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#1051 あなたが美しいと思う図形を作ってみてください
2026-10-06 13:08

#1051 あなたが美しいと思う図形を作ってみてください

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【本日の論文】
Westphal-Fitch, G., Oh, J., & Fitch, W. T. (2013). Studying aesthetics with the method of production: Effects of context and local symmetry. Psychology of Aesthetics, Creativity, and the Arts, 7(1), 13–26. https://doi.org/10.1037/a0031795

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サマリー

心理学者のじんぺーが、美学研究における「創作法(メソッド・オブ・プロダクション)」を扱った2013年の論文を紹介する。従来の美学研究では作品を見せて評価させる方法が多いが、参加者自身に美しいと思う図形を作ってもらうことで美的感性を調べる方法もある。実験では、参加者がマウスで美しい長方形を作り、画面や投影面の枠の形が作られる長方形に影響することが示された。韓国人と西洋人の比較や、6×6のセルを回転させて美しい図形を作る課題にも触れ、今後はAIを使った美的創作アプリの研究構想を語る。

美学研究の三つの方法と創作法
おはようございます。心理学者のじんぺーです。 この番組では、心理学の研究の紹介をしたりしています。
引き続き、アメリカはフィラデルフィアからお送りしています。 昨日かな、一昨日かな、生配信もして、そのアーカイブも上げているので、よかったら聞いてください。
アメリカの雰囲気とか、今のやってることとか、少しでも伝われば嬉しいなと思っています。
今日は論文の紹介をやや久しぶりにやりたいなと思ってるんですけど、その前にいくつかお知らせをさせてください。
クラウドファンディングを引き続きやっておりまして、だいぶ終盤戦に入ろうとしております。
クラウドファンあるあるなんですけど、この間の時期がね、なかなか伸び悩むというところがありますので、もしご支援まだの方は一度覗いていただけるとすごく嬉しいなと思っています。
概要欄に貼っております。 それから対談がいくつか決まっておりまして、
ちょっと先ではあるんですが、先でもないか、来週か。
来週、ちょっと今ね、アメリカにいるっていうのもあって、来週にいくつか固めております。
12日、これもしかしたら11日かもしれない、日本時間で。すみません、またまとめて言います。
11日ぐらいにアカデミストと一緒に挑戦している宮川さんという方。
彼は言語学、古代イジプト語とかを研究されている、コプト語とかを研究されている方です。
とても面白い話になると思います。宮川さんお呼びしています。
14日、15日、こちらボイシーパーソナリティ、森川さん、兄貴ですね、森川の兄貴と、15日は高橋新平さんとお話しすることになっておりますので、
ちょっと日にち違うかもしれない、すみません、またまとめておきますし、近づいたらもう一度連絡するので、
その辺りにそういった方々と対談があるんだなということだけ覚えていてもらえればと思います。よろしくお願いします。
では論文に行きたいと思うんですけども、自分の研究をしていて出会った論文です。
また美学とか、アートの話、創造性の話になっていきます。
ちょっと古いんですけど、2013年の論文になっていて、テーマとしては創作することによって人の美しいと感じる、
そういう感性を研究していくのが大事なんじゃないかということを調べた論文です。
というのも、自分もそうなんですけど、この分野を研究しているとほとんどの研究が
見させる、見させるって日本語あってる?
鑑賞してもらう、評価してもらうことによってデータを取っています。
例えば自分で言うと、生け花の作品を見ていただいて、その生け花をどれくらい美しいと思うかというふうに評価してもらうという、
そういうふうに研究するパターンが多いし、俳句の時もそうでした。
そうじゃなくても絵画を見せたりとか、音楽を聴かせたりとか、そういうふうにして研究が進んできたわけなんですけど、
それだけじゃない方がいいんじゃないかというふうに、この2013年に出た論文でも言っているし、
もっと古くからは1870年のフェヒナという、我々の分野を作ったと言われる経験美学の父というふうに呼ばれたりしますが、
フェヒナから言われていたそうです。フェヒナの言葉はすごい大事なんで、自分にも言い聞かせるような形で紹介したいと思うんですけど、
人間の美的関数を探る方法は3つあると、それをできれば組み合わせて研究しろというふうに言ってたそうです。
これ僕知らなかった。やらないとなと思い始めてますけど、3つ。
どういうことかというと、1つ目が使用法、メソッドオブユースという方法。
これは世の中にある美しいと言われているものを観察して分析する。
例えばこの後作品、モナリザ美しいと言われているから、それを観察して分析するという方法。
これ結構やられてそうな感じがします。
2つ目がメソッドオブチョイス、選択法というので、先ほど言っていたのがだいたいこれ。
今ほとんどの現代の研究はこれに依存しています。
実験者がいろんな刺激を作ったりとか用意したりして、これについて評定を行ってもらったりとか、
どちらがいいですかと言って選んでもらったりするみたいな研究がこれにあたります。ほとんどこれ。
3つ目が創作法、メソッドオブプロダクションというので、
これは参加者自身、実験に参加してもらった人たちに美しいと思うものを作ってもらうことによって、
その人間の美的感想を探るということを知っていくという方法があります。
想像できるかもしれないですが、3つ目をやりたいとなったときに、難しいと。
例えば絵を描いてもらうとなっても大変じゃないですか。絵を描いたことがない人にとっては結構大変だし、
音楽を作ると言われても作れないしというのもあるし、
あとは実験をするという、実験とか論文を書く、科学的に統計的に解析するという、
そういう制約上、いろいろと要素が変数が多すぎると困るわけですよね。
絵を描いてくださいと言われて、ある人は人の顔を描き、ある人は動物を描き、ある人は風景を描きみたいな風にすると、
どこを切り取って分析したらいいか分からないし。
もっと言うと色を使うというのは、いろんな色があって、その組み合わせも本当に無限大なので、
無数にあるわけなので、難しいと分析しようとするという制約がありまして、難しかったと。
黄金比と枠が長方形の美的判断に与える影響
この原型画素の制作を使っていこうじゃないかとなったときに、どういう風にやったかというと、
めっちゃシンプルな条件でやらせたらできるんじゃないかということを訴えているわけです。
いくつかやっているんですけど、一つは黄金比。
本当によく言われる、美しいと思わせる比率がある黄金比というのがあって、それを研究しようと。
これまでの選択法というものをこの黄金比に当てはめると、
色んな黄金比の長方形もあれば、そうじゃない長方形も色々あって、
その中からどれがいいですかって選ばせるみたいなのもそうだったんだけども、
この研究では自由に参加者が長方形を作れるという。
マウスをドラッグして、どれくらいの比率の長方形が一番美しいかというのをその人に実際に作ってもらって、
それを分析に使うということをしてみました。
さらに、黄金比研究に対してもう一つ進めるような実験デザインをしているんですけど、
それはどういうことかというと、枠に注目しました。
例えば、紙に書いてもらうとなったときに、
紙に一番美しいと思う長方形を書いてくれと言うと、
その紙の形とか比率に依存しているんじゃないかということをこの研究者は主張したわけです。
なので、この実験ではスクリーンも枠だからダメか。
どこに投影したって書いてたかな、ちょっと待ってくださいね。
書いてた気がする。
壁。壁に投影されたプロジェクターみたいなのを投影させて、
だから枠がない状態ですよ、言ったら。
壁も枠って言えば枠だけど、一応枠がないというふうに言われて、
その状態で横長の枠を作ったりとか縦長の枠を作ったりとか正方形の枠を使ったりしてみたいな、
そういう実験条件を分けてやったそうです。
結構面白いですよね。
この視点自体も面白い。
結果、行こうと思うんですけど、やっぱりその枠が大事そうだということみたいでした。
横長の枠で提示させる。
スクリーンの画面のところで横長の中で長方形作ってくださいってなったときには横長の長方形を参加者は作りがちであったと。
縦長の長方形の枠を見せられたときに、ややこしいですよね。
縦長の枠を見せられたときには縦長の長方形をデザインしがちであったというような結果になっていて、
必ずしもこういう比率…もちろん縦長でも横長でも横長でも横紋比ってあるわけなんですけど、
これまでの研究はそういった紙の大きさとか比率を報告していなかったから、
結構問題だったんじゃないかということを言っていますね。
横紋比になったかどうかで言うと確か優位さはちゃんと出ていなかったんじゃないかな。
横長だったら横長作って、縦長だったら縦長作ってというのが一つの結果かな。
枠がなかったときは、枠がないと枠なし条件では他の枠があった条件よりも大きい長方形を作ったと書かれていますね。
枠がなくても横長にしがちだったのかな、どっちかというと。
あとは韓国人と西洋人のグループが2つあったみたいで、韓国人は正方形をやや多く作ったという結果とかもありますね。
この辺りも掘ってみたら面白いんでしょうけども、今日は簡単めに行こうと思います。
その創作を使ったよって話をしたかっただけですね、メインは。
サンプルサイズがすごく少なくて、その辺りも結構実験の妥当性みたいなところでは課題がありそうだなというふうには感じていますね。
6×6の図形課題とAIを使った研究構想
もう一つやったんですけど、それはやったことだけお伝えするんですけど、
これは6×6のボックスみたいなのがあって、その中で、
なんていうんですか、
例えば対角線、なんて言ったらいいんだこれ。
6×6を想像してくださいね、ビンゴみたいな感じ。
その各セルが黒で埋まっているんですけど、
例えば対角線上で線を引っ張って、三角形が黒で埋められていて、
その三角形を90度回していくことができる、それぞれのセルで。
36個のセルを90度ずつ回転させることができて、美しい図形を作ってもらうというようなことをしてもらったりしています。
これも結構面白いなと思うんですが、
なかなかここまでもうまく伝われていなかったんですけど、
結果も伝えるのが難しいので、興味があれば論文を読んでみてください。
そのふうに、実験の方法いろいろあるよねという話とかは伝われば嬉しいなと思いますし、
自分もこの研究にいろいろとインスピレーションを受けておりまして、
やってみたいなと思っているんですよね、今。
AIを使うと今アプリみたいなのを結構簡単に作れるので、
アプリ上で自分が美しいと思う、
例えばイケバナは少しやりすぎというか、なかなかそれを実現するのは難しいですけど、
イケバナを模したお花のイラストみたいなものを自由に組み合わせたりとか、
配置させるみたいな研究とかをやってみても面白いんじゃないかなって思っています。
これは今、作戦会議中ですね。
作戦会議では自分の中でですけど、自分がAIで今作戦会議中でございまして、
またこういう研究もやったらシェアしたいなと思いますし、
アイディアとかあったらいただけると嬉しいなと思います。
やりたいことがたくさんあってありがたいことですけども、
一つずつやっていきますので。
そういえば論文も新しくプレプリントが出た、
ボードゲームの研究の話もここでまたしてみたいなと思っておりますけども、
引き続きどうぞよろしくお願いします。
クラウドファンディング支援いただけると私はやりたい研究がいっぱいできるというところでございますので、
どうぞよろしくお願いします。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
神平でした。心を込めて。
13:08

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