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みなさん、こんにちは。じぶん経営診断士のトシです。
分かるが増えれば人生が変わるをキャッチフレーズに、社会人のキャリア支援を行っています。
分かるとは分けられること。分かるを増やし、できるを増やす。できるを増やし、キャリアを豊かにする。
ということで、みなさんのキャリアが豊かになるお話をしていければと思っています。
このシリーズでは、20世紀最大の鉄人と呼ばれ、マネジメントの父と言われているピーター・ドラッカーの名言を紹介しながら、
みなさんに役立つ情報をお届けしていきたいと思います。
今日のドラッカーの言葉です。
マネジメントと呼ばれるものの大部分は、働く人たちにとって面倒なものである。
これはですね、全体最適と部分最適という言葉があるんですけど、
全体にとっていいことと個人とか部分にとっていいことは、多くの場合衝突するっていうことなんですね。
例えば、世の中で生きていくと、いろんなルールがありますよね。
もう自分たちにとってはものすごく当たり前になってしまったルールもあれば、新しくできる法律もあったりするんですけど、
例えば、ゴミをその辺に捨てないとかね、タバコのポイ捨てしないとかってあって、
みんなが清潔に暮らしていくっていう意味では必要なことなんですけど、
その瞬間、その人だけにフォーカスしてみると、
その人が手に持ってるゴミをその場で捨てられたほうが楽だし、気分がいいし、
自分にとって都合がいいわけですよね。
だけど社会全体としてみると、そういったルールを守ったほうが、多くの人がより心地よく過ごせるってことで、
この全体最適というものと部分最適というのは、理解が一致しないことがほとんどなんですね。
組織の成り立ちっていうか、もともとものすごく人類を遡っていったときに、
当然組織もなければ企業もないわけで、自分たちで自分たちの身の回りのことをそれぞれがそれぞれにやっているっていう時代があったわけですね。
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それがだんだんお金みたいなものが生まれてきて、価値効果ができるようになったときに、
まとめてやったほうが効果効率っていうのが上がっていくじゃないかということで、
だんだん近代化してきて、組織が生まれて企業が生まれたっていう経緯があるんですけど。
企業って法人っていう言い方をしますよね。
なので法で作られた人格なんですけど、法人っていう会社を一つの人として見たら、
全体最適、会社にとってどういう選択が一番いいのかっていうことを考えていく必要があると。
そうなったときに、必要な考え方がマネジメントっていうもので、
ドラッガーはマネジメントを発明した人、マネジメントの父なんていうふうに言われてるんですけど、
でも結局一つの法人の中で働いてる人っていうのはたくさんいるので、
自分の部署のことだとか、自分のことだとかっていう部分になればなるほど、
自分の楽をしようと思うと会社にとっては全体最適になっていかないし、
自分が少し面倒なことでも会社にとってプラスだったり、マネジメントにつながることであれば、
会社にとっては全体最適につながっていくっていうことで、
これはやっぱりこの全体最適と部分最適だとか、
このマネジメントっていうのは一人一人にとっては面倒なものがほとんどなんだよと。
でもそれを会社全体でやることで、より高い成果が出せたり、より効率的な仕事ができたり、
お客さんに価値が届けられるっていうふうになっていくんだっていうことを、
知ってる人が増えることっていうのがとても大事なんじゃないかなというふうに思っています。
ちょっと今日はものすごく解説的な話になってしまいましたけど、
仕事をする上でとても重要な考え方かなというふうに思いますので、
ぜひ全体最適と部分最適っていうものを意識していただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。
今日も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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キャリアや仕事に関するお悩みなどありましたら、ぜひネタをお気軽にいただければと思います。
それではまたお会いしましょう。