大滝詠一/サザンオールスターズの「この歌詞がすごい」
2023-08-25 12:49

大滝詠一/サザンオールスターズの「この歌詞がすごい」

この歌詞がすごい! ①ペパーミントブルー/大滝詠一() ②真夏の果実/サザンオールスターズ(
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はい、ニュースや世間の気になる話題を様々な角度から読み解いていきますが、早いもので今日がですね、最終金曜日8月のね、恒例でございます。この歌詞がすごいということで、今日は潟永さんが大好きな夏の歌2曲というふうに聞いております。どんな歌でしょうか。潟永さん、おはようございます。おはようございます。そうなんです。厳密に言いますとですね、うち1曲はタイトルだけで夏の歌ではなさそうなんですが、
後退賞の2曲をご紹介したいと思います。まずはこの歌からです。大滝詠一さんのペパーミントブルー、作詞は松本隆さんです。もう40年近く前、1984年発売のアルバム1タイムの1曲ですけれども、今も私が一番好きな夏の歌です。なのでちょっとじっくりを見ておきたいと思います。
はい、お願いします。
まずこの歌のタイトルに1つ仕掛けがあります。言われればアーっていう話なんですが、ペパーミントって緑色、グリーンですよね。
そうですね、ペパーミントグリーン。
もう一度タイトルを見直すと、ペパーミントとブルーの間に点があるんですね。
ほうほうほう。
ペパーミントブルーって色あんのと思うけれども、そうじゃなくてペパーミントとブルーっていう2つの言葉なんですね。
はい。
じゃあ何がペパーミントで何がブルーなのかは後で。
歌い出しはですね、眠るような日を浴びて君はブロンズ色、南向きのベランダで海を眺めているんです。
以前も言いましたけれども、優れた歌詞って最初のワンフレーズで聴き手に歌の世界をもう示してくれるんですね。
このフレーズで言うと、季節は夏で、まどろむような時刻は昼下がりでしょうか。
海が見えるベランダですから部屋、カフェのようなオープンスペースならデッキとかテラスでしょうからね。
なので私はリゾートホテルの一室が浮かびました。
そんな2人きりの部屋のベランダで彼女が穏やかな日を浴びて海を眺めています。
ここですね、日に上げた彼女を小麦色じゃなくブロンズ色ということで、
堀の深い大人の女性の肌のキメ細やかさまで伝わってくるんですね。
続いて歌詞は、柔らかな前髪のカール憂いがちな目を隠すとあって、
前髪のカールが目を隠すわけですから、彼女はビーチチェアに横たわっているんじゃなくて、
テーブルセットの椅子に少し前鏡で座っているのかなって読めます。
色の秘密なんですが、風はペパーミント、ブルーのソーダが指先に揺れている。
ペパーミントはどうやら色じゃなくて香り。
吹き抜ける風が彼女が持つグラスの青いソーダのミントの香りを運ぶから、風はペパーミントなのかなと。
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そして次の斜め横の椅子を選ぶのは、この角度からの君がとても綺麗だからっていう歌詞が私大好きで、
まるで一枚の絵みたいですし、あとどんなに彼が彼女のことを好きなのかも伝わりませんか。
ここでさりげなくすごいのは、綺麗という言葉の選択でして、無難なのはとても素敵だからなんですけれども、
それだとなんだか軽くてですね、綺麗だからの方が実感というか、うっとりと見惚れる様子が浮かぶんですね。
冒頭の小麦色かブロンズ色かもそうですけれども、この言葉の選び方が松本隆さんの松本隆さんとのゆえんで、
おしゃれですね。
まいりました。
ここまで1番は全て情景描写なんですけれども、
ここから2番は一点彼の思いです。
黙り込んだ貝殻が深みできらめくよというところが意味深で、いろんな解釈ができるんですが、
それがずっと言えずにいった言葉だとすると、そう大事なこと僕はまだ話し忘れてたよという大事なことは、
彼女をどんなに大切に思っているかということ、あるいは2人のこれからのことなのかなと。
するとですねその後の歌詞の沖を行く客船の汽笛、旅に誘ってもここを動かないというフレーズはですね、
沖を行く客船の汽笛が僕を旅に誘っても僕はここを動かないと読めて、
これからずっと君のそばにいるっていう決意に聞こえるんです。
でもこれ旅に誘ったのが彼で動かないのは彼女だと読むと全く意味が変わるんですが、
なのでここはまあ私のおめでたい観測です。希望も込めて。
そして続く波は時を砂に変え寄せる優しくそんな風に僕たちも愛せたらいいのに水のように透明な心ならいいのにっていうのは、
優しく繰り返す波音は時を砂に変えて止めたように穏やかで、そんな風に僕らも愛し合えたらいいね。
一点の曇りもなく信じあえてと読めます。
けれど彼女は抱きしめた両手から逃げます。焼きすぎて痛いわって。
大事なことを伝えようとするとはぐらかされる。もどかしさが募りますよね。
でももう彼の思いはぶれないから歌はこう閉じます。
空も海も遠のいていくよ君のはにかんだ笑顔だけを残してと終わるんですが、
そのはにかんだ笑顔が綺麗で愛おしくてもうそれしか見えないから空も海も遠のいていくのかなと。
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なんて美しい夏のラブソングだと私はずっと思ってきたんですが、
実はこの歌最後に残ったのは彼女の面影だけで、つまり失恋の歌だという解釈の方が多くてですね、
今日はだからあくまで私の解釈でして、
これぜひ皆さんもね読まれて、本当反対真反対なんですね。
どう読まれるか歌詞読んでみていただければと思います。
ではもう一曲、今度はこの歌です。
ご存知ですよね。サザン・オールスターズの真夏の果実。
こちらは33年前1990年発売の歌ですけれども、どちらも名曲は全く古びません。
いい曲ですよね。
冒頭2曲は後退賞と言いましたが、それはこの歌がもう帰らない人を思い続ける辛い失恋の歌だからです。
こちらもタイトルに仕掛けがあって、真夏の果実なんですが、どうやら今は秋か初冬、それは一番の歌詞に入れてきます。
涙があふれる悲しい季節は誰かに抱かれた夢を見る。
泣きたい気持ちは言葉にできない今夜も冷たい雨が降る。
冷たい雨が降ってるんです。
今もこの胸に夏は巡るという歌詞は、あの人と過ごしたもう帰らない夏です。
四六時中も好きと言ってくれたのも夢の中へ連れて行ってくれたのもそうです。
忘れられないハート&ソウルあんなに響きあった心も通り過ぎていくラブ&ロール。
熱く過ごした夜もロールって転がるですからね。
砂に書いた文字を波が消すように跡形もなく、愛をそのままに私の愛だけが取り残されます。
そして有名なのは2番の冒頭の歌詞で、マイナス100度の太陽みたいに体を湿らす恋をしてという比喩です。
彼女との思い出は、今も胸の中で光り輝いているのに、終わった恋の光は冷たくて、体も心もぬくもることはありません。
それでもめまいがしそうな真夏の果実は今でも心に咲いている。
遠く離れても黄昏時は熱い面影が胸に迫るんですね。
あの夏がめまいがするほど熱く輝いただけに、黄昏の寂しさが面影を呼び起こすんです。
そしてラスト、こんな夜は涙見せずにまた会えると言ってほしいというのは、夢でしか会えない人だから、せめて笑顔でまた会えるよって言ってほしいという切ない願いなのかなと。
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そうして忘れられないハート&ソウル、涙の果実よと、涙の果実で閉じるんですけれども、真夏の果実じゃなくてですね。
この部分、このハート&ソウルを直訳すると心と楽しいですよね。
だからトリオによってはなんですね、この恋人は本当にもう会えない人、亡くなった人なのかなって、そんな読み方もできるわけです。
だからソウルなんだ。
いや、これ違うと思ってるんですがね。
ということで、今日は大竹栄一さんのペパミントブルーとサザンの真夏の果実をお届けしましたが、皆さんも是非歌詞を読みながら聞き直していただくとですね、また違う風景や思いが読み取れるかもしれません。
そうですね。また違った解釈がね、最初に聞いたときと今とではまた違う感じ方をするかもしれない。
だからやっぱり歌詞カードを読みながら聞くと、特に今日ガタナカさんが毎月やってくださいますけど、音楽としてなんとなく聞いてるんだけど。
メロディーもいいですしね。
だけどやっぱり歌詞にも物語がそんだけあるんだなっていうのを。
しかも水木さん言ったように年を重ねると解釈の仕方が変わってきますよね。見える場面が変わってきますよね。
人によっても解釈の仕方はやっぱり違うんで、実はペパミントブルーは私と妻の解釈は真逆でした。
それは性格によるのかな。
男性の願望と女性のリアリズムみたいなところがあってですね。
だからこれは本当にいろんな読み方がどちらもできるので、ぜひご家族で聞きながら、私はこう思うみたいなことを話しても面白いかもしれないですね。
ガタナカさんご夫妻仲いいっすね。
この歌詞講座何言ってんの違うわよってそんな話してるでしょ。
本当にやられました。
今日はありがとうございました。
元三年満一編集長ガタナカ修一郎さんにこの歌詞がすごいよお願いを聞かせていただきました。
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