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Speaker 2
頑張ってきたなって。
美談にしがちじゃん、私たちの国民性的に。
あんまり物価の優等生とか言っちゃいけないなって思っちゃったら、
もやしとかもちょっと上がっただけで、もやしが高騰してるとか騒ぐ人多いじゃん。
Speaker 1
でも元々は10円台だったのに。
Speaker 2
そんなもんって言うさ、そこまで?
Speaker 1
でもさ、10円台で買ってたほうがおかしいよね。
おかしいよ、限界いくよってなる?
うまい棒2本ぐらいとさ、ちゃんと1個の卵、それこそ卵ともやしで閉じて食べるだけでもさ、
おかずになったりするじゃん、若いときになってさ。
Speaker 2
うまい棒だって、ちょっと前に値上げしたら、えーって残念がる人とかもいたじゃん。
Speaker 1
いやでもお前らそれさーって。
ほんとね、頑張りすぎてたんだよ。
Speaker 2
ほんとそう思う。
でも引っ込みがつかなくなっちゃったんだよね。
Speaker 1
もう見りっきりだよ、たぶん今、ほんとに。
いいよね。ちょっと小麦が上がったからってバーンってあげてもいいと思う。
Speaker 2
いいと思う、いいと思う。
Speaker 1
つらいけどこっちも。つらいけどしょうがない。
つらいけど否めない。
Speaker 2
社会が悪い、社会が。
結局ね。
おかみが悪い、おかみが。
石油口頭で、あげなざるを得ません的な切り口になりがちなんだけど、
Speaker 1
あれも別に理由つけなくて俺いいと思ってて、
Speaker 2
なんかさ、石油口頭でいたしかたなくあげましたってなるんだけど、
Speaker 1
下げた試しを見たことはないわけよ。
Speaker 2
そういうこと言ってあげたナショナルブランドのアイスクリームとかが、
俺いまだにそれ根に持ってるのが、
リーマンショックの頃にやっぱり石油がガーって上がった時があって、
あの時のきなみにコンビニで100円か110円ぐらいで買えてたアイスクリームが、
128円とか、今もうたぶん140円とかになってると思うんだけど、
上がったんだよね。
これは原油価格が値上がりし、もろもろの事情によって輸送費も上がり、
原材料の調達も上がりみたいな感じになったんだけど、
その後、そのガーって上がっちゃった金額より、
石油の金額が下がった。
めっちゃ戻ったよね。戻ったっていうか、より戻しぐらいの金額。
戻ったわけよ。でも金額は変わんないわけよ。
だから、別に石油なんたらって言わなくていいよって思って。
半減制約っていうね、そういうことでしょ?
悔しいけど人間なれるから、
Speaker 1
もう俺もチョコマナカジャンボが140円がベースになってるわけよ。
Speaker 2
15年ぐらい前にそこに上がったんだったらね。
そこからも世の中の貨幣価値の違いも出てくるから、
いずれは上がるとは思うんだけど、
その都度、石油高騰を待ち構えたように上げなくていいよって思う。
Speaker 1
もうなんか諸事情出たよね。
Speaker 2
そう。
Speaker 1
一心情の都合でやめんながらいいんだよ。
そうだよ。
Speaker 2
諸判の事情を鑑みた上的な感じの。
Speaker 1
庶民が嫌だからやめるって言わないからね。
Speaker 2
言わないよ。隣の何々さんがいじめるからやめますとか言わないじゃん。
一心情の都合でいいわけじゃん。
Speaker 1
でもそれをそういうふうに書かなければ、
値上げができないっていう風潮にしたのが悪いよね。
Speaker 2
いやそう、ほんとそう。
Speaker 1
別に業界バラバラでいいわけだもんね。
小麦がやばかったら小麦が上げますとかさ。
そうすればいいのにさ、
今回これで一気にみんな上がりますみたいな雰囲気になるもんね。
Speaker 2
うん、なるなるなる。
それもやっぱおかしいよね。もかみが悪いよ。
ちょこっとちょこっと上げていくことをみんなもっと許容すべき。
今までそれをみんなが許容しなかったから、
なんとか頑張ろう、お客さんが離れたら困るから頑張ろうって、
たぶん20年、下手したら30年近くずっと企業が努力してきた部分が少なからずあるんじゃない?って思って。
Speaker 1
パントリーマームちっちゃくなっちゃったみたいな話とかあるじゃん。
Speaker 2
そういうテクノロジーみたいなところはあんまり変わんなかったかもしれないよ。
Speaker 1
変わんない変わんない。コミュニケーションの仕方とかね。
そうそうそうそう。
Speaker 2
いやもうさすがにさ、今からさ、平成例えば元年とかに戻るの、もう無理だよね。
Speaker 1
いや無理だよ。だって児童会社じゃなくてさ、人と会ってカチカチカチカチやってんだよ。
Speaker 2
やってると思うし、そもそもスイカがまずないわけでしょ。
Speaker 1
そうだよ、切符だもんね、全部。定期も紙だし。
Speaker 2
いやー紙だよ、やりな。
ギリギリプラ、オレンジカードとかのプラのやつ。
Speaker 1
テレフォンカード、オレンジカードはあったけど、
Speaker 2
プリペイドカードっていうとそういうスタイルだったわけで。
Speaker 1
プリペイドがそうだったもんね。
Speaker 2
あれを下手したらキャッシュレスって言ってた時代だよ。
Speaker 1
そうだよそうだよ。
Speaker 2
小銭いらずで電話がかけられますみたいなさ。
Speaker 1
そうだよね。500円分の10円玉持ってなくて済んだんだからそれはそうだよな。
Speaker 2
ほんとほんとほんと。コンビニにATMはないし。
Speaker 1
そうじゃんね。
Speaker 2
その平成元年はないと思う。
ATMの数だって、きっと銀行の支店にはあっただろうけど、
例えばショッピングモールの中にATMがずらっと並ぶとか。
あんまないと思う。そもそもショッピングモールがそんなになかったし、
シネコンもほぼほぼまだないでしょ。
いやシネコンなんてないよ。ムービルだよ。
そうそうそうそう、ムービル。
まんまさ、いわゆる映画館のスタイルだったと思うし。
Speaker 1
バカそうだね。
Speaker 2
ちょっとこうやって列挙していくだけで、すごいノスタルジー感じられるぐらい違うわけだよね。
Speaker 1
逆に今から2005年とかに戻っても、一応ギリギリインターネットはあるし、
インターネットの回線が遅いなーとか言ったりとか。
Speaker 2
言ってると思う。
Speaker 1
でも携帯はあるし、なんとなくコミュニケーションのやり方が変わるっていうのはないかもしれないね。
だから広瀬のバブル・エゴーはちょうどいい映画だったんじゃない?
携帯がある時代からない時代にとかさ、そういう感じだった。
Speaker 2
そうだね。
Speaker 1
劇的に感じたんじゃない?
Speaker 2
たぶん2007年とかそれぐらいだったと思うんだけど、バブル・エゴー自体がね。
ちょうどあそこから20年前の感覚なんだよね、バブルって。
Speaker 1
そうだよね。
Speaker 2
2007年からって考えても。
そこからさらにもうすぐ20年経とうとしてるってことでしょ?
Speaker 1
2007年の映画だったとしたらあと4年ぐらいで。
そうだよ。
Speaker 2
こわい。
やーこわい。
Speaker 1
こわいこわい。
何が怖いってさ、振り返ったときに、20年とか生きてんだ普通にって思うとこが怖いよね。
Speaker 2
そうだね。
Speaker 1
20年振り返れるんだみたいな。
Speaker 2
いやほんとほんと。
Speaker 1
昔さ、二十歳ちょっとの頃さ、20年だって振り返ったりとかさ、10年振り返ったってさ、まだ小学生だよみたいなさ。
Speaker 2
そうだよね。
二十歳の時に20年振り返ったらさ、最初の頃の記憶なんてないもんね。
だいたい始まるの3、4歳ぐらいじゃない?記憶として残ってんの。
Speaker 1
もう今余裕で30年振り返れるからね。
いや怖いわ。
Speaker 2
そうだわ。
30年前ってか、高1、高1みたいな感じになる。
なるなるなる、やだー。
Speaker 1
怖いよほんとに、やだー。
Speaker 2
やだー怖いもーん。
そういえばさ、今バーブルの話で思い出したんだけどね。
Speaker 1
昨日、この間リュウ君も一緒に行った、うちの地元の居酒屋さんに行ったのよ。
Speaker 2
前から何度かそこで会ったことのある近所の女性がいて、年齢的にはたぶん60を過ぎてるんだけど、
パッと全然見えないぐらい綺麗な方なの。
その人もよくお酒を飲むに来る人だから、昨日もたまたま一人でいらして。
わりと混んでたもんだから、俺も隣しか会えてなくて。
隣いいですか、全然どうぞーなんて言って、隣だから話したりしてたんだけど。
その人は、誰もが知ってる大企業に新卒で入って、定年まで勤め上げた人なんだね。
その企業の名前を言ったら、俺もリュウ君もヒューってなるぐらいの、そういう業界の人なんだよ。
なんかの話から、今から言う話になったんだけど、
Speaker 1
お子さんを産んで育てて、でも辞めなかったって人なんだよね。
Speaker 2
でも最初入社が、それこそ85年とか6年とか、もうマブル前夜の頃に新卒で入社しましたっていう人なんだけど。
まずやっぱりその時点で、女性っていうのは男性のアシスタント扱い。お茶だしてとか。
Speaker 1
ちょうど、だってその頃に雇用均等法になるんだよね。
Speaker 2
そう、たぶんね、雇用均等法がその頃だと思うんだよね。
そうだよね。怖いね。俺たちがまだ小学生の頃には、雇用均等法っていうのがなかったって怖いよね。
Speaker 2
なかったなかった。
だからその人が入社する前の先輩たちは、そんな概念すらない時代に入社してるんだよね。
Speaker 1
そうだよね。
Speaker 2
もうそれこそ、女は男の飾りみたいな感覚、もう完全にそうだよね。
だから女性が取り締まり役になるなんて誰も想像すらしてない感じの時代なわけじゃん。
ちょうど境目に入社したんだけど、その人は。
もちろんやっぱり劇務だったっていうわけよ。
でもそこそこ、お飾りだとは言われつつも、そこの会社の社風というか業界的に、女性の感性も必要なところだったもんだから、
割と営業として前の方に出してもらったりとかもして、やりがいはあったっていうのね。
で、やりがいがあって仕事も好きだったから、辞めたくはなかったんだけど、
やっぱり当時は、結婚したら辞めるんだろうっていうのが当たり前のように、どこにもそんな決まりはないのに、
会社の空気感とか、そもそも社会の空気感がそういう感じだったっていうわけ。
まあそうじゃん、それは確かに俺らが小学生の頃とかって、専業主婦もまだ多かったし。
で、旦那さんとは会社で出会って、職場で結婚した感じなんだけど、
でもやっぱり辞めたくはないから、結婚してまず辞めるんだろうみたいな感じで、上司に言われたときに辞めませんって言ったら、「何!?」ってなったんだって。
えっ!?結婚して続ける人なんて今までいなかったから、あなたのポジションをどうしたらいいかわからないって言われたんだって。
同じ仕事続けたいって言ってるだけなのに。
Speaker 1
だって結婚その人がしないでさ、結婚するって言ったときにでしょ?
そう。
決まった時点で辞めるっていうことになってたってことだよね。
上司の感覚としては、今までその会社で働いてた女性は、結婚しますって広告したらことぶき退社するしかなかったから、
Speaker 2
そのあと結婚しても現役でそのポジションのまま?
別に大した役職がついたわけじゃないと思うんだよ。20代とかだからね。
だけど普通に働いてる状況のまま、結婚したっていう人をその人は扱ったことがないから、
だから僕の感覚ではわからないって言われたって言われて、「何それ!?」って。
まさにそれ、まさにそれ。
前例がない状況に、本人も私、前例がないっていうところに来ちゃったんだって思ったらしい。
Speaker 1
えー、でもさ、すごいね、それが。
Speaker 2
その感覚の話がすごいって思ったのよ、まず。
Speaker 2
俺ら以上になくない?っていう話にはなるんだけども、
いやでも、本当にそれは同じ女性として本当に尊敬しますって。
あなたみたいにやってくれた人たちがいるから、今私たちがきちんと産休が取れたりとかっていうのを言ってくれた子がいるんだって、直接。
何々ママの話がすごく私、心に染みましたみたいな。
なんかそれ聞いて、本当に、なんかそのために頑張ったつもりはないけど、まさか60過ぎて、あの頃から30年以上過ぎて、
自分の娘のすごい仲良い友達から、お母さんのこと尊敬するって言われて、なんか良かったなーって思うんだよねーみたいなことを言いながら、
焼酎のソーダ割り煽ってた。
そっち系かよ。さらにオシャレ。
Speaker 1
マティーニとかじゃねーわ。
Speaker 2
いやもうかっこいいと思って。
Speaker 1
いやもうほんとほんと、そんな感じ。お酒が好きな方なんだけど、気作な感じ、気取らない感じ。
Speaker 2
今でもちょこちょこっと頼まれ仕事やったりしたりしてんだよねーみたいなこと言ってて、
いやかっけーなーって思った。
でもさ、その男性のお上司の最初の反応で、これは知らないとか未知のものに、みんなやっぱり戸惑うんだなーって思うのは。
Speaker 1
それもあるよねー。
環境がそこだもんね。そっちの肩持つつもりはないけど、わかんなかったらわかんないって言っちゃうよね。むしろ正直だったんだと思うわ、その人。
Speaker 2
誤魔化してやめさせようとするよりは、向き合った結果かもしれないしね。
だからまさに今のLGBT法みたいなものが成立するしないでずっとやってるじゃん。
あれが出てきてからさ。
不当な差別にしようかどうしようか。不当な差別入れようかみたいな。
でもそれも全部知らないからだよねって。
俺も前からずっとこれは言ってるけど、そういう人たちがリアルに存在してることに全然免疫がないから……。
いないことにしたほうが楽っていうね。余計なことしたくないっていうことだよね。余計な動きをしたくないって思ってるってことでしょ。
自分たちがどう動いていいか正直わかんないでしょ。
Speaker 1
わかんないんだよな。そしたらとりあえずやっとけばいいと思うんだけどな。
Speaker 2
でもそこはやんないんだよね。とりあえずやっとけばこの国はできないんだなって。
保守派のことを気にしてるらしいじゃんって言ってたよね。
保守派っていうか、伝統的な家族間でしたっけ?
みたいな。
Speaker 1
そうそう。はいはい、みたいな。
今の話だって40年ぐらいに変わったわけじゃん。当たり前のように変わってるわけじゃん。
LGBTっていうかセクシャルマイノリティって言葉の頃から考えたら、もうそこそこ長くやってるんだよ。
Speaker 2
やってるね。
Speaker 1
もう1000年ぐらいからの話とかだったりするからさ。
Speaker 2
今世紀だと思ったってもう23年経ってるんだからさ。長い経験だって。
それがさ、差別禁止ではなく理解増進みたいな。
そのなんていうんだろう、お花畑ルールみたいなさ、ことすら…って感じじゃん。
Speaker 1
言葉遊びみたいな。
Speaker 2
え?って思うよね。何ぐちゃぐちゃぐちゃ、こねてんのかなって思う。
Speaker 1
ずっとさ、粘土こねてるだけじゃん。
Speaker 2
ろくろも回さないでさ。
Speaker 1
汚いよ、あんなおっさんのパンのこねたって、あんな上手くねられてる。
Speaker 2
やーだ、もう。パンとかやだ。
やーだじゃなくて。
ここでやーだっていうような人に会ったことないんでしょうねって思う。
Speaker 1
あ、そうだよね。
Speaker 2
きっとそういう人たちは。
Speaker 1
台本に書かれてると思ってんじゃない。
一光さんとかがそういうのを言ったときに、台本を読んでると思ってるんだよ、きっと。
Speaker 2
そんなことあるかってね。
それこそ、一光さんとか、ああやってわかりやすくメディアに出てる方々のことと、
たぶん一緒にしてないよね、俺らのこと。
Speaker 1
あー、そういうことね。
Speaker 2
俺らは同じ、なんとなく大きな枠の中の人かな、みたいには思うよ、もちろんやっぱり。
だけど、たぶんそうじゃない。
一般の人たち、それこそ友達にゲーもレズビアもいませんみたいなことを言っちゃうような人たちって、
そこと俺らは、完全に別扱いだろうなって思うんだよね。
あの人たちはテレビに出て、それでお金を稼いでるみたいなイメージ?
そういうゲーをやってみたいな。
わかるわかる。
Speaker 1
もう見せ物小屋みたいなことじゃんね、そんなの。
Speaker 2
そうそうそうそう。
Speaker 1
それで金もらってるみたいな。
Speaker 2
そう。
まあ、こういう面もね、あるじゃん、どうしても。
そういう一芸に引いてた的な言い方をすればさ、
そこでやっぱりお金になる部分もあるしね。
そうじゃない、ごくごく一般の生活をしてる中にもいるんだよっていうところに、
やっぱり目が行かないのかなって思うね。
Speaker 1
じゃあお前らはさ、アカシアさんまは話が上手くてテレビ出てるわけじゃん。
Speaker 2
そうそうそう。
Speaker 1
お前らは一般人じゃん。
じゃあ同じようにいるだろ、一般人だってことだよね。
Speaker 2
そうそうそう、そういうことよ。
そういうことだよね。なんで今アカシアさんまってたんだ、これ。
何だろう、ポン酢醤油のことでも思い出した。
Speaker 1
鄰居の山奥、電車の中に行ったら、
Speaker 2
ポン酢のラッキョが転がる。
Speaker 1
力んだ表紙に、
そう。
Speaker 2
全部歌えちゃう。
Speaker 1
いい話だったよ、オープニングトーク。
Speaker 2
いやー本当、でもこれは言いたかった。
Speaker 1
いいね。
実は卵高いねっていうのは俺のアドリブだったもんね、一発目で。
そっからこの話、全く一個もないよね、その話の流れ。
話してた流れと全然違う流れになって良かったね。
Speaker 2
でも温めた卵がかえって、綺麗な花が咲きました。
違うな、卵が花咲かれた、ごめん。種だ、それは。
Speaker 1
本当、こんなことね。
ごめんごめん。
Speaker 2
どっちかがなんかふざけてて、卵が咲きか、鶏が咲きかみたいなね。