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2024-10-20 13:23

#9 「字のない葉書」「モアイは語る地球の未来」

「字のない葉書」で父親の人物像を書く練習をしてから、単元テストを行いました。
「モアイは語る地球の未来」では、アニマシオンの一つ、クイズ大会を開きました。
日々の国語の授業の振り返りです。
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サマリー

エピソードでは、向田久彦の「字のない葉書」を通じて父親の人物像を捉える授業の様子が紹介されます。また、単元テストの内容やテーマに関連する生徒の取り組みについても詳しく触れられています。特に、「字のない葉書」と「モアイは語る地球の未来」に関する取り組みが紹介され、生徒たちがクイズ大会を通じて楽しみながら学んでいる様子が描かれています。教師の工夫によって、読書習慣のない生徒たちも国語力を高めることができていることが伝わります。

00:06
みなさん、こんにちは。ばじるです。ご無沙汰しています。
なかなか入力する時間を見つけ出せずにいました。
自分の生活がバタバタと慌ただしいと、なかなか日々の授業の振り返りができないというのが現状でした。
久しぶりに一人の時間が作れたので、しっかりと振り返りをしていきたいと思います。
まずは、2024年9月24日から27日までの1週間の振り返りを行います。
父親の人物像を捉える
ボンミヤギの朗読発表会が終わり、向田久彦さんの「字のない葉書」に入りました。
こちらの方は、ロイドノートを活用して、さくっと終わらせるように行いました。
ロイドノートで、まず私が文中の中の父親の人物像がわかる文章を抜き出し、または単語などを抜き出し、
それを手紙の中の父親の人物像、普段の父親の人物像とロイドのテキストのカードを分けるという作業を生徒にしてもらいました。
今回の目標は、父の人物像を文中の言葉に根拠を持って文章として書くというところが目標でした。
それが単言テストの問題文になるという流れになっています。
生徒たちにも、これが単言テストの問題だからって最初に教えました。
手の内をしっかりと明かした上で単言テストに臨む、だからみんなきっと解けるはずと言って頑張りました。
まず最初、カードで人物像をしっかりとつかみ、これはまあ簡単なんですよね。
ゲームのようにすぐ解いて、生徒たちも満足していた感じでした。
次に私の友人の実践例を真似をしたんですが、お父さんが学童疎開から帰ってきた病気にかかってとても弱って帰ってきた自分の娘を見て泣くんですね。
普段の父親というのは、令和でいうとDVの父みたく言われちゃうような荒々しい感情表現が率直な人なんですね。
すぐ怒ってっていう感じで、ちょっとエラぶっている感じの人なんですが、弱った娘が帰ってきたのを見て駆けつけて泣くというシーンがあります。
みんなは向田久彦さんになってくださいと言いました。
そんな無理だし、作者の気持ちなんてわかんないしっていう言葉が出てくるんですけれども、いやいやこの文章は随筆です。
随筆って一体何だったでしょうかっていう話をして、
作者が見たり感じたり聞いたことを書き留めたものである。
つまりこれは作者の考えで書かれたものなんだから、この文章を読むということは向田久彦さんがどう考えていたのかを読むっていうことだよね。
じゃあみんなできるんじゃないのっていうことで、またそれもロイロで提出をしてもらいました。
お父さんはなぜ泣いたのですかと向田久彦さんに問うたら、向田久彦さんは何と答えるでしょうかというのが問いです。
そういうふうに私が言ったこともあり、みんな頑張って一生懸命全員提出をすることができました。
その中でこの人いいなっていうのをロイロの提出箱を見ながら私がチェックをして、
何とかさん、何とか向田久彦さんってその人の名前を呼んで、お父さんはなぜ泣いたと思われますかって一人一人に質問していきました。
何人かピックアップした人に聞きました。
そうするとみんなニヤニヤニヤニヤしながら向田久彦さんにはなりきれないんですけれども、ニヤニヤしながらこうだと思います。
すでにロイロで提出した上で当てられているっていうところの安心感だと思うんですけれども、みんなが答えることができました。
ああそうなんですか、だから泣いたんですねなんて私もわざとらしく答えながら、そんなことを授業で行いました。
次に、では父の人物像を文章として書きましょう。
それがこの単元の最後の取り組みでした。
まずはロイロでとにかく入力をして提出をしようということにしました。
私がまずはひな形を準備して、こんなふうに書くと書きやすいよというように言いました。
普段の父はこのようなところからこんな人物像だがわかる。
一方、手紙の中の父はこのようなことが書いてあるからこんな人物像がわかる。
よってこの字のないはがきの父親はこのような人物であるっていうふうに書こうというふうにひな形を作りました。
もうここまでしないといろんな書き方をされてしまって、
例えば私はこう思いましたとかって感想文みたいになってしまったりとか、
突拍子もない想像力の翼を羽ばたかせてしまっていて、読み物としては面白いんですけれども、
これテストになったら丸をつけてあげられないんだよねって文中に書いてあったかなっていう答えがとにかく多い学年なので、
まずは本当にギチギチに固めてしまいました。あまり好きではないんですけれども、
まずは基礎基本をしっかりできてからという思いです。
ろいろで書くということのメリットはとにかく打った方が楽っていう生徒が年々増えているような感じがして、
また入れ替えたりとか書き足したりとかそういったことが非常に簡単にできるので、
書くというハードルを下げるという目的でろいろでやりました。
最後、原稿用紙を渡して、ワードで作った原稿用紙を渡して、
だいたい100字がこの辺だねって100字ぐらいでまとめられるといいねっていうのをテスト前の練習として行いました。
書く文章が短い子はそれを移してしまえばもう100文字ぐらいでちょうどよかったなんて楽々なんですけれども、
逆に書くのが好きで筆が乗ってしまってたくさん書いてしまった人がなかなか削れないという苦しみを味合わせてしまうことになって、
この先100文字にするからそんなにいっぱい書かなくていいということを最初に言っておけば、
その子たちはそんな苦しまなかったのに悪いことをしちゃったなって思いました。
そこまで書くとはまさか思っていなくて、それは失敗だったかなとは思っています。
単元テストの実施
それを基本として単元テストを行いました。
単元テストは、ぼんみあげと字のないはがきをドッキングしたような感じで、
父親の人物像を書こうっていうのが単元テストの大きな問題でした。
文章は新しいものっていうルールがうちの学校にありまして、
教科書の文章で定期テストを作るっていうところは私の周りではすごく多いんですけれども、
うちの学校では初見の文章でテストを行うっていうルールがあります。
その方が国語力っていうのははっきりと測れるなとは思うんですけれども、
単元ごとに20分程度のテストを行っています。
今回選んだ文章というのは、向田久彦さんの字のないはがきが収録されている、
確か文庫本から出したと思うんですけれども、ごはん、父の詫び状ですね。
父の詫び状の中に入っているごはんという文章から出題しました。
このごはんの方ではもう死んでしまうんじゃないか、
焼夷爆弾がたくさん集中爆撃が行われていて、
もう次またやってくるという噂が流れていて、
もうこれで我々はおしまいだという中での、
父のとても立派な責任感のある素晴らしい人格が伺える文章でした。
取り組みの概要
その文章、やっぱり難しいんですよね。
今の子たちが読むには、昭和の言葉っていうのがなかなか入ってこない。
しかも読書習慣のない子たちなので、もう本当に難しい。
たくさん注意書きを書きました。
テストの下に教科書のように備考欄があって、
そこに一つ一つ分かりやすい言葉でみんなが読めるようにしました。
そのごはんの一辺を載せて、問題は3問にしました。
一つは選択肢の問題で、そこも父の人物語が分かるような問題なんですけれども、
選択肢の方はすぐ解けるんですね。
どれが当たりかというのは分かりやすくしていたので。
ただその後の父の人物像というところでは、
前回の単元テストよりはできる生徒が増えてきたなという手応えはあったんですが、
相変わらずちょっと難しいな、これあまり上げられないなっていうような文章がとても多かったのは実感としてあります。
ただそんな今回の取り組みだけでみんながサクッとできるわけではないので、
1人、2人、3人、10人、20人と増えていけばいいなと思っています。
うちの学校の生徒はこういう問題を出すよってはっきり言ってから、
単元テストを受けた方がいいなというのも今回の取り組みで分かりました。
なぜ初見の文章なので、読書習慣のない生徒たちが初見の文章を読むというだけでも大きなハードルなので、
そのハードルを越えて、さあ答えようというところで国語力は十分測れるなというのが実感としてあります。
単元テストが終わり、現在はもあいは語る地球の未来という説明的な文章に入りました。
クイズ大会の楽しさ
この説明的な文章でとても好きな取り組みがありまして、
アニマーションの一つなんですけれども、要はその文章でクイズを作ってクイズ大会を行うというのを今やっています。
もうこういうような教えられ方を全くされていない中2の生徒たちに、
ぽんと中2で私が入ってきてこんなことばっかりやるので、もう本当めんどくさって顔する子も多いです。
めんどくさという顔する子が多い中、普通の授業より全然面白いじゃんって言って乗ってくる子たちもいます。
そうやって乗ってくる子たちに乗せられて、最後は楽しんでるっていう姿が見られて、よしよしと思っています。
一つのクラスはもうとにかくふたけるのが大好きで、こんなクイズ大会ってなったらもう遊ぶのがとっても好きなので、
今まで授業中にChromebookをこっそり開いてひたすら違う世界に行ってしまっている生徒が、
家でこのクイズをすごくたくさん作ってきたんですよ。
1時間クイズ大会を行ったんですけれども、1時間の授業でクイズ大会を行ったんですけれども、
そのクイズ大会が終わってから、先生まだこんなに僕作ってきたんですよってその子が見せてくれて、
もうほんと虫眼鏡で見ないと分かんないぐらいのちっちゃい字で、びっしりクイズを作ってきました。
クラスの中でお勉強が苦手っていうことももうみんなに分かっていて、分かられてしまっていて、
ちょっと自信のなくなっている女の子もすごくたくさんクイズを作ってきて、
2人でクイズを出し合ってピンポンとかブブーとかって休み時間にやっている姿を見ていると、
クイズ大会やってよかったなって、めんどくせえって言っているような安入な生徒たちに流されて、
やっぱりやめようかなこの学校ではなんて思わなくてよかったなと思いました。
こういうことで救われる生徒もいるんだっていうのが目から鱗でした。
次またどこかでやりませんかとも言われて、また説明的な文章をやらなくてはいけないので、
そこでやろうかななんていう話をしています。
この後は普通にプリント学習で文章の構成を考えるなどをしていきます。
またその話は次回放送できればと思っています。
久しぶりの放送で何だか言い間違いもとても多かったような気がするんですけれども、
私もこういう放送を入力することがとても楽しいです。
またお会いできたらと思っています。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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