で、実際、僕が読んだのはこのトランプ。
英語の現代はトランプリビールド、明かされたトランプっていう本なんだけど、
これはワシントンポストが20数人の記者と3人の講演者と
編集トップ、デスクを2人ぐらいつけて、徹底的に調べて書いた本なの。
で、トランプの友達、大学の同級生、お父さん、全部に当たった元ネタの
ファクトチェックのページが後ろに50ページついてるっていう恐ろしい本なんですよ。
トランプの本をファクトチェックして。
で、すべて法的な文章が残っているとか、税務署の記録が残っているみたいなことだけで書いてるんだけど、
多分、僕が読んだあらゆる本の中で、百科事典とかは別にしてたけど、
この本が一番お金がかかってます。
20数人の記者、アメリカの高級トイレの一腕こきを
1年とか拘束して、トランプを調べることだけにかからしたんだから。
贅沢ですね、ある意味ね。
すごいよ。だから、洋平くんが読んでるのはトランプ事典だから、
トランプは喋ってるだけで、後はゴーストライダーが別に書いてる。
なるほど。
で、これはノアさんが読んだ、なんていうタイトル?
これは恐怖の男っていうタイトルで、
現代はフィアーっていう、
ここを読んで、この後ろを決める意味です。
真の力とは恐怖だ。
そう、これを振り上げらせるのが、一番の交渉の手だって言うんだけど、
これを書いたのは当然、素晴らしいボブ・ドワードです。
もうウォーターゲット事件を暴いた、アメリカの超一流名物記者。
この3者3友で読んだんだけど、正直ね、面白かった。
面白かったですね。
スティーブン・キングのホラー小説の悪役を読んでいるようですごい面白い。
こんな典型的な悪役がいるのか。
下手なフィクションより面白かった。
面白い。
でね、僕たちさ、トランプがさ、就任直前に言ったよね。
カナダを51番目に就任して併合しちゃうぞ。
言ってましたね。
グリーンランドをよこせ。
アナマンガ、そんなのもともとアメリカのもんだって言ってたけど、
そういうことを、なんでアメリカなんて豊かで世界一の国なのにそんなこと言うの?って言うんだけど、
その本当の理由がわかりました。
僕ね、この本読んでね、3つトランプ本人の口から出た言葉で忘れられるのもあるんだよね。
まずトランプはこんなめちゃくちゃなことやってるけど、
アメリカのことは本当に良くしたいと思っている。それが1つ。
そして2番目、これはあちこちの演説で言ってるんだけど、
アメリカンドリームは死んだ。
今はもう金持ちじゃない、アメリカは。
だから世界の警察官もできないし、
軍事費を世界中にダダ漏れで流すなんてことはできないと言ってる。
そして3つ目、これはプーチンと習近平と全く同じこと言ってるの。
同じ。
こう言ってます。
本当に悲しいことに、人間というのは邪悪な存在である。
野生のライオンと大差ない。
要はプーチンも習近平もトランプも性白説なんだよね。
ここが全然違うの。
思い出して、オバマ、クリントン、バイデンは性善説で理想主義。
すべての人は自由で、その性的な態度だって認めようよ。
みんなが幸せになれるならいいじゃないじゃん。
全く違うんだよね。
野生のライオンだから、LGBT食われたら一緒だろって話だから。
この3つの言葉で、トランプがこんなに動員力なのはそこにあるなって気がするんだよね。
要はアメリカは、日本はみんな日本人に日本は終わった、もうダメだって言ってるじゃん。
アメリカ人も心の底ではもうダメだ、もうどうにもならない、助けてくれって言っている。
助けてくれの悲鳴が、こういう恐怖の男とか、こういうトランプを生んでるんだよね。
だからそこが分からないと、やっぱりアメリカのことは分からないと思うんだよな。
特にさっきのリベラルの方の人たちの言葉としてはすごい理想だし、
ある意味動かすとこありますけど、先週の話で新自由主義が終焉して、もうそれどころじゃないっていう時には、
なんか怖いけど、なんかぶっ壊してくれるみたいな方に人はやっぱりちょっと引っ張られてるのはありますよね。
だから今回トランプって本当にどうしようもなくて嫌な奴なんだけど、
何かをして壊してくれるのはトランプだな、ハリスじゃないなっていうことで選ばれてるんだよね。
ただ正直勝ってるとはいえ、実は3ポイント差の3%差、トランプとハリスの差って。
だから力は逆行しているんで、トランプが完全に擬似れるかっていうとなかなか難しい。
もちろんトリプルレッドだよ。上院も下院も共和党が取って、しかも大統領はトランプだから。
そうなんだけど、上院下院の差がそんなにないので、
例えば予算を組むときに思う通りに自由に組んだらいいかっていうと、それは難しいんだよね。
なぜかっていうと、それぞれの予算に対する共和党側でも、
その選択はちょっとっていう人が何人から現れると、カタッと逆に傾いちゃうから。
なのでトランプもかなり自分に反対する意見を入れないといけないし、
気を使わないと予算が決めないので、そんなに自由になるわけではないです。
アメリカって結果的にはトリプルレッドで圧勝って言われてますし、そういう意味で圧勝なんですけど、
確かに毎回数字見ると日本の選挙と違って、ほんとにほとんど互角ですよね。
だから国のどっちかに傾いたらシーソーがもうちょいバランス取るみたいなのがあるんですかね。
だからそこら辺に関してはやっぱり大統領選のこの形自体が問題だよね。
直接投票では前回前々回ここに民主党が勝ってるので数的には多かったのに、
でもやっぱり各州の総取りになるからトランプじゃん。
しかもこれを例えば対GDP比で見たりすると圧倒的に民主党なの。
要するに金があるのは日本のGDPより多いカリフォルニア、
あとは東部、北部の沿岸部じゃん、ニューヨーク、ボストン、シカゴ、
あの辺のところは全部民主党だから。
だから対GDP比で見たら正直ね、3-1ぐらいなのよ。
例えば3分の2が民主党派で、金持ちの国、エスタビリシメントは全部民主党なんだけど、
真ん中の貧しい州政部のラストベルトを全部取ったトランプが大統領になる。
でも経済的にその人たちが持ってるのはせいぜい3分の1なので、
そう考えるとすごくアンバランスだよね。厳しいと思う。
運用が簡単ではないね。
本編でいろいろと入っていきたいと思うんですけど、せっかくなんで3-3-4なんで、
今、イラさんからイントロダクションも含めて一番オーソドックスな部分を話してもらいましたけど、
野間さん、せっかくなんでこの本で。
どう思った?トランプって簡単に言ったらどんなやつ?
簡単に言ったら、お調子者のお金大好きおじさんって感じになったんですけど、
この本ってトランプに仕えていた官房長官だとか弁護士だとか、
とにかくトランプの周りにいる人にインタビューをして書いた本なんですね。
この人たちの目から映ったトランプっていうところだったんで、
政治のことを分かってないっていうのが周りの人の共通のトランプの認識?
そうだよね。だって候選されて選ばれたような仕事に一回も出たことないんだから。
だからやっぱりぶつかりますよね。
秩序を持って国を運営したい周りの人たちと、
ルールなんて無視。経営と国を動かすの一緒って思ってると思うから、
書類仕事とか別にどうでもいいし、
とにかく俺が言ったことをスピーディーにやっていくんだっていうことを、
トランプは信念にしてると思うので、
衝突は免れないだろうなっていうところもあるし。
お金大好きな調子いい者のおやじ。
岩井君は?
僕はもうズバリですけど、今ちょっとありましたけど、
すべてが取引だって言ってるんですよ。
40年前はこれ不動産の話ですけど、
彼にとってはすべてが取引なんで、
今のアメリカの経営も全部取引だと思ってるから、
面白いですよ。ビジネスとか金も興味あるんだけど、
とにかく取引そのものが好きなんだ。
だから本当にビッグディーグ。
僕が一番大事なのは勘って言ってるんで、
やっぱりその勘がね、真珠主義の終焉をもう鍵付けて、
今回も活かしたんだろうなっていうところなんで、
勘と取引の人だなっていう。
そのまま来ちゃった感じがありますね。
じゃあ叩き上げの商売人だ。
人格問題ありだし、人として好きかって言うとあれなんですけど、
誤解をすずれば僕は企業家というか、
商売人としてはすげえなって思っちゃいました。
ただ不動産だから限界があったよね。
だからこの人がもしIT企業とかに入っていて、
そこで腕が震えたら、とんでもない変な会社作ってたかもね。
ただそのままの取引がね、ここまでは色々ありながらも、
惚れちゃってるっていうところがね。
この本に直接書いてあったわけじゃないんですけど、
やはりストーリーは映画以上ですけど。
さあ、ここでお便りご質問お願いします。
はい、お便り。
ノーグッドさん、40代の男性からいただいています。
261回のインド特集視聴しました。
カーストの残酷な現実を色々と考えさせられましたが、
番組を見ている中で、
篠田節子さんのインドクリスタルという小説を思い出しました。
日本人のビジネスマンがインドで不思議な少女と出会い、
矛盾と混沌に満ちたインド社会を体験していくという物語です。
カーストや男尊女卑といったインドの旧兵が指摘される一方、
欧米の人権意識は偉そうな上から目線という皮肉もあり、
善悪の境が混沌としたまま、その混沌の中に読者を引きずり込むような
不思議なエネルギーに満ちた作品でした。
オトラジ番組内でも、インドの文化は悪いところもあれば、
いいところもあるという感じのコメントがあったと思いますが、
簡単に白黒で割り切れないからこそ、
現実の人や文化は面白いところがあるのかもしれないなと思ったりしました。
素晴らしい感想だね。でも本当そういうことだよね。
一方的に直せっていうような問題じゃないからね。
ただゆっくりゆっくりとだけど、イスラムの女性問題と
インドのカスト問題に関しては改善に向かわざるを得ないよね。将来的にはね。
そうですね。
はい、じゃあ次、質問。
かぜのじだいさん、50代の男性からいただいています。
YouTubeで偶然発見し、面白いと思う有料回になりました。
そういう見方や考え方があったのかと気づきをたくさん与えてくださりありがとうございます。
質問なのですが、よくかぜのじだいと聞きます。
そうなんだろうなとなんとなくはわかりますが、そもそもどういうきっかけで始まったのか。
何が目的なのか。そういう時代が本当にあるのか。
自己啓発のビジネスの一環なのか。もやっとしてよくわからないので教えてください。
これね、自己啓発とかでは全く関係なくて、ほしらないです。
なんだっけ、僕もちょっと忘れちゃったんだけど、
名誉制だか海洋制だかが、ものすごく大きな200年単位で動く星がかぜの星、水釜坂なんかに入るんだっけ。
それでこれからの200年はかぜの時代になるって言われてるんだよね。
この話って一番説得力があったのは、前回はちぬ時代だったんだけど、
ちぬ時代が始まった200年前から産業革命が起きて、工場とか大量生産とか工業とかが進んでいくっていうことが起きたので、
例えば鉄とかコンクリートとかの時代、自動車の時代からかぜの時代になって、
情報とかエンタメとか噂とか呼吸器系の病気の時代になるっていうのを言われて、
うわーなんか符号が合いすぎてるなっていうのでみんなこれに注目してるんだよね。
まあでも面白いですよね。この自己啓発ビジネス一環なのかじゃないけど、逆にそれを利用したビジネスなんかもあんまり張り回されない方がいいかもしれない。
でも意外とあると思うな。だって完全になってるじゃん。
マイクロソフトからSNS、ITビジネスの時代になったし。
でもなんか風邪って勢いがよく広がっていくっていう、どんどん伝達していくっていう感じあるから、ビジネスとかでもそういう力が働くって考えたら。
それでも同時に山火事の時代かもしれないし、ウイルスの炎上の時代かもしれないし、あとは暴風、嵐の時代かもしれないよね。
それをウクレレとか見てると感じるので。
これね、風邪の時代に書いてある本っていっぱいあるんで、一冊だけ読むといいと思います。
なのでよさそうなやつを一冊で選んで読んでみたら面白いよ。
僕これを読んだ時にさ、動画配信だけやっててよかったなと思ったもん。
これ風邪そのものじゃない。
確かに情報発信のネバですから。
ありがとうございます。
さあ、ということでいよいよトランプ、この後本編でより深く入っていきたいと思います。
続きは4通りご視聴法があります。
YouTubeメンバーシップ、ニコニコ動画、Appleサブスク、audiobook.jp、いずれかの方法でご視聴ください。
詳しくは概要欄をご覧いただければと思います。
それでは。