ChatGPTの影響
こんにちは、シニアソフトウェアエンジニアのriddleです。このポッドキャストは、IT業界のいろんな話やリアルをお届けする番組となっております。
今回はですね、ChatGPTの新しいAI、ChatGPTの新しいAI5が登場したことで、逆に昔の4Oが消えてめちゃくちゃ燃えた話っていうことをしていきたいと思います。
これは私というよりかは世間の話なんですけども、4Oって結構人懐っこいAIだったっぽくて、それを相談相手とか
彼氏彼女みたいな感じで使ってた人から、4Oが消えたことで、今まで彼氏彼女だったりとか仲の良い相談相手だった人がめちゃくちゃ人格変わったみたいなところで、結構私の4Oを返してみたいな感じのことで盛り上がってました。
AIの裏側って、所詮はGPU上の行列の演算をしていたりとか、トランスフォーマーが動いてるだけなので、人間じゃないんですよね。
ただ、その理屈を知っている人も知らない人も、やっぱりそれっぽく振る舞うAIを見てしまうと、どうしても感情移入をしてしまう人っていうのがいって出てくるみたいで、
そうなると、今回のバージョンアップで古いバージョンが使えなくなったことで、そこにショックを受けた人っていうのが多かったみたいです。
ここからはですね、ちょっと考えてみたいんですけれども、所詮は機械なんですけど、疑似人格に近いものを有するのかみたいな話で、
我々がSNS上で知らない人と話をした時に、その人がAIかAIじゃないかって今のところ判断する方法ってなんとなくでしかないじゃないですか。
要するに、それっぽい受け答えを仮にAIが100パーできるようになったら、それって人間なのかAIなのかって実際に合うまでわかんないですよね。
これなんか哲学の分野でも、哲学的ゾンビっていう、なんかそのジャンルっていうんですかね、単語があって話題に上がることが多いんですけれども、
人間と完全に遜色ないアクションとか行動とか発言をするゾンビがいるとして、その見分けがつくかみたいな命題があるんですけども、
まあなんかそれにほぼ近しいような話だと思っていて、現代のAIは。そうなってくると、もうどっちかわかんないですよね。
今でこそ、まあなんかこれAIっぽい画像だよなーとか、この口調はAIっぽいよなーみたいなことって皆さんなんとなくわかると思うんですけど、
今後ね、どっかで見分けつかなくなると思うんですよ。そうなった時に、自分が相談している相手が実は人じゃなくてAIだったってことに、
後々もし気づいたりすると、めっちゃショックだったりするのかなっていうのは、この話を聞いて思ったんですよね。
裏切られたように思うのかな、みたいな。もしくは、もう人だろうがAIだろうが、気にしない世界線になる可能性もあるのかな、みたいな。
そうなると、人間ってどこまで、いわばAIが擬似人格に近いようなものを有するというか、人間側がAIに対してそういう感情を持ちやすくなる世界にはなると思うんですよね。
例えば、今まで内向的であんまり人と喋れなくて、孤独に生活していた人が、会話相手はAIだと知りながらも、AIといろんな雑談をしたりとか、
いろんな問いかけをすることで、世界が開けて社交的になったとか、社会に馴染めるようになったとか、そういうことがあったりすると、
それもなんかあくまでAIだけれども、相談相手として使う分にはめちゃくちゃいい試みだと思いますよね。
コミュニケーションの変化
それ本人が仮にAIだって知らなかったとしても。一方で人だったとしても、すごいね、こちら側にヘイトを向けてくるような関係性が悪いような人だったりすると、
自分にとっては悪影響になりますよね。そうすると、こういう関係としてAIだからなのか、人間だからなのかっていう定義で何か測るのって、
なんかナンセンスなような気もするんですよね。とはいいですよ。とはいえ、XとかのSNSで自分が人間相手に喋ってるのか、AI相手に喋ってるのかっていうのは、
なんか知っておきたいじゃないですか。というのも、AIに対していろいろ話して雑談してるのって、なんかすげー不毛な感じが個人的にはするんですよね。
一方で自分自身も他の人から見たら、AIなのか本物の人間なのかって判別つかないと思うんですよね。
その仮に顔写真をあげたとしても、それがAIによる生成物じゃないことを否定できないので。そうするとやっぱり今後のトレンドの話にちょっとなりますけれども、
SNSとかそういうなんか不特定多数の人間がコミュニケーションを取るようなツールだと、自分自身が人間であるってことを証明するというか、
署名する、ベリファイするみたいなことが一定必要になってきそうな気がしますよね。今では例えば、
運転免許証とかマイナンバーカードとかをたまにその出会い系のサイトとかだと登録させられることがありますが、それがもうちょっとカジュアルなSNSサービスでも、
人間であるということの証明のために必須になったりするっていうのは十分に考えられると思いますし、画像のアップロードだけだとね、
AIにコピーされる可能性もあると思うんで、普通になんかもうICチップとかでやるしかないですよね。
まあ幸いマイナンバーカードとかは秘密鍵とか入ってるんでできると思いますけど、これはなんか完全にSNSの実装ハードルとかはちょっと上がりそうですね。
免許証必須みたいなのはちょっときついな。そうすると、なんかいろんなことがちょっとずつなんか変容していくような気はなんとなくしますよね。
例えばこの前見たyoutubeのドッキリで、1年間付き合ってた彼氏が実はドッキリだったみたいなちょっと酷めの話があって、
コンビyoutuberの片方にドッキリを仕掛けるみたいな話で、全然違う男性を彼氏としてコンビの相手が付き合うことになって、
で、1年ぶりにドッキリでした。実はこの人はこのままじゃないですみたいなことを暴露するドッキリがあったんですけれども、
結構その畳から見ると酷いというか、どこまでが企画なのかはちょっとわかんないですけれども、仮にこれが全部本当だったとすると、結構気持ちをないがしろにしているというか、そういうのもあるじゃないですか。
でも同じ理屈で、例えばSNS上でカップルになりました、まだ会ったことないですっていう人がいたとして、片方がAIだったら、なんか同じにならないですかね。
結構そういうのって今後起きてしまうんじゃないかなーみたいなのは思うんですよね。もちろんSNSをやってる側がそういうのは禁止ですみたいなことを書いたとしても、
どこまで使うのかみたいなところって結構ね、もう制限できないと思いますし、完全にAIの夫というかアカウントが大量に発生して、
何ならAI同士が喋ってる未来も全然あることを考えると、今後やっぱりサービスを作る我々というかソフトウェアエンジニアとか、それに関わるメンバーはある程度AIに対する理解だったり、
AIの利用によって人々のコミュニケーションがどうなってしまうのかみたいなところには一定考えを及ぼしておかないと怖いなというのを思いました。
実際ですね、今存在するサービスでLOVERSっていうサービスがあるんですけども、これはAIの男性と女性がいて、自分にうまくマッチしてくれる人を選びますと、
その方に対して連絡を取っていって愛情を育むみたいな、仮想のマッチングアプリみたいな感じですよね。
しかも凝ってるのは、AIだから普通にすぐレスポンス返してるところを相手も生活しているという定義にして、連絡が返ってくるのが3時間後とか半日後とかリアリティを持たせてくるんですよ。
これってある種良い面があると思うんですけども、のめり込むとやばいと思っていて、これのめり込むとマジで抜け出せなくなると思うんですよね。
AIなんでどういうキャラクター設定してるかわかんないですけど、ある程度人間よりは包容力があったりとか、条件がマッチしやすい人が簡単に出てくるみたいなところがあって、
こっちになれると絶対リアルの方でうまく生きにくくはなると思うんですよね。だって自分の理想に近い人がたくさんいくらでも生み出せるところと、
なかなかその収入とかね、用紙とか生活スタイルとかライフスタイルとか、そういうこと全部ひっくるめて妥協点は下がりながらもIDを探すって結構今の婚活市場を見ていると大変なので、
こういうサービスは無しじゃないけど、それを使う人たちのことをどれくらいケアするのかみたいなところは十分に考えながらやらないとちょっとどういうインパクトをもたらすのかわからなくて怖いですね。
AIサービスの未来
はい、ちょっと今回はシャットGPTの日本語がなくなったというアップデートに関してちょっと思いついたことなどをつらつらとしゃべってみました。
AIがとてもすごくて便利で使えている反面、ちょっとそれを組み込んだサービスによっては、こう人々のコミュニケーションだったり人々のあり方みたいなところを結構変容する可能性が結構高いと思っていて、
それをサービスに組み込む側の人間であるソフトエンジニアとか企画者みたいな方はそこについてもうちょっとセンシティブに考えていかないといけないんだろうなというところをちょっと思っております。
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ありがとうございました。