研究の背景と目的
おはようございます、心理学者のじんぺーです。
本日も心理学の最新論文を紹介していきたいと思います。
今日はですね、またニーチャーヒューマンビヘビアという雑誌に載った論文なんですけど、
たぶんこれまでで一番最速クラスの紹介になるかなと思います。
6月の12日に出た論文になっています。
結構こういうポッドキャストとかでも自分も発信してるし、
あとはいろんな研究者、科学者の人がYouTubeとかいろんな媒体、
SNS、Twitterとかね、ああいうテキストの媒体も含めて論文を解説したりとか、
論文じゃなくても研究の紹介したりとかしていることって最近はよくあると思うんですけど、
そこで出てくる専門用語というものに着目した研究です。
専門用語があると人って満足度が高まるのかなとか、理解度が高まるのかなとかということを、
その専門用語の有無とかを調整しながら心理実験をしたような面白い研究になっています。
Nature Human Behaviorって何回もこのポッドキャストが紹介させてもらっていて、
そんなチャンネルも他にないと思うんですけど、
とてもインパクトが高くてなかなか容易には出せない学術雑誌なんですよね。
出せたらすごく嬉しいというような雑誌です。
だから今回の研究も実は実験を合計9個ぐらいやってて、
合計のサンプルサイズでいうと6,000人超、7,000人近くの人が対象にされていると、
だからデータ数としてはすごく大きなものになっているので、
全部を紹介することは難しいんですけど、
かいつまんでこういう実験だよということが伝わるようにお話できたらいいかなと思っています。
お知らせをさせていただこうと思います。
6月18日に研究のことをお話しするイベントをしていただくことになりまして、
1時間ほどオンラインで研究の話をするので、ぜひ遊びに来ていただきたいなと思います。
概要欄の方に申し込みのリンクを貼っておこうと思います。
なんかまだ参加者数があまり多くないみたいなので、僕は寂しいです。
6月18日の夜中時なので、ちょっと中時じゃないや、ちょっと待ってください。
9時からでした。はい、9時からでした。
少し遅いんですけども、ぜひ遊びに来ていただけると嬉しいです。
研究の話をがっつりさせていただく予定にしております。よろしくお願いします。
専門用語と理解度の関係
では本題いきます。
専門用語、専門用語という言い方にしようと思うんですけど、
専門用語でもないかな、ジャーゴンと言います。専門用語のことは英語で。
このジャーゴン、専門用語と言いますね、これからは、すみません。
専門用語があるかないかということが、その聞く人、今回読む実験かな、読んだときにどれくらい納得感がある、
満足する説明かどうかということと、あとは理解実際にできているかどうかということ、
実際にではないか、リカイドテストみたいなことよりは理解できたかどうかということを主観的に答えさせるというのがメインのやり方かなと思います。
面白いのが説明の種類もいろいろあって、これが3つに大きく分かれています。
1つが循環的な説明というふうに言われているんですけど、中身がないような薄っぺらいような説明です。
例えば、飴を砕くと光が出るのは光が出るからです、みたいな。
なんか因果関係っぽい言い回しはしているけれども、全然言い直しているだけというか、これが循環的な説明、本当に薄っぺらいというふうに捉えてもらったら大丈夫です。
こういうときと最小限の説明、これは部分的に因果関係があるけれども途中が抜けているような説明。
最後は完全な説明ということで、なぜどうしてそういうふうに言えるのかということを因果関係はきっちりと説明するという、
こういう3段階ぐらいに分けて説明というものを用意すると。
そこに専門用語を付け加えるか、それとも元々あった説明と専門用語を入れ替えるかみたいな、その専門用語の有無みたいなことを操作して読んでもらって、
その後の満足感と理解度を聞くというようなテストになっています。
やっていることはすごくシンプルかなと思います。
この後にもう少し別のアジキューも紹介したいんですけど、とりあえずここの結果を簡潔にお伝えすると、
専門用語を加えることによって満足度が大幅に上がります。
一方で理解度は下がるという結果です。
ただ、循環的な説明、薄っぺらい説明の時に特にそれが起こるということです。
特にって言い方よくないな、すみません、訂正します。
薄っぺらい説明の時にだけそういう現象が起こるということです。
薄っぺらい説明に専門用語が加わる、もしくは何かと入れ替えることによって満足度が大幅に上がる。
一方で理解度は下がるということですね。
理解度に関してはどのタイプでも下がるって書いているかな。
だから専門用語があることによって理解度は下がる。
こうやって一見矛盾しているというか、パラダックスっぽい感じもするんですけども、
これはどうしてかというと、この後の実験でいろいろとそのメカニズムみたいなのが検証されていくんですけど、
特にこの研究者たちに注目したのは空白感というギャップを感じるかどうかということだそうです。
どういうことかというと、これ実際にそういう結果にもなっているんですけど、
専門用語があると空白感が低下します。
だから何か埋められたように感じると。
そうすることによって満足感が上昇するというようなメカニズムになっているというので、
専門用語には何かを埋めさせたと感じさせるパワーがあるという、
錯覚の修正と結論
これが結構恐ろしいなと、怖いなと僕は思って読んでいたんですけど、そういう効果があるということです。
実験の3つ目は紹介したいんですけど、すいません既にだいぶ半端になっていますが、
実験の3つ目はシンプルに説明すると、
自分で説明させたりとか質問を投げかけることによって、
このある種錯覚ですよね、理解はしていないんだけど満足してしまうみたいな、
こういう錯覚を修正することができるかということに挑戦していて、結論できるんですよね。
専門用語を加える、そうすると最初の結果ですけど満足度が上がってしまうんですが、
これに今言った説明を自分なりの言葉で説明してくださいとか、
今の説明を読んでもらいましたよねと、質問形式でこれに答えてくださいということをすると、
あれ、私何も答えられないじゃんってなる。
それによってこの満足感が低下するんですよね。
その錯覚みたいなことに気付けるというのが実験の3でやりたかったことです。
トータルで考えてみると、特に薄っぺらい説明とか主張があったときに、
そこに専門用語が加わると、非専門家というのは満足度が上がってしまう。
一方で理解度は下がったりとか、そのままである。
これをどうやって解消するかというと、自分で説明をして試みたりとか、
何か質問されたりするということによってこの錯覚に気付いて、
満足感の変な上昇みたいなのを防ぐことができるというのが今回の実験の結果でございました。
とっても重要な研究だと思いませんか。
自分も専門用語をできるだけ配して説明したいなと思う一方で、
専門用語は別に悪ではないはずなので、うまく取り入れてもいきたいんですけど、
何も言ってなさそうなのに、言葉だけは難しそうな人とかはいるじゃないですか。
そういうときは要注意だなと。
そういう専門用語だけ見て、わかった気になったというふうにならないように、
満足感だけ埋められた感覚を持つこと自体は悪くないか。
それなんか盲目的に持ってしまわないようにしてもらえたらいいんじゃないかなというふうに思います。
自分は発信側であることが多いので、次回の年を込めてこの論文を紹介させていただきました。
そもそももうちょっと早く簡潔でわかりやすく説明したいなと思う今日頃です。
もうすぐ700回とかになるんですけど、慣れませんね。
慣れませんねというか、改善の余地ありありですね。
はい、と思っています。
頑張ります。
最後に切り飾ってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
ぜんぺいでした。
心を込めて。
雑談です。
本当に雑談と言っておきながら、結構ちゃんとした話、
ちゃんとしてないな。
緊急報告みたいなのがあったので、本当に雑談なんですけど、
バチュラーの話していいですか?
バチュラー見てますか?
シーズン、今回6かな?
全部見てます。
パートナーと見る娯楽としては最高のものだと思っています。
なので、一人では見れようとは思わないですけどね、
そういう恋愛シミュレーションというんですか、
なんて言うんでしたっけ?
リアル…あれ?
まあいいや、そういうシミュレーションじゃないか。
リアリティーショーか。
見ないと思うんですけど、2人で見ると面白いですよね。
やっぱりね、こう言いながらっていう、いい娯楽だなと思っています。
今回、今シーズン6のエピソード7くらいまで配信されているのかな?
Amazonプライムで見れます。
面白いですよ、面白い。
し、結構素敵な人、
バチュラーが結構素敵な人だなと見ている限りは思う。
かっこいいしって思うし、
参加している女性もすごく素敵な方が多いなと思って見ていたんですけど、
このエピソード5で結構ね、僕の推していた人たちが
選ばれないと帰らないといけないんですよ。
その帰ることになってしまって結構ショックでした。
ショックじゃないか。
続きを見るモチベーションが下がりました。
途中から応援したくなるんですよね。
一人とも限らないですけど、この人いいなみたいな、
残ってほしいなみたいな人が残らないということなので、
いずれそうなることがほとんどなんですけど、
今回ね、割と早々に、もう少し行くかなと思っていたんですけど、
行かず残念な気持ちでいます。
誰がとかいうのは特に言うつもりはないので、
ぜひ見ていただければと思います。
個人的には前回のシーズンとかの方が面白かったかな。
シーズン後はね、結構いろんな人がそう言っているんじゃないかな、
神回というか神シーズンだったのかなと思うので、
ちょっとそこまでじゃなさそうな感じはしていますが、
いずれにせよとても楽しく見させてもらっているので、
推しはだいぶいなくなってしまいましたが、
おそらく最後まで見ると思います。
見ている方はぜひお話ししましょう。
それでは。
