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2024-11-29 14:31

第490回 事業の「安定」がもたらすマインドの罠

▼番組への質問はこちら

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▼今回の概要

「安定」というアウトカム/見たいように見てしまうマインド/「変化しない安定」と「変化し続ける安定」/利益が油断を生む/儲かっているからOKマインド

サマリー

第490回では、事業が安定している経営者がポートフォリオの強化の必要性と、その過程でのマインドの罠について語る。秋山先生は、安定を追求するあまり、本業への意識が薄れることに警鐘を鳴らし、事業のさらなる成長に向けた戦略を提案している。事業における「安定」は、実のところリスクを伴うマインドの罠であることが強調されている。安定に捉われず、変化に対応する力を育むことが今後の成長につながると論じられている。

誕生日と今後の展望
こんにちは、遠藤嘉杉です。秋山ジョー賢司の経営者のマインドサプリ、秋山先生よろしくお願いいたします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、ということで今日も始めたいと思いますが、秋山先生、お誕生日おめでとうございます。
ありがとうございます。
本日、今7時から収録をね、朝始めておるんですが、誕生日を迎えた秋山先生ですよね、今日。
そうなんですけどもね。
なんか温度差ありますね。
私、年を重ねていくっていうことに、あまり抵抗感はないんですよ。年を取りたくないとか。
ただし、ふと思ったのは今年で57なんですよ。
57ですか、もう。私出会ったとき40代だったのに。
そうですね、本当に。
それで、有名な言葉があるじゃないですか、孔子の言葉で、
30にして立ち、10にして惑わず、50にして天命を知れ。
60にして耳に従い、70にして心の法則に従って、
ノリを超えずるんですよね。
そういうときに、いや、50にして天命知れ、俺知ってんのかなーとか。
ここにきて。
60にして耳下が素直に相手の話が聞けてるのかな、ここ最近疑ってて。
いや本当なかなか素直になるのは難しいなーなんて思いつつ、
立派な大人にならなくちゃいけないなと、ちょっと反省の弁を思い浮かびながら。
それでこの温度差だったわけですね。
そうそう。
あれおめでとうございます、なんか雰囲気じゃないぞみたいな感じは。
今までわりと私誕生日のとき、いえーい今日は飲みに行くぞーだったんですけど。
その時点で大人じゃなさそうだね。
すいません。
家族の中でも誕生日って結構大切にしてて、自分のも子供たちもっていうのがあったので、
いや、誕生日ってなんだーってときに、自分のことをちゃんと振り返る時間なんだなって、
57年間いて初めて思ったんですよ。
今まで飲みに行くぞーいえーいだった。
いやおめでとうみたいな。
それいい気がしますけど。
はい、ということですね。
はい、ということでね、今日は誕生日を迎えた秋山先生とお送りしたいと思いますが、
今日の質問ですね、40代経営者の方からの質問です。
事業の安定とポートフォリオ
早速紹介させてください。
はい。
最近、うちの会社もようやく軌道に乗り始め、事業が安定してきました。
売上や利益が安定し、資金繰りの不安も少なくなってきております。
周りの経営者仲間に相談をすると、今がポートフォリオを強化するチャンスだ的なことを言われ、
金融資産や不動産収入の進め、不動産の購入を進められる。
確かに今の事業にだけ宗教を頼るよりも、別の収入源を持っておけばリスク分散になるかなと思い始めています。
でもこのタイミングで本当に不動産を持つべきなのか悩んでおります。
事業が安定したらやっぱりポートフォリオを固めるために不動産を持つべきなのでしょうか。
秋山先生はどう考えますか。施行していくためのアドバイスをお願いいたします。
ありがとうございます。
不動産収入の購入をするかどうか秋山先生に聞いてもね、専門外ですけどね。
そうですね。
でも顧客の方でこういう方は多いですね。
つまり事業が安定してきたので、不動産購入も含めてポートフォリオのことを考えていきたいんですが、
秋山さんはどう思いますか、みたいな相談はあります。
マインド的にね、すごい大事なところですよね。まさにマインドが揺れてるタイミングですよね。
そのマインド的にその方と一緒に見ていくんですけども、
まず事業が安定してきたっていうことは何かというと、その前苦労してきたんですよ本当に。
投資して、リフクを背負って一生懸命やって、いろんなことがあって、やっと収益出て、その収益が安定してきたと。
ホッとするし嬉しいし、これから社員にもしっかりと歓迎してあげたいなと思ったときに、
やっぱり私たちはこの安定を継続させたいと絶対に思うじゃないですか。
そうですね。やっと手にしたこの苦労点。
一番下がね、はー出たーっていうところのこの喜びはね、やっぱりリフクを背負ってた立場からすると本当そうですよね。
そうなんですよ。
その安定を継続するにはということで、いろんな次の手を考えてポートフォリオ的に見たりとか、
収益構造で違うものを持ってたりするってことは、やっぱり当然考えるべきですよね。
それ自体が悪いことでは全然ない。
そうなんです。
アウトカムが安定の継続だと考えた場合、やっぱりここで大切なのは事業が安定したときに何を注力しますかというところを見ていきたいんです。
私が一つ危惧してるのは、何か新しい事業とか不動産投資とかってのがあるんですけども、
そこで私気になることは、それは全然反対してなくて、
ただ気になることは、不動産投資だったら不動産投資したことによって、
本業に対する意識がそがれるかどうかっていうのは一つチェックしてるんですね。
このタイミングでも多いですよね。すごいパカッと分かれるイメージありますね。
利益出てきて、一気にそこからさらに本業のほうに踏み込んで、さらに質を拡大も含めて、
それは事業の方向によりますけど、本業側に完全にコミットさらに強めるパターンと、
まさにこの方のようにフォートフォリオ的な話になって、
利益をどういうふうに増やしていくかっていうのが、
本業じゃないほうに思考をいく方と分かれるイメージは確かにありますよね。
そうなんです。フォートフォリオ的なときに安定のために打った手が、
もしそれがブレた場合どうしようかって本当に逆に怖くなっちゃうんですよ。
ですから逆転が起きるんですよね。
安定のためにフォートフォリオで不動産とか違うものを打った手が、
そこが不安定になるんじゃないかということで、
意識が持ってかれちゃうというケースが結構あるので、そこは注意してもらいたいですね。
安定の捉え方
私が今思うとき、時代背景を見たときに何が重要かってときに、
安定というときに別なフォートフォリオを組むという思考とは、
別のことも一回考えてみてほしいんです。
はいはい。どういう意味ですか。
事業を安定させるということは、
やっぱり次の一手を打っていくことを考えられる余裕もあるっていうことじゃないですか。
本業のほうに踏み込んでいくってことですね。
そのバランスをしっかり見ていくということですね。
例えば本業のほうに踏み込んでいくってことを考えたときに、
どんなことが考えられるかですね。
それも全部考えて、フォートフォリオのことを考えるのかっていうことを見てほしいです。
でも実際どうなんですか。利益が出てきて安定してきましたっていうときに起きがちなマインドって、
普通に考えたら、私の感覚でいうと、まあ起きるのは油断ですよねと思ってるんですけど。
そうなんです。油断って何かというと、
今は利益が出たので、この環境、状態が継続するという前提で次を考えちゃうって意味なんですね。
つまり今利益が出てるってときに、市場が変わらないとか、
今のビジネスモデルがこのままいくんだっていう前提で次の一手を考えちゃうんです。
だから今あるものがなくなっていく、壊れていく、変わっていくってことを考えたときに、別な視点が必要になってきて、
例えば今ちょっと遠藤さんも言ったように、
例えば今のうちのサービスっていうのは評価されてるけども、
評価されなくなったときのことを考えて、今のうちから次のサービスのことを考えるっていうこともすごい重要になってくるし、
単純に新しい顧客とか、新しい技術開発に目を向けるっていうのも本当に大変必要になってきます。
その事業のさらなる安定という、変化していく上で手にする安定っていう意味ではね、そういう方向ですもんね。
今言ってくれたように、安定っていうのは2種類あって、変わらない、固定化されたものを考えていくという安定と、
変化し続けていく安定っていうのがあると。
安定のパラドックス
今の時代を考えると、実は変化し続けていく安定のほうが、より安定しやすいんではないかというようなのが、一つ私の見立てでもあるんですよね。
そもそも前者の安定というのは、安定ではないですよね。そうなったらいいなっていう願望ですよね。
その願望っていうのは、なぜ願望しちゃうかというと、今まで頑張ってここまで来たから、この安定はずっと続くだろうって思っちゃうんですよね。
思いたいってやつですね。
最近ね、情報力なんて話してませんけども、情報力的に言うと、安定にとらわれる不安定さみたいなのがあったんですよ。昔よく。
サーフィンの話してて。
対応していきましょうってやつですね。
そうそう。サーフィンのときに安定したいときに、海中から支柱を、支柱ってね、海の底に。
支柱の上にサーフボードを固定させて、今度何が来ても大丈夫っていうのをよく考えると怖いですよね。
まさに前者がその安定ですよね。
うん。に陥ってしまう。
そうじゃなくて、次の波に備えて、合わせていく、アジャストしていくということに対する安定っていうのが、やっぱり今後より重要になってくるかなと思うんですね。
それは武道とかやっててないんですか?ちょっと上手くいって、手にしたかもしれないこの技と思うと、もうこの型じゃないと変えたくないみたいになるみたいなのってありそうじゃないですか?
いやほんと、痛いとこ疲れましたね。
合気道とかでもあるんですよ。自分が得意な技とか好きな技があるとどんどんどんどんそれが磨かれてくるんですよ。
ですよね。
そうなってくると、合気道はケースパーティーだからいいんですけども、自由技っていうのがあって、相手が攻撃したときに対して自分の技を出すときに、あれ?そっちから攻撃してほしくなかったのにみたいなときになっちゃうんですよ。
もうその時点でマインドもぶれるしみたいな。
だから結局のところ、マインド的に言うと、安定を手にしたときに当然私たちはリスク回避っていうのを考えるんだけども、
リスク回避というものが偏りがちになっちゃうと、逆にそれが自分の心とか考え方を縛ってしまって、
いわゆる思考が固まっていくということに対するリスクはすごい考えてほしいんですよね。
成長と対応力の重要性
はいはいはい。
変にこれで不動産を購入して、いわゆる不労収入的な言われるやつですもんね。
そっちが出ることによって、心のほうが大丈夫かもってなったことで、
このマインドが本業のほうにさらに磨いていかなきゃいけない力のほうをそぎ落とす可能性があるってことですよね。
そうなんですよ。
そしてなおかつ、もう一個の別の収入あるじゃないですか。
安定的に入ってくるってものが繰り出たときのマインドのほうでは激しいですね。
そうだよね。しかもそっちは専門じゃないから、結構動作をして手を出ないんですよね。持ってると。
だからこっち側で安定した収入が入ってるのに、本業のほうは意識がそがれ、
今度は本業じゃないところが不安だった瞬間に、
修復しようと思ってもどう修復していいかわかんない、みたいなことが起きがちですからね。
確かにね。
そうすると不動産の専門家の人に、どうすればいいですかって。
俺は何のためにやってたんだろうかというね。
最後どうですか。
結論として別にだからダメとかいいとか言ってるわけじゃないと思うので。
大切なのは、安定したときに思考するっていうのは、自分の中でやっぱり私はキーワード。
この組織が成長していく、そこにチャレンジしていくということが安定につながるんだっていうことの思考を持ちながら、
どっちの手を使ったことを判断してほしいんですよ。
だから成長し続けていくとか、対応し続けていく、
そこに対して次の手をどう打つかという意味において、次の選択を考えてほしいですね。
いうところですね。
はい。
というわけで、ぜひね、すごい大事なタイミングでの意思決定のご質問だったと思いますので。
だいたいこういうときってね、配信されてるときにはもう買っちゃいましたとかね、いろいろある気がしますけど。
それも含めて、ぜひどうなったか教えていただけたらと思います。
ということで終わりましょう。
木山先生、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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