動きたくなる理由
おはようございます。
5月25日日曜日、加賀小松と申します。
このチャンネルは、あなたの悩みや困り事は、
エキセントで解消することができますよと、お伝えしているチャンネルです。
日々の迷いや、ちょっとした悩みを感じたとき、
この配信が、あなたのきっかけになれば嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。
はい、このチャンネルは、筮竹を使って占っています。
筮竹の音の部分は、飛ばして聞いても構いません。
タイムスタンプを付けてありますので、
お好きなところ、聞きやすいところからお聞きください。
はい、では今日の占的、占的とは裏の内容のことを言います。
今日は、頼まれてもいないのに動きたくなるとき、
どうすればいいかという問いを立てていました。
何か自分の身の回りで、雷火が困っている様子を見たときに、
頼まれてもいないのに、つい動こうとしてしまうことってありませんか?
何か言わなきゃ、手助けしなきゃって、そう思って、
でも、気がついたら、それって自分には重すぎることがあったりするんですよね。
でも、それは本当に優しさなのかどうなのか、
あるいは、ただ単に焦ってるからなのかとか、
後先考えずに手を出してしまっているからとか。
はい、では、今日の占的、頼まれてもいないのに動きたくなるとき、
どうすれば良いでしょうか?
占います。
風山禅の解説
ゴン、雷火は山です。
ソン、雷火は風です。
三爻です。
はい、解説の一つ目、示された気全体の説明です。
雷火が山、雷火が風、こちらは風山禅。
意味は手順を踏んで進む。
この風山禅は、水が徐々に徐々に浸透していく様子を表しております。
一気に進まない、状況に応じて止まりながら少しずつ進んでいくという意味なんですね。
この後の解説の時には、全て水鳥が出てくるんですよね。
風山禅だけの細かい解説をするとき。
この水鳥というのは渡り鳥なんです。
暑い季節になったら北へ行く。
そして寒い季節になったら南へ行くよという風に。
これは旬か秋冬によって、四季によって巡り巡っているんですけれども、
いきなり順番をすっ飛ばして、まだ寒くなってないのに南に行ったりとかしないですよね。
それと同じで、徐々に徐々に順番通りに移動するということを示しているわけなんです。
これはすぐに答えを出したいとか、一気に進みたいという気持ちがあるときに、
それをちょっとブレーキをかけていきましょうねって。
大事なことは速さ、スピードじゃなくて順序をちゃんと守ること。
たとえ何か必要なことだとか、あるいはそれが善意の気持ちからだったとしても、
それを飛び越えてはいけない段階がありますよと示している卦でございます。
解説の二つ目、読み取った爻のお話です。
1個の卦に爻が6個あります。
この風山伝を1冊の物語の本だとしたら、第1章から第6章まであるのをイメージしてください。
易の世界では第1章を初爻と言います。
そこから時間が経って話が進んで、2爻、3爻、4爻、5爻と進み、一番最終章を上爻と言います。
今日の3爻の意味は、水鳥が陸地へ進む。
夫は卦を出て帰らず、妻が妊娠したのに子が育たない。外敵の親友を防ぐ。
これはどういう意味かというと、水鳥が陸地へ進んでいるというのは、本来の場所から離れて動いているということですよね。
夫が卦を出て帰らず、妻が育てられないという説明ですね。
これは、実際に本当に夫が卦を出たとか、妻が子供だとかといったものではなくて、
易の世界というのは昔の言葉で書いてあるので、直訳するとこんな感じなんですけれども、
バランスを失っている、子供を育てられないという、きちんとした結果とか成果とか、そういったものが実っていない状態を示しているんですよね。
それで、今のままの状態だと、この外敵の親友を防ぐというのは、何か油断とか気の緩みによって悪いことが起こる可能性がありますよと、
それを今のうちに軌道修正していきましょうねと示している行でございます。
はい、解説の3つ目、読み取った結果です。
行動の見直し
今日の占的は、頼まえてもいないのに動きたくなるとき、どうすればよいでしょうか。
示された卦は風残禅の参考。
今は相手の方から何も言われていないのに、何かしなくちゃと思ってしまったり、手を伸ばさなきゃって感じてしまう。そんなことってありますよね。
本当は自分自身がそこを踏み込む問題ではないんだけれども、動こうとしてしまう。
だけども後で、やっぱりちょっと出過ぎた前だったかなと思ってしまう。
今はそこで手を出す前に占ってみました。
今日示されたのは風残禅の参考。
この卦は段階を踏んでゆっくり進むことがいいですよと示しているんですよね。
その中でもこの参考は、その正しい流れをちょっとずれてしまってますよと、このまま行ったら踏み外してしまいますよと警告をしている。
進みすぎだと、出すぎだと、ズバリそのまま出ているんです。
自分の行動が本当にそれは必要な行動なのかどうなのかというのを問いただく前に、
それができるかどうかとか、自分がやるべきかどうかということで、そこだけでとっさに判断してしまうと、
かえってそれが良くない結果になる可能性があるよと。
出すぎた手っていうのは結果的に誰のためにもならない。
そういうところが相手にとって悪影響しかないことも、そんな忌ましめをすごくこの卦から感じました。
はい、ではいつものように3つ言います。
まず一つ、相手の方の沈黙、それはそのまま待つことですよね。
何も相手の方が言わない、手伝ってても助けてても、それは自分が出る膜ではないということをしっかりと心して待つこと。
そして自分が手を出したくなった時は、その目的をしっかりと言葉にしてみること一度。
それはこの人のためだって思って動こうとしている時こそ、もしかしたら自分自身の何かのためじゃないかって落ち着いて考えること。
そしてもう一つは、あえて動かないことを選んでみる。
そうですね、メールの返信、DM、またリプ、コメント、また卦庭では声かけとか何か気になる一言とか。
すぐに動かないという占的を一つ意識すること、そうすることによって視点が変わるのではないかでしょうか。
この風山税の3爻は今まで続けてきたことが、ちょっと油断とか熱いとかで壊れてしまうかもしれないって示しているんですね。
なので今必要なことは進まないことではなくて急がないこと。
急がないこと。頼まえてもいないのに動きたくなるっていうことは、そういった気持ちがやっぱり私だけなのか。
放送をお聞きでいらっしゃるあなたもあるかと思うんですけれども。
でもその行動が順番が間違えたとき、それまで積み重ねてきたこととかがちょっと崩れてしまったり、あるいは人間関係が傷ついてしまう、そういったことがあるんですよね。
なので進むことが悪いよと言っているわけではなくて、今はちゃんと順番を守りましょうねと。
相手の方を思う気持ちっていうのは、その行動で示す、それが全てではないんですよね。
静かに見守ることも急がず出しゃべらないこと。
だけどもいつでも受け入れるというか、心を開くというんでしょうか。
そばにいて、ちゃんとそばにいますよって、そんな状態でいること。
そうすればこの先、本当に必要なときに、自然と手を伸ばせる、そんな自分につながっていきます。
そのように読み取りました。
はい、ここまでお聞きくださいましてありがとうございました。
日曜日、いかがお過ごしですか。
今日もあなたが大切な人と一緒に、おいしいご飯が食べられますように。
ありがとうございます。いってらっしゃい。