物事への心構え
おはようございます。4月3日木曜日、加賀小町と申します。
このチャンネルは、あなたの悩みや困り事は、 易占で解消することができますよ、とお伝えしているチャンネルです。
日々の迷いや、ちょっとした悩みを感じた時、 何か考え方のヒントが欲しい時、
この放送が、あなたの心を照らすきっかけになれば嬉しいです。 どうぞよろしくお願いします。
この放送は、実際に筮竹で占ってる部分と、 結果の解説部分、すべて含めてお話ししています。
タイムスタンプをつけているので、 筮竹の音のパートは、飛ばして聞いても大丈夫です。
気になるところから、どうぞご自由にお聞きください。
はい、では今日の占的です。
占的とは占う的と書きます。占う内容のことを言います。
今日の占的は、落ち着いて物事に向き合うには、 何を意識すればよいでしょうか。占います。
内卦は水です。外卦を占います。
艮、外卦は山です。
二爻です。
はい、解説の一つ目、示された卦全体の説明です。
内卦が水、外卦が山。
こちらは山水蒙。山水蒙の意味は、若く愚かなもの。
この山水蒙の蒙という字は、無知とか未熟ということを表しておりまして、
これは学びの卦と言われているんですね。
山と水、山水で山と水ですけれども、
山に霧がかかって、先が見えない状態を示しております。
一生懸命勉強して学ぶことによって、霧がさっと晴れて、山が見えるようになってくるというイメージなんですね。
これは正しい導き手、教えてくれる人ですね。
その人に謙虚に学ぶことで、視界が開けてくるよう、先の見通しが立ちますよというところ。
また小さな水が、やがて大きな川に、そして海につながるように、
努力の積み重ねが大きな成果を生みますよと示している。
そんな卦なんですね。
またこの卦は、未熟なものなんですけれども、
未熟さは恥ではない。学びの始まりだということを示しているんです。
目の前がぼんやりしているのは、霧でぼんやりしているのは、
これから成長するよという入り口に立っているから、
知識や経験がないということを素直に自分で受け入れる。
そこで良い先生に学んで、コツコツ積み上げていくことで、
大きな力になりますよと。
年齢は関係ない、大人でも子どもでも学び直していく姿勢、
そういった謙虚な心、それが必要だよと。
何も知らない自分を受け入れる勇気、そして信頼できる人を選び取る目。
山水蒙は学びにすごく特化した卦でございます。
解説の2つ目、示された爻の説明です。
1個の卦に爻は6個あります。
この山水蒙を1冊の物語の本だとすると、
第1章から第6章まであることをイメージしてください。
易の世界では、第1章のことを初爻と言います。
そこから時間が経って話が進んだところを二爻、
また同様に話が進んだところを三爻、四爻、5五爻と進み、
一番最終段階を上爻と言います。
1個1個の卦にも意味がついております。
その意味を爻辞と言います。
今日示されたのは二爻、二爻の爻辞
蒙昧なものを包容して吉。
妻を迎えるのも吉。
子どもが家を盛り立てる。
これは蒙昧な者というのは未熟な者ということですね。
子どもが家を盛り立てたところの子どもというのは、
未熟なものを指しているんです。
実際の子どもではなく。
子どもだとか後輩だとかといったところですね。
それを温かく受け入れて導く立場ですよというところ。
これは学びの卦なんですけれども、
自分が学ぶというよりも、
逆に自分が教える方を示している方なんですね。
教育者としての立場が大事だよと言われているんですけれども、
ただ求められたときだけ教える姿勢が大切ですよと示しているんです。
厳しさよりも寛容さ、思いやりを重視するところ。
これはこの山水蒙というのは学びの卦だということで、
この中でもこの二爻は学びの中でも自分が教える方の立場なんですけれども、
この教える方こそ愛情と寛容な心を忘れてはいけないよと示しているんです。
心を整える
知識とか経験を持っている人がそれをどう生かすか。
上から教えるのではなく、そっと寄り添って教えること。
相手の未熟さ。
そうですね、この爻辞、蒙昧なものというところなんで、
相手の未熟さを責めずに、
相手の学びたい気持ちが育つような関わり方が大切だよと示されております。
これは特にこの爻辞、妻を迎えるのも吉、子どもが家を盛り立てるというふうに書いてあるので、
これは実際に教えるというのは家庭とかまた身近な人間関係でもすごく大事だよというところ、
自分の成長を他の人の何か助けにできる時が最も大切なのは思いやりの言葉。
そこで自分自身も深く学び直すチャンスになりますよと、そんな爻でございます。
はい、解説の3つ目、読み取った結果です。
今日示されたのは山水蒙の二爻で、
今日の選択は落ち着いて物事に向き合うにはというところですけれども、
今日示されたこの山水蒙という卦は学びのことに特化した毛卦なんですけれども、
迷いがある時こそ成長につながりますよということを示しているんですね。
その中でも今日のこの二爻は知識とか経験を持った人が他の人に対して思いやりを持って
それを伝えていきましょうねということを表しているんです。
今日の選択の落ち着いて物事に向き合うにはというところなんですけれども、
相手をどうこうするということよりも自分自身の経験とか知識をそれをどうやって差し出すかという
その考え方、そこを大切にするべきだと読み取ることができます。
中では自分が何か人に伝える時に語りすぎていないかということを意識すること、
相手の話を最後までしっかり聞こうという気持ちを持つこと、
また相手の人に対して自分は何を伝えることができるかとしっかりと問い直してみること、
落ち着かない時こそ背筋を伸ばす、しっかり深呼吸をしてから人に伝える、話したり書いたりするということですね。
この山水蒙という卦は未熟であることを恥じず学び続けることが大切ですよということを示しているんです。
これは落ち着いているということは完璧ではないよということ、
わからないことに対して誠実に向き合おうとする、そういった気持ちが大切だということを示しております。
家庭なり職場なりそういったところの人間関係で自分自身を教える立場でなきゃというふうに思うのではなく、
そこに優しい案内人、そういった気持ちを持つことが大切ですよと。
先生よりも厳しいものではなくて優しく相手に寄り添って伝えるところ、
その柔らかいという気持ちというかあり方というか、
それが自分自身の心を整えて周りにも安心感が伝わるのではないのでしょうか。
落ち着いているということは静けさではなくて、心を込めて今ここにいるということ、その気持ちが大切です。
何か人に対してどうしようこうしようとかしなくても、
相手に対して丁寧に向き合うこと、誠実に向き合うこと、その気持ちがあれば落ち着いて物事に向き合うことができます。
そのように読み取りました。
易占は行動の指針となるもの、あなたの心が少しでも軽くなりますようにと祈っております。
ここまでお聞きくださいましてありがとうございました。
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はい、木曜日、今日も変わらず祈ります。
今日もあなたが大切な人と一緒においしいご飯が食べられますように。
ありがとうございます。いってらっしゃい。
