今の状態でいけば、たとえば国語算数とか、理科、社会ってのが4教科とかあって、
それが全部、それぞれ20ページとかあるとするじゃないですか、20とか30ページあるとしたら、
それぞれの教科を1ページずつ毎日やるのがたぶん、一番理想的というか、僕にとってはたぶん、今やるんだったらそうやると思うんですよね。
で、1ページずつやって、最終日にちゃんと全部終わるっていうのが、
最初に、たとえば半日、半分の日で全部終わらせてなると、
なんかその考えがハードルになって、そのハードルに押しつぶされてできなくなるみたいなことが、
起こってたんじゃないかなって、今思うと、思います。
そりゃあ。
でも、それってその時に限らず、今もそうじゃないですか、仕事やってても、でもすごい仕事とか課題みたいなのがたまってるときに、
そのたまってる様子があまりにも壁が高すぎて、やる気が湧かなくなるみたいなこととか、たまにないですか?
あります。
ありますよね。
そこをなんか自分の中で分解できるかみたいなのって、結構鍵なのかなって思って。
どう分解してんの?
タスクみたいなのをちゃんと見て、壁だと思ってる、その大きい壁を段々で分けていくみたいな感じで、
今日はここはできるなみたいな感じで、壁と認識せず、レンガの集まりみたいな形で認識して、
その一個一個ブロックを見ていくようにすると、ちょっとマシになるかなっていう感じで。
それをね、小学生のときに意識できるわけはないから。
できない。
できてたらすごいよね。
でもさ、今の親御さん、いろんな人いるからさ、どうしてるかわかんないよ。
もしかしたらね、そうやって押し込んでやってるからね。
でもね、そうできる人もいるでしょうね。
すごいよね、ほんとに。
うちの親もあんま何も言わんかったからな。
じゃあ、本人でそうなってしまう。ある程度本人だとそうなります。
で、だいたい最後の2週間前とかね、
あやけんもそんなほったらかしおるけんが。
確かに。そうなんですよね。
怒られるって。
結局ね、嫌な思いするのは自分だからね。
それで学んでいくしかないと思うんだけど。
いつものデザインの話
僕、小学校とか中学校も多少そういう系があって、直前までやらない自分がいたから、
ちょっと高校生になって反省したんですよ。
反省したっていうか、それこそ半分の半月ぐらいで一気に終わらせてやるって言って、
めっちゃ意気込んで、バイトやっててもバイトの休み時間の最中ももうやって、
もう速攻で終わらせたんですよ。
やば。
でもね、それもね、罠があって。
なに?
休み明けにテストがあるんですよ、それの。
まじ?
分かります?
そうすると半月でやってるから、半月でちょっと忘れてるんですよ。
やばい。
その弊害が出ちゃって。
これもこれで違うんだなって思いました。
難しいね、それ。
実際そのテストどうだった?
いや、だめでしたよ、全然やっぱり。
あ、なんかやった記憶があるんだけど、思い出せないって。
半月前やんけみたいな感じで思い出せなかった記憶がありますね。
悲しい。
一気にそうやってやりすぎるのもね、違うんだな。
問題だね。
ていうか、あんなに宿題出すほうが問題だと思う、私は。
確かに。今考えてみるとそうだな。
やばいよね。
学校教育ってすごいな、なんか今思うとね。
本当にしんどかったんだけど、あれ。
分かる、分かる。
中学校のときで言うと、算数も分厚いプリントの塊と、漢字練習帳もやんなきゃいけないし、小論文と、読書感想文か。
読書感想文、あと美術のなんかやんなきゃいけないし、自由研究。
あとなんだ?そんなもん?
そうですね。
そんな感じ?
なんかでも、そんなもんだと思うんだけどな。
語教科プラスって感じですね。
そうそう、語教科の何かしらのプリントの塊と、もしくは何かの冊子の終わらせるかとか、そんなやったよね。
そうね。なんかありありと思い出して、ちょっとつらくなってきたわ。
英語の単語をずっとひたすら書くとかね。
そうね。
あれ、なんやったんやろな。
なんだったんだろうな。
それこそさ、美術の宿題とか何した?図工とか。
なんかありますね、いろいろね。
うん、小学校でも中学校でもどこでもいいけど。
小学生のときとかは、なんかこう段ボール使って、段ボールとか新聞紙使って、ペットボトル使って、なんかこう造形物作るみたいなとこやったりとか、
中学校上がると風景画とか絵描いたり、自由なの描いてみたいな形でしたよね。
あったあった、懐かしいね。
そういう感じでしたか?まーちこさん。
そんな感じだったけど、小学校前半は割と自由だったんだよね。
自由なときに、もう全く宿題をやる気のない私はですね、もう1日前に折り紙を4つ5つ、なんか謎の形で折って、それをタコ糸にペッて貼り付けて、モビールで捨てた人がいて。
モビールって何ですか?
あの、こうどっかに吊るして、風でゆらゆらする謎の飾り物みたいな。
なるほど。
先生、これモビールです。
それでどういう反応されるんですか?
いや、あの、ただ教室のスリーコーンに飾られるだけで。
そういうのだったけど。
でもまあ、それでまあ、いいっちゃいいい。
まあ、ぶっちゃけね、でもその中でもみんなはさ、ほらなんかちょっと買いねんどで、ポスト型の貯金箱作りましたからさ。
ああ、そうね。
なんか木材を重ねたやつでなんかできましたとか。
うんうん。
私なんかこれ、タコ糸に折り紙貼っつけて。
ああ。でもなんか、自由だって言われると難しくなかったですか?
難しかった。
なんでもいいよって言われると、何作っていいかわかんなくなったことなかったですか?
あったあった、もうなんでもいいのじゃん、これでいっかみたいな。
そうそうそう。
うんうん。
でもそれってなんか、デザイナー志向っていうか、我々デザイナーって課題っていうかその、があるからできるじゃないですか。
そうそうそうそう。
アーティストと違って、その自由であれば、自由だと逆に何したらいいかわかんなくなるみたいなことってあるじゃないですか。
そうそうそう、そうなんよ。
まあ、それってもう小学生ぐらいの時からちょっと薄々感じてたことなのかもしれないなって。
うんうん、かもしれない。だからもうこれでいいっつって。
ね。でも例えばなんか他のまあ普通の授業とかで、こういう課題があって、それに対してなんかこう、面白いアイデアはって言われると割と出たりとかしなかったですか?
そう思う、私も。
うんうんうん。
そう、なんかそういうのってちょっとね、面白いなってか。
あったあった。
でもあのね、夏休みの宿題もいい思い出だよね。
いい思い出?
いい思い出だった。なんかその、まあ私がそうやって謎のモビル宿題をやっちゃったもんだからさ、次の年お父さんがさ、さすがにあれはないぞって怒られて。
うんうん。
ちょっと、おいも手伝ってやっけんがって、ちょっとなんか作ろうやってって。
うんうん。
その時にね、あの紙をもう長、えーとA4サイズの、なんかこう旅のパンフレットとかあんじゃん。
うん。
もう細い、えーとそうだな、一番底辺が2センチの幅。
うん。
で、2センチの幅をそのままこう、長い三角形に細ーくこう切るんだよね。
うーん、うんうんうん。
そう、もう、もうなんだろう、二等辺三角形。
あー、なるほど、うんうんうん。
それを竹彦にこう巻きつけて、で、くるくるくるーってやったら、あと糊でその端っこぺってやるとね、なんか謎のビーズが出来上がるんだよね。
へー、あ、そうなんだ。
そう、紙のビーズが出来上がる。
うんうんうん。
それを、ただひたすらにお父さんと一緒に作って、それを手ぐすとかいうのに通して、確かね、のれんを作ったの大きい。
へー、すごい。
うん、これはめっちゃ覚えてる。
あー。
これで先生に褒められるぞって。
うんうんうん。
あー、いいですね。
そう、そういうのはめっちゃ覚えてるな。
うんうんうん。
あれはお父さんと手分けして作ったいい思い出やね。
あー、そっかそっか。
うん。
そういうとこで親子でね、作る機会とかありますもんね。
うん、そうそうそう。
そういうのは、さすがにね、見かねた父親が。
そういうと、お父さんとか、親の手が入るとね、一気にクオリティがね、上がるんですよね。
そうそうそうそう。でもそっから火ついたんだよ、たぶん。
うん。
あ、そっか、褒められるってこういうことなんだって思って、じゃあ次がんばろうって、そん時たぶん、次はもうひとり立ちして、ちゃんと自分で。
あー、そっか。
うん、なんか先生に褒められるであろうものを作るみたいなね。
なるほどね。
そのマーケティングというか。
そうそうそうそう。
的なね。
そう、だから成功体験って大事だよね。
あー、そうね。
そういった意味では、こうちゃんとその認識をさせるというか。
あー、そう思いますね。
うん、なんかただ何となくそうじゃなくて、なんかちゃんとここに行くと、こういう世界が見えるんだみたいな。
うん。
あとはもう一人でやれみたいな。
そうですね。
うん、そういうのはなんかためになったかな。
そうですね。
いつものデザインの話。
なんかそういう意味ではね、学校の中でのそのあれって、成功体験を見つけるためには有効なね、場だと思うんですけどね。