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2025-10-12 12:50

#789【パレイドリア】見えないはずの言葉が見える人のこころ (Sheen & Jordan, 2015)

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【本日の一語】
パレイドリア (pareidolia):雲の形に顔を見たり、無地の布に文字を読み取ったりするように、存在しない対象を意味のある形として知覚してしまう心理現象、錯覚現象

【本日の論文】
Sheen, M., & Jordan, T. R. (2015). Effects of contextual information on seeing pareidolic religious inscriptions on an artifact: Implications for the Shroud of Turin. Perception, 44(12), 1427–1430. https://doi.org/10.1177/0301006615607156

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サマリー

今日のエピソードでは、パレイドリアという心理現象について説明されており、宗教関連の研究が紹介されています。特に、イタリアのトリノにある聖外府とその錯覚が人々の信仰に与える影響について考察されています。

パレイドリアの概念
おはようございます、心理学者のじんぺーです。心理学に触れる一日一語のお時間です。
この番組では心理学の専門用語を毎日一つずつ取り上げて、論文と合わせて紹介しています。
今日の一語は、パレイドリアという言葉になります。
パレイドリア、ちょっと待ってください、まずはあれだ、お知らせさせてください。
今日日曜日なのでまた生配信をしようと思います。
時間決めるの忘れてた。
3時とかにしようかなと思います。
一時間は8時です、朝の。よろしくお願いします。
研究報告など、コメント配信などさせていただきたいと思っております。
急遽決めました。
集まりできる方だけで大丈夫です。アーカイブはいつものように残します。
パレイドリアの話に行きましょう。
トリノの聖外府
パレイドリアというのは、例えば雲の形に人の顔を見たりとか、
何も書いてない布に文字を読み取ったりするように、
存在しない対象を意味のある形として知覚してしまう心理現象、錯覚のことを言います。
これを扱った宗教関連の研究で、宗教関連と言ってもザ宗教みたいな感じではないですけど、
わりと宗教の文脈とかでこのパレイドリアというのが言われたりするので、
例としてはわかりやすい研究かなと思うので紹介したいと思います。
この2015年でちょっと古いんですけど、この論文の題材になっている宗教的な異物というかものがありまして、
イタリアのトリノにある聖外府というのがあるんですけど、
トリノの大聖堂かな、実は去年学会がトリノであったので行ったし、見てはないんですよね。
ここに聖外府がありますみたいな、普段は展示していませんみたいな感じだったと記憶しているんですけど、
ただ写真みたいなのがあって、このトリノの聖外府というのは何かというと、
イエスが聖外府を顔にまとっていた、亡くなったと聞いていたかな、
ちょっと待ってくださいね、調べた方がいいのかな、まとっていたんですけど、
ちょっとJPTに聞いた方がいいですね。
イエスキリストの遺体を包んだとされる布、聖外府の外が、外骨の外なので、
そういうイメージかなと思うんですけど、そこに布に人の顔や全身像のような痕跡が浮かび上がっているということで知られているんですよ。
これ本当かどうかは正直わからないし、解析で違うんじゃないかみたいな説も出てきているとか、
うる覚えなんでちょっと調べていただきたいんですけど、そういうのがあるんですよ。
そういう宗教的な文脈とか知識とかね、あとは信仰しているかどうかとか、
誰が見るかとかどういう状況で見せさせられるかみたいなことによって、
結構そこに読み取る情報とか意味とかって変わってくるっていうのは何となく想像できると思うんですけど、
それをやりたい研究になっています。
研究の結果と考察
もちろんこの鳥の聖外府をそのまま使うんじゃなくて、今回、裏面の布をスキャンした無地画像ですね。
これ別に何の宗教文脈関係ない普通の布らしいんですけど、布だし何も書いてないんですよね。
ですけど、それが文脈を変えることによって人は文字を読み取るかどうか、読み取ろうとするかどうか、
そこに書かれていないはずの文字を読み取ってしまうのかどうかということですね。
これ確かオープンアクセスじゃなかったと思うので、皆さんが読めるか分からないんですけど、
論文を読んでいただくと画像があって、その画像が結構うまく作られているというか、
布なんですけど、ちょっと白黒だし、しわとかもあったりとかね。
文字がないと言われればないんですけど、探せないことはないかなみたいな、そういう画像なんですよね。
それを見せて、見つかった文字を教えてください、単語を教えてください、
ただそれだけの研究なんですけど、文脈を変えるということはどういうことかというと、
3条件あって、1つが何もない中立の条件で、これはただの布の画像ですというふうに説明するということをします。
宗教文脈の条件は、これは重要な宗教遺物の画像ですと説明してから見せる条件です。
3つ目の条件もあって、これは手がかりみたいなものを出すということですね。
宗教文脈、これは重要な宗教関連の画像ですというふうに見せた上で、
もし見えるとするなら次のようなこの可能性があります。
ゴッドとかね、ジーザスとか、プレイとかね、祈る方のプレイとか、
その語のリストを出して、そこから選ぶこともできるみたいな条件、
足場書きみたいなことを行うような条件というふうに言いました。
重要なこととしてはすみません、最初、かすかな語が見えるかもしれませんというふうなことも教授で教えるそうです。
見えたら記述するということのようなので、一応見えるかもしれませんみたいな感じにその画像を見るので、
何とか探そうとするというのはもしかしたらあり得るかもしれません。
これに48名の大学生が参加したということです。
各16名ぐらい参加しているという実験になっています。
結果はその現れた語数をまずお伝えするのがいいかなと思います。
それが全てといえば全てなんですけど、中立条件では2つの単語だけですね。
16名の全体で2つの単語だけなので、ほとんど見つからなかったと。
実際に何も書いてないので、見つかった人はどうやって何を見出したのか気になるんですけど、
報告された宗教に関する語の総数でした。
それが2つの単語だったそうです。
宗教文脈これは特定の宗教において重要なものであるというふうに伝えられた。
16名は12の単語を出してきたということ。
さらに宗教文脈で語の候補も手がかりを与えられた条件がもっと多くて、
37の単語を出してきたということなので、
宗教の重要なものですというふうに言われただけで、
人はそういう単語を見つけてくるとは実際に何も書かれていないところから。
というのが面白い錯覚現象だなと思いますし、
人の思い込みというと雑なんですけど、
そういった現象なのかなというふうに思います。
いかがですかね。なかなか面白いなと思うし。
宗教の話だけでしたんですけど、パレード例って別に、
さっき雲の例とかもありましたけど、雲が顔に見えるとか、
あとはよく例でわかるのは壁のシミですね。
壁のシミを見たときに人の顔が見えたりとか、
特定の何かの形に見えるとかいうことって結構あると思うので、
それがクリエイティブな何かにつながっていることもあるかなと思うので、
なかなか興味深い現象だなと思いますし、
身近な現象だなと思いますので、
ぜひ近くの方にパレード例っていう心理学の現象があるみたいだよ
ということをお話ししてもらえるとすごく嬉しいなと思います。
最後まで聞いてくださってありがとうございました。
今日もいい一日にしていきましょう。
陣平でした。心を込めて。
お聞きいただきありがとうございました。
雑談をしたいと思うんですけども、
最近見たコンテンツシリーズをまたお話ししたいなと思うんですが、
結構いろいろ見てて落ち着きましたね。
学会シーズンなどが続いて、
昨日も比較的ゆっくり家でしてたなと思うんですけど、
ドラマを見ました。
たびたび紹介してるんですけど、
バカリズムさんが書いている、脚本をしている、
監督も脚本だけかな、作品がね。
以前はホットスポットっていう作品面白いのでぜひ見てくださいって言ったんですけど、
ホットスポットよりちょっと前のブラッシュアップライフっていう番組なんですけど、
これ何年のやつなんだろう?
2023って一昨年?
ちょっと待ってくださいね。
そうですね、2023年の1月なんで、
2年半くらい前ですかね。
ホットスポット多分去年のやつだったかなと思うので、
全然知らなかったんですけど、
たぶんホットスポットとかはNetflixとかで見てたから、
おすすめで上がってきたりとか、
あとは自分がよく映画のレビュー、
レビューほとんどつけてないんですけど、
見た映画を記録しておいたりとか、
ドラマとかを記録しておいても、
7、8年使ってるフィルマークスっていうアプリがあるんですけど、
そこで自分の好きな監督さんとか、
脚本を書いてる人とかももちろん俳優さんとかね、
ファン登録できて、
ファン登録していると他の作品見れたりとか、
新しく公開予定のやつとか出てきたりするんですけど、
どこかで見つけましたけど、
とても面白い作品でした。
ブラッシュアップライフはそのままなんですけど、
どこかであんまり言いたくないですけど、
これぐらい多分タイトルからわかるし、
あらすじとかにも書いてるんで、
言うと安藤さくらさんが主演なんですけど、
安藤さくらさんがどこかで、
人生のどこかで一回亡くなると、
それがもう一回同じコンセをやっていいですよっていうね、
案内をされて、
それをまたもう一回同じ人生をたどって、
なんでもう一回同じ人生をやるかというと、
これも何かって言ったりとか、
細かいネタそれぞれが面白いんで、
言いにくいんですけど、
そのまま行くと来世は別のものになってしまう、
みたいな状況になったときに、
その来世を選ぶかコンセをもう一回やり直すかを選んで、
コンセをもう一回やり直すわけなんですけど、
だからブラッシュアップライフって、
ここまでいいでしょ、
耐えてると思うんですけど、
なんでそのコンセをやり直すかというと、
その来世になるやつがあまり気に入らなかったんですよね。
自分がこうなりたい来世になるためには、
もっと徳を積みなさいというふうに言われるんですよね。
その徳を積むために、
安藤さくらさんは何をしていくかということを見ていくと、
また幼児から始まって、
小学校、中学校、高校というのがどんどん上がっていくんですけど、
前回の人生とどう変わっていくかみたいなところとか、
面白いし、仕掛けもいろいろあるので、
ベタっちゃベタじゃないですか。
設定自体は別にそんなに新しいものではないと思うんですけど、
なんかバカリズムさんらしい、
くだらないこととかでも、
なんかよくできてるなって思うこととかが、
どっちもあるので、
ぜひ見ていただきたいなと思います。
大体笑えるんですけど、
結構友情とかのシーンとかは、
グッとくるところもあったりすると思っておりますので、
これはおすすめです。
自分はNetflixで見ました。
何で見れるんだ。
Netflixでぜひ見ていただけるといいかなと思います。
12:50

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