2024-12-06 15:42

Jリーグのある騒動から見えるもの

毎日新聞出版社長 山本修司
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今日の学ぼう社会のカギですが、サッカーJ1、このサッカーのJ1リーグなんですけれども、
勝ち点69のビッセル・神戸が現在主位に立っておりまして、68のサンフレッジ・広島が2位、
66のFCマチダ・ゼルビアが3位につけているということで、3チームに優勝の可能性が残されたまま、
あさって8日に最終戦を迎えるということなんですね。
実は、今期このマチダをめぐっていろいろと騒動がありまして、ここにも出戦が集まっているということで、
この騒動の内容、そしてそこから見えるものについて、サッカーの選手、審判、指導者を全部経験したという、
毎日新聞出版社長の山本修司さんに、このことについて解説をしてもらいたいと思います。
山本さん、おはようございます。
おはようございます。
まずこの騒動なんですけども、知らない方もいらっしゃるかもしれないということでご説明しますが、
いずれもマチダの選手によるものなんですね。
ペナルティキックを獲得したときに、その選手がボールに水をかけたりとか、
ロングスローっていうのがあるんですけど、これをする際にピッチサイドにあらかじめタオルを置いておいて、
ボールが滑らないように吹いたりという行為をめぐって、ちょっとトラブルになったことがあったんですね。
これちょっと解説必要なんですが、ペナルティキックのとき、ボールが濡れると滑るので、キーパーはとても不利なんですね。
ボールが濡れてると、雨のときなんかそうなんですが、地面にかするようなボールを蹴ると、
ツッと滑って急速は急に回すので、キーパーはとても慌ててしまうんですね。ということがあるんです。
スロインというのは、タッチラインをボール側で出したほうじゃないほうが、
スロインといった両手で頭の上をこうして投げてるんですけど、
これ片手で投げるのと違って遠くに飛ばすの難しいんですね、本来は。
ところが選手の中には、これものすごい遠くまで投げる選手がいてですね、ゴール前まで届いちゃうと、強いボールが。
こういう選手がいる。これ町田にはいるんで、これ大きな武器なんですね。
守備側にとっては、ある意味コーナーキックで危険だということなんです。
ただ雨が降ったりするとボール滑るんで、非常にヤッキーだななんて思うんですけど、
町田はこのときのために、ビニール袋の中に乾いたタオルを入れて拭いて、投げてたということなんです。
これに対して広島が怒りまして、ビニール袋を撤去したり、
袋の中に入ってるタオルに水を入れて濡らしたりということがトラブルになったんですね。
ペナルティキックのとき、PKとも言うんですけど、
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町田の選手がペットボトルを持ってきて水をダバダバかけてですね。
これ何やってんだって、守備側も抗議してですね。
審判はその濡らしたボロボロ変えろというふうに命じたんで、
町田の選手もなんでだみたいなことでちょっと揉めたこともあったんですね。
この抗議、ルール上はボールを濡らしちゃいけないとか、タオルで拭いちゃいけないとか書いてないんですね。
またそれが大変ルールに書いてないじゃないかということで揉めてしまうことに繋がったわけですね。
私は審判した立場から言うと、若干町田の抗議には問題があるのかなと思うんですね。
一方で町田の黒田監督は、相手が用意したビニール袋をどこか隠したりとか、
袋を開けて水ぶち込むなんてのは反スポーツ的な行為じゃないかということで非常に抗議してると。
お互い水かけろになっていると。
うまいこと言います。
水だけにね。
この辺、松下美月さんどう思われますか。
僕はこれルール上間違ってないっていうか、ルールに書いてないわけだから、
戦略として町田がやってることはいいんじゃないかって思うんですよ。
確か町田の監督って青森山高なんかの監督やってたんですよね。
そうですね。
だから要はJリーグ経験してないんですよ。
そういう意味で言うと勝利に向かっていくいろんな作戦だから、しかもフリースロー、
すごい遠くに投げられる選手とか、武器じゃないですか。
いいんじゃないですかって僕は思いますよ。
確かにね、ルール上はダメではないっていうことならばいいんじゃないかと思うんですけど、
ただそのやり方が子供っぽいというか、
なりふり構わずで、それって見てるファンもどうなのって思いそうな気はしますね。
そうなんですよね。
私も両方あると思うんですね。
結局これ審判が決めることになるんですが、
もともとPKっていうのは、蹴るほうが圧倒的に有利なんですね。
時々止められたり外したり、私も何度も外して怒られましたけど。
ボールが濡れたとさっきほど言ったように非常にキーパーに乗ってフリーですけども、
雨ならしょうがないんですね。
私も雨のときはそれを利用してツツッと滑るボールを蹴ったりするわけですけども、
今回の場合しかし不可抗力によらず自分に有利な場面を作り出すと。
ペットボトル持ってきてダバダバッと駆けるって、
ちょっとやりすぎなのかなという面はあるかなとは思うんですね。
一方で雨が降った際にロングスローを投げるというとき、
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これまでも時々見たと思うんですけど、
ボールをお腹の中に入れてちょろちょろっと拭いてる。
ちょっと可愛らしいんですけど。
そういうことをやったり、ベンチに近かったらバーッとタオルを持ってきてちょろちょろと拭いたりとかですね。
特に時間も浪費しないし、まあいいんじゃないのと。
このピッチサイドに袋を置くの何が問題かというと、
よく勢い余って飛び出したりしたときに、
これずっと滑って危ないんじゃないのという面もあったりもするんですね。
しかしそれを戦略上、高校サッカー出身で新しいことを考えついていいじゃないかという面ももちろんあるんだと思うんですね。
あくまで審判の裁量の範囲内ということになるんですが、
実はサッカーのルールっていうのは非常にシンプルですね。
17条しかないんですね。
もう聖徳大使と一緒で。
17条しかない。とてもシンプルで、
多すぎるのはちょっとややこしいんですが、
あとは第一条がフィールドですね。
フィールドってのはこのぐらいの広さでなきゃいけませんよとか、
こんな線描いてくださいとか、
ボールはこのぐらいの大きさでなきゃいけないとかですね、
革とか合成比較でなきゃいけませんとか、
競技者の数は基本11人ですよとか、
こういう非常にシンプルなんです。
相手は蹴っちゃいけませんとか、押しちゃいけませんとかですね。
野球とかアメフトなんかは結構細々いろいろ書かれてるんですけど、
サッカーはそういうルールなんですね。
ですからいろんなことが起きるんですね。
例えばJリーグじゃ起きないんですが、
私のレベルだと犬が入ってきてゴールしちゃったとかですね。
少年なんかの場合、フィールドが狭いので、
台風近づいてるのに無理矢理やってですね、
こんなキックを蹴ったボールはコロコロと転がって、
自分ちのゴールに入っちゃったみたいなこともあったりっていうですね。
こんなキックを蹴ってですね、
普通相手のゴールのとこ行くんですけども、
Jリーグじゃ絶対ありえませんが、
自分ちのゴール入ったらどうなると思います?
いやいや、オウムゴールで得点入っていくでしょ。
オウムゴールみたいですね。
そんな感じなんですが、
実はこの辺はちゃんと書かれててですね、
コーナーキックというのが書かれてるんですが、
これ17条に書かれてるんですけども、
相手チームのゴールの限り直接得点できますよと。
相手チームのゴールに限ってちゃんと一応書いてあるんでですね、
オウムゴールにならないんですよってのがあるんですけども、
条文を当てはめていけばいろんなこと起きるんですけど、
まあまあ解決できるんですね。
先ほどが言ったように、
町田の小枝どこにも書かれてないっていうことなんですが、
サッカーの講習会なんかがあるとですね、
実はサッカーには18条というのがあるんだと。
これはコモンセンスなんですよと。
常識なんだと。
サッカーには18条という見えないルールがある。
ですから全て常識で考えなさいということ。
サッカーはとにかく紳士のスポーツですから、
本来は審判いなくてもやれるようなのが理想じゃないかと私は思ってるんですが、
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プロの場合もちろん生活かかってますし、
それはもう勝利のためには何でもやるぞというのがあるというのは仕方ないんですが、
しかし書かれてないからといって何でもありかというと、
そういうこともないだろうなと。
そうですね。
町田の黒田監督のイメージも言ったら、
反スポーツ的行為じゃないかっていう言い方です。
これ実はルールブック書かれててですね、
昔は非紳士的行為と言ってたんですね。
これ警告のなる反則なんですね。
かつて有名なジーコがですね、
カズがPK蹴ろうとしたらそれを横からツバ履きかけて邪魔したなんてなってですね。
当然これイーローカードもらったんですが、
これは非紳士的行為ということなんですね。
紳士はそんなボールにツバなんか入っちゃいけませんと。
イーローカードを受けたんですが、
今回ジャブジャブっと水をかけた行為っていうのは、
これとはだいぶ違いますけど、
延長線上にあるんではないのかと。
審判の判断で決めることなんだと思うんですね。
こういったこと最近多くてですね、
今国会でも公選法改正っていうのが進んでますけど、
発端となったら車で追いかけ回すとかですね。
選挙ポスターの枠を自立上売ってるようなことをするとか、
非常に品を変えたポスターを貼ってしまったとかですね。
法律ではもちろん想定してないんで禁止はしてないんですけども、
普通常識で考えればわかるでしょうみたいなことが、
行われたんでちょっと法改正をとなってるんですけども、
それもどうかなと。
本来常識内でやるべきことなんではないかなと思うんですね。
やはりちょっと青いくさい言い方にはなりますけど、
フェアプレーっていうのは大変大事な精神でして、
実は国際サッカー連盟、FIFAですね。
ここに加盟してる国の数ってのは国連より多いんですね。
ですから国や人種とか民族とか宗教を超えてですね、
ボール一つでやる競技ということですから、
やはりルールの範囲内で正々堂々と競い合ってですね、
お互いを尊重し合って成り立つという競技ですから、
この辺のいろんな論争はありますけど、
やはり常識でいろいろと考えてですね、
サッカーやファンも含めて今回最終戦に向かいますが、
すがすがしいサッカーをやってほしいなというのが、
私の願いということなんですね。
そうですね。
おっしゃることはよくわかるんですが、
マチダのファンは優勝してほしいという思いがあって、
今までそうやってきたんだから、それを変えなくていいんじゃないかっていうふうに。
だって、このマチダがJ1でこんな優勝争いをするって誰も思ってなかったでしょ。
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そうなんです。それでマチダにしてみればですね、
高校サッカーの監督が来て審査者でですね、
不当にいじめられてるような感覚になってるっていうのもあるんですね。
これやっぱり無理からないところで、
だからこうやってる行為を非難されてるのは要するに、
僕たちが審査者だからいじめてるんじゃないのと思われてる節もあるんですね。
これまで初めてJ1に来て優勝するってのは初めてのことですので、
ヒートアップしてるということなんですよね。
そうですね。でもやっぱりプロ経験してきた監督が優勝できないのに、
高校生を育ててきた監督がJ1に入って、
これだけチームを強くした、水で濡らしたりとかいろんなことはあるにせよですよ。
でもプロの監督何やってたんだって話じゃないですか、これ。
そうですね。もちろん今、高校サッカーの監督っていうのは、
高校サッカーだったら皆さんS級というですね、
プロを教えるライセンスを持った人がだいたい強い選手をやってますけども、
まさにそうなんですよね。
それから町田の名誉のために言うと、
ボールを濡らしたからこれまで勝ってきたわけではなくて、
これは騒動にはなりましたが、それで勝ってきたわけでは決してないわけです。
そうですよね。
戦術いろいろあってですね。
絶対それはないと勝てませんよね。水を濡らしただけではね。
ですから、これがあったから勝ったわけでは決してない。
少なくともJ1の優勝の行方っていうのはそういう意味では注目。
接戦で面白いのは面白いですもんね、サッカーファンとしてはね。
もうあさって楽しみですね。
福岡10位で大変。
残念なビスパはちょっと残念だったんですけども。
ということで、今日はJ1の優勝争いをしている、
特に町田と広島の戦いについて解説していただきました、
毎日新聞出版社長山本修司さんでした。
どうもありがとうございました。
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