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皆さんお疲れライスということで、本日も放送開始します。
この番組は、普段は教育現場で働いており、放課後はNFTクリエイター、
またはお金の知識を高めるオンラインコミュニティ、
マネージャーのお金の授業の講師の候補生として勉強している、
いとまが月5万円貯めるためのあれやこれを話していく番組です。
ということで、本日はお金の授業を実践してきた報告をしようと思います。
僕は普段の授業だけじゃなくて、お金に関する授業もちょくちょくしています。
先週またやってきましたので、その実践報告というか記録を残したいと思っています。
前提として、うちは5クラスありまして、その中の5クラスのうち、今回あるクラスをやったんですけども、
今回4回目です。同じテーマを基にした授業で4回目ということだったんですけども、
やっぱり4回目が一番いい授業ができているなと思います。
やっぱり1回目は手探りでやって反応を見て、ここはこうした方がいいなと思いながら2回目をやる。
でも2回目やっても生徒が違いますから、この反応は良くないなとか、
そういうことがあってまた試行錯誤を繰り返して、3回目はまた新しいことをしてということで、
今回4回目だったんですけども、すごくスムーズに進んだかなと思います。
どんな授業だったかというと、今回は道徳の授業だったんですね。
道徳の授業の題材で、ある中学生の女の子が留学をすると、留学先は無料で止めてくれる。
ただ、そこまでの旅行費とか物を揃えるなんてところは親が頑張って出してくれた。
留学はアメリカに行くんですけども、そこのホームステ先は生活の厳しい老夫婦のお家だったんですね。
同じ時期に留学行った友達はアメリカだったんですけども、お金持ちのお家で、
今日は映画について行ってもらったとか、こんなもの買ってもらったとか、そういう話を聞いて、
最初は羨ましいなと思うんですけども、老夫婦のお家ではそういうお金がない分、
老夫婦との普段の関わりとかお手伝いとかを通して、どんどん人間関係が深まっていって、
お金は使えなかったけども、最後に別れるときはすごく感動したという話だったんですね。
その子が最後に、自分は生きたお金の使い方を学んだということ、そういう文があるんですよ。
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ということで、生きたお金の使い方というのはどんなものなんだろう、考えてみようということで、
授業を進めていったんですね。
もちろん道徳の授業ですけども、いきなり本文を読んだりとか、
今日はこの話をします、なんて話はしません。やっぱりつかみが大事ですから、
まず1回目の授業でやったのは、中学生がお金に対してどんなイメージを持っているのかということで、
1万円あったら何を使う、何に使う、10万円あったら何に使う、100万円あったら何に使うということで、
意見を出してもらいました。そこら辺から聞いていこうかなということでやったんですけども、
中学生はお金、お小遣いでしかもらっていないとか、稼ぐことはもちろんしていませんし、
やっぱり結局1万円でも10万円でも100万円でも、買うものって同じなんですね。
ゲームを買うとか旅行をする、結局そんなもんだったんですね。本を買うとかね。
だから全然話が広がらなかったんですよ。
自分の最初の見立てであれば、1万円、10万円、100万円といろんなジャンルのものが出てきて、
その後、その出てきたものを投資的なものと消費のもの、浪費のものに分類させて、
じゃあどれがこの中で生きたお金の使い方かなって考えていこうなんてことでディテリカションとかしていこうかなと思ったんですけども、
結局宝くじを買うとか旅行にするとかだったり、消費、浪費、投資に分けられないようなままで、
ただ100万円あったらどうする、10万円あったらどうするで盛り上がって終わっちゃって深まらない事業が一発目だったんですね。
もちろんそこで感想欠かしても、お金を大事にしようと思ったとか、そういうレベルの感想しか出てこなくて、
それは中学生がお金に関してあまり知識がないとか視野が狭いというだけじゃなくて、
こっちの持ってき方も良くなかったのかなと思って反省していました。
ただ、もしかしたらクラスが悪かっただけかもしれないということで、2回目はほぼ同じ形で事業をしたんですけども、
やっぱりそこでも出てくる答えは同じで、10万円でも100万円でも結局買うものは漫画とか趣味とか旅行とか、
ちょっとかじったりするような子は投資するとか言うんですけども、
じゃあ投資って何って言うとFXとか投資新宅とか言うんですけども、その程度の話だったんですね。
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じゃあどうしようかなと思ったときに、3回目の事業からは10万円100万円とかどうするじゃなくて、
ちょうどお正月が終わった時期でもあったんで、お年玉何に使ったとかいう話をして、
その後に今まで自分が買ってよかったものは何と、買わなきゃよかったなと後悔しているものは何かあるというふうな質問に変えました。
そうするとちょっと1回目2回目よりは深い意見が出たんですね。
ただやっぱり出てくるのは結局物なんですね。
だから自分が言いたかったのは物じゃなくて、これにお金を使わなきゃよかったなとか、
そういうところを聞きたかったんですけども、結局物だけのアレルトになってしまったんです。
本当はそこに経験とか、そういう物じゃないところのお金の使い方っていう意見も出てほしかったなと思うんですけども、
よく考えてみるとやっぱりまだ中学生ってお金って何かっていうと物と交換するもの、
食べるものであったり、おもちゃであったり趣味であったり、物との交換するものの手段としてしか扱ってないんですよね。
例えば家賃を払うとか、医療費とか、そういったものを生活するためのお金っていうのは基本的には親が出してるわけですので、
物と交換する以外の手段としての使い方以外はやってないから、それは分かんないよなというふうに思いました。
そこがこっちの気づきですね。やっぱり自分が思ってるゴールと中学生の実態というのをかけ離れていると、やっぱりうまく授業っていかないなということで。
4回目の授業はそういう前提もあったので、こちらもそんなに深い意見は出ないだろうと思って、
そこの部分ではあまりハードルを上げた答えは期待せずに進めていったんですね。
もちろん出てくる答えは同じだったんですけども、こっちも答えに期待してませんから、そこはつかみとして入っていったんですね。
中学生の女の子の物語を読ませた後に、今度は生きたお金の使い方ってなんだろうというところで、1回目から3回目までは個人で考えさせたり、
あと1回目の授業ではそこまでいかなかったんですね。結局話が進まなくて。
4回目にやったのは、生活班になって生きたお金の使い方の具体的な方法を考えてくださいということでグループワークにしました。
グループワークにすると答えて出てるんですね。個人だと言うのが恥ずかしいとか、間違ってたらどうしようとかということで言えなかったりすることか、
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そもそも人前で話すことが苦手なことがいます。
なのでグループワークでグループの中で話し合って、それを代表が発表するってなると、だいぶ発表のハードルも下がりますし、
1回生徒同士で話し合いをしてるってとこで、場の雰囲気も柔らかくなっているので発表しやすいんですね。ということで、そういう方法でやってみました。
よく中学生で生きた方法なんて言うと、普通に生活するっていう風に捉えちゃって、服を買うとか、ご飯を買うとか、そういう風な意見が出がちなんですけれども、
前もってそこは予想してましたから、そういうのじゃなくて考えてねって話はしました。
そうすると結構活発に話し合いが進んで、ある班は旅に出て、そこで得た経験や知識を今後の生活に生かす、そういう意見が出ました。
中学生だから当然、自分だけで旅をした経験なんかはないと思うんだけども、いい意見だなと思ってそこは褒めましたね。
実際自分もバックパッカーとかやった経験があるんですけども、結構お金がかかったんですけども、あの経験って言えばすごく今でも自分の中に残ってて、
お金以上の価値があったかなと思うので、それはそう思いましたね。
あとは寄付をするとかっていうことは意見も出ました。何かに対して寄付をする。
あとは趣味にとことん使うっていう意見もありました。
でもその趣味がもしかしたら、その趣味を通して新しい出会いとか経験につながって将来の仕事につながるかもしれない。
なんて意見も出ました。今は無駄かもしれないけども、もしかしたらそれが将来のいい経験のきっかけになるかもしれないという意見も出ましたね。
例えば自分だってNFTを始めて、それを通して新しい経験、新しい仲間ができましたので、いいんじゃない、僕もそうだよってことを話しました。
ということで、何を言いたいかっていうと、生徒が思っているのと大人が思っているのの視野の広さは違うんだってことを事業者が認識しておくってことと、
あと持っていき方で生徒が出てくる答えの深さも変わってくるってことですね。
だから、事業がうまくいかないのは、もちろん生徒が悪いとか、生徒の理解度が低いとかじゃなくて、こっち側の持ってき方次第で結構変わってくるなってことです。
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生徒がその後、事業で書いた感想も、1回目から3回目のことは違って、深い感想がありました。
やっぱり物を買うときに一旦立ち止まって、これは自分にとって生きたお金の使い方なのかなって考えてみようと思いますなんていう意見とか、この授業受けてよかったって感想が結構あって、うまくいったなと思います。
もう一クラス残っているので、また来週やろうと思うんですが、ここはもう個人的な話なんですけども、一番反応がないクラスなんですね、普段から。
もう白けてるようなクラスなんです。
だから、ここのクラスに同じような4回目と同じようなアプローチの仕方でうまくいくかなっていうところはまたちょっと実験ですね。
このクラスでうまくいったから、じゃあこの授業はいいっていうふうにはならないんです、やっぱりね。
さっき生徒のせいにしちゃいけないってありましたけども、そうは言ってもクラスの雰囲気ってありますから、同じことをしても駄目なときはありますからね。
ここは5クラスあるのがある意味いいですよね。
ここで失敗したから、もう一回次はここを直そうとか、ここ良くなかったとか、5回チャレンジできるからいいんですけども。
例えばマネーデダウでお金の授業を出張した場合ですね。
そこは一発勝負なので、対象の子たちがどんな感じなのかっていうのをスパーリングなしで一発勝負になってしまうところがちょっと難しいところかなって思いますよね。
今回そこでうまくいったらいいんですけども、失敗しちゃったとかちょっとと思うところがあったとしても、もう挽回する機会がないですからね。
その日限りの出会いですからね。また次の学校であったらそこはそこでまた違ってくるでしょうし。
そこは難しいところなので、授業するにあたってはこのパートはどの学校でも通じるなとか、
このパートはここの地域とか、これぐらいの学力の生徒だから入ったけども、どこの学校でも通用するところじゃないなとか、
ここは盛り上がるから、どの学校でも盛り上がるから続けようとか、そういうのってやっぱり必要になってくるなと思いました。
だからやっぱり数、経験をこなすことが大事かなと思いますね。
だからこれからどうやってこの他を通して岡山の授業をやっていくかまだ分からないですけども、
一回失敗したかといって、その授業全部ダメかというとそうじゃない。
こっちのアプローチの仕方とか、向こうの子どもたちの性質がどうかとかありますので、
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同じことを基準に繰り返していってブラッシュアップしていくっていうのがいいのかなと思います。
ちょっといつも長い感じで、長い割にはまとまりがない感じになってしまったんですけども、
要するに数をこなすことが大事だよということですね。
一回このテーマで授業をするって決めたら、何回もそれを続けるっていうことが大事かなと思います。
ここのテーマに関しては、何度も何度もネタ、一つの鉄板のネタができるみたいな、そんな感じでやっていくのがいいかなと思いました。
ということで本日はこの辺で終わりたいと思います。