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2023-06-02 13:50

第412回 自分の感情のなだめ方

第412回 自分の感情のなだめ方

経営者のコーチングを専門とする秋山ジョー賢司が、経営者やリーダーの抱える課題に共に向き合い、「マインドのメカニズム」を基に、ゆるやかにお答えする番組です。

番組への質問はこちら↓↓

https://ck-production.com/podcast/akiyama/q/

00:03
こんにちは、遠藤克司です。 秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、 今日も先生よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということでね、今週もいきたいと思いますが、 早速質問いきなりいっちゃっていいですか?
はい、お願いします。
いきましょう。ということで今日の質問ですが、 今日はですね、ご質問だけですね、いただいております。
自分が感情的になってしまったときに、 その感情のなだめ方はどのようなものがありますか?
事実と考えを分けて聞くことが大切と教えてもらってきましたが、 相手に対して妄想ばかり浮かんでしまいます。
例えば、ワンオンワン面談のときに、 相手の話をしっかりと聞こうと思っているのですが、
相手の発言に対して、自分が感情的になってしまったときに、 その感情のなだめ方はどのようなものがありますか?
具体的な質問ですね。
はい。
あるでしょう、これは。
すごい素晴らしいなと思うのが、 自分の感情をどうなだめたらいいですかっていうふうに、
ちゃんとベクトルがご自身に向いてるっていうところが、 すごいいいですね。
じゃあまずですね、これは少し、 具体的な事例をイメージしながらいきましょうか。
例えばですね、あるプロジェクトを始めようとなったと。
部下にそれを言ったら、ある部下から、
それってうちの会社がやる必要あるんですか?というふうに言われたと。
ありがちなシーンですね。
ですよね。
その瞬間に自分が感情的になってしまって、 事実と考えを分けていくことができなくなっちゃうわけですよ。
はいはいはい。
これ、なぜ感情的になるかというところから見たいんですね。
感情的になるのというのは、相手の言葉からいろんな思考をしてしまい、 その思考が感情を生んでるというふうに考えられている。
はいはいはい。
例えば遠藤さんとすると、そういうふうに上司として言われたら、 どんな思考が分かります?
こっちが新しいプロジェクトをやろうとしてて、 こんなことうちでやる必要あるんですか?みたいな。
それってそもそもうちの会社がやる必要あるんですかね?みたいなことを言われた。
こいつは新しいチャレンジとか挑戦とかやりたくないのかな。
今決まりきったことをやり続けたいのかな、こいつは。 そういう妄想をし始めそうですかね。
そうですよね。ひとつすらありますよね。
こいつは決まりきったことしかやりたくないやつだっていうふうに思うとどう思います?
そういえばあのときも、みたいな。過去の詮索とか。
ああ、エビデンスあったぞ、みたいな感じで。
そうすると、遠藤さんは新しいことを取り組もうとしないやつはどういう人間だと思いますか。
認識としてですか。
新しいことを取り組まない。
勝手なこちらの価値観からしたら、そういう人と仕事したくないなとか。
ありますよね。
03:00
思ったりしちゃうかな。
そういう思考を回すことによって、 だんだん自分の感情って湧いてきちゃうんですよね。
たしかにね。
あと、別な趣向としては、
俺が言ってること必要ないと思ってるの、この人は。
必要性を感じないからお前はそこで止まってるんだとかね。
はいはい。明確にあるでしょうね。
なんでそもそも俺が必要性をお前に合わせて教えなくちゃいけないんだよと思っちゃったり。
お前が俺の意図を汲み取られてる。
そこまで思わないですけどね。脇山さんには思うから。
すみません。昔思ってました。
なぜ俺がわかりやすく説明しなくちゃいけないんだみたいなね。
はいはい。ありますね。
これの感情が湧いてしまうことってあるのは、
思考を回すことによってくるんですね。
これ、じゃあ具体的に、
自分の感情の斜め方はどのようなものがありますかということなんですが、
回答からすると、
ワンオンワンのアウトカムに対して適切な質問をしていくっていうのが私の回答なんです。
ほうほう。それでなだまるんですか。
感情が湧いたとしてもね。
まず、ワンオンワンのアウトカムのチェックポイントは2つあって、
一つ目がワンオンワンのアウトカム設定をしているかどうかをちょっと確認してほしいんですよ。
まずね。
ワンオンワンのアウトカム設定。
例えば今回で言うと、
新規プロジェクトにおいての上司と部下のワンオンワンですよね。
ここのアウトカムって。
うん。
何だ。
例えば、
その中に、
プロジェクトをやる必要があるんだってことを説得したいとか、
同意したいとか、
モチベーションを上げたいっていうアウトカムがあったとすると、
ワンオンワンは成立しないわけです。
バッチリ感情的にイカっちゃいそうですね。
そもそもこのワンオンワンは、
俺が一生懸命説明して、
モチベーションを上げたいそのためにやるって言ったら、
無理だと。
なぜかというと、
ワンオンワンはモチベーションを上げるために存在してない。
うんうん。
今さらっとおっしゃいましたけど、
ワンオンワンってモチベーションを上げるためにやってるっていう認識って、
結構多いと思うんですけど、
ここちょっと。
多いですよね。
さらっと大丈夫ですか。
これはそもそもワンオンワンってコーチングに非常に近いところがあって、
コーチングはモチベーションがある人がコーチングを受けるっていうのが前提なんです。
ワンオンワンじゃなくてコーチングはね。
うんうん。
ワンオンワンもその要素ってあるので、
ワンオンワンを使って話をすると、
相手のモチベーションが上がることはないんですね。
モチベーションが高いというか、ある人にワンオンワンすれば上がるけど。
そうそう。
ワンオンワンそのもので上がるわけではない。
そういうことです。
お返しのように言うと、
ワンオンワンをやった結果、モチベーションは上がることはありますよ。
結果として。
ただ、モチベーションを上げるということを目的にやっても機能はしないんです。
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意外と大事な落とし穴かもしれないですね。
いやほんとそうですね。
確かにワンオンワンをやるとモチベーションが上がることはあるので、
それを見ると、ワンオンワンを使うとモチベーションが上がるというふうに誤解をされてしまっている方は非常に多いですね。
その誤解ってすごい蔓延してる気がしますね。
いやいや、ですからワンオンワンはうまくいかないんですよ。
これ話がずれすぎるんで、ちょっと今日の趣旨とは違いますね。
そういう意味で言うと、ワンオンワンの目的は?
ワンオンワンの目的は、相手を支援する面談だとするならば、
相手の思考の整理をするとか、目標に対してのアクションプランを作っていくとか、
強みを発見していく。これが基本的なワンオンワンの目的なんですね。
なるほど。そっちなのね。
そっちなんです。
ちょっとこの件は掘りすぎると番組が終わってしまうので。
でも一緒です。
そうすると、この三つ覚え通しです。
思考を整理する、アクションプランを立てる、強み発見する。
この前提、目的を相手と共有しておけばいいわけです。
そもそもワンオンワンは、やることによってあなたの思考を整理する時間ですよ。
もしくは、あなたのプロジェクトに対してアクションプランを一緒に見つけていくことですよ。
もしくは、今の課題に対して強みを見つけていく。
この三つのためにワンオンワンをやってますよということを、
相手にちゃんと伝えないといけないし。
それで分かりましたかって言ったら、はいって言わせないといけないんですよ。
分かってなくてもはいって言わせなくちゃいけないんです。
今日の冒頭にあった、アウトカーもちゃんときちんとワンオンワンの設定できてますかっていうのは、
今の三つがある意味答えたことですか。
そうですね。
なるほど。そういうことですね。
そうすると、ここで例えば、じゃあ今日もワンオンワンミーティングしましょうと。
ワンオンワンミーティングの目的覚えてますか。
思考整理をする。もしくはアクションプランを作る。
もしくはあなたの強みを発見していくということでやっていきましょうと。
じゃあ今日のテーマは何ですか。
今部長が進めようとしているプロジェクトは、
それってうちの会社やる必要があるんですか。
なるほどと。
じゃあ今山田さんは、プロジェクトに対してやる必要があるかどうかっていうことが、
今疑ってるというかわからなくなってくると。
そのことについて、思考整理したいか。それともアクションプランを作りたいか。
強みを発見したいか。今日はどれできますっていうふうに伝えてほしいんですよね。
なるほど。そこの方向をすり合わせるんですね。
そうすると3つしかないので、遠藤さんだったらどうしますか。
アクションプラン作っちゃったらやらなきゃいけないから嫌だし、
思考整理するとまたやることになりそうだし、まず一旦強みの発見すかね、みたいな。
結構ポジティブですね。私強みの発見するとやらせられるかもしれないって人がいらっしゃる。
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そっち?どれをやってもやらされそうですけどね。
でもワンワンでそういうもんなんで、頑張ろうっていうしかないわけですよ。
なるほど。
でも多くの方は思考整理をするとやらなくちゃいけないっていうふうに気づかない方も多いので、
私の経験では、思考整理をお願いしますっていう方が多いかなという気がします。
大体に思考整理するとやりたくない理由がはっきりして、意外とやりたくなったりしたりするもんですしね。
それがわかっていただいてるといいですけどね。
でもそうすると、じゃあ思考整理しましょうと。
いいです。思考整理ですか。
って言うと、今それってうちの会社が必要あるんですかって言ってくれたので、
このことについて思考整理していくとするならば、
例えば今あなたが必要ないと思ったのを事実の部分から教えてとか、
考えから教えてっていうふうに自分自身も、
その感情ではなく、ワンオンワンのアウトカムに対しての問いを出せるようになっていくんですね。
そうすると自分の感情は置いとけるわけですよ。
ワンオンワンをするコーチングの問いかけ側も、
2人の共通のワンオンワンの目的に対しての問いを考えていくということによって、感情が減っていくんですね。
でも心のどこかで、このワンオンワンを使って相手にプロジェクトに対してモチベーションを上げさせたいとか、
必要性を感じさせたいとかいうふうなアウトカムとすると、それは感情的になってしまいますよね。
さっきの例で言うと、そんなプロジェクトをうちでやる必要あるんですかね。
でも一応目的が思考整理になったとしたら。
その言葉をスタートに思考整理していきましょうって話になってくる。
そうすると、まず必要ないって思ったってことは何か理由があるはずだから、
どういう点からそういうふうに君は考えたの?っていう。
あくまでもあなたの思考整理をするんだってことを念頭抜きながら質問してあげるんですね。
それを、必要性がないのを俺に訴えるっていうことじゃなくて、
山田さんの思考整理するために行かせて、必要ないと思ったのはどういう点からなの?っていうと、
自分のためにその答えを考えるようになってくるわけですよ。
確かにそうなる上司側のほうもそれに対して、
そのスタンス、その立場に立ち切って聞けてたら、
感情的にはならなそうねって感じはしますね。
聞いてるプロセスの中で、このやらお前っていうのが湧く瞬間はあるかもしれないですね。
湧きます、湧きます。
湧いても置いといて、今山田さんの思考整理をするために僕は存在してるんだと。
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山田さんがそれでも不満を言いたいと思うんですよ。
感情的ないろんなことがあったと思うんで。
言いたいとしても、そっかこの人は不満を言いたいんだ。
だけど僕は今山田さんの思考整理を手伝ってあげるんだと。
このスタンスに立ち切れるかどうかが…。
まあでもだったら言わせてあげればいいわけですもんね、その不満を。
なるほどですね。
最終的にこの山田さんって誰なのか気になってきましたけど。
例えの部下の方なんですけども。
特に思い入れがあるわけじゃないよね。
昔の秋山君だった気がしますが。
そんなこんなでね、今日そろそろお時間も来たんで、
この辺りでとは思いますけれども、
改めて会うとかもね、ワンワンする前に必ず確認をして、
お互いちゃんと両者握って、何のためにやるかっていうのをちゃんとセットしてからやるっていうのが意外と大事だということで、
感情をなだめることにつながるということでしたので。
思考整理する、アクションプランを作る、そして強みの発見、どれがアウトカウなのか、
改めてワンワンされている方多いと思いますので、チェックしていただけたらなと思います。
終わりましたか。
ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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