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皆さん、こんばんは。5月15日、夜10時になりました。いわみTVのお時間です。
この番組は、日々のニュースを取り上げ、私の個人的見解を述べることにより、皆さんに改めて安全運転について考えていただくための番組となっております。
交通安全運動が開始されて5日目となりましたが、皆さんどうでしょうか。改めて安全運転について考えながら運転をされておられるでしょうか。
今日もニュースを一見紹介します。
テレビ高知のニュースですね。
記事全文を読み上げます。
応点した車を運転していた男性が、軽い怪我をしています。
事故があったのは、高知市朝日町1丁目の信号交差点です。
消防の調べによりますと、午後2時ごろ、軽乗用車と軽ワゴン車が衝突し、軽乗用車が応点しました。
目撃者によりますと、軽ワゴン車は右折中、軽乗用車は西向きに直進中だったということです。
応点した車は、高知市内の43歳の男性が運転していて、男性は一時、車内に取り残されましたが、自力で脱出、軽い怪我をしたということです。
というニュースでございます。
右直事故という言葉、皆さんご存知でしょうかね。
交差点でも最も事故が多いと言われております。
右折者と直進者の衝突による交通事故、これを右直事故と呼んでおります。
右折するということは、対向車線を横切って進行方向へと進まないといけませんので、
その時に対向車がいたら、当然事故となるリスクの非常に高い運転行動であります。
交差点を通行する時は、必ず優先関係というのがルールで定められておりまして、
右折をする時には、対向する直進者あるいは左折者がいる場合には、その進行を妨げてはいけませんというルールがあります。
つまり、右折する時に対向車がいた場合は、その対向車が通過し終えるのを待って、
自分はその後で通過をしないといけないよというルールなんですね。
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このルールに関しては、改めて私が説明するまでもなく、
特にもうすでに免許をお持ちで今現在運転業務に励んでいる方は、当然ご存知のルールじゃないかなと思います。
ただ、ここで私が皆さんに改めて考えていただきたいなと思うことなんですが、
交差点って確かに優先関係、ルールによって定められてはいるんですが、
それでももしも交通事故になりそうであれば、状況に応じてスピード落としたりとか止まったりといったことも求められております。
これ学科の教本にも載っている言葉なんですが、交差点内を通行する時は右折者、歩行者などに気を配りながら、
交差点の状況に応じてできる限り安全な速度と方法で進行しなければなりませんという法律があるんですね。
この法律って私学科でもよく言うんですけど、すごく曖昧な法律なんですね。
じゃあできる限り安全な速度って何キロですか?何キロって具体的には書いてないんですよね。
できる限り安全な方法ってどういう方法ですか?というのも右折・左折のルールに関しては書いてあるんですけど、
じゃあできる限り安全な方法というのはこういう方法ですよっていうのは書いてないんですね。
じゃあこの法律があることによってどういうことが起こるかと言いますと、
よく交通事故を起こした時に保険の負担の話などで過失割合という言葉が出てきます。
この事故は何対何であなたがどれぐらい悪いよという責任の重さを表すような数字と思ってもらったらいいと思うんですけど、
そこで今回あなたは被害者ではありますが8対2であなたにも少し被害がありますよといった感じで保険屋さんなどからお話があると思います。
そしてこの法律がある以上交差点内で事故を起こしてしまうと事故に巻き込まれてしまうと
もう絶対に10対0、100対0にはならないと思ってください。
なぜなら法律によって交差点を通行するときはできる限り安全な速度と方法で進行しなければならないということが定められているからです。
交差点で交通事故を起こした以上、事故をしたということは安全な速度と方法で進行しなかったんですよね、
と言われるとこの法律に違反をしたということになってしまうわけなんですよ。
なので優先関係をあまり主張しすぎないようにしてほしいなと思います。
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たとえ相手が右折、自分は今からこの交差点直進だから自分が優先だよな、よしよしと直進しようとしたところ対抗者が右折を始めてきた。
え、でもこっちが優先だから私行きますよ、と言ってスピードを落とすことなく交差点に入って事故になった場合、
たとえあなたが直進であったとしても多少は責任を求められる可能性があるということなんですよね。
いやだって相手右折じゃん、自分直進じゃん、自分が優先ですよね、
いくら警察とか保険屋さんに訴えたところでこの法律がある以上あなたも責任があるんですよ、と言われてしまうんですよ。
なので交差点を通るときはこれは自分が優先だけどもしかしたら向こうの相手の方が右折をしてくるかもしれないよね。
それとか自分が優先道路を通っている横から一時停止の標識のある交差点を車が近づいてきた。
でもなんか明らかに止まりそうにないよね、と思ったら優先道路を通っているとしてもちょっとスピードを落として様子を見るとか、
場合によっては止まって相手を先に通すということも状況によっては必要になります。
何でもかんでも止まれというわけではありません。
全部止まっちゃうと交通も円滑には進みませんので、
自分が優先で相手が自分の車を明らかに認知していて待ってくれているような場合はもちろん速やかに通過することが大事だと思います。
ただ繰り返し言いますが状況によってはいくら自分が優先の場面であったとしても安全な速度と方法で進行しなければならないんですよ、
ということを改めて皆さんにも説明をしておきたいなと思います。
ということで本日のニュースは以上でございます。
私の住んでおります島根県大南町という地域は大変高齢者率が高い街なんですね。
高齢者の比率が非常に高いです。
走っていても高齢者マークをつけている車というのはしょっちゅう見かけます。
私はこれまでに何度も目撃したことはあるんですが、
あれここ一時停止だよなというところをもう50キロぐらいでノンストップで通過していってしまう車であるとか、
あるいは赤の点滅信号、一時停止が義務となっているのにもうノンストップで通過してしまう。
もう何なら信号交差点でこっち青信号なのに横から赤信号を無視してもうノンストップで通過していっちゃうという車を見たことがあります。
そんな相手がルールを無視している、ルールを違反しているとはいえ、
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自分もそんな50キロ60キロの車と衝突はしたくないですから、
やっぱり事故を避けるためにはどうしたらいいのかというところは自分自身で考えて、
交通事故を未然に防ぐということをしていただきたいなと思います。
はい。
だいぶちょっとね、うちの自動車学校も換算機、
換算機かな、換算機とまでは言えないかもしれないですけど、
ちょっと落ち着いてきました。
ただ、私いろいろと仕事を抱えております。
教習業務以外にもいろいろとやるべき仕事が溜まっておりますので、
なかなかこのスタンドFM毎日配信ということにはならないかもしれませんが、
またこうして時間を見つけてできる限り、
毎日配信をしていきたいなと考えております。
YouTubeも毎週土曜日夜10時から配信をしております。
もしも自動車学校の指導員に聞きたいことなどありましたら、
このスタンドFMのレター、もしくはYouTubeチャンネル、
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そちらでぜひともご意見、ご質問などお寄せください。
それでは本日は以上です。ありがとうございました。おやすみなさい。