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気になる特殊職業の世界、パーソナリティーでインタビュアーのアリュー・ウララです。
この番組では、探偵やデイトレーダー、プロポーカー選手など、普段なかなか聞くことのできない特殊な職業の方々にインタビューをしていく番組です。
今回のゲストは、お話を聞くプロ、セラピストの宮武直子さんです。宮武さん、よろしくお願いします。
宮武です。よろしくお願いいたします。
宮武さんは、セラピストカフェというお話を聞くサービスの運営をされつつ、セラピストとしても、お話を聞くプロとして活動されているので、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
まず、お仕事内容についてお話を伺いたいんですけれども、今回プロのセラピストさんとしてお越しいただいたんですが、宮武さんがお仕事をされているセラピストカフェはどういったサービスになるんですか?
セラピストカフェというのは、まずオンラインのサービスなんですね。ネット上で完結をするものなんですけれども、
お客様のお話を聞くというサービスになります。お客様が申し込んで来られましたら、何月何日何時からということで相談をしまして、Zoomを使ってお話をお伺いするというサービスになります。
利用者が女性限定というふうに伺っているんですけど。
はい、そうですね。本当は男性も悩んでいる方とかお話聞いてほしい方がいっぱいいらっしゃると思うので、受け入れられるといいんですけども、まだちょっと色々セキュリティ的な問題とかありまして、一応今は女性限定になっています。
このサービスはコロナ以降に立ち上げたというふうに伺っているんですけど、どういう流れでスタートされたんですか?
このセラピストカフェっていうのは、全国の個人サロンのセラピストが集まって運営されているものなんですね。なので実際にみんなそれぞれ自分の個人サロンというものを持っているんですよ。
コロナ前はお客様がサロンにいらっしゃって、そこでお客様を癒すということをしていたんですね。そこで癒すっていうのは、私の場合だとアロマトリートメントをしているので、アロママッサージで癒すわけなんですが、ただ実際は女性ってお話を聞いてもらって癒されるとかストレス破産されるってあるじゃないですか。
なので私たち個人サロンのセラピストとしては、お話を聞く、傾聴って言うんですけども傾ける、聞くって難しい方の聞くですね。書くんですが、傾聴っていうのがすごく重要なスキルになってくるんですね。
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コロナ前はサロンにいらっしゃったお客様に対して、傾聴の技術でしっかりお話をお伺いし、すっきりしていただいたところでトリートメントを提供し、それでも身も心も満たされて帰っていただくということをしてたんですけれども、コロナになってしまって、このサービスが立ち上がったのが去年の4月ぐらいなんですね。
2020年の4月。ちょうど本当に緊急事態宣言だったり、コロナがひどくなったころ。
そうなんですよ。今まで考えたこともない、いきなり外出をしないでくださいとか、学校も休校になるとか、未知の出来事がいっぱい起こってきた時期だったじゃないですか。
サロンもやっぱりそういう雰囲気の中で行きづらいっていうお客様も出てきたわけなんですね。地域によってはやっぱり休業ということにもなりましたし、そうなってくると今までと全然違う環境で、しかも制約がすごく多い中で、お客様としてはものすごいストレスですよね。
なおかつ、学校も休校になり、会社もリモートワークになりとかってなると、常に家族が家にいて。一番当時多かったのは、今までだったらお昼ご飯はそんなに一生懸命作んなくてよかったのに、家族が家にいるから1日3食を毎日毎日しっかり作んなきゃいけない。
特に主婦の方とかは、今までなかったさらにストレスだったり環境の変化による。
そうなんです。それがすごく大きくて、だからコロナ離婚とかも当時結構増えたって言われているんですけれども、そんな感じで今までに比べてすごくストレスが溜まる状態で、本来だと癒しを求めているはずの時なのに、今までいけていた癒しの場に行けないってなっちゃうじゃないですか。
そうするとストレスも溜まる一方ですよね。ストレス溜まるって本当に良くなくて、もちろん自分がモヤモヤするのもそうですけれども、イライラするので人にも当たってしまうと思うんですよね。
そうすると家族とかの関係性も良くなくなる。だから離婚とかが増えたんですけれども、それも良くないし、あとストレスは自分が我慢すればいいのかっていうと、我慢しているとやっぱりそれは体にとって負担になっていくので、それが病気とかにつながっていくと思うんですね。
なので本当ストレスっていうのは心にも体にも良くない。なのでなるべくそれは上手に発散というか対処した方がいいんだけれども、それをするはずの癒しの場が行けないという状況になってしまいまして、じゃあ私たちにできることは何なんだろうかって考えた時に、
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サロンに来ていただいて施術っていうのはやっぱりソーシャルディスタンシングとかの問題があってできないとかあったんですけれども、お話を聞くっていう、私たちサロンでやっているカウンセリングと呼ばれる部分なんですけれども、そこに関しては別にインターネットとかお電話とかでできるじゃないですか。
じゃあそのサービスをご提供してやりたい方に受けていただければ、それでちょっとでも気持ちを発散してご本人も心身ともに状態いいし、それでご家族とか周りの方ともいい関係が築ければいいじゃないですか。ということでちょうど2020年の4月ですかね、始まりました。
確かにアロマの施術もちろんなんですけど、カウンセリングだったり、マッサージもですけど髪の毛を切るとか、女性にとってそういう場に行ってお話することがリセットになったりするんですよね。
だからお話をできないっていうのはやっぱり辛いと思うんで、なるほどそういったサービスになったけどね。
先ほどその主婦の方の話も出てきましたけど、女性限定ということでどういったお客様が多いんですか。
結構いろいろなんですけれども、とりあえず大人の女性であることは間違いがないんですね。
Zoomとかインターネットを通してのサービスなので、やっぱりすごい70代80代の方っていうのはいらっしゃらなくて、20代から60代ぐらいの女性が多い状態ですね。
結構でも年齢広いですね、20代の方も。
そうですね、内容も本当にいろいろでして、ただ取り留めもなくお話を聞くっていうのももちろんいいんですけれども、やっぱり申し込んできて、実際に知らない人と話そうっていうアクションまで起こす方っていうのは、なんか結構心にも鬱屈としたものがあることが多くて、お悩みって言うんでしょうかね。
20代とか30代の方でしたら、子育ての話だったりとか、もうちょっと上になられると親御さんの介護の話だったりとか、あとご自身の体調の話とか、やっぱり女性ってどのステージでもそれなりにいろいろ悩み事があるじゃないですか。
それってなかなか身近な人に話しにくい内容だったり、話しても満足の得られる結果が得られるわけじゃなかったりとか。
なので結局そういう知らない人で、この経調の技術で何でも受け止めてくれる人に話そうってなるのかなとは思うんですけれども。
なるほど。そうですよね。意外とお友達だったりに、ちょっと愚痴聞いてっていう形で発散できる方は、それはそれで素晴らしいんですけど、それと違ったチャンネルの話をしたかったり、あまり身近な方に知られたくないっていうお悩みもたくさんありますもんね。
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そうなんですよね。人のタイプとしても、やっぱり知ってる人に聞いてもらって、そうだそうだって言ってもらうのがいいっていう方と、やっぱりある程度プライベートなことは知られたくない。
例えば病気のこととか、体のこととか、あんまり細かいことまで知ってる人に言うと、後々ずっとそれを聞かれるとか、なんかあるじゃないですか。あと例えばその相続のことだとか、いろいろお金のこととかありますよね。
知らない人の方が話しやすいことっていうのもあると思うんですね。そういうことは、やっぱりちょっと知ってる人には話しにくかったり、あとやっぱりお友達同士とか家族との会話ですと、聞く側が普通の会話として聞いているので、それはこうだよって言っちゃったりとか、そんなの気にしなくていいんだよって言われちゃったりとか、いろいろあるじゃないですか。
だけど旗から見ればそうなのかもしれないけど、本人としてはその気にしている気持ちを受け止めてほしいわけなんですよね。そこが私たちは普段セラピストという癒しの職業で受け止めるということをしているので、時にはいろいろ思うこともあるんですよ。そんなの気にしなくてもとか、いやいやそんなのこうすればとか思うことがあっても、それはやっぱり言わないんですよね。
で、その方がそのことに対して悩んでるとか、辛いと感じているとか、そういう感情をそのまま受け止めるっていうんでしょうかね。そうすると思う存分話を聞いてもらえて、思う存分話ができるので、すっきりするじゃないですか。そこがやっぱりちょっと違う、仕事として話を聞くっていうのと、日常会話の違いなのかなっていう気は少しします。
なるほど。そうですよね。ちょっと話して、いやそんなの気にしないでよとか詐欺られると、こう引っ込めちゃったりするんですよね。こう言おうとしてたことで、もやもやがまだ残ってっていうことになるので、やっぱりプロだったりそういう、普段は身近じゃないというか知らない方に聞いてもらうっていうのはすごい素晴らしいですね。
あとよく言われるのが、例えばコロナで自粛になって、自分がこんな辛い思いをしているという話をした時に、いやそんなの私なんてもっとこんなに大変だよみたいなのを言われちゃうと。あるある、うちもとか私もっていう自分の話に転換させるっていう女性同士の会話ってあるんですよね。あって、転換したなって思っちゃうんですけど言えないじゃないですか。
会話が持ってかれちゃうんですよね。それが私たちの場合はないので、思う存分話していただけると。
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いやもうこれまじ20代の方もいらっしゃるっておっしゃってましたけど、特に30代40代50代の主婦の方すごく多いんじゃないですか。やっぱり主婦の駆け込み寺というか。
いやそうですね。やっぱりご家庭でお母さんって話を聞くことは多くても、話を聞いてもらうことってあんまりないって言ったらあれですけれど、ちょっとないがしろにされがしというか、どっちかというとみんなの面倒を見てばっかりで自分のこと後回しってなると思うんですよね。
だけれどもお母さんと言うと普通の一人の女性じゃないですか。普通の一人の人じゃないですか。やっぱり聞いてほしいとか認めてほしいとか、そういう感情ってある受け止めてほしいとかあるじゃないですか。
でも家族の中だと面倒を見る側に回ってしまうので、なかなかそこが満たされることがない。
ですよね。私ちょっと趣味がないんですけど、でもすごくわかるというか、ですよねって忘れちゃうんですけど、やっぱりしっかりしなきゃいけないってなりますし、お家のこと。特に働いてたりしたら大変ですし、さらに母にならなきゃいけない、妻にならなきゃいけないけど、あれ私は?って。
そうなんです。
私ってどこにいる?ってなっちゃうのかなっていう私はちょっと想像でしかないんですが、そう感じるんですよね。
そうですそうです。ほんとその通りだと思います。で、それで私たちはもう一人の人としてあなたをちゃんと見るので、自分に戻れる場って言うんでしょうかね。
これもう泣いちゃいますよ。多分感情が出てきちゃう方もたくさんいらっしゃるんじゃないですか。
そう、もういろんな方がいらっしゃいますよね。
やっぱり1時間以上とかお話する時間帯とか料金設定もちょっと気になるんですけど、その辺はどうですか。
そうですね。一応料金はですね、お申し込みの時に大体何分ぐらい話したいというので、申し込んではいただくようになってるんですね。
で、人によってそれぞれだと思いますし、あと初めて使う時って気の合わない人だったらどうしようとかやっぱり心配だと思うので、一応10分以上であれば、あと3時間でも何でも申し込めるようにはなっているんですね。
で、ただ実際にはお話をこうしてみまして、話が弾んで1時間、2時間で話したくなっちゃった方もいらっしゃると思いますし、逆に何かの事情で1時間話そうと思ってたけども、もう30分で終わっちゃうとかいうこともあると思いますので、実際には実際にお話をした時間分だけ料金をいただくという形にしてるんですね。
で、大体1分100円でやってるので、だからちょこっとだけ話聞いて欲しいという方でしたら、もうちょこっと10分ぐらいで構わないですし、もうがっつり聞いて欲しいというのであれば、3時間とかでも構わないですし、もう別に構わないですし、お好きなようにしていただければ。
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でも大体1時間ぐらいとか多いですか?
そうですね。3時間話す方はまだ今のところいらっしゃらなくて。
でもそれも受け止められますよという言葉ですね。
もしご希望があれば。
ちょっと気になったのが、ちょっとやっぱりこう、手費義務だったり、なかなか相談の内容を他の人には言えないと思うんですけど、お話しできる範囲で、ちょっと印象的だったエピソードとかってありますか?
ちょっと具体的にお出しすると、やっぱりちょっとその方のね、せっかく安心して話したのにっていうのがあるので、ちょっとお伝えはできないんですけれども、内容として本当、本当いろいろでして、子育ての、さっきもお話ししましたけど、子育てのことだったり、そのお家のお母さんの介護のこととか、お父さんのこととか。
家族の揉め事っていうのは結構やっぱり多いですかね。
その親の介護っていうのは、その親に対してどうだっていうのもありますし、あとそのご兄弟との意見もみんなそれぞれ違うじゃないですか。
そこでそれぞれ考え方が違うので、そこで揉めてる。
もやもやだったりする。
そうですね。っていうのをお伺いすることもありますし。
もう本当いろいろですね。
あとそうですね、眠りとか、体調がやっぱり女性で40代50代とかなってくると、やっぱりホルモンバランスが変わってきたりして、今までと全然違う体の状態とかが起こったりするんですね。
特に女性だと高年期っていうのが有名で、ホットフラッシュが起こってみたりとか、あと何かそのなぜかわからないけどイライラするのが止められないとか、何か意味もなく落ち込んでしまうとか。
ホルモンバランスが崩れるので、どうしても自律神経がバランスを崩して、そういう今までじゃない自分みたいなことになる状態が起こる方もいらっしゃるんですよね。
そうした時に、やっぱりどうしていいのかわからないっていうのもありますし、でもそれって人から見てわかることじゃないので、言っても気のせいだよとか、そんなの甘えだよとか言われちゃってわかってもらえないっていうのがますますストレスになるとか、
っていうのがあったりするので。
なるほど。やはりアルマのお仕事もされてるってことで、体のこともいろいろわかってらっしゃる部分があるので、そういう相談にも乗れるってことですね。
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そうですね。あくまで私たちは話を聞くというところがメインではあるんですけれども、私に限らずセラピスト全員それぞれ専門のサービスを持っていて、私の場合だったら癒しですし、香り系の方が多いとは思うんですけれども、美容系の顔の都合の話だったりとか、みんなそれぞれあるんですよね。
それを活用して、相談されて話を聞くんですけど、やっぱり解決してほしい方もいらっしゃって、中には。解決って言っても人それぞれなので、どうなるかわかんないんですけど、こういう方法を試してみたらどうですかみたいなアドバイスとか、いうのをさせていただくこともありますし、
あとはやっぱり私たち女性の話をよく聞いているので、他にもそういう人もいますよみたいなのがある場合があるんですよね。お客様からすると自分のことですし、自分だけで周りの人に言ってもわかってもらえないし、自分だけ変なんじゃないかみたいな、になるんですけれども、
でも他にもそういう方もいらっしゃって、みなさん同じように悩んでらっしゃいますねとかって言うだけでも、ほっとして安心するとかってあるんですよね。なのでその辺の情報量のストックが違うっていうんでしょうかね。
確かに他の方もですよって言われたらほっとしますね。今自分って普通じゃないのかとか、平均的なのかとか、みんなどのぐらいの方がそういう悩みを持っているのか、そういう症状なのかっていうとわからないですよね。そうなんですよ。こういうものなのか自分だけが特別におかしいのか、区別ってつかないじゃないですか。それが仲間がいると思うとちょっと心強いと言いますか。
でもホルモンバランスのお話もされてましたけど、やっぱり女性って本当に年齢重ねるごとにいろんな変化だったり決断もありますし、それが短いスパンですごく来るなーって感じていて、私も30代になってから、結婚も出産もまだなんですが、体も変化していくし、でも決断、女性としてこれからの人生を考えたり決断も迫ってくるし、
いろいろ悩みだったり考えることがたくさんなんですよね。それでさらに家庭を持ったりしたらまた違ったお悩み、問題が出てくると思うので。
本当に女性は大変だと思うんですよ。男性は多分社会に出て、変わるって言ってもせいぜいお父さんになるぐらいのことじゃないですか。
だけど、女性は社会に出て、結婚して妻となり、子供を産んで母となり、でも家庭のことって女性がやるみたいなのがまだどうしても強いので、親御さんのことも女性がやりみたいになってくるじゃないですか。
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旦那さんも当然ご飯とか作ってくれるんでしょう。生活の面倒を見てくれるんでしょうみたいなところがあり、掃除洗濯はあら私かしらみたいなのがあり。
現代女性って過去今史上最強に忙しいって言われているんですね。でも本当その通りだと思うんですよ。
昔だと大人になって結婚して子供産んで、家庭のことだけ見てればよかったのが、今働いている女性がほとんどなので、家庭のこともやりつつ仕事もやりつつじゃないですか。これって2人分の動きだと思うんですね。
さらに昔だと割に大家族で住んでいたので、子供の面倒をおじいちゃんおばあちゃんが見てくれるってありましたし、親の介護だって近所の人と一緒に地域として見る。
確かに近所の方が叱ってくれたりとかも昔はあったと思うんですね。
そうなんです。ないじゃないですか。全部各家庭で処理をしなきゃいけなくなってしまっていて、でも家庭のことをやるのは女性みたいな雰囲気がどうしてもまだあるので、本当に忙しくって、私も結婚も出産もしてないのであれですけど、本当に皆さんよくされていると思うんですよ。
だから皆さんのお話は本当にすごいなと思ってふんふんって聞けるんですけれど。
はい、ということでいろいろとお話を伺ってきましたが、次回も引き続きお話を聞くプロ・セラピストの宮武直子さんにインタビューをしていきたいと思います。宮武さん、次回もよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
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次回の放送もお楽しみに。