HashiCorpの紹介と質問の導入
こんにちは、Riddleです。今回は一人でですね、面白い記事があったので、紹介したいと思います。
記事の内容としては、IACで有名なTerraformですね。Terraformを作ったHashiCorpという会社の創業者、
Mitchell Hashimotoさんが、いきなりXでですね、今までMicrosoftとAmazonとGoogleと一緒に仕事をしたので、それについて何でも答えるので、
質問募集しますというのを急に呟いてたんですけれども、それに対する実際の質問とその回答についてご紹介したいと思います。
また、自分もAWSとGoogleクラウドの方がですね、一緒にお仕事をした経験もあるので、そちらもちょっと合わせてご紹介できればなと思っています。
はい、皆さんまずHashiCorpご存知ですかね。冒頭に申し上げた通り、TerraformっていうIACを行う、もうほぼデファクトに近いツールですよね。
これを始めとして、AWSやGoogleクラウド、Azureみたいなインフラをコートベースで管理できるだけでなく、
様々なプロバイダーが提供されているので、GitHubの管理をしたりだとか、Stripeの管理とかもできますし、
提供されているものだったら、プロバイダー付ければほぼTerraformで管理できるかなと思っています。
その他にもですね、データ暗号化のためのボルトだったり、サービスメッシュのためのコンサル、またVMイメージを作るパッカーみたいなものもHashiCorp社が出しています。
ニッケル橋本さんが実際に回答しているんですけれども、マイクロソフトとGoogleとAmazonと会話していて、一緒に仕事をしたんですね。
具体的にはそのTerraformというもので、各クラウドのAPIを叩いてサーバーとかネットワークとかを構築するんですけれども、
プロバイダーというものを作る必要があるんですね。プロバイダーというのは、Terraformがプロバイダー経由でAPIを叩くという感じになっているので、
各GoogleクラウドのAPIをうまくTerraformの使える形にラップしたものを指します。
AWSを作りたかったらAWSをラップしたいAWSのプロバイダーを作るという感じですね。
そのため橋本さんは各クラウドベンダーと一緒に仕事をして、どうやってプロバイダーを作っていこうかみたいなことをやられたそうです。
そんな中でやっぱり会社によってカルチャーが全然違うらしくてですね、例えばマイクロソフトとの仕事は最高だったと言ってらっしゃいます。
めちゃくちゃ親切で準備万端で、違う会社だけどチームのプレイヤーとして一緒に肩組んでできたような、めっちゃ褒めてますね。
一方でGoogleはこちらも熱心でフレンドリーだったんだけど、ビジネスのことはちょっと苦手だったかなという感じでした。
これはなんかイメージ合いますよね。割とテックテックしているイメージがGoogleにはあるので、その想像通りって感じですね。
最後にAmazonなんですけれども、これ多分はAWSのことだと思うんですが、AWSは最悪だったと。
傲慢な態度で、もちろん直接は言われなかったそうですが、我々はいつでもハシコープたちを殺すことができるという雰囲気を醸し出していたみたいで、
またハシコープ社がAWSと話せることを感謝しなければならないぐらいの雰囲気で感じたというふうに感じます。
これはすごいですね。こんなに違うんですね。
私は日本法人のAWSのソリューションアーキテクトの方だったりとか、Googleクラウドのソリューションアーキテクトだったり、コンサルタントの方と一緒にお仕事をさせていただいたこともあるんですけれども、
日本という環境だからなのか、いずれもすごい親切でしたし、技術的にもたくさん助けていただいたので、あんまりこういう感想はないですね。
やっぱり私が相対しているのは、プロダクトを作るチームじゃなくて、あくまで我々のような利用者を支えるみたいなことを責任としているポジションの方なので、
橋本さんが相対したような実際にAWSを作っている方とか、そういう方とは国も違うし、カルチャーも違うんだろうなという感じですね。結構意外でした。
続いて、なぜそもそもそういったクラウドベンダーとパートナーシップが必要だったのでしょうか。
これも回答をいただいていて、実際にこのプロバイダーというものを作るためには、維持も含めるとめちゃくちゃお金がかかるので、人的費用ですかね、主には。
クラウドプロバイダーとの関係性
クラウドプロバイダーって大量のサービスを持っていますよね。AWSなんてもう何個持っているんだろう。100個ぐらい持っている。
それに対してそれぞれAPIがあるわけで、それを全部対応しようと思うと大変ですし、APIってバージョンが変わったりとか、リプリケートされたりしますからね。
それの維持を考えると、まあもう相当ですよね。ということで、AWSだったらAWSとタッグを組んで、向こう側から開発リソースを出してもらったり、お金を出してもらったり、みたいな交渉があったんでしょうね。
そして続いての質問で、最も冷酷だった会社はどこですかという質問に対して、やっぱりAmazonが圧倒的でしたと回答しています。
一緒に仕事をしたことは後悔していませんが、彼らを大物として敬いつつ、彼らの取り分を与えなければなりませんでした。
だから、純粋に彼らと働いていて楽しい経験をしたことはありません。
一応正しがきで、組織レベルでは素晴らしい人たちでしたが、と書かれているので、まあまあまあ、なんかいろいろあったんでしょうね。
察することができないレベルでいろいろあったんでしょう。さて続いて、こんな質問があります。
それぞれの会社のコアバリューはどんな感じでしたか?橋本さんから見た各会社の大事にしていることというか、こういうとこあるようにみたいな話ですかね。
Amazonは製品の提供、質より量、プロダクトマネージャーたちはリインベントでの新製品の発表を求めていました。
リインベントというのは毎年ラスベガスかな、AWSがこんなもの作ったよとか、こんなアップデートあるよっていうのを代々的に発表するタイミングがあるんですけれども、
それがイベントの名前ですね。そこで全神経を尖らせて、新しいものをバーンって出すってことなので、そこに対していかに橋コープ社がコミュニケーションを立てるのかっていうところを大事にしているという感じですね。
そこでマイクロソフトは売り上げを求めていたそうです。もちろん誰でもそうではあるんですけれども、マイクロソフトはそれが謙虚だということですね。
橋コープ社を助けたとしてどれくらいマイクロソフトに対して売り上げが上がるのかという感じです。
プラフォームでIACしてクラウドを作るというのは一般的な話なので、Azureだけ対応しないとなると、それだけでAzureを選ぶ理由が一つなくなりますよね。
選びにくいですね、対応しない。なので、売り上げが下がらないということに寄与していますね。
最後、Googleです。Googleは一言、テクノロジーって書いてますね。
パートナーシップミーティングではアーキテクチャー的なことを延々と議論し時間を浪費しました。とても混乱していましたと書いてますね。
いやまあこれはGoogleっぽいですね。割とGoogleクラウドのサービスを使っていると、これはデベロッパーに対してこれが使いやすいだろうって感じせるかのような直感的なデザインというか、機能度になったりしますよね。
IAMとかGKEとか本当に使いやすいですし、自分もデベロッパーとしてどのクラウドを選ぶんだって言われたら、Googleクラウドがやっぱり一番使いたいですね。
そして最後の質問ですね。Teleformを統合する際に最も簡単だったクラウドAPIはどれですか?
これは逆に今まで高評価だったマイクロソフトが一番低評価になってますね。Azureは実際のところ扱う上では最悪のAPIでした。
でもですね、マイクロソフトはフルタイムのエンジニアをこのハシコープ社のプロバイダー作成のために投入してくれたそうなので、すごいと言ってます。
Googleは一番洗練されていたようで最も簡単で、一回Googleの認証のところのボスを倒してしまえば簡単でした。
Amazonが大変だったのは、Amazonってめっちゃたくさん製品持ってるんですけど、チームがバラバラで、それは他の会社でも同じだと思うんですけど、APIの仕様が全然違ったらしいんですよね。
なのでそれに合わせてプロバイダーを逐次作っていくっていうのが大変だったそうです。
確かにAWSのコンソール画面とかのページ、製品によって全然レイアウトが違ったりデザイン違ったりしますよね。
これはGoogleだったりマイクロソフトのAzureだとは見ないですね。
全然連携取ってないのかな?ちょっとわかんないですが。
以上でハシコープの創業者、ニッチェル・ハシモトさんが実際に感じたGoogleとAmazonとマイクロソフトの仕事上の付き合いについての話でした。
こうしてみるとカラーが違ってすごい面白いですね。
私も前職ではCTCというマルチベンダーを掲げている会社に勤めていまして、
マルチベンダーというのは何かというと、一社のベンダーにこだわらずにですね、
いろんな製品をいろんな会社から集めていいものを売っていこうということをやっている会社で、
当時はシリコンバレーから新しい会社を見つけてきて商品を卸して売るみたいなところを得意にしていました。
なので本当にいろんな会社さんと付き合いがあったんですけれども、
やっぱりその会社によってカルチャーが全然違っていて、すごいフレンドリーな会社もあれば、
お宅はうちのためにどれくらい動いてくれるんだとか、いくら売り上げてくれるんだみたいなことを
のっけからかましてくるようなベンダーもいたりで、結構そのカルチャーの違いに戸惑ったのを覚えています。
そんな感じでですね、ソフトウェアエンジニアとはいえ自分たちの会社の中だけで同行するっていうのは、
結構若い時にしかないフレーズで、もうちょっと歳を食ってくるとですね、社外のお客様だったりですか、
取引先の方と話してビジネスを作っていくってことが求められるので、ベンダーコントロールまではいかないですけれども、
いい関係性を構築するためにも、ある程度ビジネスへの理解だったり、ベンダーのカラーというか、
そのベンダーが何を求めているのかっていうところを認識した上で、実際に一緒に仕事をして信頼を積み重ねて、
良いものを出していくというような働きっぷりが求められます。
はい、今回は橋コープの創業者のミシェル・はじもとさんのXから2回の各ベンダーの状況をお伝えしました。
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ありがとうございました。