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2024-09-26 44:52

正直FPラジオ第137回 「詰んでる社会保険制度はこう改革する!マサさんの提言」

今回は、前回から引き続いてマサさん回

社会保険制度についてどう改革したら良いか?について語りました。


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サマリー

正直FPラジオ第137回では、社会保険制度の改革について議論されています。社会保障制度の必要性を強調し、特に超高齢化社会への対応が重要視されています。また、北欧のシステムを参考にした提案も行われています。 この回では、少子化や高齢者の労働に関する義務についての提言があり、国としてのサポートの必要性が語られています。さらに、過剰医療費の削減や未病予防医療の予算化といった具体的な提言も紹介されており、持続可能な社会保障を実現することを目指しています。 医療データの活用やDXの重要性についても触れられ、社会保険制度の改革に向けた具体的な方策が論じられています。

社会保険制度の問題点
正直FPの本音しか言わないトーク!イエーイ!
どうもみなさんこんにちは、またはこんばんは。金融商品を売らず、顧問料だけで稼ぐトップ1パワーのコンサルティングFP、家事と経営コンサル、コーチングも出かけるご鎮倒した寺の2人をお届けします。
このラジオは、金融商品を販売しないからこそ、各業界や金融機関に忖度なしの正直意見が言える現役FPがぶっちゃけ投稿する暇となしいコンテンツとなっております。
寺田さん、今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今週は先週に続いて、マサ3回をやっていきたいと思います。
先週は、社会保険について、歴史や背景など、どうしてこの社会保障が出来上がったのか、その問題点などをお話しさせていただきました。
今回は、それを踏まえて、この先どういう制度改革が必要なのか、必要じゃないのか、みたいな話とか、ちょっと少し目線を上げた未来の話をしていく回にしたいと思います。
今日もマサさんに来ていただいています。
マサさん、こんにちは。
よろしくお願いします。
2週連続になりますが、今週もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい。
じゃあ、早速始めていく感じで、マサさんにお願いします。
ありがとうございます。
先週136回のところで、まず社会保険でどんな保険があるのか、社会保険の対象ですとか、何でいつ作ったのか、1960年70年に作りましたよ、みたいな社会保険の歴史とかですね。
本来であれば、見直しをしていかなきゃいけないんですけれども、ちょっと選挙の弊害とか、そういうところがあって、なかなか見直しがされていません。
今、2024年になっては、ちょっと合わない制度になってきてるんじゃないですか、絶望ですね、みたいな話を前回したっていうのが、簡単なサマリーかと思っております。
高齢化社会のビジネスチャンス
細かいところは前回136回を聞いていただければというふうには思っております。前回話をしたように、我々生きていかなきゃいけないわけですよ。これがゲームだったら、リセットボタンっていうのを押して、このゲームやめよう、クソゲーだって終わるんですけど。
残念ながら、我々はこの後も日本で生きていかなければいけないので、そういう意味で言うとですね、絶望の中で生きるわけにもいかないので、やっぱりちゃんと希望の社会保障を作っていかなきゃいけないというステージなのかなというふうに思っております。
ここに対して正直言うと答えがあるわけではないです。答えがあってこの通りやればいいですっていうのは、今世界中見てもないんですね。なぜならば、日本が世界で最大の高齢化社会なので。
最先端ですからね。
最先端の33%を誇る3分の1が老人という高齢者という国になってます。
逆に世界から日本があいつらどうするんだろうって見られてるっていう状況でしょうね。
そうです。なので、逆に言うと私はチャンスだと思ってて、特に中国とかはこの10年で高齢者、高齢化がすごい進むんですね。
そうですね、完全に後を追ってますよね。
はい、不動産バフルのところもしかり。
そうそう、全部後を追ってるよね。
高齢化のところもしかり。ただちょっと人口規模が10倍以上なので、ちょっとそのインパクトも10倍以上になるっていうところは違うんですよ。
そうですね、いや同感ですよ。中国結構大変だよなと思って見てますよ。
なので逆に言うと中国も日本を見てるんですよ。
介護とか高齢者は確実に増えるっていうのはそれは胴体見てればわかるので、逆に言うと日本で高齢者向けの高齢化社会に対応したビジネスとか社会保障制度が成立できれば
多分これを海外に輸出できると思うんですね。
うん。
そこは逆に新たなビジネスチャンスになるんじゃないかというふうに私は思っているので、今はやっぱガーファーMとかがITインフラのところを牛耳っていて、そこはインフラだからっていう話なんですけど、
高齢化社会のインフラの部分を日本が担えるチャンスみたいなふうに私はちょっと思ってたりしますというところですね。
北欧の制度に学ぶ
高齢化社会のインフラ。
昨日もちょろっと話をね、仕事関係で話したことがあるんですけど、
今みたいな視点とかはやっぱり一般的にはFP内での会話の中ではおそらく出てこないんですよねっていうのをお話ししてて思ったんですよね。
日本の将来とかを考えながらそれがビジネスにつながるとか、もっと幅広い話になったりとか、
そういうところまで視野が広がってる人ってFPの中ではあんまり聞かないなって思いながら昨日も話をしていて、
今のマサさんの話も、社会保障のほうがメインなんだけど、結局人工動態とか世界的な問題の話だし、
それをトップランナーが日本がどうしていくっていうのは、うまくいけばいろいろまた日本も復活するような話になるしみたいなところまでやっぱり話としては広がるのが普通だなと思いながら、
今マサさんも聞いてたけど、なんかFPさんの中でこういう話ってどうなってんだろうなみたいな。
カジさんとか聞いたことあります?
なんかそういう風になってるように聞かないよって思って。
聞いたことないよ。こういう話をするっていう、あれじゃないね。
どうなんだろうね。それは女性が多いからなのかな。わからんわからん。
女性多いのか。
私は一応女性なので、やっぱり女性の仲間が多いし、そもそもFP業界って女性多いじゃないですか。
そうなんだ、比率が多いんですか?
おそらく独立系FPって女性が多いと思いますけど、女性のほうが多い。だって女性専門の団体があるぐらいですから。
それはでも今の時代な感じなんじゃない?女性の何たら何たらみたいな。そういうわけでもなく、単純に多いから。
私はわからないけど、女性が多かった。私が所属していた部署も女性が多かったですね。
私の感覚なんですけど、実はこういう話って、税理士会計士業界も出てこないんですよ。
そうですよね。一般的に出てこないと思うんですけど、業界に狭い話になっちゃいそう。
多分ビジネスのやり方に問題があって、問題があるわけじゃないですね。特性があって、基本的に税理士会計士もそうですし、FPもそうなんですけど、
クライアントがビジネスをやっていて、そのクライアントのお悩みに答えることがサービスになるんですね。
確かに。
ってことは、自分でビジネスをやるっていう前提はないんですよ。
なるほど。
誰かのビジネスのお手伝いをするっていうのがサービスラインなので。
でも、私の場合って経営もやってるので、スタートアップもやってるので、これってビジネスチャンスじゃんみたいな見方をするんですよ。
まささんいつも考えてるよね。
なので、こういうのってスタートアップ経営者とかそういう方は常に考えるんですね。この事象って何かビジネスにならないかっていう。
自分はちょっとそっちの視点もあるので、今みたいな話になるのかなっていうのはお二人の話を聞いてて思いました。
確かにそうですね。そういう頭の使い方を普通はあんましないのかっていうのを感じましたね。
てらは投資家だからそういう考え方をするのかなって気がする。
はじはちなみに考えない。話題になったら考えることもあるけど、普段は全然考えない恋愛リアリティーショー見てるからね。何にも考えないで。
そうなんだ。
そうだよ。一般の人こんな感じよ。
じゃあ話の元に戻しましょうね。
お願いします。
私が社法で問題だと思っているのは、やっぱりその1960年70年の人口動態とか経済状況とかを元に作られたものを2024年もやってるっていうことが問題なんだと思うんですね。
おっしゃる通りだと思います。
簡単に言えばこの2024年モデルに作り変えればいいんじゃないのっていう話なんですね。
はい。
一言で言うとそうなんですけど、そこにはいろんな弊害があるっていうのは知ってます。
そこをちょっと一つ取っ払った上で今日話できたらなと思ってますというところですね。
まず一つは1960年と今で大きく違うのが最初に言った人口動態ですね。
65歳以上の高齢者が1960年は5%でしたと。
今はもう33%ですと。
まずここでそれを支える生産年齢人口と呼ばれる15歳から65歳の方が70%から55%ぐらいに下がってますと。
なのでこれに合わせた形にしないとダメよねと。
あとは長寿になっているので、要は人生100年時代と呼ばれるようにですね。
長生きにもなっているので、長生きにも合わせなきゃいけないように。
ここがちょっと一個人口動態の話。
もう一つは昨日の日経にも出てたんですけど、
今女性というのは基本的にダブルインカム、要は共働きが多いんですよね。
2023年の総務省の労働力調査ですと、
共働き世帯が1206万世帯と。
専業主婦世帯は404万世帯という形で、
要は専業主婦世帯の3倍が共働き世帯なんですよ。
でも一方で、この1960年のときは専業主婦モデルなんですね。
至る所そうですよね。未だに国の仕組みとして、
専業主婦とサラリーマンの旦那がいるっていうモデルで、
子供が4人とか5人とかみたいなモデルで全部なっている感じがありますよね。
なので、そんな理想のモデルが違っているものを続けたら、
それは祖母は出るよねっていうのは当たり前の話なので、
そこもやっぱり、共働きがメインだっていうのが人口動態で明らかならば、
そっちに合わせるべきだと思うんですよ。
あとは、現在見えている将来の人口動態とか、
あと日本の経済GDPとか、この辺りも踏まえてやらなきゃいけないよね。
あともう一つ付け加えるとすると、前回もお話ししましたが、
社法というのを多額に払っているにも関わらず、全然リターンがないじゃないかと。
だからハライゾンみたいな話があったわけですけど、
ここもやっぱり保険である以上は、
ちゃんとかける価値のある保険だよねっていうのを、
保険者であるみんなに感じてもらう必要があると思うんですね。
多分これが満たされれば、希望の社会保障になるんじゃないかな。
具体的にどんなリターンがあり得ますかね。
現役世代が感じる。
それは私が考えるのは、やっぱり離職時のリスキリングなんじゃないかなっていうふうに思ってるんですね。
やっぱり一つ北欧の方、ここは北欧を見習うべきだと思ってるんですけれども、
北欧の方で首切られましたといったときに、
基本的に彼らはあまりしがみつかないんですよ。
なぜなら、新しい分野に移る、新しい業界に移るのを、
政府が保障してくれますし、そこに対して新しい知識、経験が必要であれば、
その教育も6ヶ月間とかやってくれるんですね。
それを無料で、社会保険の範囲内でということです。
日本だと雇用保険という形で、お金出すっていうところぐらいしかやってくれない。
あとはハローワークに行って、その求人票を出させますよぐらいしかやってくれないですけれども、
そうじゃなくて、今のスキルだと足りないもの、
次に行きたい業界が、例えばIT業界で自分がまだITのスキルがないといったときに、
職業訓練と転職市場
ちゃんと6ヶ月間みっちりITスキルを専門学校で教えてくれて、
そこの業界に行けるようにちゃんとあっせんもしてくれて、
っていうような仕組みがあるから、別にクビになったところで、
次の業界行きゃいいやっていうふうに思うわけですよね。
一応あれですよね、日本も職業訓練所みたいなのはあるっちゃありますよね。
あるっちゃありますけど、どんだけの人が活用してるのって話ですよね。
活用されない理由っていうのは、多分その行きたい業界に関する職業訓練所がない。
そうだと思います。そうだし、そこに行ったからとて、
転職先があっせんされる、つまり有利になる、見つかるっていうインセンティブみたいなのがない。
多分ほぼない。ただただ時間を浪費してしまうみたいなところがあるのと、
あとやっぱり自己都合退職が多分ほとんどになっちゃうと思うんですけど、
その場合3ヶ月間待機期間があるので、それを待ってないから職業訓練にも行かず、
すぐ次を探すみたいなのがあるのかなって気がします。
今の話はあれなんですよね、ちょうど総裁選今やってるじゃないですか。
小泉さんが言ってる話は結構それに関連する話で、
活用流動化を促進したいみたいな、首切りやすくしましょうって話を彼は今してたんだけど、
それは同時にですね、やっぱり今の話が国としてサポートしてあげないとダメなんですよ。
離職した人をどうやって次の職につなげるかみたいなところ。
今彼の主張はそれを企業に押し付けようって話してて、だからセンスないねって話だと思うんですよ。
国じゃなくて企業がリスキリングの負担をしろみたいなことを言ってたみたいで。
だから今カディさんが言った、利用されてないと自個都合退職が多いっていうのは結局首切れないからなんですよ。
だから自個都合で辞める人しか今のハローワークには多いし、そうじゃない人もいるけど、
次の業界にどうやっていくっていうのはあんまり考えてない人が多い。
首切られた後に次の業界につなげるみたいなのは、やっぱり多分日本は今脆弱なんだろうなと思うし、
あまり利用されてないのもそういうことなんじゃないのっていうのは思うんですよね。
子どもを産むことへの不安
総裁選も絡む話だなっていうのは今の話は聞きながら思ってましたけど。
なのでそこの部分っていうのが一番メリットを感じやすいんですね。
特に保険料を払っている現役世代が。
確かにそうだね。
やっぱり少子化も一つあって、少子化の理由っていろいろある。
この前も都市化とかっていう話はしましたけれども、
中国の少子化が進んでいる理由、一人一個政策もありますけど、
日本の少子化が進んでいる理由のもう一つの大きな理由として、
やっぱ将来が不安だ。こんな世の中で私は子供を産めるんだろうかっていう、
多分将来への不安っていうのはすごいあると思うんですね。
それでも本当にあるんですか?
僕あんま感覚としてないんで、将来不安で子供を産まないって選択が生まれるんですかね。
条件として子供を作ろうって整ってる人がパートナーもいて、
やっぱ将来不安だから産まないでおこうってそんな思うんですかね。
なんかピンとこないんですよ正直僕は。
多分、養育費とか教育費がちゃんと払える自信があるならいいんですけど。
これは実際に言いますよ。私は何人も見てきたのでそういう人を。
今のマサさんのおっしゃる通りで、
おそらく私の想像だけど、子供を作ったらきちんと、
何不自由なく育てなければならないみたいな固定概念がある人が多くて、
完璧にしたいってことだよね。
それには例えば一般的に言われている子供を育て上げるには2000万かかりますと。
つまり2000万円の支出を引き受けるか引き受けないか、
子供を持つことと天秤にかけてみたいな頭になっちゃってるんだと思うんだよね。
だから1人で2000万、2人で4000万、3人で6000万かみたいな。
2人がいいですかね、3人がいけますかね、みたいな冗談抜きである。
今のは計算じゃないですか。そういう単純計算して事前に、
で、産むか産まないかみたいな話ですけど、
マサさんのってさっきのそういう趣旨ですか。
世の中の将来不安っていうのは、
日本っていう国自体の未来への不安ってことで、
こんな国では産めないみたいな話に聞こえてたんだけど。
ごめんなさい。
それって繋がらない?
繋がりますし、言ってたカジさんの話ですね。
お金が足りないなみたいな、教育費負担できないなっていう意味で産まないっていう選択をする。
給料上がるかもわからないみたいな、そういうことじゃないですか。
そこはそうかっていうので整理した方がいいかな。
僕の中では結構SNSとか見てると、
こんな国ダメだみたいなこと言う人いるじゃないですか。
こんな国で産めないみたいな。
なんなんだよって思っちゃうから。
世の中主語がちょっと好きすぎるよね。
そうそう。そういうふうに言ってる人も多いから。
国に対する将来の不安で産めないのか、
単純にお金の部分の、
要は働き続けられるのに給料上がるのかみたいな話ですよね、それはね。
そこはそういう話ね。
そうですね。個人の方がそこまで国の財政を知ってるかっていう話があって、
社会保険制度の改革提案
たぶん知らないんですよ。
ただの責任転嫁みたいなところなんじゃない?
そうだよね。分かりました。
そこはちょっと分けたほうがよかろうと思いました。
ではここから皆さんに重要なお知らせが私たちからあります。
この度何度、正直FPラジオのコミュニティを発足させることになりました。
発足はラジオリスナー同士の交流が目的となっています。
今度は私たちからの一歩通行の発信でしたが、
そうではなく相互に絡める場所を作ろうと思いました。
活動の内容としてはクローズドであるからこその活動を中心にしていきたいと思います。
例えば家事の雑談とか相談コーナーだったりとか、
テラが最近気になっているニュースやネタを投稿させていただいて、
それを読み見ずに皆さんに議論や話し合いをしていただくとか、
あとはリアルの交流飲み会なんかもあるかもしれませんし、
テラの参加者向けのセミナーなんかももしかしたらあるかもしれません。
毎回ラジオの配信にLINEグループのリンクを貼っていますので、
そこから皆さんのご参加をお待ちしております。
なので一つとしては離職時のリスキリングを整えるというのがあるのかなと。
予算の話、政治家で予算の話は避けるんですけど、
私は数字屋なので、ちゃんと予算を計算して、
どこから持ってくるみたいな話もちゃんと準備しました。
素晴らしいですね。財源はって言われるから。
財源は持ってきますというところで。
財源は厚労省の予算が次の令和7年度で34兆円って言われてるんですけど、
このうちの10%を付け替えます。
これがそうすると3.4兆円あるんですね。
この3.4兆円のうち2.4兆円をこの離職時のリスキリングに持ってきます。
それは浮いてるお金なんですか?
浮いてないです。浮かせるんです。
これからその説明なんですね。
10%を浮かせるんです。
2.4兆円って令和7年度の経産省の予算と一緒なんですよ。
だから1省兆分の予算をかけるっていう。
それぐらいのリターンがあると確かに価値を感じそうですよね、メリットを。
じゃあその3.4兆円どうやって浮かせるんだっていう話なんですけど、
まず先ほど言ったように、
社会保険を今の状況に合わせるんです。
前提を。
そのためにはどうするかっていうことは、
まず100年人生働き続けることを前提としましょう。
ここからちょっと異論がいっぱい出るでしょうし、
当然高齢者の方は反対されると認識はしてます。
認識はしてるんですけど現状に合わせます。
まずですね、日本国憲法というものが最上段にあるわけですね、日本には。
日本国憲法に定める国民三大義務というのがあるんですよ。
カイさん覚えてますか?
勤労、納税、教育を受け継がれる。
素晴らしい素晴らしい。
実はこの三大義務に年齢制限はないんですよ。
憲法上ですね。
それを根拠に追い立てるというか。
そうです。
どこにも65歳で勤労はしなくてよい、納税はしなくてよい、教育はしなくてよい。
そこで義務を解放されないと書いてない人は。
書いてないんですよ。
これは全員がやらなきゃいけないことになってるんですね。
なんですけど今の法律上、前回136回で話したように、
1960年70年のバブルで高齢者を優遇したがために、
なぜか65歳以上は勤労、納税、教育の義務が免除されてるんですよ。
特権階級ですね。
特権化をやめましょうという話になるんですね。
だからこれの根拠条文が、一応勤労は憲法27条、教育が26条、納税が30条という形で、
年金くれというふうに権利を主張するならその前に義務をやれと。
はだせと。
何も間違ってないですよね。義務をやって初めて権利を主張できるっていうのは、
社会人でもそうですし、子どもでもそうですね。
それを単純に高齢者も一国民なのでやっていただく。
今までと違えじゃねえかって確実に言われるんですけど、今までがおかしかった。
その場合はですね、やっぱね、あとそれを実施するスピード感ですよね。
これで10年20年かかったら、僕らが高齢化になるときにそれが適用されて、
僕らが義務を行使し続けるってことになるだけなんで。
今やるしかない。
今やるっていう。やらないと、言ったはいいけど全部自分にブーメランで返ってくるだけっていう話になる。
これをやると、まずは定年制が廃止になるんですよ。
そうですね。
企業の中で。勤労の義務が発生しますので。
で、納税も終身になるので、そこはセットになるわけですね。
で、リスキリングも終身になるんです。
勤労、納税、教育の義務なのに。
なのでこれを一律、高齢者まで求める。
特権化してたから、それはもうダメですよと。
そういう状況にないんで、という話ですね。
で、あとは、具体的にそれをやったとして、どうやって3.4兆円10%出すのかっていう話なんですけど、
この厚労省の予算の主なものは、医療費が4割、介護費が3割、福祉が2割みたいな形になっているので、
まず医療費を下げなきゃいけないですね。4割占めてる。
で、ここを老人も含め、一律3割負担にする。
はいはい。これまた総裁選で言われてそうな話ですね。
で、それだけじゃなくて、扶養家族、要は今106万の壁とかありますけど、
過剰医療費の削減案
あっちの専業主婦の方の扶養もなくします。
なのでもう一律3割です。誰もが3割です。
そこも全部特権階級なくして平等にします。
これで求めるのは実は収入じゃないんです。
問題は過剰医療費なんですね。
前回話をしたと思うんですけど、そのおばあちゃんが、
今日風邪ひいたからクリニック来ないってさ、みたいな。
不健康であるほど来ないだけで、健康だと通いに来るやつ。
なので、やっぱり1割が3割になったら、多分足は遠のくはずなんですよ。
そうですね。
払い分が増えるので。
なので、それで医療費を減らそうと。
健康なおばあちゃんおじいちゃんがカフェ代わりに行ってるからね。
3倍にカフェ代になったら来ないよね、多分ね。
それで3.4兆円出たらいいんですけど、
この辺の計算は厚労省の役人にお願いしたいと思ってます。
厚労省の役人は頭は非常にいいので、
その辺りはすぐ計算してくれると思ってます。
もしこれで3.4兆円足りないという話であれば、
医療費の福祉・介護化をします。
具体的に言うと何をするかというと、
今、医療保険と介護保険って大きく違うのが、
医療保険というのは保険の対象になったら3割でいいですよ。
高額療養費制度で10万円まででいいですよ。
介護保険は基本何に使ってもいいですよ。
ただ上限があるんです。上限以上は自己負担にします。
なので、医療費を介護保険化するってことは、
3割部分および高額医療費の上限を設けます。
例えば、年間100万円以上は3割。
年間100万円までは3割でいいけど、
100万円以上は自己負担してね。
っていう形にするんですよ。
そうすると、大きい話で言うと、
高額療養費で例えば3000万とか1億とかかかってた人の
上限が100万になるので、
逆に言うとそういう保険のところも抑制されるんですね。
民間保険も必要性が出てきますね、そうなるとね。
そういう場合のリスクに備える。
はい。なのでそこは、もし必要であるならば、
民間の医療保険を使ってください。
基本的に、ここも上限をいくらにするというのは、
厚労省の方が設定していただければと思うんですけども、
それで何とか3.4兆円、10%を浮くようにしてもらう。
で、2.4兆円は先ほど言ったリスキリングに充てる。
残り1兆円なんですけど、
残り1兆円は保険診療を逆に拡大します。
要はですね、今保険って風邪にならないと対処にならないですね。
予防医療に使うんだ。
要は未病の部分について1兆円の予算を当てて、
風邪が引きそうだというのも対処にする。
明らかに未病予防医療の方が金かかんないよっていうのは、
計算上も分かっていて、効果も立証されてるんですけれども、
今の日本の医療制度では、風邪が発症しないと対処にならないんですよね。
だから風邪が発症して高齢者の人が治癒能力が落ちていて何回も来る。
それが医療費の増額につながっているので、
未病の段階で防ぐようにすれば、当然ながら医療費は下がるわけです。
そこの1兆円に当てると、
先ほどの3割負担になったから来ねえよっていう話もありますし、
それ以上に風邪になる人とか病気になる人を防ぐ。
だから本当に来なくていいじゃんという状況を作ればいい。
そういう形にすると、正直言うと今の予算を付け替えるだけで、それはできるんですよ。
だいぶ大改革ですよね。
いろんなところでの調整と合意形成が必要な内容ではあるので。
未来への展望と課題
逆にこれぐらいしないと変わらないってことでしょ。
おおむね今の状況に合わせるとそうなるので。
特権化を剥奪するっていうのが趣旨だから、
今特権を持っている高齢者層はシェアとしてはでかいんで、
めちゃくちゃな抵抗がありそうなんで、
まあやっぱ時間かかる案だとは思うんだけど、
まあそうなるよねっていうのを、今聞いてた感想ですね。
実際に起こるというか、兆候が出てきているのは扶養控除の撤廃。
これはおそらく近い将来実現しそうな感じですよね。
あとは医療費のところもじわじわ上げてきている感じ。
本当にじわじわだけど。
やらなきゃいけないのは多分、いろんなところのお偉いさんはわかってるんだけど、
でもやっぱできない。スピード感としてそこまで出せないってことなんだと思うんですよね。
問題点はわかってるんだよね。
今あえてあるべき像を言ったんですけど、
これって結局SDGsでも使われてるんですけれども、
フォワードルッキングとバックキャスティングっていう考え方がありまして、
現状こうだよね、だから将来こうなるよねっていうルッキングフォワードの考え方だと、
全然理想にならないんですよ。今の社会保険って。
で、あるべきこうだよね、じゃあ今何しなきゃいけないよねっていうバックキャスティングの考え方をしないと、
絶対今の社会保障にならないんです。
スピード感が本当ないですよね。
こうじゃないとダメだよね、あるべきだよねの前提じゃないと進まないですよね。
いろんな既得権益が今、特に高齢者という既得権益に対して、
なくしましょうって言ってるんで、
そういう意味で言うとフランス革命に近いような感じではあるんですか?
僕は常々思ってるのは、日本特有の問題っていうのは、
よく日本話ってSNSでは言われていると思うんですけど、
大体他の国でも提供される話だったり、
別に日本特有の話じゃないよねって思うことは多いんですよ。
で、やっぱり日本特有にあるのは、これラジオでも言ったかもしれないですけど、
過去を否定できないんですよね。いろんなシステムの中でも全て。
絶対、過去を前提に何かを増改築して、そこに何かを乗せて、
辻褄を合わせようとして何とかしていこうっていう話になっちゃうから、
今の案は僕はいいなと思ってはいるんですけど、
過去を全部ゼロベースで考え直してやり直しましょうって話になっちゃうと、
日本は間違いなくすごく遅くなるなっていうのは、
今の聞いてて思うところなんですよね。
絶対やめられないんですよ、過去の否定が。ゼロで考え直せない。
それは何でなんだろうね。
民生?それとも政治の仕組み?
前も言ったかもしれないけど、明治の法律とかまんま残ってたりするからね。
明治時代に作った前提の法律とか、いまだに残ってたりするから。
今の社会保障とかも、今日政さん言ってくれたとおり、
時代に合ってないのは当然なんですよ。
何万円の壁とかも、ずっと前からわかってた話なんですね。
人も働きになってきてて、これがあるから働けないとか、働くのを抑制してるとか、
そもそも給料全体として上がっていかないのが段々のね。
だから世帯として所得を上げるためにはダブルインカムにしなきゃとか、
そういう状況になってきて、わかってんのに、いまだに動かないとかなってるじゃないですか。
そういうのは過去を否定できないからだと思うんですね。
ごめん、ちょっと間違ってた、今の合わせるわってことが、
パッとシフトできないんだっていうのが、
おそらく日本のすごく思い出し、非生産的な部分とか、
非合理的な部分が至るところにできる原因だと思う。
個人的にはね。
だからそれをガラッと考えないと難しいよね。
外構造の問題なんだろうね。
前回話したところ、政治の問題もあるし、
あとは様々な利権団体と政治との絡みとか、
よくわかんないけどそういうのがありそうだよね。
マッサンの業界とかでもそういうこと多そうじゃないですか。
昔の仕組みとか監修みたいなのがずっと残ってて、
そこに気を使うというか、
辻褄を合わせて今の運用してるみたいな感じのところとか、
いっぱいありそうだよね。
ありますあります。
それがゆえに、日本は後進国になったんです。
そこが病相なんだよなっていうのを常々思うところですよ。
なので、今のままフォワードルッキングやったら、
絶望の社会保障にしかならんのです。
そうなんだよね。革命を起こせた。
絶望の高齢化、社会経済のね。
でも今の方法をやれば、増税もしないで、
希望の社会保障になるんです。
それを主張して総裁選勝てますかね。
勝てないね。
そうなっちゃうんだよね。
そうなっちゃうね。
いやでも、革命を起こさないと絶望から脱せないっていう話で。
総裁選勝っちゃだめなんですよ。
なるほど。
総裁選は今の病相の絶望の世代の大衆なので、
そこで希望なんて言ったところで、
お前そんなこと言うんじゃねえっていうのが言われるのは絶対わかってる。
だから日本は変わらないんですもん。
そうなんですよね。
いやそうだと思います本当に。
まあいろいろ今結構変化が激しいじゃないですか。
テクノロジーの面でも、個人的には高齢化が非常に進んでて、
人口も少子化が進んでるのが、
今後の世界の中で決して不利な条件じゃないかもなって、
僕今思ってきてるんですよ実は。
理由はテクノロジーです完全に。
消費とか国力が落ちるとか、国全体の生産性が落ちるとかっていうよりも、
それを超えるレベルで多分テクノロジーで生産性が上がっちゃう気がするんですよね、もはや。
だから人間、さっきリスクリングの話ありましたけど、
これは余剰で使えない人間ばっかりが増える。
それよりも賢いAIがいっぱいいろんな仕事してくれるようになりそうなんで、
っていうともう生きてるだけでコストの人口をいっぱい抱えてる方が、
結構しんどいかもなっていう可能性はあり得ると思ってて、
そこは一発逆転のあり得るしかもね。
その意味で、最初のテーマに戻りますけど、
日本の少子高齢化でいろんな問題が出てるところをテクノロジーなり仕組みなりに変えて、
解決、改善の方向性が見えたら、それを輸出するっていうのはやっぱりあり得るんですよ。
日本はこうやってこのテクノロジー使って、
こうやって国を全体として解決できましたっていうと、輸出できる可能性はあって。
それは一つの希望かなっていうのが僕の中である感じ。
そうだね。国特有の課題を解消すれば、それはすごい強みになっていくよね。
私、防災とかもあると思ってるんだよね。
すごい日本って災害多いじゃない。
それを守ったり予防したりっていうノウハウみたいなのって、
すごい日本って進んでると思うんだよね。地震がこんだけ起きて。
耐震とかもそうだよね。
社会保険制度の改革提言
そういうのもどんどん売ってきゃいいじゃんって思うんだけどね、世界に。
あと日本はね、さっきの健康保険、介保険が成り立っているというか、やってきたから、
個人レベルの医療データとかって多分他国と比べて圧倒的に持ってるんですよ、国民それぞれの。
それをデータとしてちゃんと扱えるようにするとかっていうことを国としてやると、
さっきの未病じゃないですけど、予防とかにも使えるし、適当なタイミングでその治理、医療を受けさせるとかで、
効率化ってもっと多分進められたりすると思うんですね。
そのデータ活用というか、DXの話ですよ、それは。国レベルの。
絶望を希望に変えるってことね。
そうですね。DXを国全体でやると多分うまくいく可能性はあるんだけど、
それはやっぱり縦割りで、まずさんも前から言ってた、なかなかそれ横で抑止通せないのよってところがいろいろあったりするので。
それも国の問題だよね。
実現策として、例えば今言った内容を1個の件でトライアルでやると。
事例を作っちゃえば動くことが起こり得るんですよね、日本はね。
スマートシティ的なね。
でも少しの希望を見出せてよかった。
エピソードのまとめ
さすがマサさん。
もう私絶望ラジオに今週もなるかなと思ったんですけど。
ノーアイディアで入ってきたカジさんは。
今日は私圧倒的に、金融納税教育しか言ってないからね、今日喋ってないけど。
ハイライトもそうですね。
そうそう。っていうところでしたが、マサさんありがとうございました。
ありがとうございました。
これからもうちょっと角度を変えて、こういう話を3回ではやっていきたいと思いますので、またネタの提供よろしくお願いします。
はい、では今日のラジオはそろそろ終わりのお時間とさせていただきます。
今日もここまで聞いてくれてありがとうございました。
このラジオは毎週木曜日に更新をしております。
エピソードを聞いての感想ですとか、ご要望リクエストなんかでもいいと思うんですけれども、
Xの方に質問箱、匿名の質問箱を置いていますので、
正直HPラジオというアカウントのXを探していただいて、そちらのフォローの方もしていただければと思います。
それでは今週も正直に生きていきましょう。
バイバイ。
はい、さようなら。
44:52

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