ジョブオール 福永ひとしの繊維の泉
始まりました。 泉工業株式会社福永ひとしの繊維の泉。この番組は、一度聞いただけではなかなか覚えられない
ファッション業界の専門用語をご紹介しています。 大繊株式会社様が発行しておられる【知っておきたい繊維の知識424】のテキストの中から
行きや帰りの移動時間で活用できる仕事に役立つ繊維知識を 本声版でお届けしています。お相手は繊維業界40年
現役TES資格保持者である泉工業株式会社の福永社長です。 よろしくお願いします。 よろしくお願いしまーす。
今、今曜日は6月ですが、6月という繊維業界はどんなシーズンですか? うーん
あんまり展示会ないね。 仕込みの時期みたいな感じですか、6月。 来るべき忙しくなる時期に備えて、今蓄えておくぞと。
日々機械も動かして、いつも安定的に生産されているというところでしょうか。 泉工業は4月末決算なんで、6月が申告になるので、そっちの意識にも僕はちょっと。
繊維業界ということに付け加えて、泉工業の決算という一大イベントをね、社長という立場だったら、それは当然。 そうなんです。
すごく意識しなきゃいけないというところが6月のイメージですね。 そうです。 割とちょっとしんどい時期ですね。
いろいろ考えないといけないですね。 決して両手挙げて、わーいっていうような時期じゃないですね、6月。 そうそう、5月がね、ちょうど4月決算終わって、開放感とらわれどるんですけど、
6月になると今度またこの申告のタイミングが来ますので。 そうですね。
大体6月末に税金を払うと。 そういうことです。
農税というのは我々の義務。 義務ですから。 農税は喜んでやりますと。 節税してね。
でも払うべきものは気持ちよく払うというところの時期が6月だと。 今日また繊維業この可愛らしい用語を紹介していただければと思いますけれども、今日のお題は何でしょう。
はい、68回目、キプラ。 キプラですよ、可愛いですよね。
キプラってやっぱりちっちゃい。 ネーミング的に? はい、そうです。
ちっちゃいUがあるし、プってこの丸いのがついてるし、可愛いって言うだけでだいぶ頭3つくらい飛び出てるんじゃないですか、キプラって。
なんかちょっと聞き慣れてるからあんま思わへんな。 ラメが使われる理由はやっぱりその綺麗とか可愛いとかっていう要素があるから、じゃあラメ使って服作ろうっていう風になるんで、可愛いは重要です。
重要。そこの精神状態はもう社長の中にはあると。 ありますあります。
じゃあなんとなくキュプラっていう言葉の響きの可愛さも。 もちろんはい、理解はできますよ。
ありがとうございます。たぶんそのプリキュアとか、ほら似てるじゃないですか。 似てる、めっちゃ似てる。
言葉がね、そういう可愛さも連想させちゃうのかなというそんなキプラですけども、今日は可愛いだけじゃないぞというところも踏まえて、社長の経験値とともにテキストをご紹介していただければと思います。ではお願いします。
富士山を眺めながらそんな話をしてたんですか。
富士山いっぱい見てきましたよ。
ですよね。絶景ですよね。
あの位置に山の頂があるのはなかなか見れない景色なんで。
ほんまに富士山の下なんでね。
だいぶ見上げないと山の頂点が見えない。
見上げる山はほんまにないですよね。なかなか。
そんな方たちも糸がないんだぞと言っておられるので。
ベンベル以外のキュプラはあるんですか。
ない。
でもキュプラが本当に入手困難よという状態。困りましたね。
困りました。
僕らもハゴロモという商品でキュプラを多く使ってるんですけど。
やっぱりタイト感が出てますね。
製造の能力が復活しましたって言って作ってくれたらそれでいいんですけど。
価格がね、一気に上がっちゃうとなかなか下がらないじゃないですか。
上がってますね。
そのまま上がってってなったらまたね、このメーカーさんって非常に悪いですよね。
一社しかないからね。
割と上げやすいんじゃないですか。あんまりきついことは言わんとこ。
いろんな法律で守られてるとはいえど。
やっぱりできるだけ製造能力は伸ばしつつ、お求めやすい価格で提供してもらって。
そうですね。
ファッション全体を牽引してもらうという素材としてはそのポジションでいといてほしいですよね。
そうですね。
ぜひ朝日加生さんお願いします。あんまり値段を上げすぎずにたくさん使いますので。
朝日加生さん関係の方も聞かれてる可能性がありますから。
ありますあります。
お願いしときましょう。
うちのメインのラメはインドのサリーという体に巻きつける医療品に使われることが非常に多いんですけども。
そのサリーもキプラーを使われることが非常に多いんですけども。
今はサリーもちょっとキプラーのサリーが少なくなってるんでしょうね。
ということもあるでしょうね。
そこに入らないといけない棚。
インドに行くとサリー屋さんがバーっと並んでるらしいんですけども。
本来このキプラーが入る棚が結構棚が空いちゃってるのかなって思うので。
サリー屋さんもそこ棚ちゃんと埋めないといけないじゃないですか。
じゃあラメやろうかということもあったりなんかしちゃったりしてるんじゃないかなと思ってます。
ちょうど半年くらい前からそこそこサリー用が注文いただきまして。
その影響もあるのかなとかちょっと思ってたんですけどね。
あんまり公共で言うようなことでもないのかもしれないけど。
妄想あり。妄想と偏見だらけでお届けしましょう。
そういうことか。
いろんなピンチやチャンスという言葉もありますように。
いろんな流れがあるからこそ物事が進むという観点でいけば。
サリーのラメブームがボカンときちゃってインド映画も今注目度高いですから。