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こんにちは、東京でゲストハウスをやっているジュリーです。
今回はリフォームの話をしたいと思います。
今、ゲストハウス開業ヒストリーの建築編で5回目まで配信をいたしました。
設計をお願いして建築を一緒にやってもらえる会社が、ちょうど決まったところまでお話しさせてもらっていて、
それが2017年の8月の終わりだったんですね。
そこから家が建ったのが、2018年はすっ飛んで、2019年の3月に引渡しになりました。
家建ての本当に大変だったんですよね。
このあたりの話は、おいおい建築編の方でお話ししていくんですが、
2019年の3月に引渡しを受けて、そこから今年で5年ちょっと経ってますよね。
その間にすでに2回のリフォームをしていまして、2回ともそれぞれ割とそれなりの規模で、
その部屋を完全に使えなくして、数週間それぞれ工事がかかったような感じで実施しました。
新しく、建物を建てたばかりでリフォームって何?って思う方もいるかもしれないんですけれども、
そのあたりの経緯を今回は話したいと思っています。
先に新築で完成した時の建物の構造をざっと説明させてください。
建物は3階建てですね。
1階になおさんがやりたいといった日本酒バーですね。
カウンターのある店舗スペース。
ここはカラオケができるんです。
カラオケの設備は私が担当しているんですけれども、
この店舗スペースは防音施工がされています。
同じ1階にゲスト用の部屋があります。
どちらの部屋もそれぞれに玄関があって独立しています。
階段を上がると2階にメインの玄関があって、
2階はキッチンとリビング、窓の大きな吹き抜けのある部屋でした。
さらに階段上がって3階にリビングと、
2階に比べるとこのリビングは小さいんですけれども、
ウォークインクローゼットみたいな感じがあって、
洗面所、バスルームがあって、
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さらに階段があってロフトがあるみたいな屋根裏部屋みたいなのがある。
こんな作りになっています。
建物が完成して住み始めました。
すぐにゲストハウス、民泊が開業できるわけじゃなくて、
保健所に手続きが必要なんですね。
保健所に手続きをしたり、家電とか家具ですね、
いろんな細々した備品を部屋に設置して、
写真を撮ってその予約サイトに情報を掲載するとかですね、
もろもろやっていて、実際にゲストをお迎えしたのが7月でした。
これが7月の一組目のゲストを皮切りに、
私たちの予想を全く裏切る形で、
嬉しい悲鳴の方なんですけれども、
ゲストの方がたくさん来てくれたんです。
アメリカはもちろん、スイスとかカナダ、オーストラリア、
長い方だと2週間とか3週間滞在してくださる。
そんな感じで、ゲストハウスは想像以上に好調なスタートを切ります。
ゲストハウスを始めたい動機というのは、
彼らと交流をしたいというのがありましたので、
私たちはただ単に部屋を使ってもらうというよりも、
積極的交流型なんですよね。
チェックインする時に、朝無料でコーヒーを提供したい、
朝のコーヒーにご招待したいですと言って、
日本酒のバーのスペースというのは、
ゲストに対してはパブスペースという話をしていて、
ぜひパブに来てコーヒーを一緒に飲めませんかと誘うんですよね。
そうすると、いいねとか言って、ありがとうとか言って、
ゲストさんが来てくれるんです。
その旅行に余裕のあるゲストさんだと、
夜一緒に飲みませんかと言って、カラオケに誘ったりして、
もっともっと交流したりしていました。
2019年はラグビーのワールドカップがあったりしたので、
一緒に観戦をしたりとか、
本当にいろんなことをやりましたね。
うどんを作って提供したりとか。
当時、なおさんも私も通勤していたんです。
会社員だったのでね。
オフィスに行かないといけないんですよ。
いつまでもダラダラとおしゃべりしているわけにはいかないので、
もうある時間になると、9時ちょっと過ぎだったかな。
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オフィスは割と近いところだったので、
それでも9時ちょっと過ぎにはもうオフィスに行かなきゃいけないので、
これでコーヒーは終わりねとか言って、
また夜会いましょうとか、また明日コーヒー一緒に飲みましょうみたいな
次の約束をして、私たちは猛ダッシュでオフィスに通勤していました。
それでですね、外国人のゲストをお相手にするだけでなく、
その日本酒バーでは自分たちの知人や友人と
イベントをかなりバンバン開催していたんですよね。
ランニングをして戻ってきて、シャワーを浴びてビールを飲んだりとか、
あともちろん一緒にカラオケする会もあったし、
そういったイベントも開催していました。
一緒にカラオケする会もあったし、
普通にカラオケスナックタイムもやっていました。
とにかく忙しかったんですね。
ある親しい友人は、私たちの様子を見てね、
楽しいのはいいけれども、こいつらいつか事故るぞっていう風に心配して見ていたそうです。
確かに私たちは建物ができたらやりたいことっていうのをずっと、
これもやりたい、あれもやりたいって言って、やりたいことだらけになっていたので、
実際その建物が建ったので、とにかくMAXで行動していたんです。
だからアドレナリンがバンバン出てたんですよね。
そんな頃、アドレナリンがバンバン出ているその頃、
あれは2019年の12月ですね。
通勤電車に乗ったらバッタリ、Rさんという方に私が会ったんです。
Rさんというのは女性なんですが、近所に住む不動産公家業をされている方なんですね。
彼女自身は自分の家ではなくて、本当にゲストハウス専用の建物を建てていて、
私たちよりも1年以上ですね、大体1年ぐらいだったかな、
専攻してゲストハウスを運営している方でした。
もちろんその建物もまだその当時で建てて1年半、建ってるか建ってないかぐらいだったんですよね。
ただそのRさんの建物というのは1階、2階、3階建てで、
2階と3階はそれぞれ独立したゲスト用の部屋になっているんですけれども、
1階はレンタルスペースだったんですね。
ちょっとカフェみたいな感じでキッチンスタジオみたいになっていて、
実際私とNaoさんもそこでそのスペースをお借りして、
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ワインの会とかお友達を呼んでやったりしたこともあったんですけれども、
それで電車で会ったからおはようございますとか言って、
今日はどこへ行くんですかって私が聞いたんです。
そしたら彼女は基本的にとってもオープンマインドな方で、
あのレンタルスペースがちょっとイマイチだから、
リノベしてゲストハウスの方に改装しようと思っているのっていう話だったんですよ。
だから2階3階、それぞれ1組1組入れて、
2組は外国人のゲストを迎えられる状態だったんですけれども、
1階はレンタルスペースでちょっとイマイチ稼働率もイマイチだみたいな話をして、
だからもう経って1年ちょっとなんだけれども、
早々にそのレンタルスペースはやめてゲスト用の部屋にリノベするっていう、
その打ち合わせに行くんですっていう話だったんです。
もうそれ聞いてね、何何何って感じでしたね。
電車だったんで、そんな何何なんて言わないんですけども、内心はこんな感じ。
もうその話を聞いた時に驚きと衝撃と感動。
えーって、まだ1年とちょっとしか経ってない建物、もう改装しちゃうのっていう驚き。
このRさんって方ね、ほんと行動力がすごくて、
実際ですね、ご年齢はもう70歳近い方なんですね。
もうすでに70は超えてるのかな。
こうやってですね、いろんなことを決断して行動してやってきてるんですよね、この方が。
だからね、もう全然普通と違うんですよね、感覚が。
もうすぐにですね、Naoさんにメッセージを送ったんです。
今ね、電車でRさんに会ったんだけど、レンタルスペースをリノベするんだって。
私たちの2階もリフォームしてゲスト用の部屋に増やすのはどうかしら。
と、メッセージを送ったんです。
そしたらですね、Naoさんは、おーいいねいいねっていう感じなんですよ。
こういう時にですね、お互いね、いいねいいねって言い合っちゃうのがいつもなんですけれども。
実際ですね、当時そのリフォーム前の2階というのは、私たちのキッチンとリビングだったんですけれども、
まあなくても困らないんじゃないかな、というのがあって、
私たちのリフォーム前の2階というのは、私たちのキッチンとリビングだったんですけれども、
まあなくても困らないんじゃないかな、というのがあって、
あのね、1階のゲスト用の部屋が想像以上に稼働していて、
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そのゲストとの交流がもうとにかく楽しいと。
で、これもう1部屋増えたら楽しさ2倍、いやいや2倍以上だろうということで、
もうね、リノベするっていうのは決定っていう感じでしたね。
なのですぐに、ちょっとですね、以前から気になっていた建築士の事務所に相談をして、
その方自身もですね、その方は少し私たちより若いぐらいの男性なんですけれども、
彼自身もですね、リゾート地の旅館業をやっていたりとか、
ゲストハウスももちろんやっていて、
いろいろですね、小さいながらもスペースをうまく使ったリノベを得意とする建築士の方で、
その方に相談をして、早速設計して工事することにしました。
それで、空間をうまく使いたかったので、ベッドを買っておくのではなくて、
造作で2段に配置して、下にダブルベッド、上にシングルベッドみたいな感じで造作で作ってもらって、
さらにシャワールブースですね、バスタブはもう不要だと思っていたので、
割と大きめのシャワーブースと、着替える洗面所みたいなところを作ってもらって、
さらに梯子、そのシャワーブースの上にロフトみたいな空間を作ってもらって、
そこを梯子で上って、その空間も寝ようと思えば寝れる、寝なくてもいいんですけれども、
みたいな風にリノベしてしまいました。
この工事が2020年の2月とか3月とか4月とか、
コロナ大騒ぎの時期にちょうど被っちゃうんですよね。
なので、この工事も結構大変だというか、大工さんとか公務店の方が苦労していい感じに仕上げてはくださったんですけれども、
できた後は外国人が日本に入ってこないので、ずっと寂しい思いをしていました。
それでも長期でフランスから日本に来るゲストが2ヶ月くらい滞在してくれたりとか、
全然来なかったわけではないんですけれども、
コロナ禍なりに稼働はしていました。
2022年、コロナが明けて10月、ようやく外国からのゲストが来るようになってからは、
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もうずっとひっきりなしに予約が入るような状態で、
実際に1階のゲスト用の部屋よりも、この2階の方が広いんですよね。
特にキッチンが広いんですね。
なんでキッチンが広いかというと、これもともと私たちが使う用の広々キッチンだったので、
かなりIHもすごくいいし、ダクトっていうのかな、換気扇か。
換気扇もすごいおしゃれな換気扇を選んだので、この辺りも大変人気で、
特に家族連れのゲストの方には人気の部屋になっています。
そしてもう一つのリフォーム、これは直近で今年の1月に実行したんですけれども、
これは1階のゲスト用の部屋をほぼ完全にリフォームする形にしました。
クロス、床、キッチンも設備も全部総特化へ。
合わせて中の家電、テレビだったり寝具も変えましたし、チェアーテーブルも全部刷新しました。
というのも、これは理由があって、
私たち自分たちで暮らしている分には部屋とか家はそんなに傷まないんですけれども、
短いサイクルで他の方、他人が使うとなるとそれなりに傷んでくるんですね、汚れたりとか。
なので、もうちょっと1回しっかりリノベーすることで、
さらによりゲストの方が快適に過ごせるような空間というのを追求しました。
以前はキッチンも三和カンパニーのちょっとおしゃれな、
小さいんだけれども割とおしゃれなキッチンを入れてたんですけれども、
それが時間が経つとちょっと歪んでくるのが気になったので、
もう今回は全部増作。洗面台とキッチンシンクと、あと折り畳みで出てくるテーブル。
これはやっぱりスペースがどうしても限られているので、
テーブルが出しっぱなしよりはゲストが本当に使うときだけペコッて出てくるような感じ。
飛び出すテーブルみたいな感じのを作ってもらって、
使わないときは折り畳んでしまっておくみたいな感じにしています。
こっちの方のリフォームリノベは、実際私たちの建物を建ててくれたときに、
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F社で担当してくれた男性がいるんですけれども、
実は担当がとぼけたKさんという女性の方がいて、
その方から担当が途中ちょっと変わるんですけれども、
これも大変だったんですけれども、
そうじゃない、とぼけてない、ちゃんとしたKさんという、
彼はまだ30代半ばで、すごくデザインも得意でエッジの効いたデザインで
かっこいいのを作ってくれるんですよね。
この人が建物に初めから関わってくれていたので、
彼がいろんな細かいことも知っているんですよね。
なので彼にお願いしました。
外国人が喜びそうな和の茶室のイメージのスペースと、
あとは普通の西洋のモダンなイメージ、
これを融合した感じの部屋作りをしてくれました。
この部屋はかなり完成度が高いなと思っていて、
というのも建てた後、実際にゲストを迎えて使っていただくと、
いろいろこうしたかった、ああしたかった、
ああすればよかったというのが出てくるんですよね。
一番なのはゲストにとって清潔感はあるけれども、
汚れとか、例えば髪の毛とか、
そういうのが落ちていて目立たない床の色とか、
クロスの色とか、そういったところと、
あとは限られた小さなスペースだけれども、
できるだけ機能的で広々と見えるとか、
広く使うことができるとか、その辺を工夫したので、
ずっと5年間運営していて、
こうだったらいいな、みたいなものを盛り込んだので、
盛って盛って盛って、全部凝縮した形で完成した部屋なので、
こっちはですね、大変なおさんも私も満足しているという感じです。
今日は、既に2回もリフォームしちゃっていますという話をしてみました。
聞いてくださりありがとうございます。ではまた。