね。
大きな視野で見たらそういうことじゃないですか。
20代とかだったらどんどん減っていってんのに、20代向けにメディアで数字上げろって言われてもね、って感じですよね。
だから、いつもいつも上を目指すんじゃなくて、毎年この時期はこの時期なりの目標値とかね、
そういう風にしてみたらどうかなって思うんで。
いやぶっかかってかってくからしょうがないのよ。
今ここで仕事の話になるっていう。
まんまとビジネス用語の話をしてるのに。
どんどんね、用語の中の話に引っ張られていってる私たちですから。
あとね、コンバージョンよく言うわ、コンバージョン。
なんのこっちゃって思っちゃった、ウェブ業界なんて。
コンバージョン、分かるけどちょっと説明しにくいね。
そうですね、これねウェブマーケティングですね。
ウェブサイトですね。
ウェブサイトをアクセス。
なんて言ったらいいの?コンバージョン。
商品の購入などに行動変容を起こさせたこと。
だから読み入るだけじゃなくて、
そのタイアップとか、タイアップ記事みたいなのでね。
メディアが、例えばこのマイクがいいですよっていう宣伝したときに、
大抵の、またさっきの出てきますKPIはPVなんですね。
ページビュー、何人に見られたかっていうのが目標値だったりするんですけど、
そうじゃなくて、その先を行くとコンバージョンって言って、
このページから何人物を買ったかなとか、
このページから何人商品のページに飛んだかなっていうのをコンバージョンと言います。
最終的な成果って書いてある。
それでKPIをPV、見られたかじゃなくて、
ちゃんと商品購入につながったコンバージョンで取るっていう場合があります。
ややこしいね。
中山美穂さんね。
みぽさんが、同年代だからすごくショックだったじゃないですか。
すごいショックを受けていたんだけど、あんま反応がなくって、
みんなほら20代とか30代の頭だからさ、あらさーな感じの方々だと。
みぽりん知らないの?って言ったら、なんすかそれ?ってなっちゃった。
いや、みぽりん、あ、ググったら中山美穂さんのことですね、みたいなそういうノリなわけ。
そんなところでググられてしまった。
なので、ちょっと違うね。
なのでごめん、本当に平成用語をまき散らかして悪いなと思っている若い人たちに。
ごめんね、ここで謝っても届かないと思うけど。
でもほら今って調べられるじゃん、調べて。
そうだね、調べればいいよね。
昔ではさ、調べられなかったじゃん。人に聞かないとさ。
Google先生なんかいなかったもん。
いなかったから、あれだよ。
トンバナっていうのを初め代理店に言われて、何のことかもわからないけど、
Google先生もいないし、その時ネットはあったんだけど、
ネットでもこういう、みんながビジネス用語をまとめたりとか、
そういうよりかは趣味の部屋、趣味番、何番みたいな、そういう趣味しかなかったわけよ、
いにしえのさ。
トンバナってなんだろう、でも誰にも聞けないと思って。
そうだよね。
その時フリーだったからさ。
で、やっとトン&マナーのことだって。
もう大変だった、そういう急にカタカナ用語を言い出す代理店の人たちに振り回されて。
代理店の人ってそういうカタカナ用語を常日頃リフレッシュしてるのかな。
誰かから入ってきちゃうんだろうね。
どこから入ってくるんだろうね。
そのアグリーデースっていう方はクライアントだったんですよ。
で、クライアントその方は海外帰国市場だったんですよ。
あ、じゃああっちなんだね。
で、多分そこ有名な、超有名な一流会社の広報さんがみんなそんな感じなんですよ。
なので、その超有名一流会社さんが外資だから、本社とやり合ってるんだよね。
そういうのが混じってきちゃうんじゃない。
そこから飛び火してんじゃないかな、思います。
それでアグリになっちゃうんじゃないかな。
最初は面白半分で使ってたやつが。
面白半分かどうかわからないけどね。
その大元のクライアントとしてみれば、自分たちは本社とやり取りしてる時は英語になってるわけだから、
この英語のそれこそフレームワークだとか、そういう話をしている時に、日本語に直せないんじゃない。
で、そのままやるとこっちが合わせるしかない。
じゃあ元々は向こうで使ってる普通に英語だったら、単にビジネス用語というか英語っていうことだね。
そうだね、英語ってことだね。
そういう感じじゃないのかな。
でもさ、やっぱ日本のさ、こういう言葉の育ち方って独特だよね。
そうだね。
そば屋の出前もそうだし。
そば屋も出前も一応英単語にはできるけど、そば屋の出前に含まれる意味が。
あー違うんだ。
靴底をすり減らすみたいなのに近いのかなと思ったら違うんですね。
なるほど。私もそのニュアンスだと思ってました。
ところがですね、鉛筆の芯がかすれて文字が薄くなることを防ぐために芯をなめてしめらせることで書きやすくしたことに由来する。
全然つながんないじゃんね。
ね。書きやすくする。
書きやすくするんですって。
そうすると、えーっと、えーどうして鉛筆なめなめがそんなことになるの?
やっぱそれぐらい伝わらないってことなんだよね。
そうだね。そうだよね。そば屋の出前って言われてたら若い子はそう思ってたんだろうな。
そうだね。
はい。数字を調整。数字を調整するっていう姿なんだね。きっとね。
うんうん。
こうなめなめしながら一生懸命数字を都合の良いように書き換える。
書き換える。
そういう長歩に向き合っている姿を鉛筆なめなめみたいですね。
そっか。じゃあその様子のことだったんだね。実際なめてどうこうなるわけじゃなくてね。
そうだね。
数字をあれこれする行為で一生懸命やっているのが鉛筆なめなめだったらしいですよ。
おっさん用語って書いてあったよ今。
おっさん用語だね。知らないもんね。
はい。
そうなんですって。
面白すぎるんだけど。
いや、なんか新しい言葉。何でしょうね。これってさ、いけないのかなって。ちょっと話がずれちゃうんだけどさ。
うちの親もさ、母はね、82なのね。
うん。
そうね。ごめんね、アルフィーの悪口じゃないのよ。
アルフィーの悪口急に。
うん。
あの国交の間の紅白でアルフィーが出てたじゃないですか。
はいはいはい。
で、アルフィーはいいねっていう話になって立派だねって話になって。
こういう風に昔の音楽がすごい良かったのにって、昔の音楽呼ばれてるんですけど。
昔の音楽。
いいものはずっといいし、昔の音楽の方がこうやって長く続くんじゃないとか言い出したから。
うん。
そんなね。
怒ってる。
怒ってる。
かおちゃんが怒ってる。
そうそうそうそう。
自分たちの尺度に合わせて、昔は良かったとか、今の音楽がすぐすたれちゃうからとかさ。
はいはいはい。
そういうのは良くないと思うんです。
うんうんうん。
自分が生きやすかった時代の、その時代の思いを手に馳せて、今はそこにアップデートできないからなのに、今はさっていう批判は良くないと思っているの。
ある。
思い返せば、私たちが子供の頃さ、聴いていた歌謡曲なんかも、うちの親たちは今の曲はみたいな。
ね。
こんな早口で字余りの曲。
さざんとかね。
今のラップを聴かせたら。
そっとしちゃうと思いますよ今のラップなんて。
クリピーな感じ。
そう。
どんだけ言葉下が回るんだ。
ね。
はい。
字余りのメロディーがないとかね、散々言ってたけれども、そういうことをね、言い始めたらさ、自分の時代が良かったに決まってるわけですか。
そうですよ。
それがあれなんじゃない?今時のビネレス用語に対する批判なんじゃないの?
ついていかなきゃ。
ね。
ついていこう。
ね。
うん。
まあ面白いね。
スキームは言いにくいな。
そうだね。スキームもね、言いにくいし、フレームワークもね、使わないかな。
使わなければ使わないで。
ザグミも出てこないな。
ザグミ出てこないけど、その言葉を言いたいってことがすごくある。
じゃあもうザグミって書いておいた方がいい。
手に書いておくか。ザグミって。
そこまでして使うものでもないんですけどね。
いや、すごいですね。弾みましたね。
はい、そんな感じです。
じゃあ今誰ボール?
うまい。
うまい。誰ボール?
今ボール持ってんの?どっち?
いやいや、じゃあ私ボール持つね、みたいな。
はい、というわけで、そんな感じで。
あれですよね、思い出したとか、こういう言葉を使ってたみたいなのも、ぜひぜひ、
かいわれ帝国では皆さんからのお便り質問を募集していますので、お願いします。