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2022-03-16 20:12

【第112回】40代以上が目指す“職場の賢者”こと「モダンエルダー」を語る

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このポッドキャストは、Webニュース記者のうすだと、ブロガー兼ライターのカイがITの話題から最近のお気に入り、個人的イチ推しなどを雑多に語る番組です。

第112回は、日経BPから発売された40代以上への応援書籍「モダンエルダー」について語ります。

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取り上げた話題

モダンエルダー

AirBnBの創業者に依頼を受けて入社したチップ・コンリーが、40代以上に向けて「職場の賢者」を目指す働き方について語った本。

モダンエルダー|日経の本 日経BPhttps://www.nikkeibp.co.jp/atclpubmkt/book/22/S00560/

チップ・コンリーは24歳で立ち上げた会社が世界2位のブティックホテルチェーンにまで成長し、その後52歳でAirBnBに入社、グローバル・ホスピタリティー&ストラテジー部門責任者として20歳近く年下の経営陣とともにAirBnBの世界的躍進を支えた、という続きは書籍のWebサイトをどうぞ。モダンエルダーに関するニュース記事もここから読めます。

チップ・コンリー:日経ビジネス電子版https://business.nikkei.com/atcl/author/19/020400482/

AirBnB

民泊の世界的ブームを巻き起こした会社で、読み方は「エアビーアンドビー」。BnBは「Bed & Breakfast(ベッド&ブレックファスト)」の略で、ベッドと朝食だけを提供する小規模な宿泊施設のことを指し、このBnBに「Air」をくっつけた造語がAirBnBなので読み方が「エア・ビーアンドビー」になる。

Airbnb:バケーションレンタルやログハウス、ビーチハウスなどのユニークな宿泊先と体験 - Airbnbhttps://www.airbnb.jp/

「ウケる」は古い

以下のTogetterより。

今の20代にとって「ウケる」「めっちゃ」「ぶっちゃけ」は古い言葉だという話「耳が痛い」「無理して若者言葉を使う必要はない」 - Togetterhttps://togetter.com/li/1839651

おぼん・こぼん

不仲で有名なベテラン芸人コンビの仲直りを追いかけた「水曜日のダウンタウン」が話題となり、今では出演する日が満員御礼になるほど人気に。

おぼん・こぼんが明かした「仲直りして、一番嬉しかったこと」 | FRIDAYデジタルhttps://friday.kodansha.co.jp/article/217210

水曜日のダウンタウンについてはディレクターのインタビューもご一緒にどうぞ。

『水曜日のダウンタウン』演出の藤井健太郎インタビュー - TOKIONhttps://tokion.jp/2021/12/29/interview-kentaro-fujii/

ギャラクシー賞

優秀なテレビやラジオ番組に贈られる賞。基本は年間を通じて贈られる賞だが、テレビのみ毎月贈られる月間賞があるとのこと。

「おぼん・こぼん THE FINAL」がギャラクシー賞、水ダウだから撮れた緊張感(コメントあり) - お笑いナタリーhttps://natalie.mu/owarai/news/454171

カイが気になったおぼんこぼんのインタビュー

全3回インタビューの3回目3ページ目。インタビュー自体はおぼん・こぼんドキュメンタリーを見た人には面白いので1回目から読みましょう。

該当箇所は本人の言葉で聞くのと書き言葉ではまた印象が違うのかも。

「結婚は3回してるけど、コンビ解散は0回」“仲直りドッキリ”おぼん・こぼんとオール阪神・巨人が語る“離婚と解散は何が違う?”(3/3) - 他競技 - Number Web - ナンバーhttps://number.bunshun.jp/articles/-/852007?page=3

浅草キッド

ビートたけしの自叙伝「浅草キッド」をNetflixで映画化。

浅草キッド | Netflixhttps://www.netflix.com/jp/title/81317135

同名の原作は電子化されていないが、ほぼ同じ内容と言われている「フランス座」は電子書籍で買える。

フランス座 (文春e-book) | ビート たけし | 文学・評論 | Kindleストア | Amazonhttps://www.amazon.co.jp/dp/B07L3KPGTF

また、相方のビートきよし視点から描かれた「もうひとつの浅草キッド」も、ビートたけしからは見えない視点で描かれていてオススメ。

もうひとつの浅草キッドhttps://www.amazon.co.jp/dp/B01I4O78LM/

編集後記

うすだ

一章だけで勝負する男。カイ

カイ

なおいまだ一章で止まっています。二章以降読んだ方がいいぜというツッコミお待ちしております。



This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit www.kaidan.fun
00:00
kai3
うすだです。 カイです。
最近、モダンエルダーって本を読みまして、正解はまだ読んでいる途中なんですけど、
うすだ
ご存知ですか?この本、モダンエルダーって本。 はい、ネタに入れてたから買いましたよ、ちゃんと。
買いました?よかった。 83%読みました。
kai3
僕まだね、実は1章で止まってるんですけど。 ちょっと、どういうこと?
その話はね、お余裕しておくとして、どういう本かっていうと、モダンエルダーっていうのが新しい年長者っていう意味らしいんですね。
どんな話かというと、Airbnbっていう旅行のサービスやってる会社が立ち上がった時に、
基本的には若者が立ち上げた会社なんだけど、そこにある程度年をいった、この本を書いた作者が、
CEOなのかな?CEOとして入ってるのか。参加して、その年寄りの意見も大事だよみたいなことを語るっていう本なんですよね、もう安直に言うと。
で、まあ若者だけであるのもいいけど、年長者をうまく活用してねっていう、どっちかというともう年寄りが、
これを読んで、よし、俺たちもまだまだいけるぜって元気をもらう本だと僕は解釈してるんですけど。
80%も読んでるうすらさん、どうですか?これ読んでみての感想。
うすだ
なんか、とてもいいことが書いてありましたよ。
年寄りっていうかあれですよね、50過ぎとか60手前ぐらいですか?
kai3
そうですね。
うすだ
ビジネスパーソンとしては、シニアに入ってきた人がもう俺たち終わりだなみたいな、
なっている人が多いかもしれないけど、そうじゃなくてこういう関わり方がありますよみたいな話をされてるみたいな。
kai3
めちゃめちゃいいまとめ。この本で言うと、エルダーズの対象が40でもちょっと若いんですよね。
多分50、60ぐらいを指し締めてることだと思うんですけど、
僕もいい歳になってきたので、ちょっと元気づけてもらおうと思ってこの本を読んだんですけど、
この考え方的にはすごい面白かったんですよね。
これ僕がこの本の中で一番気に入ったフレーズが、これが1章にあったんで、1章でもう割と満足度が上がってしまって先に進めてないんですけど、
この本のメインのテーマではないんですけど、この本で紹介している「X-Planck研究所」の調査で、
27歳から75歳までの年齢層で、年齢と知恵の間にはほぼ何の相関もないことがわかったっていう。
直訳すると、歳とっても頭良くなんないってことですよね。
うすだ
そういう本だったっけ?
kai3
この調査だけで言うとそうだなっていう。ただ、この後にちゃんと続きがあって、
この結果は一見残念かもしれないが、実は多くの人がもっと価値の高いものを身につけていることを研究者は発見した。
年齢とともに知恵を集めるスキルが身につくということだって話になっていて、
頭自身は良くならないんだけど、仕事に役立つスキルとか知恵をどうやったら身につけられるかっていうのは、
歳が上がっていくことにそのスキルが上がっていくっていう。
これすごいシンプルに面白いなと思って、端的に言うと、ある程度歳をとった方が頭は良くならないかもしれないけど、
03:02
kai3
ノウハウをいろいろ世の中で得ているわけじゃないですか。仕事のノウハウとか失敗したこととかも含めて。
それは素直に経験として受け止めて、そこは若い人より優れてるって思っていいんじゃないっていうことだと僕は理解したので、この本を。
僕最近ちょっと気になるなというか、インターネットで目立つなと思うのは、ある程度歳をとった人が割と自分たちを卑下する傾向ってないです。
うすだ
あるかもしれないですね。
kai3
いわゆるおっさん呼びみたいな。そういう人多いんだけど、でも実際に歳をとったからこそ学んでいることっていっぱいあるじゃないですか、世の中。
そんなに比喩しなくていいんじゃないってちょっと思っていて。
前にこれ、トギャッターで求められたんですけど、今の20代にとって受けるめっちゃぶっちゃけは古い言葉だという話っていう。
トギャッターがちょっと混ぜてるんですけど、古い言葉だから若者に通じないのはそうかもしれないですけど、若者にしか通じない用語もあるじゃないですか。
20代だけで流行っている用語もね。
20代にしか流行ってない用語は知らないと乗り遅れるみたいな空気なのに、40代にしか使ってない用語はもう古くて生き遅れるっていうのは、別にどっちも世代だけで通用しないからどっちもどっちでいいんじゃないって思ってしまうんですけど。
なんかこう若い人の意見を聞かないとまずいというか、若い人の流行っている言葉の方が価値があるみたいなのは、なんかちょっと自分たちを比喩しすぎだなとかちょっと思うんですよね。
で、モダンエルダーを読んだ時に、本当にこれ当たり前のことしか書いてないと思うんですけど、年取った方が経験値が多いから有利でしょっていう。
なんかこのぐらいもうちょっと年取った人たちは自信持っていいんじゃないかなっていうのはね、この本で思ったんですよね。
うすだ
あれ僕結構読んだんだけど、あんまそういう話になかったけど。
kai3
僕のね受け取り方はそうなんです。え、じゃあ80%のうすださん的な受け取り方はどうでした?
うすだ
僕もねそんなにそうだなとは思うんですけど、基本的にいいことが書いてあったというか、要するにノウハウというか、知恵。
あとはこういう時にどうしたら、会議で揉めている時とか、本当はこうすべきだったらどういうふうにフィードバックしてあげたらいいんだろうみたいな、割と具体的な話まで書いてあって、本当そうだなみたいなところはあるんですね。
まあだからそういう何でしょうね、知見とか人へのコメントの仕方とか、まあそういう気遣い。気遣いっていうとチンプなんですけども、そういうことは延々書いてあるので。
で、これ面白いのが、エアビーに入ったこのなんだっけ、チップコンディさん、もともと自分でホテルチェーンをやってたんですよね。
kai3
うんうんうんうん。
うすだ
ホテルを自分で作って、本当に若い時に作ってグイグイやってて、エアビーに入った理由もこのホスピタリティがエアビー全然わかっていないのでガツンとやってくれみたいな感じで、表現が違うかもわかんないですけどらしいんですよ。
でも僕ね、一番本題と関係ない話をして面白かったのは、創業後間もない頃エアビーの中でホスピタリティは癒やしい言葉だと思われてたっていうのがちょっと面白くて。
06:09
kai3
うんうんうんうん。あそこ読んだ気がするな、はい。
うすだ
ゲストは旦那様奥様とか呼ばれて、心の触れ合いがないみたいな風にエアビーの中では思われてたと。
で、そうかもしれないけど、実はそうじゃないし、エアビーの一番評価が高いホストって実は60代の女性らしいんですよ。
とか、なんかそれがすごい丁寧に説明してて、どうしてそうなるのかみたいなのが、エアビー自体は見えりやる世代向けみたいな感じで始まったけど、
蓋を開けてみたら、評判が高い人ってやっぱりそういうある程度50代60代のホストの方が欲しいというか評価がすごく高いみたいな。
それがこういう理由ですよみたいなことがちゃんと書いてあるんで。
ホスピタリティって確かにピンとこないんですけども、割とこの本ホスピタリティ軸で書いてあるような気がしてて、
こうこう追っていくと結構面白いのかなっていう気がしましたね。
kai3
なるほど、確かに。
うすだ
あんまね、エルダーの話と関係なかったんですけど、あの、癒やしい言葉だって思われてたって結構面白かったですね。
kai3
僕そういう意味ではさっきの回収なんですけど、1章で止まった理由は2章からは結構スキルとかの話なんですよね。
こういう風にやるといいよみたいな話をするよってもう1章で書いてあって、
モダンエルダーがどんなものでどうしてモダンエルダーが大事なのかみたいな話がほぼ1章で終わってしまっていたので、
そこで一回止まってしまったっていうのが理由なんですけど。
そういう意味ではこのスキルセットとしてすごくいいことは書いてあるんだろうと思うんですけど、
多分僕が、もう割とモダンエルダー側の人になっちゃってるから年齢的にはね。
なのである程度、そこのやり方が困ってる感じは僕はなかったので、そこでちょっと止まっちゃったなと思ってる感じではあるんですよね。
はい。
ただここの定義しているモダンエルダーの価値っていうのが、年寄りだったら頭がいいわけじゃないっていうのが僕はものすごく面白かったんですよね。
うん。
やっぱこう、若い人を見てて、そのやり方絶対失敗するなとか分かっちゃうわけじゃないですか。
うん。
絶対って言うからよくないかもしれないけど、自分たちが通った道できっと同じことでつまずきそうってところはやっぱり年寄りだと見えちゃうところがあるので、
でも今ってなんかそれを言うのもなんか良くないというか、いや若い人の方が新しいことができるみたいな風潮ありません?
うすだ
僕そういう意味ではこの本題とはずれますけど、若い人の方が柔軟だっていうのにすごく抵抗があるとか違和感があったりしますね。
kai3
それは僕の言ってることに多分近い気はしますけど。
うん。分かります。
うすだ
割とね、若い人の方が自分のスキルみたいなのを結構信じてるから自分にはここしかないみたいな、自分の勝負パーツみたいなのはこれだみたいに思ってることはちょっと多くて、そういうんじゃねえよなみたいなのは結構あるような気がするんですよね。
09:04
kai3
分かります。
うすだ
スキルとか自分の強みみたいなのに固執したがるみたいな、でもそんなに人とかビジネスとかも含めて別にあなたの個人のスキルってそんなに興味ねえなみたいなことってありません?
kai3
いや、すごい思いますよ。
うすだ
それよりこの仕事が上手く進めばいいんだけどなみたいな、なんかそういうのはちょっと関連してあるかもしれないですね。
kai3
うん、でも自分が若い頃まさにそういう感じだったのでより分かるなっていう。
一方でこう、年取った方が仕事に有利なんですけど、経験値持ってるし、要はゲーム何週もしてるわけじゃないですか。
はい。
なんだけど、でも若者の方がシンプルに柔軟じゃないかもしれないけど、やりたいことをやれる可能性はめちゃめちゃ残ってますよね。
単的に言うと生活コスト低いし、前例がないことをやった時の、うまくいかなかったとしてもリカバーしやすいじゃないですか、若い人の方が。
例えば独身で社会人になりたてる子だったら、最悪その仕事がうまくいかなくなっても再就職したりとかバイトして暮らすとかできると思うんですけど、
多分年取るとそれができなくなっちゃうんですよね。やっぱりそこの冒険力はどうしても落ちちゃうので。
うすだ
モダンエルダーは冒険できるぞっていうことが書いてある本だったよ。
kai3
いやだからね、そこがね、僕怖いなと思って、職場での働き方としては僕全然冒険していいと思うんですけど、ただ現実問題、家族がいるとか、接待収入落とせないよなとかいう現実もあるじゃないですか。
そこはちょっと割引いて読んだ方がいいのかなとはちょっと思ったんですけどね。
うすだ
僕もこの本で気になったのは子育てと介護の話が出てこないんですよ。
kai3
あーそうそうそう。
うすだ
そういうこと?
kai3
うん、そう、それそれ。
うすだ
それはね、ちょっと思います。考え方というか、これからはこうなるよっていうコンセプトとしては多分その通りだと思うんですけど、
人を個別の事情だったりね、特に介護とかはいつ来るかわかんないみたいなことにどう向き合うかみたいなのは割と薄いかもしれないですね、この本は。
kai3
まあね、そこは考えない方がシンプルに40代以上の価値を見出してみるこの本は正しいと思うんですけど、
現実にじゃあ、よし40代以上も輝けるって、転職だってはなれないよなっていうこの難しさ。
うすだ
あとこの方がそもそもホテルチェーンを作って世界2位までに引き上げた成功者だから。
kai3
そうそう、めちゃめちゃ優秀な人なんですよね。
うすだ
そう、引く手数多だっていうところですよね。
本のダメ出しになってるけど。
kai3
いや、ダメ出しじゃないと思うんです。僕はすごい勇気づけられる本だと思ってるんですけど、
1章で止まった人間だから、僕1章とその先で読み方が違うのかなと思ってて、
職場において職場の賢者を目指すのは何もその転職したいとかスタートアップいくってことじゃなくて、
40、50になって若手の意見がうまく聞けなくなったみたいな人たちが、
そのホスピタリティの気持ちを持って、ちゃんと話を聞きましょうっていうお話だと思うんですよね。
12:02
kai3
きっとこの本でちゃんと伝えるべきは。
それはすごい大事なスキルと思うので、この人の背景的に、
じゃあ40代でいきなりスタートアップとかそういう話ではないんだろうなっていう。
それにはさっき言った子育てとか介護とかの問題も多分ついてもあるんで、
もしくは結婚してたら2馬力でトンバタだけできたらいいかもしれないけど、
そうじゃない過程もあるかもしれないし。
なんていうんだ、バランス的に今、若者の方がZ世代って言われたりとか、
若者の方が柔軟だとか言われやすい中で、
もうちょっと年をとった人たちの経験値って評価されていいんじゃないって見たら、
この本は素晴らしいと思うんですよね。
一方で若者とはいえ、体力もね、やっぱり徹夜できなくなったとか、
そういうのもあるので、若者は若者すごいんだけど、
それってもうどっちもいいとこあって、どっちも悪いとこあるだけなんですよ。
なんか若者が一番すごいとかでもないし、
年とった中高年があんまり若者に迎合しすぎるのも、
もうちょっと自信持っていいんじゃないって見たら、この本はすごい面白かったですね。
面白かったけどまだ読んでないんだけどね、一章しか。
うすだ
読もうよ。
kai3
いやでも、これ聞いてる人はやっぱ30代40代、この番組多いっぽいので、
年とった時の働き方っていう意味では、僕はすごく、
いい学びがあるんだろうなと思って、この先ももちろん読もうとは思ってるんですけど、
一章を読むようになった時点で結構満足度が高かったっていう。
うすだ
はい。
kai3
他に何か面白いフレーズとかありました?
うすだ
この人がホテルを辞めた理由がね、
ホスピタリティビジネスをやりたくてホテルをやってたのに、
ビジネスのためのホスピタリティになってしまったから、
しまったように感じたからだったっていうところにメムは。
kai3
あーなるほどね。
うすだ
まあ結局ね、ポジションが上がって、社長で雇用がどうこうとかそういうことを考えていくと、
本当はゲストに向き合う仕事をやりたかったのに、
投資家とかビジネスに向き合うしかできなくなっちゃったみたいなことが書かれていたのはちょっと面白かったかな。
kai3
売れてくビジネスにはもう付き物のやつですね。
儲かるためにやりたいことがやらなくなっちゃったみたいな。
うすだ
人生をかけるつもりだったけど、いつの間にか変わってしまって絶望したみたいなのはちょっと面白かったかな。
面白かったのに、あとね、カルチャーフィットっていう言葉を使わないっていうのはちょっと面白かった。
kai3
それ面白い。ちょっと教えてください。どういうことですか。なんかいい言葉なのに聞こえるけど。
うすだ
そうそうそう。結構最近カルチャーフィットってよく言うじゃないですか。
kai3
うんうん、聞きますね。
うすだ
フィットってどうなの?あんまりこう、なんていうの、ダイバーシティがないというか、やっぱりフィットっていうと価値観とかにバイアスが出やすい言葉だから、
言い換え、カルチャープラスとか、コアバリューフィットとか、とりあえず用語の面でも言い換えて、彼はカルチャーフィットしてますかね、みたいなことを聞かれて。
kai3
あーなるほど。
うすだ
言いたいことはわかるけど、違和感があるな。
15:02
うすだ
例えばだから、その時に一緒にビールを飲みに行きたくと思えるような人ですかと聞いてくれたらよかったのにと思うって書いてあるのね。ちょっと面白くない?
kai3
面白いですね。
うすだ
カルチャーフィットってちょっと排除の論理がやっぱり入ってるんじゃないかみたいな。
kai3
うんうんうん。俺たちの色に合うかどうかみたいなイメージですもんね。
うすだ
そうそうそう。そういうところがあるからあんまり使わない方がいいんじゃないのっていうのはちょっと面白かったかな。
kai3
それはいいフレーズですね。
うすだ
ね。結構さ、日本今割と使ってる会社多くね。
kai3
結構聞くフレーズな気がしますね。
うすだ
これはそうだなと思って。カルチャーフィット言いたい人の気持ちもわかるんですよね、ただ。
どう考えてもさ、会社の雰囲気とか空気感にあよってる人って絶対的にこの採用可否に関わると思うんですけど、
でもこの言葉を持つちょっと暴力性みたいなところにちょっと違和感を持ったっていうコメントは結構面白かったかな。
kai3
本質的にはすごく大事なことだと思うんですけど会社の色に合ってるのが。ただそれを方針として打ち出すとちょっと強すぎるってことですよね。
うすだ
そうですね。
kai3
ちょっと攻撃的な言葉ではあるし。
うんうん。
その面白い提言ですね。
あとねこれ、モダイナラ絡みじゃないんですけど、年齢が言ってる中高年中高年のスキルセットがあるし、
若者には若者なりの新しい考え方だったり、体力とか武器があるんで、僕はそれぞれの世代がそれぞれに尊敬し合えばいいと思ってるんですけど、
中高年に出がちな一番良くないところが、この俺たちの時代はってこういう上から語る問題。
この間ね、あの、ナンバーでやってたインタビューでおぼんこボンのインタビューが載ってて。
おぼんこボン知ってます?最近話題になってるおぼんこボン。
うすだ
最近話題になってるんですか?知りませんけど。
kai3
知らないですか。あの、水曜日のダウンタウンという番組で、おぼんこボンってものすごい仲悪いコンビとして有名だったのを、
一回ドッキリ仕掛けたら、解散ドッキリ仕掛けたら本当にキレちゃって、で、その後、何とか二人を仲良くさせるっていうドキュメンタリーをやったんですよ。
結局おぼんこボンが仲直りして、その番組が面白すぎて、確かギャラクシー賞かなんか受賞したのかな。
で、それきっかけでおぼんこボンがすごいブレイクして、おぼんこボンを見にみんな行くぐらいのところで今話題になってるんですけど。
で、おそらくちょっと気持ちよくなって行っちゃったと思うんですけど、おぼんこボンの自分たちの話の時に、
あの、たけしの話題が出て、ちょうど今浅草キッドとかがね、ネットを引き立ててるじゃないですか。
ビートたけしってすごいよねみたいな話から入ったんだけど、たけしのやり方は漫才じゃないとか、たけしが漫才をやめたのは、
もうネタなんか考えられなくなったからで、俺たちはいつまででもできるわみたいなことを言っていて、これがモダンエルダーでは一番やってはいけないアンチな振る舞いなんだろうなっていうのを思ったんですよ。
難しいんですよね、バランスが。経験値があるほど言いたいことを、情報は多いわけじゃないですか。スキルもあるし伝えられることを。
18:04
kai3
でもこの伝え方が上からになっちゃったり、俺は知ってるからお前ら間違いだってなっちゃうと、せっかくのモダンエルダーの価値が生きなくなっちゃうんだろうなと思って。
でも年取るとこういうの出がちになっちゃいますよね。これはよくできてるみたいな感じで。
モダンエルダーはすごい、中高年のいいことを書いてるんだけど、中高年に出がちの悪いところとかが僕反動でいろいろ考えてしまったなっていうのがこの本の時の感想なんですよ。
わかります?
うすだ
そんなようなことも後半に書いてあったじゃないかな。
kai3
お、素晴らしい。じゃあちゃんと後半まで読もう。
気がするぞ。
いや、あんまり上から物を言ってはいけないみたいな。
うすだ
そういう、でも直接的なノウハウっぽいことも少しまとめて書いてあった気がしますね。
この「みんなの言う前じゃなくてちょっと引いたところで、命令とか指示っぽくじゃなくてどうしてそうしたの?」みたいな聞き方をするみたいな、そんなような話があった気がしますね。
kai3
大事なやつですね。みんなの言うチャットの前で怒ってはいけないってやつですよね。
そういう意味ではこの本はやっぱり、その言うスキルセットも含めてちゃんとフォローされている素晴らしい本なんですね。
うすだ
基本的には相談される人になり方みたいなことはやっぱり書いてあるんで、そのために時間をつく。
時間も絶対ね、仕事やってると足りなくなるんで、働いてる時間のこれぐらいは取った方がいいみたいなことまで書いてあった気がする。
kai3
物事が最近40代以上に向いてるじゃないですか。
うすだ
そうですかね。
例えばコンテンツとかの作品がリバイバルが増えてきてリメイクとかリバイバル。
kai3
そのあたりをターゲットしてるんだけど、仕事とかビジネス面で言うと、なんかもう中高年でバカにされやすいキャラでもあって、要はオッサン的なフレーズで。
そこに対して、その人たちもちゃんともっと自分に自信持っていきましょうって言うと、僕はすごい良い、モダンエルドはすごい良い提言だなと思うんですよね。
だからちゃんと僕も最後まで読んでそのスキルセットをきちんと身につけようと思いました。
うすだ
はい。
kai3
(エンディング)
(エンディング)
20:12

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