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お盆休みも後半に入りましたが、全国各地の観光地など、大勢の観光客で賑わっています。
特に東京、横浜、大阪、京都。京都も新幹線で通ったときも、ホーム外人だらけだからね。福岡ももちろんなんですけれども、円安の影響もあってインバウンド、海外からの観光客が増加して、恩恵を受けるところはそれでいいんですけれども、
このあまりの多さに、地元の人たちの生活に悪影響が出る、いわゆるオーバーツーリズムというのが問題になっております。観光客増えるのはいいんだけど、このオーバーツーリズムどうやって取り組めばいいんでしょうかね。
今日は毎日新聞出版社長の山本修司さんにそのあたりを聞きたいと思います。山本さんおはようございます。
おはようございます。私は先週、大分の別府の高校のサッカー部の同窓会をやりまして、帰ってきたんです。橋本さん大分前鶴と。
はい、大分の出身です。嬉しいです。
私は別府鶴見川川高校という。
そうですか。
兄が大分前鶴なんですがね。
あら、とても嬉しい。
すいません、関係ありませんが。
もうちょっと山本さん、いつもと違ってデレデレしてますよ、顔が。
ちょっとやっぱり大分と聞くとですね。
嬉しいですね。
東京から一泊でですね、行ってきたんですけど。
別府というのは世界第二の輸出量ということで、非常に有名なんですけど、空港があまり近くないということで。
福岡みたいに割安の路線もないということで、なかなか大都市から来ないということでですね。
昔からのインバウンドなんていう言葉がある前から、韓国とか台湾とかですね。
そういったところからの観光客がとても重要だったんですね。
福岡から見ると別府というのは非常に田舎の都市ですけども、
40年以上前からの路線バスの主だったバス停ではですね、
日本語はもちろんですけど、英語、韓国語、中国語のさないアナウンスが当たり前に流れてたんですね。
今回帰ってみると、アジアだけでなく欧米からのお客さんも多かったんですけど、
混み具合は適度という感じですね。オーバーツーリズムという感じはしなかったんですね。
このオーバーツーリズム、観光郊外なんていう言い方もされますけども、
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先ほど言ったように2000年より前にはこういう言葉なかったんですね。
振り返ってみますと、小泉純一郎さんが総理大臣だったときの2003年に、
日本は観光立国を目指そうということで、ビジットジャパンキャンペーンというのを始めたんですね。
そのときはまだ訪日客というのは521万人ということで、
なんとか2010年までに1千万人にしようということで目標を立てたんですが、
ちょっと3年遅れたんですけども、2013年に1千万人突破と。
この辺りからインバウンドという言葉が使われるようになって、
その後、訪日客増え続けて、2018年についに3千万人突破と。
昨年は過去最多の3,687万人。
5年後の2030年には6千万人にしようという目標を立ててるんですが、
でも専門家によると十分達成可能だということなんですね。
で問題になるのがオーバーツーリズムなんですけど、福岡もすごいですよね。
僕が聞いた、飲食店の方から聞いた話だと、
韓国人の方が押し寄せるお店があるんですって。
焼肉屋さんなんだけど、韓国で食べりゃいいじゃんと思うんだけど、
インフルエンサーとかでそこに来ると。
でもそこのオーナーさんは日本人に迷惑かけちゃいけないから、
日本人のお客さん断ってるんですって。
韓国の人だけに入って食べてもらうようにしたと。
そうしないと日本人に迷惑がかかるというようなことをやっていらっしゃる、
飲食店のオーナーさんもいるって聞いたことありますし、
観光ガイドに乗ってないようなところに、
一般の、僕は福岡にも部屋借りてるんですけど、
その近所の定食屋さんにも来ますからね。
インバウンド客が。どこでどう調べて。
ただおばちゃんがやってる定食屋ですよ。
すごいですよ。
橋本さんも大分実家のほうは。
そうですね。大分のほう。
私は今ゆふ院に住んでる実家があるんですけれども、
買い出しに行くのも大変で、平日でも渋滞が多いですし、
道が狭いので、福岡と違って、歩くのも大変。
あとは歩いていても日本語があまり聞こえないような、そんな状況です。
まさにオーバーツーリズムで地元の方は困っているってことですよね。
困っているところもあるんじゃないかなというのは思います。
どうでしょうか。
福岡は私も行きつけの屋台入れない状況に。
皆さんこの言葉ご存知だと思うんですけど、
JTV総合研究所というところがしっかり定義してるんですけども、
特定の観光地において、訪問客の著しい増加などが、
地域住民の生活や自然環境、景観などに対して、
受人限度、我慢できる限度を超える負の影響をもたらしたり、
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観光客の満足度を低下させるような状況という説明をしてるんですね。
まさにそういうことなんですね。
ですから逆に言うと、訪日客が増えても、
例えばそういう地元の人に迷惑かけないとか、
ゴミのポイ捨てとかいうふうに問題になっているようですけど、
マナー違反とかですね。
地元の人が雇われて潤っていくという、
雇用とか賃上げに役立っていくということが実感できれば、
ある程度受け入れられるかもしれないなということなんですけど、
じゃあどうすればいいかということなんですね。
で、ひとつやっぱり指摘するのは、
松下さんさっきおっしゃいましたが、
インバウンドの行き先ですね、
京都なんかもそうですけど、
あまりにも偏っているということですよね。
東京、京都、大阪、北海道、福岡ですね。
こういったところで、
こういったところに70%が集中しているというデータがあるんですね。
もし6000万人目標すると、
ここに倍近い人が来るともう大変なことになるということですね。
ですから分散しなきゃいけないということなんですけども、
先日毎日新聞出版が発行している週刊エコノミストで、
星野リゾートの星野義晴さんですね。
この方のインタビューをしたんですけども、
この方の言葉にちょっとヒントがありまして、
もっと日本は自然観光に大きなチャンスがあるんじゃないかと。
まさに東京、大阪とか京都、こういったところ、
福岡もそうなんでしょうけども、文化観光と言われてるんですね。
こういうのは得意なんですけども、
カナダとかスイスみたいな自然観光ですね。
ゆふ院なんかはどっちかというと自然観光なのかなという気もするんですが、
これをもっと展開すべきだと。
日本には北海道から沖縄まで国立公園が35あってですね、
シレトコみたいな世界自然遺産が5つあると。
これもっと利用すべきではないかと。
そうすると大都市への集中を減らせるんじゃないかということなんですね。
それから交通とかいろんな環境整備をするための財源確保のために、
国際観光旅客税というのがあるんですね。
出国税とも言われるんですけども、
これ引き上げたらどうなんだという議論があるんですね。
先日私がこの番組で宿泊税とか入島税というお話をしたことがある。
これと結構同じようなものかなと思うんですけども、
今の原則として航空会社なんかはチケット代金に上乗せする方法で、
出国1回につき1,000円を徴収してるんですね、観光客からですね。
これ国に収めるんですが、
諸外国でやっぱり3,000円ぐらい取ってる、3倍ぐらい取ってるということなんですね。
これもうちょっと取っていいんじゃないのと。
それでもっと環境、交通の便を良くするとか、
宿泊施設であるとか、さまざまなものに当てていけばいいんじゃないかというような発想もあるんですね。
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そうですね。
ただ一番オーバーツーリズムで心配なのが、
法日客の排除みたいな感じですね。
これが一番困るんでですね。
参議院選でも日本人ファーストなんていう言葉を使ってですね、
外国人を排除するような主張が目立ったんですが、
日本は移民が少ないんで、
こういった日本人ファーストみたいなことに共感をする人たちの、
共感した背景には、
オーバーツーリズムがあったことは多分事実だと思うんですね。
実際ヨーロッパでは反対デモが起きたりですね、
流入を制限したりっていうことが起きていて、
オランダのアモステルダムなんかは、
観光PRのためにいろんな海外の事務所を持ってたんですが、
これを閉鎖しているということなんですね。
でもこういった形になると、
日本に来たい人たちにも、それから、
売り終わってほしいなと思う地元の人にも、両方にも大変不幸だと思うんですよね。
先ほど松下さんおっしゃった、日本人に迷惑をかけないようなやり方みたいなことがありましたけど、
とにかくこのインバウンドが外国人の方を排除することにつながるのは、
何としても避けたいなと思うわけなんですよね。
そこが難しいなと思うのは、
じゃあ日本のマナーとか、
例えば宿泊施設でよく見るのは中国人の散らかし方とか、
綺麗に使わないとか、
日本人の感覚ではない、しょうがないですよ、それぞれの国の文化があるから。
だけどそこを分かってもらうというか、
そういうことをしていかないといけないんじゃないのかなとは僕は思いますけどね。
別に排斥するんではなくて、マナー守らない人には何かペナルティがあるとかね。
そういうことも作っていかないと法律で。
確かにそういうPR必要だと思うんですよね。
神社物価経営の落書きとかもってのほかですしね。
YouTubeとかTikTokの撮影のために取り容度とか、
ああいうことは罰しなきゃダメじゃないですかね。
婚姻があってしていったら罰しなければいけないと思うんですけど、
そもそもそのマナーを知らないことによって起きてしまうことっていうのは、
受け入れる日本側にも問題があるのかなとは思うので。
知ってもらう努力はするべきかなと思いますね。
ですから先ほど言ったような財源をPRに当てていくということも必要なんじゃないか。
私は別分の人間ですから、風呂の入り方なんかものすごく厳しいんですね。
タオルつけようもんならお前みたいな感じになるんですけども、
これやっぱり外国の方にもわかっていただくためのPRは必要になってくるんじゃないかと思うんですね。
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もう一つは日本の観光ということを見ると、
いつまでもこのインバウンド続くかというと、そういう保証はないわけですね。
そうするとやっぱり訪日客いっぺん等ということでは非常に困ると。
やっぱり日本人も気持ちよく日本のいいところを旅行するということが大事になってくるんですけども、
やはりこれが一番困るのは休みが重なって、今はお盆休みですけども、
重なっているということがやっぱり一番の問題になっているということなんですね。
欧米なんかバカンスがあるとかなんとか言ってですね、
日本は休み少ないと思われがちなんですけども、
実際国民の祝日はですね、年間16日あって、
イギリスの8日とかドイツの9日なんかに比べれば、実は多いんです。
ただ問題は全国統一で自立上固定しているお正月休みだ、
ここにあると思うんですね。
ですからそのお盆休みなんかは、
インバウンドと日本人の客でダブルでのオーバーツーリズムになっちゃうということになってくるということなんですね。
愛知県がちょっと面白いことやってまして、
2013年にですね、11月27日を県政150周年を迎えたということで、
愛知県民の日というふうに決めたんですね。
この県民の日の直前の1週間、
11月21から27日は愛知ウィークということにしてですね、
イベントやツアーなんかを実施してるんですけども、
このウィーク中に公立学校なんかが最低1日は休みにしましょうということで、
愛知の人はこの11月の27日近辺が旅行に行けるような休みとして設定されていると。
他の地域ここ休みじゃないんで、
こういったことをですね、広げていくのも一つなのかなと。
人によっては全国を地域別に分けて、
お盆休み1週間強制的にずらせとかですね。
いろんなアイディアはあるんですけども、
やはりいろんな地域でそれぞれ記念日とかを利用してですね、
分散化していくっていうのは非常に有効じゃないかと思うんですね。
ですからこういったことも含めてですね、
日本にはまだまだいいところもたくさんあるんで、
こういったこともPRしてですね、
休みの分散化であるとか、
先ほど出たような日本のマナーやり方もPRしてですね、
みんなが気持ちよく迎えられる、旅行できるという環境を作っていくとにはですね、
まだまだたくさんやれることがあるのでですね、
こういったことに取り組んでいければなと。
やっぱり国のせいにするのもなんですけども、
国が6000万とかっていう目標を掲げているならば、
それについての予算もつけて、
あるいはそういう環境づくりを民間にだけやらせるっていうのは、
これはちょっと無理があると思いますしね。
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そうですよね。
あと従業員の確保もそうですしね。
やっぱりそういうことも含めての、
やっぱり国がバックアップしていってくれないと苦しいのかなと思いますけども。
ただ自然、例えばしげとことか、本当にいいとこですけども、
あそこに人が押し寄せるとまたこれ、
しげとこがちょっと荒らされるんじゃないかとかっていう不安も正直ありますね。
増えるにしてもですね、
やはり押し寄せるようなものっていうのは、
どこにしても困るということですね。
やっぱりそこのマナー、自然を守る気持ち、
そういうことをぜひやっていただきたいなと思います。
今日はオーバーツーリズムにつきまして、
毎日新聞出版社長の山本俊さんにお話を伺いました。
どうも山本さんありがとうございました。