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普通の幅を広げていく社会福祉士のお気楽ラジオ。この放送は現役の社会福祉士で、障害児子育て奮闘中のTadaが、人と環境の交互作用に着目して発信を通じ、
皆さんの中にある普通の幅を広げ、誰もがお気楽に過ごせる社会になるためのヒントを共有するラジオです。
皆さん、おはようございます。社会福祉士のTadaです。10月9日、水曜日、今日の放送を始めていきます。よろしくお願いします。
いやー、なんかね、寒暖差が激しいですよね。朝、夜は結構寒くって、日中はね、そこそこ暖かいんですよね。
なんで、着ていく服もすごく悩みますよね。なんか、あれですよ、秋物とかが全然売れないっていう風に聞いてますけどね。
夏があって、短い秋があって、冬があるみたいな感じの、日本に変わっていってるみたいなニュースも見たりしましたけど、本当にそんな感じだなっていう風に思ったりします。
そもそもベースの暑さがかなり上がってきてる感じで、なんでしょうね、この寒暖差に結構体がついていっていないというかね、少し気だるい感じがするんですけど、皆さんどうですか?
僕の周りでも結構体調崩しがちな人ね、多いんですよね。本当同じような方がいたらね、どうぞね、本当体調管理に気をつけてもらえればなっていう風に思います。
そんな中ね、うちの息子はね、めちゃくちゃ元気なんですけどね。
ここ数日は定時に帰ってね、わきのおとといとね、定時に帰って、夜も一緒に過ごして寝かしつきまでね、いれるんですけど、すごく楽しいですね。
土日とはまた違う充実感というか、関わり合い方があるなという風に思います。
今日どんなことを学校でやったとか、ホロデイでやったとかいうお話を聞いて、彼なりにまだまだね、宇宙語が8割9割ぐらいありますから、ほとんどの人にはね、きっと何て言ってるかわかんないと思うんですけど、僕もわかんない。
でもね、そんな中でも少しずつ滑舌が良くなってきたりとか、学んだことをね、今日やったことをね、教えてくれようとするんですよね。
そのね、なんかわかった時、正解だった時の息子のキラキラした顔がね、たまらなくね、かわいいんですよね。
で、もちろんね、連絡帳、学校の連絡帳もね、見て息子の学校での様子をね、伺うことができるんですけども、
その中で面白かったのが、体育の授業でしっぽ取りっていうのをやってるみたいですね。
しっぽ取り、ご存知ですか?
ね、あの、ズボンのお尻に多分紐のようなものを入れて、鬼ごっこのような形式で、先生が鬼になってるみたいですけど、
その生徒たちのしっぽをね、取るというね、鬼ごっこでやってるみたいですね。
で、まぁ息子もね、それを楽しんでるっていうね、連絡帳だったんですけど、
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えーと、今しっぽ取りの授業を結構やってるのかもしれないね。
初回かな?2回目ぐらいに、その連絡帳を見た時にね、しっぽ取りをやりました。
で、先生が鬼になって、みんなを追っかけていっていますと。
で、しっぽをね、「ちょうだい、よこせー!」みたいな感じで追っかけていくと、
うちの息子はね、立ち止まって、しっぽをね、「どうぞ。」ってくれるんですって。
いやいや、それじゃあね、ゲームにならないよっていうことでね、
まぁ今ルールを覚えている最中であったりするのでね、
それを伝えると、理解したみたいで、今度は取られないように走って逃げていましたっていうね、連絡帳があったんですけど、
どうですか?
やさお。
もうね、光景が思い浮かぶんですよね。
そう、なんかね、本当に良くも悪くも素直というかね、すぐね、「どうぞ。」って言うんですよね。
そういうサービス精神旺盛なところがね、ほんとね、我が息子ながら自慢だなというふうにね、思ったりもします。
はい、それではね、今日の本題です。
今日はね、「心の距離感保ててる?」っていうタイトルでね、お話をさせていただこうと思います。
昨日の放送からね、始めていますけども、明日10月10日ですね。
世界メンタルヘルスデーということでね、メンタルヘルスの普及啓発を行っていく日になりますけども、
まぁそのメンタルヘルスデーにちなんで、僕もね、心のことについてお話をしていこうと思います。
昨日の放送では、僕が持っている心理系の国家資格、公認心理士についてのお話、
そしてなぜ僕が公認心理士になったかという放送をね、しています。
今日はね、心の距離感についてのお話をね、少ししてみたいと思います。
今はね、現場の第一線を離れていますけども、相談援助業務にね、ついていた時、
すごく意識していたことは、心の距離感です。
でもね、これはその仕事での相談を受けるような仕事とかだけじゃなくて、
普段の人付き合いからも、ここら辺はね、すごく大切なことなんじゃないかなっていうふうに思っているので、
皆さんにね、共有できたらなというふうに思います。
まずね、僕の仕事のお話からしていこうと思うんですけども、
もともと生活保護のケースワーカーをしていたので、
お相手は生活保護受給者、もしくは生活に困窮した相談者という形になってくるんですけども、
いずれも、やっぱりお金を持っていない困窮状態っていうのの背景は、
様々な要因が含まれているんですよね。
例えば、一人親家庭であったり、
知的障害、身体障害、精神障害、
8050問題、
あとは高齢、単身高齢、高齢夫婦無年金、
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いろんな要因が一つないし複雑に絡み合い、
生活困窮という状況に陥っているんですよね。
生活保護という最後のセーフティネットを利用することによって、
生活の安定は経済的にはするけれども、
本質的に経済だけが安定すれば、
その人たちの幸せな生活が約束されるかというと、そうではない。
やっぱりそれぞれに抱えている、もともと抱えている、
生活根拠に陥った要因を何とかしていかなければ、
その人たちと幸せな生活には近づいていかないんじゃないかというところで、
そこの実現に向けて相談を受けたり、
具体的なアドバイスや支援をしたりということをしていました。
で、やっぱり相手の中には全然受け入れを拒否する人もいますし、
逆にもっと入ってきてほしい、もっと関わりたいというふうに来る人もいます。
いろんなパターンの人がいるので、
僕は一線心の境界線を引くようにしているんですよ。
その人のことを思い、その人のために、
その人の幸せのために行動していく、援助していくというのは、
当然職業として、仕事として当たり前なんですけれども、
だからといって自分の心がそこにぐっと寄りかかるようなことはしないというふうに決めています。
ここの距離感がうまく保てないと、
ものすごく冷たい職員さんというふうに思われる、距離を置きすぎる人は。
そして距離を詰めすぎる人は、その相手に飲まれていって、
自分自身もちょっと心に支障をきたしていくというふうなことが起こったりもするんですよ、実際。
だから心の線を引いていくというのはすごく大事なことだと思っています。
で、通常の人付き合いでもやっぱりそうだなというふうに思います。
誰だ?作家の岸田奈美さんも言ってましたね。
家族について。
家族を愛するっていうことは、
愛せる距離を、お互いが心地よくいられる距離を探ることです。
本音を話すより愛せる距離感を探ることが大切っていうふうに話してました。
ここがまさに人付き合いの極意だと思います。
家族の中でももちろんこういった距離感の取り方は大切だと思います。
なぜなら家族が多分人生の中で一番密に関わる人たちだから、
ここの距離感の取り方を間違わないようにしていくっていうのは、
人生を生きていこうですごく大切なんじゃないかなというふうに思いますし、
そこから広げて、友人や職場の同僚、先輩後輩とか上司、
あとは趣味の仲間であったりとか、SNSの関わり方とかね、
いろんな人とのつながりがあると思うんですけども、
常に心地よい距離感を探す。
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そして僕が思っているのは、少しその人の嫌なところがたくさん見え始めた。
別に見えることは悪いことじゃないと思うんですよね。
知っていく中で良いところも悪いところも分かり合うっていうのが人付き合いだと思うんですけども、
その良いところよりも悪いところを自分が意識し始めたら、
ちょっとこれは近づきすぎてるなっていうふうに思って、
少し距離を置くようにとかしています。
あとは、やっぱり僕は障害の子を持った父でもありますし、
同じように障害の子を育てている親御さんであったり、
障害を持った子がご兄弟にいらっしゃったりとか、
ダウン症に限らずいろんな人のお話を聞いたり見たりもしますし、
自分の仕事の中でもそういった関わりを持ったりもします。
その中でね、やっぱりサポートする側として考えておきたいのは、
やっぱり心の距離を保っておくっていうところに戻るんですけど、
これね、家族だからしっかり全力でその子に、その人に寄り添っていかなくちゃって思うが、
あまり自己犠牲的な一面を出していく人っていうのが少なくないなっていうふうに思います。
僕ね、これは全然お勧めしないんですよ。
なんでかっていうと、愛する距離感を探るっていうことは、
自分自身が健康でいられることっていうことが大事だっていうふうに思ってるんですよね。
もし、例えばね、アルコール依存症の人が家族の中にいたとしましょう。
ものすごく長い長い戦いになっていくと思います。
戦いっていう表現がいいのかどうかは別としてね。
すごく長く関わっていく必要があると思う。
依存症っていうのは、もう劣気とした病気ですから、心の弱さとかそういう話ではないんですよ。
だから、良くなったかと思えばまた再発したりとか、
そういったことを繰り返して本当に治っていくかどうかっていう世界なんですよね。
そんな時に、どこまでも家族だから信じて見守り続けたいんであれば、
何よりも優先すべきは、その依存症で苦しんでいる身近な人ではなくて、自分自身です。
自分自身が壊れてしまったら、倒れてしまったら、その人に関わる人は一人減る。
もしあなたしかいないんであれば、いなくなるんですよ。
これはね、自分自身を甘やかしているんじゃなくて、自分自身を大切にしているんだっていうふうに捉えてもらいたい。
そんなところまではなくても、日々の生活の中での人間関係とかの問題っていうのは、
やっぱりさ、人が何か悩む時って人間関係がかなりウェイトを占めていると思うんですよね。
間接的な理由は他にもあれ、どうも。
やっぱり人間関係をベースに問題って起こりやすいんじゃないかなっていうふうに思うんですけどね。
そういった意味で、やっぱり自分自身を守れる、本当に守れるのは最終的には自分しかいないので、
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甘やかすのではなく大切にする。
どうかね、その気持ちで自分自身の気持ちともしっかり向き合っていってもらいたいなっていうふうに思いますし、
相手のことをリスペクトする距離感を保っていくっていうことは、人間関係が円滑に進んでいく秘訣なのかなっていうふうに思ったりします。
あとあれだね、ちょうど昨日か一昨日ぐらいのボイシーの放送でキングコングの西野さんも話してたことですけど、
ここね僕もね実は意識しているところで、信頼と依存についてなんですけどね。
信頼と依存って表面上は似て見えるけども全然違うよねっていう話をしてました。
僕の中で信頼と依存の見極めどころっていうのはめちゃくちゃシンプルで明確なんですけど、
信頼し合っている状態っていうのは信頼し合っている人同士が成長している状態。
そして依存し合っている状態というのは依存し合っている状態の人たちが足を引っ張り合っている状態ですね。
もし近しい人であったりとかの関係性の中でお互いに伸び悩んでいたりとか逆に落ちていたりすると、
それは信頼している状態ではなくて依存なんじゃないかなっていうふうに振り返る必要はあるんじゃないかなというふうに思ったりもします。
とにもかくにも心の距離感を保ってますかっていうところに自分自身で時々立ち戻ってくれたらいいなっていうふうに思って
今日のお話をさせていただきました。
はい、そんな感じで今日の放送はこの辺で終わりたいと思います。
最後まで聞いていただいてありがとうございました。
それでは最後にお知らせです。
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それでは今日も素敵な一日に。
社会福祉士のダダでした。
またおいで。