1. 家電ライターが語る家電最前線
  2. #155 換気対応エアコン最前線

今回は、この冬は、コロナとインフルのW 流行もあるかも?という話もあるので、コロナ禍で注目されている「換気」に対応したエアコンを新製品も含めてご紹介します!

●ご紹介した内容は番組HPで https://kaden.pitpa.jp/podcast/155/

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<制作>

家電ライター:倉本春

MC:池澤あやか

プロデューサー:富山真明

制作:株式会社PitPa

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今週のテーマは、換気対応エアコン最前線、池澤彩香と家電ライターの倉本春さんでお送りします。お願いします。
よろしくお願いします。
結構ね、換気に対応しているエアコンと、実はそうでないエアコンがあるっていうのは、意外と家電のことを知ってないと、知らない事実だったりすると思うんですが。
そう、エアコンって屋外機があって、屋外機とその室内の壁にかかってる室内機がパイプでつながってるじゃないですか。
そうなんです。
なので、屋外機から空気を取り入れて、家の中に入れてくれるって思ってる人が意外に多いんですけれども、実はエアコンって屋外機と室内でやり取りするのは熱だけで、空気の循環は全くしてないんです。
そうなんですね。
そうなんですよ。夏は熱い熱を外で冷やして、室内に持ってきて、空気自体はもう部屋の中の空気が循環してるだけなんです。
知らなかった。
熱のやり取りをしてるだけなんですよ。
そうなんだ。じゃあもう換気対応のエアコンって、換気対応って歌ってるものじゃないと換気してない。
してないんですね。実は15年20年前ぐらいはそこそこ換気対応エアコンって多かったんですよ。
東芝とかですねパナソニック大金とか換気を歌ってるエアコンっていうのはあったんですけれども、通常さっき言ったように熱だけをやり取りするんですけれども、さらに空気をやり取りするっていうと、室内と室外をつなぐパイプがどうしても太くなっちゃうんですね。
そうすると開ける穴が大きくなったり、設置できない家ができたりしてですね、施工性が悪いっていうことでどんどん換気対応タイプっていうのがなくなってですね。
で、コロナ前にはもうそういうことしてるのはダイキンさんぐらい。ダイキンのウルサラXっていうシリーズだけになっちゃったんですね。
はい。
ただ、今コロナ禍でどうしても換気って必要じゃないですか。
めちゃくちゃ大事ですよ。あとこの冬に向けてコロナとインフルダブルで来る可能性もありますからね。
そうなんですよ。で、そうするとやっぱり換気が重要になるんですが、冬とかって換気すると冷たい風が入ってきて寒い。夏は換気すると暑いっていうことで、エアコンが換気機能あれば外の冷たい空気を温かくして、さらにその新鮮な空気を室内に入れてくれるっていうことでですね、今コロナ禍からすごくこの換気機能っていうのが注目されてるんです。
そうなんだ。あとあれですよね。結構、室内の二酸化炭素濃度が高くなってしまうと集中力が下がったりとか。
さすが。
そういうのもあるから、そういう意味でもね。
さすが。
人工密度が高いお家は特に取り入れたほうがいいですよね。
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そう。今、空気清浄機とかにも二酸化炭素濃度を測ってくれるセンサーがついてるのもあったりするんですけれども、二酸化炭素濃度が上がるとまず眠くなるって言われてるんですよ。
なので受験中の人とかですね、あと家の中でリモートワークする人とかも二酸化炭素濃度が上がると眠くなって集中できないので、そういう意味でも換気が気持ちよくできる。我慢しないでいいっていうのはすごく今時の機能かなと思います。
結構最近はそうして増えてきたという。
そうですね。さっき言ったようにずっとコロナ前まではダイキンのウルサラXシリーズっていうのの一興だったんですけれども、パナソニックが昨年モデルにLXシリーズっていう換気機能搭載のエアコンを発売しました。
ダイキンって換気で強いっていうだけじゃなくて、そもそも水を補給しなくても外の湿気を集めて室内の空気を過湿するっていう機能があったんですけれども。
便利。
そうなんですよ。水をいちいちタンクに補給する必要ないので、すごくそれもウルサラXが人気の理由だったんですけれども。
なんとパナソニックの去年モデル換気とこのタンクレス過湿機能までつけて。
おーおー後追いだ。後追いできたんですね。
そうなんですよ。超後追いなんですよ。
ダイキンさんは基本的に今までは吸気、要は外の空気を室内に入れるっていう機能だけをつけてたんですけれども、去年モデルから排気もできるようになりました。
排気っていうのはあれですか、なんかお家で焼肉した時とかに使えるってことですか?
そうですね、それも使えるかもしれません。
あの基本的にはですね、夏とか家帰ってきて部屋がむっとしてたりした時にその熱気を外に逃がすとか、あとあの梅雨の時期に部屋が湿気てたら湿気をまず出してからそっから除湿機能をつけるみたいなそういう用途なんですけれども。
でもあの焼肉いいかもしれませんね。言われて初めて気づきました。
この排気機能、ダイキンさんは去年つけたんですけれども、パナソニックさん、今年モデルからパナソニックさんも排気選べるようになりました。
すごい追っかけるのが早い。
通ってます。追っかけが早いです。
あと、ただ換気っていうのがですね、さっき言ったようにそのパイプ系の太さの他に、やっぱり今まであの熱交換器って熱のやり取りをするって言ったんですけれど、これ冷媒っていう液体みたいなのをホースに通してその冷媒の温度で熱のやり取りをしてたんですけれども、これにさらに空気が加わることでですね、空気用の専用ダクトが加わることでこのダクト内を風が通る。
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音がですね、運転音としてちょっと普通のエアコンよりうるさくなりがちなんですよ。
で、多分これ結構うるさいっていう文句が出たと思うんですけれども、今年モデルになってからですね、ダイキンさんもパナソニックさんもダクトの根元のところに空気が通る道のマフラーをつけてですね、音を静かにするモデルに今年からなりました。
嬉しいですね。
両メーカーとも。
すごい。じゃあ同レベルになったってことですか?どっちも。
これはね、並行して聞いてないから何とも言えないんですけれども、どちらも数割去年モデルよりは静かになったって言ってますね。
確かに他のエアコンよりも今までうるさかったので、この点に関してはすごく去年モデルか今年モデルか悩んでるって言うんだったら、個人的にはリビングとかでテレビ見ながら使うんだったら今年モデルを押します。
なるほど。ありがとうございます。
この2つってどう違うんですか?同じ機能が同じだけついてるみたいな説明だったと思うんですけど。
基本的にタンクレス加湿と換気ができるっていう意味では一緒なんですけれども、パナソニックさんはやっぱりあれですね、ナノEがやっぱり特徴で、
ナノEでエアコンの中をちゃんと掃除してくれるっていうほか、ナノEを外に出すことで部屋の中の匂いを消したり、アレルゲンを無効化したりとかですね、花粉症の時期とかすごいありがたい話なんですけれども、
カビの抑制をしてくれたりとか、攻める除湿除菌とかができるのはやっぱりパナソニックですね。
大金さんは特徴としては除湿機能がすごくよくできてます。
なるほど。嬉しいですね。
再熱除湿って言ってですね、除湿って要は冷房機能を使っているようなものなんですよ。
エアコンの中で熱交換器をすごくキンキンに冷やすことで、結露を作って部屋の中の空気の水分を集めるんですけれども、つまり除湿をすると部屋の中が寒くなってしまう。
気温が低い時にですね、これ結構不愉快になるぐらい寒くなってしまうので。
わかる。
各メーカー、いろんな寒い時は風の量を抑えたりとかいろいろやってるんですけれども、風の量を抑えるとですね、やっぱり今度は除湿性能が下がってしまう。
例えばパナソニックとかは寒い時は熱交換器の一部だけ冷やして一部だけ結露させることで、熱交換器全体を冷やすより部屋が冷えないみたいなやり方をやってるんですけれども、そうするとやっぱり除湿できる能力が落ちちゃうんですね。
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一方、ダイキンの再熱除湿方式だとですね、熱交換器のほとんどを除湿に使うんですけど、一部だけ温めます。
なるほど。
要は熱交換器のほとんどは冷房として使ってるんですけれども、冷房として使って冷えた風を一部の熱交換器で温め直してから外に出すっていう。
面白い。そんな機能が。
そうなんですよ。で、そうすると除湿効率っていうのはほぼ下がらないんですけれども、出てくる風はほぼ室温以上になるっていう、すごく除湿と快適性をバランスよく使える機能になります。
そういう機能って他のメーカーでもあるものはあるんですけれども、再熱除湿って話を聞いたらわかると思うんですけど、電気代がちょっとかかっちゃうんですよ。
で、ダイキンさんは外の空気の温度をちゃんとチェックしてですね、この電気代とのバランスを考えて温める量とか、そういうのを。
涼しかったりするともうその熱交換器温めるのをやめて、全部除湿に回したりとかですね。
で、除湿に回すその熱交換器を温めるエリアとかもですね、温度に合わせて増やしたり減らしたり。
要は快適性と電気代のバランスをすごくとってくれるっていうのがダイキンさんになります。
なるほど、確かにどちらも魅力ですね。
そうなんです。
パナソニックさんのこのEってもうブランドですから、ずっといろんな家電に搭載されてる信頼性って感じがしますし、ダイキンさんのそういう細やかな心遣いみたいなの嬉しいですよね。電気代の言葉で。
さまとめ方をしていただきました。
なるほど、結構パナソニックもダイキンさんもエアコンの大手メーカーだと思うんですけど、他のメーカーからもいろいろ出てますよね。他のメーカーっていうのは今どういう状況になっているんでしょうか。
今年から換気機能に対応したのがヒタチ。エアコンを出しているのはヒタチジョンソンコントロールズっていうメーカーになるんですけれども、ヒタチのシロクマクンXシリーズっていう製品になります。
これそのままだと換気機能ないんですけれども、別売りのプラス換気ユニットっていうのがあってですね、これを工事の時に一緒に工事してつけると換気もできるようになるっていう、一つの製品で換気、非換気が選べるっていう、なかなか素晴らしい目のつけどころのいい製品なんですよ。
いらないと思ったら頼まないし。
そうなんです。いらないと思ったらいらない。換気ユニット、今メーカーの規模、小売価格が33,000円なので、Xシリーズって最上位機種なので結構いいお値段するんですよ。上数によって全然値段変わるんですけれども、20万台後半とかしたりするので、33,000円って言ったら、すごく乱暴に言えば誤差の範囲。
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なるほど。
個人的には思っております。
はい。
なるほど。
これ、換気ユニットって別売りなんですけれど、エアコンのデザインとほぼ一体化するデザインなので、つけてもそんなに違和感のないデザインになります。ちょっとエアコンが横幅が広い、横長のエアコンになるかなっていう感じのデザインです。
そうなんですね。後付けだとつけたなって感じがわかるものが多いと思うんですけど。
意外にわかんないですね、これは。
これって機能としては、排気換気どっちもあるんですか?吸気か。
このプラス換気ユニットに関しては、排気オンリーになります。
吸気はできない。
意外にそうなんですよ。排気だけってなかなか珍しいんですけどね。
部屋の汚れた空気を出すっていう。
確かに吸気するとなると、外の花粉とか外の汚れも取り込んでしまう可能性があるので、吸気してくるフィルターが汚れるっていう危険性はあるんですよ。
なので、排気専用にすることでフィルターの汚れを抑制するっていう意味では、なかなか考えられている機能の制限なのかなと思いますね。
他のメーカーっていうのは出してるんですか?とりあえずこの3つぐらい。
メーカーがですね、この他ですと大手メーカーだと、日本のメーカーじゃないんですけれども、ハイセンスのGシリーズっていう製品。
ハイセンスって東芝の生活家電とかを出している中国のメーカーなんですけれども、結構コスパの良い中国家電メーカーとして有名なメーカーです。
基本的にやっぱり換気機能ついているモデルって日本の国産メーカーが出すと最上位機種だったりするんですけれども、ハイセンスさんのGシリーズっていうのは比較的普及価格帯なんですよ。
なので日本製の換気機能付きエアコンというと20万30万するんですけれども、ハイセンスさんは14畳タイプでも8万以下で購入できる。
安い。
そうなんです。普通に寝室とか仕事部屋とか子供部屋とかに入れてもいいかなっていう価格帯の製品があるので、換気さえあれば他の機能はそんなに冷えて温まればいいみたいな感じだったら、
ハイセンスさんというのはすごく選択肢として上がるのかなと思いますね。
この換気機能って結構ニーズありそうだなって感じるんですけど、今挙げられたメーカーからしか出てない、現状出てないということを考えるとちょっと少ないのかなって感じたんですけど、これはなぜなんですかね。
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そうですね。いろいろ理由があるんですけれど、まず単純にコストがかかっちゃいますよね。空気のやり取りをするための経路を作ったりとか、外からのゴミが入らないようなフィルターを考えたり、開発コストもかかりますし、素材も増えるので製造コストもかかりますし、
そういうふうにするとやっぱりコストが上がると売れなくなる可能性があるので、どうしてもメーカーとしては価格を今そうでなくても家電ってどんどん高価格化しているので、みんなに手に取ってもらいたいと思うと削るのは今のところ換気かなっていうところはあると思います。
というのとさっき言ったようにやっぱり施工性の問題ですね。特にマンションとかって最初からエアコン用の穴が開いてたり、鉄筋ってそんな簡単に穴開かないじゃないですか。そうすると最初から開けられている穴では換気用エアコンはつかないこともあるんですね。
そうなんです。あとやっぱり運転音が大きくて嫌がるユーザーもいる。買った後にこんなはずじゃなかったっていうクレームが来るよりはもう最初からその危険性を排除しようということであえて換気を入れないとかですね。いろいろ理由はあると思います。
面白いですね。確かに一回どれだけの音するのかっていうのと自分のお家に対応できるのかっていうのはちゃんと検討してから購入した方がいいかもしれないですね。
そうですね。ただ今回2メーカーが換気エアコンの静音性を上げてきたので今後どんどん換気エアコンの静音性っていうのは上がっていくんじゃないかなとは思います。
そうなるといいですよね。結構リモートワークでも音が気になるお家って結構あったりするので。
そうですね。確かに。そのうち換気は当たり前にできるようになるといいなとは思うんですけどね。
今後ハードルもちょっとありそうですけどだんだんそのハードルが低くなっていくことを期待しつつ今気になるよみたいな方はぜひぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
というわけで今回倉本さんご紹介いただきありがとうございました。
ありがとうございます。
今回は換気対応エアコン最前線というテーマでお送りしました。さて家電最前線では番組への感想もお待ちしています。
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最後に番組からリスナーの皆さんへのプレゼントのお知らせです。
11月のプレゼントはシャープ1495000円以下の高コスパ家電キッチン編でご紹介したレコルトのコードレスミニチョッパーRCP5です。
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1名の方にプレゼントします。
応募にはキーワードが必要です。今回のキーワードはコードレスで簡単調理。
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締め切りは12月15日木曜日です。
倉本さん引き続きお願いします。
よろしくお願いします。
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