中村 多伽
はい、みなさんこんにちは。声聞こえてますか? 後ろの方大丈夫そうですか?ありがとうございます。
あのこれ、IVSのイエローステージの最後のセッションということで、大鳥の セッションをこちらで選んでくださった皆さん、センスありますね。本当にありがとうございます。
ありがとうございます。最後のセッションは、障害・福祉の限界を突破するスタートアップ というところで、私がこのセッションの企画をさせてもらったんですけれども、
そもそもの背景としては、障害の領域って、 健常者と同じような生活ができるようにしてあげようね、みたいな
結構メッセージとかイメージがすごく強いと。 もちろんそれはそれで重要なことなのかもしれないが、
それ以上ってないのかな?とか、それ以上って作ることってできないのかな? みたいなのが結構私の疑問の根本としてありまして、それ以上に取り組んで
らっしゃるスタートアップの皆さんをお呼びしたというのと、 あとは、この領域って
ビジネス単体として成立させるのが結構難しい領域で、私もVCをやってますが、 やっぱり一見儲からない領域として捉えられがち
っていうところがある中で、スタートアップとしてご活躍の皆さん、どうやってそれを乗り越えてきたのか という話をできればと思います。
ちょっと横で聞いてくださってる方もいるんで、もしよかったら真ん中の席詰めていただけると、 後ろの方も座りやすいかなと思うので、すいませんよろしくお願いします。
ありがとうございます。 やっぱり優しい人が多いですね。 ここに来る人、ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。 じゃあまず最初に、もしよかったら映像をQRコードの方に入れていただけたら、
さっき案内させてもらってますけど、 こちらに読み込んでいただくと質問がリアルタイムで送れるようになってます。
私からも見ながら拾ったりとか、皆さんに直接お聞きしに行ったりするので、 ぜひぜひ積極的にコメントしていただけたらと思っております。
という感じでやっていきたいんですけれども、 簡単に皆さんの授業の内容について、
まずはお聞きできればと思っているので、 1分程度ぐらいで自己紹介と授業紹介をお願いしてもいいですか?
岡 勇樹
じゃあ、岡さん。
皆さん、はじめまして。デジリ派の岡です。 聞こえます?後ろの方。ありがとうございます。
僕らはデジタルのリハビリツールの開発と、 あと病院とか放課後デイサービス、あと特別支援学校への導入を進めています。
今、全国に約100カ所ぐらい導入しているんですが、 目指すのが1万カ所なんで、あと100倍、6年で成長を遂げないといけないというところでやっています。
そのためにも、今、日本のマーケットだけだとなかなか厳しい部分もあるので、 今、海外展開ということでインドとアメリカへの展開を今年から開始するというようなフェーズになっています。
僕らは医療専門職と障害の当事者家族、 自分の子供が何かしらの障害があるというメンバーか、
中村 多伽
病院で働いてきた理学療法士とか作業療法士とか、 そういうハイブリッドチームでやっています。よろしくお願いします。
小野 貴也
皆さん、こんにちは。バルトジャパンの小野です。 ネクストヒーローというサービスをやっています。
これは国内最大級の就労困難者特化型DXプラットフォームです。 民間企業に就職している障害のある方60万人、一方で就職されていない方、
生産年齢人口で500万人超えてるんですね。 でもこの方々、能力が低いから働けていないわけではない。
そして民間企業は労働人口がどんどん減少していく。 人手が必要になっていく。片方では人手が必要、
片方では活躍したくても仕切れない方々がこんだけ大勢ある。 この巨大な産業をビジネスの力を活用して、
就労困難者の大活躍時代を作るというビジョンを掲げてですね、 10年間走って、現在約15億円程度の資金調達も完了させながら、
今までいない未来づくりに挑戦しているスタートアップ企業でございます。 今日は経済っていうキーワードを自分の中で大切にしながらですね、
中村 多伽
皆さんと対話できたらと思ってます。どうぞよろしくお願いします。 ありがとうございます。よろしくお願いします。
近藤 貴司
じゃあ近藤さんお願いします。はい、よろしくお願いします。 聞こえますか、これ。後ろの方、すいません。ありがとうございます。
Wave3株式会社というのと、Wellstack株式会社で2つをやってます。近藤と申します。
主にやってるのは、ウェブ特化型の就労継続支援B型っていう障害者さんが働く事業所を作ってます。
それをやりながら、ブロックチェーンゲームを障害者さんの仕事にどうやってできないかっていうのを今研究開発してまして、
やっとこの前プレスリリースを出させてもらったんですけど、この歩いてるRみたいなマーク、レベルアップっていうサービスをこの前正式に開発しまして、
全国の福祉施設でブロックチェーンゲームがどういう風にお仕事になるかっていうのをやってます。
それを他の施設さんに僕らが遠隔でセッティングして、ゲームが一つのお仕事になる、生産活動になるっていうのをちゃんとしたエコシステムのもと実現させるっていうのを今、
施設をやりながらそういうサービスをやってるという2個でやってます。よろしくお願いします。
中村 多伽
ありがとうございます。じゃあ志村さんお願いします。
志村 駿介
皆さんこんにちは。株式会社リン・オンミンの志村俊介と申します。
僕は弟がダウン症で知的障害がありまして、母子家庭で育ったんですけれども、母が障害者支援生活介護っていうところで勤めていたことがきっかけで、
僕も施設の職員として働いた時にですね、研修がちゃんと充実してないなみたいなところに課題を感じて、オンライン研修のサービススペシャルラーニングというサービスを立ち上げました。
サービスのローンチは2016年にローンチしたんですけれども、今累計利用ユーザー数が8万人、5200施設まで広がってきてます。
大体知的障害のある方であったりとか、自閉症、スペクトラム障害のある方との接し方みたいなところを学べたりとか、あとは当事者の方がどういうふうに地域社会に参加していくのかっていう見通しを立てやすくするような、そんなツールを運営しております。
今日はどうぞよろしくお願いいたします。
中村 多伽
よろしくお願いします。ありがとうございます。
今日はウェットな話からドライな話までちょっと皆さんにお聞きしたいなと思ってるんですけど、ちょっとまずはウェットサイドから、
そうだその前に、このセッションを最後の大取りに選ぶということは皆さんそれなりにこのテーマに思いがある方がいらっしゃるんだと思うんですけれども、
ちょっと属性をお伺いしたいなと思ってまして、障害福祉に関するお仕事をやってる方ってどのくらいいらっしゃいますか?
意外と3分の1いないか、いるかいないかぐらい、ありがとうございます。
障害スタートアップっていうキーワードが気になってきたよっていう方どのくらいいらっしゃいますか?
そりゃそうか、そりゃそうやん。
なんか他聞きたいことあります?
近藤 貴司
好きな音楽は?
岡 勇樹
ヒップホップの人。
中村 多伽
オープンクエスチョンやな、ヒップホップ好きな人。
パンクの人。
ありがとうございます。
パンクの人。
本枠の顔がすごいんですけど、パンクね。
岡 勇樹
ありがとうございます。
中村 多伽
ちなみにクラシックの人。
ありがとうございます。
こっちの方が多かったです。
起業家の方?
どのくらいいらっしゃいますか?
すごい、ありがとうございます。
結構起業家の方が多いんですね。
逆に事業会社の方って?
大手企業とか?
ありがとうございます。
素晴らしい。
じゃあそんな感じで、起業にも役立つお話をしていければと思っておりますし、
業界にいらっしゃるっていう方も結構いらっしゃったので、
それに関するトピックもぜひ投げていただけたらと思っております。
まずウェットの話からっていうところで、
皆さんがこの業界に関わり始めたバックグラウンドみたいなのを
一人ずつお聞きしたいなと思ってまして、
さっき清村さん触れていただきましたけど、
それも含めてちょっと長めでも全然大丈夫なので、
岡さんからお願いします。
岡 勇樹
僕はそうですね、何だったかな?
なんか流れに流れてこの障害福祉業界に勤め始めて、
20代の頃に移動支援とか柔道訪問介護っていう仕事をしていまして、
その後NPOを作って、この福祉とか医療領域でやってきて、
今デジリ波を作ったっていう感じなんですけど、
そもそもその福祉とか介護とかに興味を持ったのは、
自分の家族が亡くなったりとか、認知症になって、
レビー招待型認知症って言って、
すごい幻聴とか幻覚が見えるようなのに
じいちゃんがなっちゃったりしたんですね。
そういう家族の事情みたいなのから興味を持って、
そこから入ったっていう、そんな感じでございます。
中村 多伽
ありがとうございます。小野さんはどんな感じでした?
小野 貴也
私はもともと製薬会社出身なんですね。
うつ病の薬とか、不安障害の薬とか、
発達障害の医薬品を主に扱ってたんですが、
ある時、患者会に参加したんですよ。
30人ぐらいの、いわゆる精神疾患とか障害のある方々が集まって、
どんな症状があるのとか、どんな医薬品、副薬してるの、副作用どうなの、
こういう情報交換をする場に参加したんですよ。
そこでは一人一人、みんな抱えてる問題はバラバラじゃないですか。
でも一個だけ共通していた問題が、
この仕事でほとんどうまくいかないっていうことだったんですね。
私は当時、医薬品を通じたら症状は改善していく、QOLが上がっていく、
そんな研究とか先生の話とかたくさん聞いてたから、
副薬して症状が改善してるのに、
仕事でほとんどうまくいかないっていう実態があるなんて、
想像してなかったです。
当時26歳で衝撃で、
私自身も当時、過食症とか拒食症という接触障害を、
少し患ってたっていうのもあって、
これは医薬品で解決できるものって、本当に限界があるなと。
人生、7割8割かけて、
時間を過ごす仕事っていう時間の中で、
障害のある方が活躍できるような社会インフラを作りたいと思って、
貯金25万円しかなかったんですけど、
ガムサラに起業して、
そこから3ヶ月後に起業して、今に至ってます。
中村 多伽
ありがとうございます。
もともとは関係ないと言ったらいいですけど、
間接的な領域にいて、
でもそれで現状を知って、
でもそれで知ったとしても、
選ぶか選ばないかって分岐があるなと思うんですけど、
しかも制約とか言ってたら、
全然もっといろんな選択肢もありそうですけど、
なんであえて飛び込むことにしたんですか?
小野 貴也
ありがとうございます。
まず無知だったっていうのが1個あるんです。
あれ笑っていただいてありがとうございます。
そうなんです。
会社のせいにするつもりはないですけど、
制約業界から起業する方って当時、
十数年前、やっぱりかなり珍しかったんです。
起業の仕方とかスタートアップっていう言葉も私知らなかったし、
本当に無知だった。
今国でもやれてない。
塩の木制約っていう前職の制約会社でもできるわけがない。
じゃあ会社作ってやろう。
これぐらいのスタートがまず1個ですね。
あとは自分自身の経験もあって、
やっぱり何か思い切ってチャレンジしないと、
今のその接触障害っていう状態から
抜け出せないんじゃないかっていう、
そういうのは重なって、
当時もうそのぐらいです。
あんまもう難しいこと考えてなかったです。
中村 多伽
いやでも素晴らしいチャレンジという気ですね。
ありがとうございます。
ごめんなさい、横に立ってらっしゃる方、
もしかしたら聞き取りづらいかもしれないので、
足疲れるかもしれないので、
全然前に座っていただいて大丈夫です。
2列までは座れる仕様になってますので、
地べた汚いから嫌っていう方もいるかもしれないけど、
全然お気遣いなく移動していただいて結構です。
ありがとうございます。
近藤 貴司
じゃあ本堂さん。
僕全然かなり異色だと思うんですけど、
もともと僕イタリアンの料理人を昔やってまして、
大学3年生の頃に、
商売やりたいなと思って、
飲食店の経営をしたいなって思って、
先輩と一緒にアザム十番っていうところで、
レストランを作ったのが最初だったんですよ。
それで飲食店を当時やっぱ流行らせるために、
Webが必要、
食べログ全盛期だったもっともっと今よりも。
Webマーケが必要で、
必要に駆られてWebマーケの勉強をすごい始めたんですよ。
それが僕と最初のWebの出会いで、
それから飲食店はもちろん畳んじゃったんですけど、
中村 多伽
ありがとうございます。
ちょっと皆さんに聞いてみたいのが、
同じ領域だけど結構アプローチが違うかなと思って、
今それぞれのバックグラウンドとか自己紹介聞いてみて、
初めましてじゃない方ももちろんいると思うんですけど、
どんな感想を抱かれました?
どんな感想抱かれました?
岡さん、人見知り直りました?大丈夫ですか?
岡 勇樹
感想、イタリアンぽいなっていう。
すごいイタリアっぽい。
近藤 貴司
カオスですよね、それも。
中村 多伽
以上です。
なんかありますか?皆さんから聞いてみて。
小野 貴也
でも岡さんは子どもの領域ですよね。
どちらかというとこっちからこっちは大人の領域みたいな、
そういう分け方ですよね。
そういう分け方もあるんですね、確かに。
だけど教育っていうテーマだし、働く場っていうテーマだし、
私たちはどちらかというと働く場に対して仕事を
代立させるっていうようなポジションだし、
それぞれこういう分け方できるんじゃないかなっていう違いがありましたよね。
中村 多伽
すみません、そこから派生して、
これ結構私のただの個人的な興味で伺うんですけど、
社会課題解決領域って商売に限らず、我々がご支援してるような、
あれ、私自己紹介しましたっけ?
してない。毎回忘れてるんですよ、私。
簡単に自己紹介すると、私たちは社会課題解決を目的とする企業家のご支援をやってます。
例えば事業の立ち上げの伴奏だったりとか投資だったりとか、
あとは大手企業のオープンイノベーションをやってるんですけど、
だいたい300事業ほどの企業家の方々の事業の立ち上げを一緒にやったりとか、
あとは岡さんを含む16社への投資を完了しているというところです。
それで社会課題解決をする企業家の方々にたくさんお会いをするんですけれども、
結構やっぱ普通のサービスのコンペティターとちょっと違って、
同じ領域だからこそ思想的な社会性、公共性が高いからこそ、
思想的なイデオロギーの対立みたいなのも結構ある領域はあったりするんですけど、
障害領域って結構外からの意見として、
どんな感じでそれぞれの手段を捉えてらっしゃるのか、
例えば就労支援している人が一番偉いみたいな価値観があったりするのか、
役割弁当の中でボトルネックがあったりするのか、どんな感じなんですか?
どなたでも結構なんですけど。
小野 貴也
僕らの業界結構明確にあるんですよ。
例えば、高賃という話が今近藤さんからありましたけど、
B型事業所っていうところで、大体35万人ぐらいここで就労しているわけですけども、
平均賃金が1.6万円。
これこの前話聞いたら、1日6時間働いて1.6万円なんですね。
計算合わないじゃないですか。
月です。
これ12年間ほとんど変わってないです。
トレンドとしては4000増えているぐらいです。
これ最低賃金が引き上がっているので、大体それの恩恵を受けて上がっているぐらいなんですよ。
この業界でどういう論争が起きているかというと、賃金を上げようっていうメッセージと、
世の中賃金が全てじゃないっていうメッセージ。
この2つが対立構造にあります。ありません?
近藤 貴司
ありますあります。確かにあります。
中村 多伽
面白い。それに対して小野さんはどっち派ですか?
小野 貴也
僕は明らかに前者で、これ賃金上げなくてもいいっていうこの考え方は、
僕は否定しないです。
ただ、我が国日本で賃金を上げようと思えば上げられるっていう選択肢ができた時に初めて、
私は上げない。この事業所は上げる方針を取らない。
この選択をすればいいと思うんですね。
ただ今、上げたいと思った時に上げられる機会がほとんどないと思っている。
なので、まずは賃金を上げる、上がる仕組みを作るっていうことが絶対的に大事だと僕は思っています。
中村 多伽
賃金が上がるっていうのは小野さんがやられてるみたいに、
公的な資金のみならず、付加価値化して、
ちゃんと必要としている人にサービス提供することによって賃金が上がるみたいなイメージですか?
小野 貴也
そうですね。賃金の上げ方ってこれ算数なんですけど、
やっぱり仕事をする日数を増やすか、時間を増やすか、単価を増やす。
もうこの3つなんですよね。
ただこれは付加価値っていうのもありますし、
それこそ毎日通いたくなるような事業所経営ができていれば、
毎日利用者さんが通って、それで賃金も上がりますし、
いろんな変数はありますね。
中村 多伽
なるほど。ありがとうございます。
賃金を上げるか、賃金が全てじゃないか、
リハビリの領域なので直接的に賃金という話じゃないと思うんですけど、
何かありますか?
岡 勇樹
そうですね。僕らはリハビリといっても、小二のリハビリにまずはフォーカスしているんですけど、
実際導入している場所は病院とかもあるので、3割ぐらい病院なんですよね。
なので成人の方とか高齢者のリハビリ、脳梗塞の方のリハビリとかにも使ってもらってるんですけど、
最終的に僕らがやりたいのはリハビリを超えて、
リハビリだけ変えてもしょうがないなと思っているので、
リハビリの時間を楽しくなりましたみたいなのってあんまり意味ないというか、
意味はあるんですけど、そこで止まってたら意味なくて、
さっきおっしゃってたように、
たぶんこの中に月1万6千円以下の収入の方っています?
たぶんいないと思うんですよね。
その時点でおかしいなと思ってて、
障害があるから君は就労支援という選択肢しかなくて、
就労支援に行けない人は生活介護というまた別の取り組みがあるんですけど、
それがこの業界上からピラミッドみたいになってて、
就労以降、就労A、就労B、生活介護という風に、
どんどん選択肢のない重度の障害のある人は一番下に行くしかないんですよ。
生活介護っていうのは何かっていうと、
お金も1円も稼げない場所、居場所なんですよね。
自分とか自分の家族がどういう姿だったら、
さっきもコメントでありましたけど、
僕は自分の子が障害児なので、すごい不安なんですよ。
この今の日本の制度の中で、
自分の子を置いて死ねないと思っていて、
さっき兄弟児の投稿ありましたけど、
兄弟とか親とかにとっては今のこのシステムっていうのは、
もう不安でしかない。
もう最初から崩壊してるみたいな状態なんですよね。
なので、それを月々30万、40万、50万、60万って
稼いでいける仕組みが何なのかっていうと、
多分、制度内だけでやっててもいけないし、
制度外だけでもいけないし、
それぞれの立場でそれぞれの人が自分たちの地域で考えて、
サービスを生み出したりとかしないといけないと思ってるんですけど、
志村 駿介
スタンダードにしていきたいなというふうに思っています。
中村 多伽
なるほどですね。
これ皆さんにお伺いしたいんですけど、
今の流れで、
好きなこととかその人の得意特性みたいなのを発掘して、
それが社会と接続される状況を作るみたいなのが、
皆さん通じてあられるのかなと思っていて、
それって超素人質問なんですけど、
どうやってやるんですか?
人だとでも。
小野 貴也
事業所。事業所やられてるから。
ぜひぜひ。
中村 多伽
そうですね。
近藤 貴司
たぶん事業所やってる僕なんだなって思いますけど。
さっきの賃金の話からに入っちゃうんですけど、
僕らも最初、
1万5千円とか1万6千円の月給っていうのに驚愕して、
最初施設をやり始めたんですよ。
なんでこんなに低いんだろう?
僕らって特に、
僕タイとかを往復しながら仕事をしてたんで、
為替格差が日常的にある世界で仕事をしてた。
サムネイル1個作ると5千円、1万円とかを受注したり、
動画1本作ったら何十万って世界で仕事をしてると、
やっぱ1万6千円って何でっていうのが最初にすごくあったんですよ。
なんでそうなってんの?
だってこんだけパソコンとスマホがあんのにみたいな、
すごい不勉強で申し訳なかったんですけど、
そういう思いがあって、
これをどうやったら上げるか。
賃金を向上させるでいったんですよ。
実際に施設をやってみてぶつかったのは、
それだけが正義じゃないなっていうのが、
いろんな人と接してて思ってて、
やっぱ生活保護を受給されてる方だと、
月間に1万5千円ちょっとオーバーしちゃうと、
全部それって国に返さなきゃいけなくなるんですよね、
お金を。
で、1万5千円以上稼ぎたくありませんっていう、
支援計画になったりするんですよ。
その人とアセスメント取ってたりすると。
なんでっていうと、
それもったいなく感じると。
あとそれをオーバーしてしまうと、
国に返さなきゃいけなくなる、
生活保護が削られる、
もしくはしたら生活保護が打ち切られてしまうかもしれないっていう、
そっちの恐怖の方が入る。
恐怖と変化をしたくないっていうそこの強い思い。
で、これは支援上、
それは分かったそうしようっていうのもあるし、
私は国にお返しがしたいから、
それを突破して生活保護から抜け出したいんだっていう人もいるんですよ。
これ年齢とか自分の思いとか、
あとは自分にその与えられてるチャンスがどの程度のものなのかっていうのを、
やっぱり理解されてる方が多かったり少なかったりするので、
そこによって、
いやあなたは、
てかみんなうちの子たちや、
じゃあ賃金あげなさいっていう一つのものではないのがあったんですよ。
特にうちってウェブワーク特化型でやってますんで、
選択肢、
それこそボールペンを組み立てる作業所もあったりとか、
お手紙を袋に入れて送るって作業があったりとか、
それこそ最近だとカブトムシを育ててそれを売るって事業所もあったり、
あとはコチョーランみたいな高い商材を作って、
それを贈答品用であげるみたいな、
そういう事業所があったりする。
最近だとメダカとか金魚とかを販売したりみたいなところもある。
そこの多様化はいいと思うんですけど、
僕らとしてはじゃあ僕らの強みって何だ。
それはテクノロジーで障害福祉の今までを変える事だっていう僕らの理念があるんで、
そこに特化してやっていく。
だから領域特化でやってるんですよ。
僕らはやっぱりウェブ3だったりAIっていうところに振り切って今はやってるので、
その中で必要だなって思ったのがやっぱり今までって2B向けで僕らってずっと、
BPOの領域もそうかもしれないですけど、
大きな会社さんからお仕事をいただくとか、
あとは中規模の会社さんの仕事を一つ切り出して、
その一部を障害者施設に下ろせば、
外注費が下がるから普通に経済合理性があって外注するみたいな仕事が結構あったんですけど、
僕らはやっぱりパソコンで仕事をしてる以上そういう仕事はあるんですけど、
一旦僕らのものではないからっていう風にしてあえて避けてるんですよね。
そういう時にやっぱり今から必要なのって2C力だなっていうのもあって、
2C向けにどうやって一個あたりの価値を上げていくブランディングができるかなっていうのと、
あとは知的障害があったり発達障害が重くても経済に参加できる仕組みってなんかないかなっていうので、
今ブロックチェーンゲームっていう一つの、
一個の僕の中での会の一つにたどり着いてはいるんですけど、
ちょっとそこの説明をさせていただくと、
ブロックチェーンゲームってまだまだ民意がない領域だと思うんですよ。
多分、何?っていう人も多いと思うんですけど、
例えばマリオとかああいうゲームのキャラクターの中にNFT、ブロックチェーンっていう仕組みがあって、
マリオをプレイするときにマリオを何百万で買うみたいな世界なんですよ。
で、そのキャラクターを使ってめちゃめちゃお金が稼げるよねみたいなのですごい盛り上がったんですけど、
その仕組みが経済上破綻してるねっていうのが問題になって、
最近はもうぐんぐんぐんぐん。
IVSの会場でもブロックチェーンゲーム会社さん、
去年の多分10分の1くらいの出展量になっちゃってる。
多分そういうことだと思ってて、
やっぱり持続しないよねっていうのが一つの課題だったんですよ。
ゲーム会社さんからすると、
ゲームが発行してる暗号通貨がそれぞれにあるんですよ。
何ゲームだったら何々ゲーム暗号通貨みたいなのがそれぞれのゲームにあるんですけど、
そのトークンの暗号通貨の価値を上げていかなきゃいけないっていうのが、
ゲーム会社の市場命題だと。
で、それって何で実現できるのって言ったら、
その通貨に価値があるって世間が思うことなんですよ。
要するにそのゲームが盛り上がってるかどうかなんですよね。
なので盛り上がってるってじゃあ何って言語化してると、
1日あたりどのぐらいの人が楽しんで遊んでるかが言語化なんですよ。
で、僕ら障害福祉領域って、
その1000万人ぐらいの何かしらの生きづらさを考えてる方がいるじゃないですか。
で、これってゲーム会社からするとアプローチできてなかった一つのマーケットになるんですよね。
なんでゲーム会社からすると、
誰でもいいからとにかく大量に長く遊んでほしいってニーズがあるっていうのに気づいて、
じゃあ僕らがそれのハブとなって、
各福祉施設に対して、
ゲームをちゃんとこの時間遊んでくださいねっていう、
そこの仕事を外注するって仕組みを今作ってるんですよね。
そうするとゲーム会社からするとユーザーが増えるからあざすっていうお金が僕らにちゃんと入って、
で、それを暗号通貨に連動させない形。
今日は1万円稼げるけど明日は100円になっちゃうみたいなのが、
やっぱりメンタルに来てしまう方が多かったんですよ。
うちの施設で実験したら。
なんでそれを固定相場にして、
このゲームをいくらやったら何百円何十円ねって、
この固定にするっていうところに行き着いて、
なんで例えば重度障害がある方とかでも、
このゲームをプレイすると、
ゲーム会社のマーケティングに間接的に協力してるみたいな感じのお仕事に一つなったんですよね。
事例として。
これって入院しててもどこにいても関係なくて、
なんでこういう事例を今生もうとして努力してるんですよ。
なんで一つの形としては、
やっぱりそういう形を変化させていかなきゃいけないなっていうのが、
事業所側として肌身に感じてるところと、
やっぱりAI時代に入っていくにつれて、
仕事も変わってきたんですよね。
例えば今までだったら、
リストを入力してメールフォームを送信するって仕事が、
のきなみこの1ヶ月で全部吹っ飛んだのと、
もうAIでいいじゃんって言われたんですよ。
要するに。
なんで形が変わってってるんで、
僕ら事業者側が本当に勉強して、
みんなだったら何ができるだろう、
どうやったらエンパワーメントできるだろうっていうのを、
日々、
志村 駿介
やっていってるって感じです。
中村 多伽
面白いですね。
だからそもそも稼げる仕組みを作る側と、
稼げているところにちゃんとマッチングさせる、
仕組みを作る側とっていうことなんですよね。
小野さんもどちらかというと後者かなと思うんですけど、
マッチングさせることについて、
どんな難しさとか、難しさはありますか?
小野 貴也
難しいですよね。
結構このテーマは、
障害のある方、
ワーカーって呼んでるんですが、
働いている方の能力の議論が結構多いんですよ。
でも僕らは長年やって思ったんです。
その事業所の支援員の方の技術に依存するんですね。
わかります?
例えばこの就労支援事業所って、
セブンイレブンと同じくらいの数あるんですよ。
日本に。結構驚きですよね。
僕は本当にびっくりして、
でもほとんど知られてない。
だから各地域に必ず複数の事業所がある。
一応選択が最低限できる。
でもその事業所に行って、
そこの支援員さんがどんな仕事のスキルを持っているか、
例えばパソコンを使ったお仕事のスキルを支援員が持っているのかどうか、
次第でその方の数年のいわゆる訓練期間、
得て得られる技術っていうのが決まるんです。
かつ就労支援事業所は、
民間企業に就職している方々って何パーセントだと思います?
1パーなんですね。
1パーですよ。
ほとんどが就労支援事業所で人生を終えるんです。
近藤 貴司
終えるんです。
小野 貴也
転職とかないですよ。
ずーっとそこなんです。
つまり支援員さんの技術次第で、
自身の就労の人生が決まるって言ってもおかしくないんですよね。
で、我々はどのようにお仕事を就労支援事業所に分配流通しているか、
これはワーカーの能力の1個前、
支援員さんがどれだけのビジネススキルを持っているか、
ここはすごく大事にしてやってますね。
中村 多伽
なるほど、だから支援される側に規定される、
支援される側のケーパビリティで規定されるのではなくて、
施設側のケーパビリティとか支援の手段で規定されるっていう、
逆にそれが大きければ、
いかなる人でも可能性を広げられるってことですか?
小野 貴也
そうなんです。
ただこれは福祉の支援員の方を否定しているわけではないんですよね。
これ面白くて、山形県との事例で、
とはいえ福祉の方々のデジタルに関するスキルって、
なかなかやっぱり身につけづらい。
だから県と日本財団が予算を取って、
デジタル研修事業っていうのを始めたんですよ。
もういよいよ国も自治体も金突っ込むぞと。
福祉の方々もパソコンよくわかんないけど、
今のままじゃダメだ。
ここで挑戦しようって言って、
もともと予定してた研修への参加者20人ぐらいだったんですけど、
3倍ぐらい集まってですね。
本当にGoogleの検索の仕方みたいなところからね、
50歳ぐらいの方でもう恥ずかしいって言ってたらしいんですけど、
それでも恥ずかしさなんか関係ない。
今やんないともう未来はないっていうそのぐらいの覚悟でやってる。
そんな現場も今数多く生まれてきてるんですよ。
なるほど。希望ですね。
中村 多伽
そう、希望。
そういう意味で言うとお母さんの、
就労、直接的に就労ではないですが、
対象となっているお子さんの特性を新たに発掘するっていうのもそうですよね。
それを新たに発掘するっていうのもそうだし、
支援者側の支援の手段を広げるっていう文脈もあるのかなと思っていて、
今の話聞いててどんなこと考えられましたか?
岡 勇樹
そうですね。
まあなんか支援とかケアっていう言葉がもううるさいって思っちゃうんですよね、僕は。
支援されたい人っています?いないですよね。
自分でできる限りやりたいし、自分の仲間とか友達を自分で選びたいし、
でも障害があって生まれてきた子たちって一人で学校に行けないから、
バスで集団で乗せられて行って、
その特別支援教育を受けて、
家に帰ってきて、また翌日バスに乗せて行くっていう繰り返しなんですよ。
例えば放課後デイサービスがあって、放課後行く時間っていうのがあったりするんですけど、
例えば交通ルールがわかんないとかってなった時に、一人じゃ移動できないんですよね。
もしここに今座ってる皆さんが、
今日帰り道一人じゃ絶対に帰れませんっていう状況を強いられた時に、
どうするかってどうします?帰れないじゃないですか。
一緒に帰ってくれる人を探すか、隣同士助け合うしかないっていう状況になるんですけど、
そのコミュニケーションも取れないんですよ。
言語的なコミュニケーションが取れない場合は。
じゃあどうするんだろうっていうところで、
一番の僕の就労とかの前に、
そもそも友達どうやって作んねんっていう。
もう幼少期に。そもそも友達どうやって作んの?
その人と何を喋るの?どうやって喋るの?
言語通じないけど。っていうところまで、
本当に最柔度のところに取り組まないと、
結局この障害福祉って、働ける人は働ける。
働けない人は誰も儲けらんないから、誰も介入しないんですよ。
だから就労支援っていうのは、働ける人のためのシステムに今なっていて、
それを支援者がより働けるようにするっていうことはできてるけど、
全く働けない人は永久に置いてけぼりなんですよね。
これを僕はもっとテクノロジーの力で、
例えば本人が言葉が出なくても、
生理的情報とか動作とか表情とか、少しのまぶたの動きでもいいんですけど、
子どもたちは何かしらの手法で何かを伝えようとしていて、
例えば看護師さんを呼びたいって時に呼吸を止める子がいるんですよ。
呼吸を止めてナースコールを鳴らす。
そしたら誰かが来てくれるっていう理解をしてるんですよ。
でもその子に呼吸を止める方法しかないんですよ、今。
じゃあ他に何か手段、テクノロジーを活用して何か手段があれば、
その発信ができる、受信ができるっていうことができれば、
そもそもその仕事の幅も広がるし、コミュニケーションも広がるし、
友達もできるし、もしかしたら起業もできるかもしれないっていうふうに思ってて、
なので僕の障害福祉の就労の課題は就職することじゃなくて、
仲間と起業するっていうところまで最重度の障害のある人がやれるところまでやらないと、
最終的な問題は解決しないと思ってる。
岡 勇樹
っていう厚苦しいパパです!という感じで。
中村 多伽
厚苦しいパパにお聞きしたいんですけど、
今デジリ派でいろんなケースが出てると思うんですね。
その中でテクノロジーによって開花したな、みたいなのってどんなのがありました?
岡 勇樹
めっちゃあります。
本当に現場に行けば行くほど、すごいびっくりする反応が本当に起きてて、
例えば、昨日熊本で行った事業所さんはデジリ派を導入して1ヶ月だったんですけど、
そもそもその前は保育園のゼロ歳児クラスでずっと寝かされてたんですよ。
重度の障害があって歩けないし喋れないっていう感じだったんで、
ずっとコロコロ転がされてて、何も発信がない状態だったんですけど、
その事業所に来てデジリ派に取り組み始めたら声が出て、
その声を意図的に使って何かを伝えようとする、みたいなことができたりとか、
要は因果関係の理解って言うんですけど、
自分がこれを押したらこれが倒れるっていう、それを理解することを因果関係の理解って言うんですけど、
例えばそれをデジタルでやった時に、壁をタッチしたらオブジェクトが動くっていうのも因果関係の理解なんですよね。
一番最初に取得する能力っていうのが、割と初期に取得しなきゃいけないのが因果関係の理解。
因果関係の理解がいずれコミュニケーションになっていくっていう順番なので、
その一番最初のヒントに慣れてるっていうことを、昨日もそれを知って、すごく感動したところだったりします。
いろんな事業所でそういう事例は出てきてるっていう感じですね。
中村 多伽
逆にそれが理解があるかないかっていうのは、テクノロジーがないと解明できなかったんですか?
岡 勇樹
そうなんです。結局支援職の人が例えば瞼の動き一つ取って、それが何を意味してるかって解読するのってめちゃくちゃ難しいじゃないですか。
でも一緒に暮らしてる親御さんとかってそれ分かるんですよ。
今この子トイレ出たなとか、お腹空いてるなとかが本当に微細な動きで反応を取れるんですよね。
でもそれってじゃあ親御さん死んだらどうなんのっていう話で、
その人の反応とか動作をどれだけ多くの人が普遍的に理解できるかっていうのが大事で、
それがやっぱりテクノロジーのセンシング技術、その人の微細な動きを最大化させて表現させるっていう部分かなと思ってるので、
そこの獲得と、いずれその表現ツール、コミュニケーションツールっていうところまでそのデータを活用するっていうところまでいきたいなと思ってます。
中村 多伽
ちょっと見えないと想像つかないかもと思って、私のちっちゃいパソコンで恐縮なんですけど、
本当すいませんね、めちゃめちゃ再生を。
全くインクルーシブじゃない表現で大変申し訳ないんですけれども。
岡 勇樹
すごい簡単に言うと、センサーをつけたりセンサーを操作することで本人の動きを最大化して、
オブジェクトを動かすとか何かに触れるとか、もしくはその動いてるものに触れようとする動作がその自然な動きを生み出すとか、
そういったことを狙っていろんなアプリ40本くらい開発していろいろやっています。
センサーもいろいろ視線入力センサーとか、ウェアラブルセンサーとか、ライダーセンサーとかいろんなセンサー使ってるんですけど、という感じです。
中村 多伽
これ逆に、ありがとうございます。すいません、見えなかったかな。ごめんなさい、また後でデジリハで調べてもらえた。
これ逆に、理学療法士さんとか支援職側の方がすごいアレンジして使ってくださってるっていう話も聞いたことあるんですけど、どんな感じですか?
岡 勇樹
結局現場の、さっきのお母さんの事例も話したと思うんですけど、理学療法士さんとか現場にいる支援職の人がその子のことを一番分かっていて、
今までのゲームって基本的にこういう子は使えるけどこういう子は使えないとか、
ゲームやってたら、例えば指を連打する能力がなければ負けちゃうみたいなゲームだと、負けちゃうんですよね。
今までの障害者ってフィットさせることができなかったんで、いわゆる健常と言われる定型発達の人たち基準で作られているものをやると失敗しちゃうんですよ。
失敗ばっかり繰り返されるんですよね。
それをセンサーの感度設定とかルールをその人の成功と失敗のギリギリのラインのところで設定をすることで、
その人のモチベーションを高めたり主体性を引き出すということをやっていて、
岡 勇樹
今サービス開始して2年ぐらいなんですけど、この2年間で特別支援学校さんが一番行政にひも付いているので予算を出せない、自由に出せないっていうことが分かって、今年の4月から無償化したんですね。支援学校さんはもう無料で導入できますっていう形で開いたんです。
それはそこで得られるデータっていうものがすごい価値があるというところで、そこは売上よりもデータの量っていうのを優先して無償化したみたいなところがあって。
その使ってもらうことによって手尻歯にデータが溜まるからいいってことですね。
医療とか福祉のサービスに活用したりとか、国がそういうデータを欲してたりとか、いろいろデータの価値を次のサービスに作るためのチャンスっていうのがあるなと思って、それはそうしました。
病院とか施設はどうしてもいくらぐらい営業リードっていうのは制約してくれそうな人を獲得するためにこれぐらいお金がかかるっていうのが、1年ぐらいやってると分かってくるんですよね。
なので2年目からはそのリード単価をいかに下げるかということと、制約率をどれだけ上げるかっていうこの2つをやらないと伸びていかないっていうのがあるんですけど、それをやってる中でやっぱりこういう企業の事業者はいけるけど、この辺の人たちはもういけないみたいなのが分かってくるので、
最初はいかないけど最終的には絶対取るみたいな感じで優先順位をつけてやることで最初のこのグロースを早めるというかゆっくり低速させないということを考えながら営業はやったりしてます。
あとはマーケット規模っていうのはどうしてもあるので、それはその日本だけじゃなくて僕らはインドとアメリカっていうのを次のマーケットとして見ていて、例えば病院数で言うと日本の10倍ぐらいあるんですよねインドとかは。
リハビリクリニックはリハビリをできる地域の拠点っていうのが日本のこれも10倍ぐらいあるんですアメリカの方は。なのでそのそういうマーケットを次どういう戦略で取っていくかっていうのをまたやって価格帯を決めてっていう何か毎日実験活動してるみたいなそんな感じですね。
中村 多伽
ありがとうございますその一見障害しかも重度障害児みたいなめっちゃマーケット小さくないっていうジャッジをされるところもいやいやグローバルとかありますっていう形でVCにも話してるんです。
岡 勇樹
リハビリテーションが必要な人って今世界人口の3割って言われてるんですよ。100人いたら30人の人がリハビリ必要なんですよね。ってなった時にその半分ぐらいが高齢者とか成人の方なんですけど、いろいろ事故とかに遭われた方も含めて。
障害児者って言われる人たちはもう15%ぐらいいるんですよね。100人いて15人の人がリハビリが必要ですとか何かしら支援が必要ですってなった時にそれがビジネスにならないわけがなくて、いかにそれが現場に刺さるサービスなのかっていうのを追求することでそのマーケットを全部取っていくっていうことは可能かなというプレゼンをしてます。
中村 多伽
ありがとうございます。その中でのVCへのリクエストありますか?
岡 勇樹
悪口ですよね。たりきさんが1社目に投資してくれたVCさんなんですね。今6社さん入っていて今年も今回っていて4社か5社ぐらい決まってきてるんですけど、
まずそれをなんでたかさんだったかっていうと、その前に1年間VC回りしてたんですけど全然しっくりこなかったんですよ。なんかこいつやな奴だなみたいな人が多かったり、なんか全然授業のこと聞いてくれないじゃんみたいな人が多かったり、なんかしっくりこなかったんですよね。
で、その時にとある家入さんという人ととある孫さんという人に相談したんですよ。VCさんに信用ならないんですけどどうしたらいいですかって言ったら両方2人とも同じこと言ってて、VCっていうのは君の操縦する壊れかけの船に是非乗ってほしいって迎えられるクルーなんだよっていうことを教えてくれたんですよ。
表現は違かったんですけど家入さんは船って言ってて、孫さんは雪山で遭難した時に同じ寝袋に寝れる人っていう表現をしてたんですけど、つまりお金とかビジネスとかじゃなくて人間対人間でこの人にその船に乗ってほしい、壊れかけ、壊れちゃうかもしれない船、沈んじゃうかもしれないけどそれでも一緒に乗ってほしいって思える人がVCなんだって言われた時にスパーンってなって、
その数ヶ月後に初めてタカさんと会った時に、この人めっちゃ俺のボロボロの船に乗ってほしいなって思ったんで、乗ってくださいって話をしたという感じなんで、褒めちゃいました。
リクエストっていうか、もしこれから起業される方は絶対VCを選んだ方が良くて、ちょっとでも違和感あったら絶対入れない方がいいです。もうこの人最高っていう人に入れてもらった方が良くて、それがどんだけデカいVCでもどんだけデカいお金をくれる人でも、それを蹴ってでもこの人最高って思える人に入ってもらった方がいいと僕は思ってます個人的には。
中村 多伽
ありがとうございます。そういう意味で言うと、いろんなVCさん、投資家さんが入ってらっしゃると思うんですけど、どんな風にコミュニケーションとって、どんな株主が良くて、逆にどんなVCは選んじゃダメ?教えてください。
小野 貴也
僕ら今16社で、今15件近くぐらい調達させていただいてきてるんですが、うちは本当に素晴らしい投資家の方々しかいないですね。これまで大体80社、140名ぐらいの投資家さんと会ってきたんですね。ですが、やっぱり今入ってくださってる方々にはすごい感謝してます。
直近ですと三菱自社さんとか、M3とか、あとはゆうちょ銀行さんとか、結構事業会社さんも多いんですが、みんな共通しているのが、日本のインフラを作っている超巨大企業なんですよね。我々も就労支援のインフラを作ると。
同じ目線で話をして、すごく共感してくださったんですよね。なので、福祉で入ってないです。もともとから。福祉で入ってない。
例えばビジネスモデルの説明をするときも、BPOですとかプラットフォームですとかって言ってもわからないし、事業所のマッチングですって言っても、投資家の人たちは事業所って何?から始まっちゃうんで、僕らはラクスルですって入ってるんですよね。
ラクスルは、投資家さんみんな知ってる?全国の5万カ所の印刷会社を束ねて、巨大な、いわゆる印刷工場をインターネットで作っている会社ですよねと。こうすると、なるほどと。市場も大きいし、これは経済として成立するよねと。
という風にして関心を一気に持ってくれる。こんな工夫をしながら、何とか自分たちの世界を投資家の世界の言語で喋れるように、ものすごい練習しました。こんなの最初よくわかんないって言われたし、僕もなんでわかんないって言われてるかわかんないみたいな。こんな感じだったんですけど、とにかく練習練習練習。
具体的にどんな風に練習されたんですか?
VCさんと話します、質問もらいます、うまく回答できなかったやつは全部リストに作る。それでどう回答したかったかっていうのを、毎回の面談で全部リストにしてたんですね。500ぐらいあるんですけど、このQAシートが。
そうすると、何年か経つと、それなりに成長はできるんですよね。あとはもう、同じこと聞かれるものは先にそのQAリスト渡しちゃった方が、投資家さんも早い。
中村 多伽
ちなみにこの領域だからこそよく聞かれるなみたいなのってあったりしますか?
小野 貴也
やっぱり競合ですよね。同業はどこ競合はどこって聞かれます。
中村 多伽
VC的に馴染みがない業界だからこそ、競合もあんまりパッと出てこないみたいな感じなんですか?
小野 貴也
そうですね。なので僕らがやってることは競合、同業はないんですよ。例えばリタリコさんとか挙げられるんですが、全くビジネスモデルが異なるので、違いますっていうふうに話して、
さっきみたいな楽するとか、彼らが分かりやすい事例を出してコミュニケーションを取ってますね。
中村 多伽
ありがとうございます。あともう1個ちょっとこれも聞いてみたいコメント。上場企業の人事として障害者雇用の促進をした時に業務の切り出しに苦労しました。仕事のミスマッチも多くて退職が続出。人事側のケーパビリティも重要だと思った。
これ私も聞いたことあって法定雇用率があるので迎え入れた方が建物ビルのうちの1フロア借りてる場所で壁をぶん殴って壊しちゃったみたいな話があって辞めてもらいました。
それ難しいなと思って。壁壊すは可能性としてあり得て選択肢としては2つで壁壊していいところに入居するか壁を絶対に壊さない人しかいれないかどっちからのかなみたいな思ったんですけど、仕事のミスマッチ特性のミスマッチって雇用する側の企業はどう捉えたらいいんですかね。
小野 貴也
何かご意見ある方いらっしゃいますか。
これ結構限界だと思っていて、要はそこを無理やり突破するよりもルールを変えていくっていうことがすごい大事だなと思ってるんですね。
どんなルールを変えるか、法定雇用率っていう我々が生まれた時からある法律をいよいよ変えなきゃいけないって僕は思うんです。
この原因ってこの壁を壊した方でもなければ人事の原因でもないんですよね。
これ雇用しなさい、義務ですよっていうこのルールが僕はもう古いと思ってる。
そうじゃなくて、例えば協力して働く、例えば発注をして障害のある方と一緒に企業がまずはビジネスライクに仕事をするような制度があっていいと思うんです。
これを僕らは法定共同率って呼んでいて、これ本当に福祉の限界で、やっぱりスタートアップの素晴らしい技術とかパッションとかだけでも変わらない事実ってこの業界にはやっぱあって、
それって法律を変えろ、法律を変えれば変わるものもたくさんあるなって僕は思ってますね。
中村 多伽
ちなみにさ、どうぞどうぞ。
岡 勇樹
今日最後なんで、あえて。僕は法律とか制度はどうでもいいと思ってて、このことに関しては。
何でかっていうと、これを読んだ時に、あ、どうでもいいは嘘ですね。
法律とか制度はすごい大事で、いろんなものを形作るものなんですけど、この案件に関してだけは、その職場にいる人のうちの何人の人が、君なんで壁壊したのって聞いたかどうかだと思うんですよ。
何で壁を壊すのに至ったのかとか、なぜやったのかっていうことを、そもそも聞いたり対話することなく、お前はクビだってなっちゃうっていうこと自体が、
なんか、健常とか障害とか関係ないと思うんですよね。
なんか別に、ある日僕が突然ブチ切れてパソコンを壊したら、どうしたんお前ってなると思うんですよ。
でもそのどうしたんお前ってのがなくて、障害者だから壁壊すよねクビみたいなのって、
なんかそもそものコミュニケーションだったり、さっきの友達とかそういうところにも関係してくるのかなと思っていて、
それが多分先に来るはずで、その後そういう国の制度とか法律みたいなところに着手するっていうか、それがレイヤーになってて、両方大事だと思うんですけど、
その企業の現場の人は絶対聞くべきだと思うんですよ、それを。
それを聞かないままうやむやにするっていうこと自体が差別と一緒だと思います。
中村 多伽
最初にちゃんとコミュニケーションを取ろうと。
で、その上ですいません、お伺いしたかったのが、法律変えるっていうのは具体的にどういう方向性に変えるっていうことですか。
小野 貴也
要は、障害のある方、今コミュニケーションって話があったと思うんですけど、これはやっぱり教育なんですよね。
で、岡さんみたいな、本当に専門家が各企業にいらっしゃれば教育は受けられる。
やっぱり教育とセットで我々がどういう制度を作ろうと思っているかというと、
まずは業務委託でお仕事を発注しますと。
で、納品物を見ますよね。
で、この成果物を見たら、この品質だったらうちの戦力になるよねってことがやっぱりわかるわけですよ。
そこにはコミュニケーションとかいろいろあると思うんですけど、でも仕事っていうのは基本的にクオリティが大事なわけですよね。
特に企業においては。
なので、まず成果を見てもらう。
で、成果を見てもらって初めて障害のある方がこれだけ活躍できることを初めて知ったっていう企業は、うちのクライアントもたくさんいらっしゃるんです。
この仕事から障害のある方の理解が進んでいくことを推すために、まずは発注をする。
で、この発注に対して補助金を付ける。
あるいは入札案件ですね。
入札案件で政府や国が加点する。
こういったインセンティブのセットでやっていくと。
これはフランスとかドイツとかアメリカなんかでも実践されてるんですけども、
これらをいかに日本版に、いわゆるオリジナリティを出してカスタマイズしてやっていくかみたいな話ですね。
中村 多伽
ありがとうございます。
今の話でもいいですし、全然関係ない話でもよくて。
投げてくださった質問にお答えしたいなと思いつつ、せっかくなら投げてくれたことと同じことで、
先にこっちの左側のお兄さんからお願いしてもいいですか。
まさかのオンステージっていう。
ありがとうございます。
志村 駿介
僕も起業してて、高齢者福祉の領域なんですけど、
今日もIVSでCVCみたいな形で、いろんな投資家さんに出会えたらなと思ってきてるんですけど、
先輩の皆さんはそういう趣旨とかを受けられてると思うんですけど、
割と福祉の領域って、そういう投資家さんを入れれば入れるほどに、
理解を得づらくて動きづらくなるんじゃないかなっていう懸念を僕は抱いてるんですけど、
その点、実体験とか、そういう趣旨を受けるにあたっての注意とかあれば聞いてみたいです。
中村 多伽
ありがとうございます。
じゃあ動きづらくなった人いますか。
なってない。
コミュニケーションで工夫してることがもしあれば、一つずつぐらい教えてもらっていいですか、皆さん。
志村 駿介
そうですね。
多分、どんな投資家さんに入ってもらうかっていうのが、まずは大前提大事で、
さっきも少しだけ触れてた、ちゃんと未来見て一緒に話せる人を見つけに行くっていうのは大事だと思います。
そうですね、あんまり投資家だけども、さっきも同じ人と人だし、
何かキャピタリストも現体験持って共感して一緒に未来作っていくっていう風に、
壁打ち相手としてやっていけそうな人だったら、僕は全然ありだと思うので、
そういう見極め方をしていくのがいいかなって僕は思いました。
中村 多伽
ありがとうございます。じゃあ近藤さんお願いします。
近藤 貴司
僕、出資受けてなくて、うち。
自己資金&一応グループ会社で医療法人があって、
グループ内でお金を上手にやりくりしてるって感じなんで、出資は受けてないです。
ありがとうございます。
中村 多伽
コミュニケーション工夫されてることありますか。
小野 貴也
出資を受ける前はおそらくいろんな注文をもらうんですけど、
出資を受けた後は、それこそ同じ船に乗ってる仲間なので、
当然いろんなね、こういう風にした方がいいんじゃないの、
ああいう風にした方がいいんじゃないのって言うんですけど、
もうそれは最後は取締役陣で決めたことに最後コミットしてくれる仲間なので、
出資前はいろいろ気になると思うんですけど、
決まっちゃえば本当仲間だから、
その心配は今日、もう捨てちゃっていいんじゃないかなと思います。
仲間と思います。
岡 勇樹
僕も全く一緒なんで、チームメンバーだと思って採用するとか、
一緒にバンド組むみたいな、分かんないですけど、
一緒にやる仲間として、この人とやりたいな、やろうみたいになる人であれば、
その後もそういうコミュニケーションになるので、そんな心配はいらないかな。
ただその見極めが大事なんで、見極めた方がいいと思います。
中村 多伽
ありがとうございます。
さっきの話の繰り返しですけど、
ジューンが雪山で遭難した時に同じ寝袋に寝れる人を見つけようというところで、
結構ね、時間がもういい感じなんで、
ちょっとごめんなさい、質問もう一方伺いたかったんですけど、
またこの終わった後にラウンドテーブルに移動して、
皆さんにちょっとお話いただけたらなと思っており、
最後にどうしても皆さんにお聞きしたかったのが、
岡さんが今日登山しますっていう宣伝に、
障害者の反逆とクーデターについて語ります。
言ってて、どんだけ尖ったセッションなんだよって思われてるかなと思って、
限界を突破する福祉障害スタートアップっていう文脈なんで、
限界の先、今のこの世の中の天井の先に何があるのかみたいな、
想像しているところをぜひ皆さんに聞きたいなと思ってて、
当たり前を作る以上のその先ってどんなことがあるんですか?
岡 勇樹
なんか僕すごいアクティビスト感出てますけど、
そんな別に破壊とかしないんで、
僕が目指しているというか、こうなったらいいなって思っているのは、
限界を突破した先には楽しいがあるっていう、
すごいシンプルな楽しく生きて楽しく死ぬっていうことを、
どんな障害があってもなくても、
本気でそれができる世界っていうのが突破した先にはきっとあって、
その楽しいを形作る要素に、
今障害のある人が手を伸ばせない状態になっているので、
そのチャンスをつかめない仕組みとかがあるんだったら、
それをつかめる仕組みにすればその先にいけるなと思っているので、
それをやっていきたいなと思っております。以上です。
中村 多伽
いやいや、表現ちょっと丸すぎますよ。
さっき控室で言ってたことは、障害者雇用じゃなくて、
障害者が健常者雇用できるようになればいいんだって言ってたんですよ。
岡 勇樹
そうですね。やっぱ障害者雇用って言葉がクソじゃないですか。
なので、障害のある人が起業してめちゃくちゃ金稼いで、
今日はどの能力のある健常者雇用しようかなって選ぶみたいなのが、
中村 多伽
ありがとうございます。
熱いですね。
近藤さん、じゃあ。
近藤 貴司
突破の仕方みたいなイメージでしたっけ?
中村 多伽
突破した先に思い描いてる未来とか世界ってどんなものですか?
近藤 貴司
僕は実際にやっぱり施設をやってて肌身に感じてることが僕のしゃべれることだなと思ってるんで。
まず僕らって働ける幸運ってなかなか日々感じないんじゃないですか。
でもやっぱり僕ら施設で毎日利用者さんと一緒にいると、
どれだけ願ってもそこに行けなかった人たちが目の前に何十人といるんですよ。
それをまずかみしめろって思うんですよね、僕ら自身として。
その上で今仕事できてることにまず感謝しろっていうのと、その上でテクノロジーを学び続ける。
どうやったら僕らが僕であることの価値を目の前の人に叩きつけられるかっていう、
ここの感性がやっぱりまだまだ業界上ないなって思ってるんで。
やっぱ現場にいる以上ここはまず絶対に把握しておきたいなっていうのが一つと、
その上で僕が今やってるのってやっぱり多業界でのアライアンス組なんですよね。
なので1個このサービスをやってる会社っていうのはWeb3領域のコインポストっていうメディア知ってますかね。
ブロックチェーンメディアだと多分日本最大級なんですけど、
ここの会社が僕の同じ中学校の同級生でたまたまそれと一緒に作ってる会社でやってるんですよ。
なのでこういう角度ってなかなか福祉の施設やってる奴らの動きだとないんですよね。
なので福祉に就職したら福祉の力しか伸びないっていうのが僕はつまらないなって思っちゃう派なので、
福祉の業界にいてもWebが強くなったり、福祉の会社に入ったのにいつの間にかブロックチェーンに詳しくなってるみたいな、
そういう世界観が僕は好きなんですよね。
なのでそういうアライアンスを組んでって、他の業界とのコネクションを僕が作って、
そのハブとなっていくっていうのが僕の役割だなと思ってて、
施設に入っていろんな業界にあっちゃこっちゃ行ける。
なので施設の中にいると施設の中での世界観にやっぱりどうしてもちっちゃくなっちゃうんですよ、日々。
本当に200平米しかない施設の中で毎日働くってなると世界観もそこで止まっちゃうので、
福祉の人間だから、人の支援をする人間だからこそ多様な経験、多様な技術、
多様な感性を養わないと真に深い支援ってできないな、人間として熱くならないなって思うんで、
僕は他の業界、福祉×何々っていう多様な業界のアライアンスってところに
重きを置いて活動していくっていうのがこれからのことだし、今やってることって感じです。
中村 多伽
ありがとうございます。じゃあ最後、志村さんお願いします。
志村 駿介
それ限界を突破した先にってことですね。
はい。
ちょっと語弊を恐れずに言うと、僕らみたいなスタートアップがもうなくなっている状態だと思うんですよね。
当たり前になっていて、好きな時に好きなものを食べれて、経済的にも自立していて、
自分の言葉でちゃんと意見も言えるような社会だと僕は思うので、
まだまだやっぱりそういった現実とは程遠い状態になっているので、
やっぱ僕ら頑張らないといけない立場にあると思うんですけど、
やっぱりそれを突破した先には、僕らみたいな会社なんかなくても、
当たり前に世の中がそういうインクルーシブな環境で回っている状態だと僕は思うので、
それを目指して頑張りたいなというふうに思います。
中村 多伽
ありがとうございます。
皆さま、この生涯福祉スタートアップの鬼厚かっこよさが伝わったでしょうか。
伝わったと思う皆さま、大きな拍手を登壇者の方にお願いします。
ありがとうございます。
じゃあこれでセッションを終わりたいと思います。
皆さんありがとうございました。長時間ありがとうございました。
岡 勇樹
ありがとうございます。