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2023-07-13

【オトラジ#184】第169回直木賞直前予想SP!ホラーか?時代小説か?警察小説か?ベテラン揃いのレースを制するのは?

169回直木賞大予想SP!

今回はベテラン揃い
ホラー2、時代2、警察小説1
というめずらしい配分

前回に続き2連勝はあるか
3人の予想ではW受賞もあるかも

やっぱり直木賞って、本当におもしろいね......衣良

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▶出演者プロフィール

【石田衣良】いしだ・いら/1960年東京生まれ。
84年に成蹊大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。2003年「4TEEN フォーティーン」で直木賞を受賞。06年「眠れぬ真珠」で島清恋愛文学賞、13年「北斗、ある殺人者の回心」で中央公論文芸賞を受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。最新刊『獣たちのコロシアム 池袋ウエストゲートパークXⅥ』(文藝春秋)。
http://ishidaira.com/

【早川洋平】はやかわ・ようへい/プロインタビュアー。キクタス株式会社代表。羽生結弦、よしもとばなな、横尾忠則らトップランナーから戦争体験者までジャンルを超えてインタビュー。声のメディア(Podcast)のプロデュースにも注力し、手がけた番組の累計ダウンロードは 2億6千万回を超える。『横浜美術館「ラジオ美術館」』『多摩大チャンネル』などプロデュース多数。
◉早川洋平のニュースレターを配信中
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【美水望亜】よしみず・のあ/東京都出身。
キャスティング事務所 株式会社フォニプロモーション代表。声優コンテンツを中心にキャスティングだけでなく、企画・アドバイスなど幅広く行なっている。
主なコンテンツに声優レーシングチームVARTシーズン1, 2などがある。
『美水望亜のアニメプリズン』
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▶︎お問い合わせ
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00:09
こんばんは、石田衣良です。
こんばんは、吉水ノアです。
こんばんは、早川洋平です。
さあ、大人の放課後ラジオ、この番組は、YouTubeポッドキャストで配信しています。
チャンネル登録と番組のフォロー、よろしくお願いします。
お願いします。
はい。さあ、いよいよ来ましたね。
来ました。
半年に一度のお祭り。
はい。
お祭り。
今回は第169回直木賞の大予想大会ということで。
169回。衣良さん、第120回くらいですか?
129。だから20回前だ。
あ、10年前。
そう。20年前?
20回前。
え、待って。
だって1年2回ですよね。
129回か、40回前だ。
40回前。
40回前か。
そう、20年前だ。
すげえなあ。
すごいですね。
そんなに経ったんだ、時間が。
いやいやいや。
ということで、今回はですね、この5作品。
で、今回ね、なんかね、並びとしては珍しいんですよ。
なぜかというとですね、この骨牌、産方さんの骨牌、産方東さんの骨牌と、
踏切の幽霊っていう、高野さんね。
和崎さんのこの2冊が、ホラーが2冊入る書いてないじゃん。
ホラー自体があんまり入るイメージないですよね。
これもホラーなんですか?
そう。
あ、そうなんだ。
いかにも、そうじゃん。
あ、まあ確かに。
そうですね。
で、今回はだから、ホラー、ホラー、歴史物、歴史物、そしてこれが警察小説という、珍しい並びなんだよね。
そうですね。
で、しかも今回はね、エンタメ系のベテランが多い。
確かに。
うん。
で、今回の産方さんは、今46なんだけど、デビューが96年だから、
ほぼ同期ですね。
僕より早い、僕より早いぐらい。
すごい。
でも、ほぼ同期かな。
若い。
若くして。
そう。だから、大学生で産方さんは、あの、ラヌベのショーでデビューしてるんだよね。
へえ。
だから、大ベテラン。もう、96年、20年以上やってる。
はいはい。
で、垣根さんも00年デビューなんで、23年目。
そうだ、ベテラン。
うん。で、この高野さんも、高野さんこれ10年ぶりなんだよね、踏切の幽霊って。
うん。
ジェネサイドが大ヒットして。
はいはい。
面白かったよな、あのSF。
はい。
で、それが当たって、なぜか書かなくなって、10年ぶり以上でこれが出たの。
へえ。
それはちょっとレアですね。
だから、なんで書かないのかなと思って。
書かない。
高野さん、なんかね、すごい真面目なんだよな。
うん。
で、ちなみに、01年デビューなんで、高野さんももう22年目か。
うんうん。
結構ベテランだよね、この上の3人は。
はい。確かに。
で、下の2人が、比較的デビューが浅い。
うん。
警察、東京分室、月村亮恵さんは、今回初で、10年デビュー。
うんうん。
で、10年デビューってことは、今13年、23年だから13年目で、この小引町の仇討ちの永井沙耶子さんと同じ10年デビュー。
へえ。
デビューは同期。
それからここが同期で、ここから上はもう20年以上のベテラン。
へえ。
でも、ここもさ、同期とはいってももう13年目だから、決して新人って感じないじゃん。
03:04
そうか。
しかも月村さんはデビュー、割と年齢がいい割じゃないですけど、遅かったんですね。
そうそうそう。
なんか夢があるね、逆にね。
ね、ほんとですね。
そうしてみると、前回の剣と拳の小川さんみたいに、30代のフレッシュピチピチみたいな新人はいない、割とベテランのエンタメ作家がドシンとまとめて入った回です。
え、これって、その辺はさすがに計算してないと思うんですけど、結果的にはいつもちょっとその回想とか、結構なんかありますよね。
傾向が出るよね。
あるんだけど、僕聞いた話では、文春では、その直樹賞を選ぶ、その予選の候補作を選ぶ回っていうのがあって、それでみんなで読んで、けんけんがくがくで話し合いをした上で、月に1冊ずつ残してるんだって。
あ、そうなんだ。
だから、特にこういうことを狙ってないわけよ。今回産方さんいったから、ベテランの誰か入れようよ。じゃあホラーだから、高野さんいいじゃんみたいな感じで決めてないんだよね。
え、月に1冊ずつってのは審査委員で?その前の編集者の人たちが。
その、編集者が内部で読み合って、月に1冊。
はい。
毎月のこれが一番いいんじゃないかっていうのを残していってるらしいのよ。
へー。
まあでも、月に1冊って結局半年に1回だから。
そうそうそう。だから、5冊か6冊。
6分の5とか。
昔は6冊だったけど、最近は5冊になってるね。
あ、そうなんですか。
へー。
なんとなく毎回、ジャンルが微妙にホラー小説、警察小説、時代小説みたいなのばらけてたから、てっきりそうやって選んでるのかもしれない。
いや、ではないんだよね。ただ、何回か前にもさ、BL出身の作家が何人みたいなのもあったよね。
なるほど。
だからこっちもホラー2冊とかさ、前回そのBL2冊みたいな感じの雰囲気もあったんで、なんとなくその半年間の傾向みたいなのが出てきてるのかもね。
でもそれこそ、ホラーはあんまり今までもね、まあ僕らもホラー小説紹介したりしてますけど、なんか直木賞はなかなか取りづらいみたいなイメージはありますよね。
あるある。あのね、一番取りづらいのはSFで、これまでSFで取ったのはほぼないんだよね。
へー。
それなんか他のそれこそところで、そういうSFの文化とか。
そういうSFの文学賞があるとか、ホラーもかどうかがあったとか関係ない。
いや、というよりは、その選考委員がやっぱり日本の文学ってのはリアリズムだろうっていう風に思い込んでるからだと思う。
あー。
だからこれは素晴らしいよねっていうSFの作家に賞全然あげられてない。
あー。
SF作家で直木賞取ったのは半村亮さん1人。
でも小松左京、日本人。
筒井さんは?
筒井さんも取ってない。
あ。
星真一も取ってない。
へー、そうなんだ。
もったいなくない。
この3人にはあげなきゃダメでしょっていう。
あ、そうなんだ。
あ、筒井さん取ってないんですね。
そう、レベルの作家なので。
へー。
SFに関しては冷たいのよ。
で、あともう一つ冷たいのがファンタジー。
ファンタジーでもほとんど取ってない。
へー。
で、ホラーに関しては実は選考で2人だけいるの。
はい。
高橋克彦さん、私の骨っていうのと、鹿はみなとさんの花まんまっていう、その2作ぐらいなんだよね。
あ、じゃあ2作だけなんですね。
だからなんかね、この直木賞って強いのは、私の骨っていうのと、鹿はみなとさんの花まんまっていう、その2作ぐらいなんだよね。
あ、じゃあ2作だけなんですね。
だからなんかね、この直木賞って強いのは、現代小説、いわゆる会社員モノとか、恋愛小説。であと、見てりに関しては優しくなったの。
へー。
ただ、それ以外のジャンル小説に関してはほんと厳しいんだよね。SF、ホラー、ファンタジーには厳しいんだよね。
うん。
eliness is ok.
うん。
だからね、ホラーに関しては、実は選考で2人だけいるの。
06:00
はい。
あの、高橋克彦さん、私の骨っていうのと、鹿はみなとさんの花まんまっていう、その2作ぐらいなんだよね。
ふーん。
あ、じゃあ2作だけなんだ。
そんなね。
恋愛小説
ミッテリーに関しては優しくなったの
ただそれ以外の
ジャンル小説に関しては本当に厳しいんだよね
SFホラーファンタジーには厳しい
でも歴史小説時代小説は
最近結構取ってるイメージありますね
いつの間にか増えちゃったよね
だって地図と拳もある意味そうだし
その前の白金の葉もそうだし
この西洋の盾でしたっけ
北楼城
あと星落ちて
僕の感じでは
正直言って時代小説って
ファンタジーじゃん
時代小説だけはいいよっていう感じになっちゃってるんだよね
江戸時代の話とか読んで
こんなの全然ファンタジーじゃなっていつも思ってるんだけど
なんでしょうね
でもそっちには優しいけど
要するに時代小説
歴史小説は立派なもので
ホラーファンタジー
SFは小説としてはあまり
よろしからぬジャンルである
っていう思い込みがあると思うんだよね
今の時代には古いよね
生意気ながら外してほしいですね
だから三体みたいなものが
日本で出たら真っ先にあげたいじゃん
確かに
日本沈没なんかあげるべきじゃん
つついさんとかさ
星さんの初期の作品なんか素晴らしい切れ味だから
ああいうのも評価して
あげられたらよかったんだけど
ダメだったんだよね
今よりさらに頭が固いから
面白いですね
ちなみに選ばれてる本って
編集者の人たちが読んで
一冊ずつ
毎月選んでるっておっしゃってたんですけど
編集者さんの読書力っていうか
ただ言っとくけど
1年に本当に
もう何十冊と
読み続けて
何十冊どころか1年に100冊とか読んでる人が
それをずっと続けてきてる人が選んでるから
じゃあやっぱり
直樹賞っていうものに選ばれる作品
っていうのはやっぱり信頼のおける
いやそれがね
それがね
でもなんかきっと
この中に
ちょっと光るものというか
ここいいなみたいなポイントが
やっぱあって選ばれてるんですよね
もちろんもちろん
あとはそれぞれの作家の活躍度合いだよね
そろそろ
産方さんずっと書いてるし
結構ヒット作もあるから
産方さんとかいいじゃないみたいな感じで
柿根さんもいいじゃないとかさ
高野さんは久しぶり
10年ぶりだからちょっと
ここでもう1回再評価しようよみたいな
そういう作者の背中を
後押しする気持ちはあると思う
じゃあそういう意味で言うと
今回作者ではちょっと
なんていうんですか
誰が出てるとか
っていうことはなさそうですよね
今回この中で言うと
やっぱりビッグネーム的なことで言うと
この辺じゃない
高野さんは10年休んじゃったからね
そうかそうか
ちょっとハケがね
ちなみに骨牌は
東京に降り積もった
たくさんの消費者
東京って火事の度に全部燃えちゃうんだよね
江戸から
その灰が降り積もって
09:01
その灰が現代の人を呪うっていう
割と純粋なホラー小説
めちゃくちゃ面白そう
都市型なね
ホラーな感じですよね
そして極楽正義大将軍は
足掻高内の話ね
足掻高内は
高内の弟が
忠義
その忠義と兄弟で組んで
天下を取るんだけど
その高内がいかに本当に普通の人だったか
っていうのをそこに着目点を置いて書いてる
で踏切の幽霊に関しては
ある踏切で女の人が亡くなって以降
幽霊の目撃話がたくさん出てきて
じゃああれは何なんだっていうのを
新聞記者崩れのジャーナリストが調べていくっていう話
さすが一行あらすじ
すごい
違うところを感心してました
確かにね
香港警察東京分室は
これはねちょっと設定がSFなのよね
香港の警察がさ
確かに分室ね
そう検視庁と組んで
こっち東京で捜査をするってのがよく分かんないから
中国人犯罪を何とかすると
っていうのがついてるんだけど
でもともかくそういう感じで
中国の警察と日本の警察が組んで
独立運動をしていた
香港の大学教授を追うっていう話です
そして小引き町の仇討ち
これねよくできてるんだけど
この仇にもちゃんと意味がありますからね
ひらがなの仇になってるけど
ここには漢字が二つくっついてくるから
最初は漢字だったの途中でひらがなになったんですよね
なんかそれは気づいたんですけど
この敵の仇と
このいたずらっていうのは
徒労の徒だから
無駄とか意味のない
こっちらは仇
そういうことか
ダブルニーニングになってるの
すげえ
すげえって言っちゃった二人
そういう意味ではタイトルはうまいよね
小引き町はみんな分かんないけどな普通な
小引き町は江戸時代の芝居町です
そういうこと
いわゆる有楽町の映画街とか
でも皆さんタイトルを褒めるってね
タイトルだけ見て
タイトルだけであげるとしたらどれ
私骨牌か
小引き町かな
僕もそう
これちょっと普通すぎると思わない?
そうですねちょっとね
これはね分かるけど
ここいらなくない?
極楽大正
いいですね
僕だったら真ん中の二つで取っちゃうね
これは?
香港警察東京文室
僕これは多分
香港警察東京文室っていう漢字八文字よりは
これこそ
もう本当にぶっちゃけ一番簡単で
この本を読むような人に向けて作るんで
あればドラゴンポリスとかにする
ちょっとジャッキー・チェンとか出てきそうな
なんとかポリスストーリーみたいな感じがいいですよね
だってこの小説自体も香港映画の
ノワールモノに対するオマージュみたいな雰囲気だから
カタカナか
やっぱりもうドラゴンポリスで
中国の竜の絵をバーンって入れたい
いいですね
これに合いそうなこの想定に
僕だったら想定も竜と獣にする
ちょっとなんか池袋の分室
12:00
月村さんは毎回獣鬼の藩なので
トカリフのなんとかとか
スミスアンドウェストンのリボルバーのなんとかがあって
拳銃の形式を全部描くのよ
だからちょっとやっぱり
ここまで固くしなくてもよかったかなって気はするかな
ドラゴンポリス
逆にある意味注目感はありますけどね
これ全部感じだからね
そうだね
でも今回みんなベテランなんで安定はしてたよね
なんじゃこりゃみたいな
あんまりそこまでひどいのはなかったと思います
っていうのがあれかな
ちなみに振り返り年齢46
柿根さん57か
高野さん59
月村さん60
みんなアラカンが多いな
長居さんが46で
46、46をアラカンが3人挟んでいるという作りです
なかなか渋いですね今回はね
渋いってかほんとベテランバカだね
確かに面白いですね
この後本編でたっぷりと語っていきたいと思いますが
じゃあここでお便りいこうしてもいいですかね
お便りまずYouTubeから
181回の石田イラが
時代の
球児を徹底考察
181回の石田イラが
なんとかでしたみたいな
いきなり呼びつけたい
私もそう思いましたけど
タイトルでした
ひろゆきとは何者かの回に
コメントしてくださったんですけど
ひろゆきは交通事故の遺車両を使って留学した
それが彼の人生観を形成する重要なイベントだと思います
という豆知識を
くださったんですけど
すごいですね
交通事故の遺車両を使って留学って結構
有効活用です
結構でかい事故でやられたんですかね
すごい精神力だな
次43歳の女性からです
アダルトビデオの特集で
感想を読んでもらったものです
そんな特集ありましたっけ
アダルトビデオの特集
AVの歴史みたいな
日本アダルト誌みたいな
面白かったよね
面白かったですね
今回小説家スペシャル書けないとき
どうするかがとても参考になり
何度も聞いています
今回小説の賞に
3つ応募しました
まだ200枚を超えた小説を
きちんと書けたことはないのですが
オトラジの意見を参考に
長編小説に挑戦していきたいです
またやっぱり
フィードバックは重要なんですね
賞のフィードバックがない場合は
ココナラなどで添削していただきながら
デビューできるまで
頑張る所存です
ちなみにイラさんが
エブリスタのYouTubeで小説教説をされているのを
何度も繰り返し見させていただいています
懐かしい
そして昔からおっしゃっていることが一貫していて
それなのに
周りはどんどん行使されている様が
素晴らしいなと思います
もちろんこのオトラジは3人でいらっしゃっての
オトラジだと思っていて
早川さんとノアさんの存在も欠かせません
早川さんの質問力とノアさんの素直さがあれば
こその番組だと思います
これからも楽しみにしてます
この人の聞き張り力すごくない?
もう孫択だから
役人とかだったら出世できるな
孫択だから
なんて孫択じゃないよね
孫択でしょ
15:00
優しすぎだよ
思ってくれてですよきっとね
コメントで孫択孫択って誰も
言ったら言われてない
ニューディール清作さん
30代男性からの質問です
本名じゃないですよね
大事ですよね
イラさんヨヘイさんノアさんこんにちは
いつも3人のやりとりを楽しませていただいています
今日は読書に関しての質問です
私は昔から小説を読むのが大好きなのですが
長編に関していつも不思議に思っていることがあります
それは
長編で評価の高い長編ほど
なぜか途中で中だるみを感じることが多いということです
最近では熱言や同志少女よなど
これはどういうことでしょうか
中だるみの時間を超えると
大変面白くおおむねラストで感動し
内容もしっかり覚えています
ちなみに中だるみのない長編は一気に読めますが
後々内容がほとんど心に残っていません
長編における私が感じているこの謎の中だるみ
作者は意図してそういう中だるみを作中に設けているのでしょうか
解説していただけると幸いです
もちろん意図してはいないんだけど
ただリズムって早いばっかりだとダメだよね
映画なんかでもさ
ダイハードじゃないけど
ただひたすらサスペンスが積み上がっていくっていうのって
ああ面白かったで終わっちゃうじゃん
だからどっかで緩やかなところ
ちょっと歯間させないと
ゆったりする
そういうリズムを長編の中で
こうやってうねるリズムが作れるようになると
やっぱりちょっとうまいわけよ
だから中だるみって言うけどそうじゃなくて
そこは全体のトーンを決める
優しい穏やかな部分
そういうのも必要だからね
だからちょっとあれを考えてみて
シンフォニー公共曲ってさ
だいたい4楽章スタイルじゃない
で1章目にバーンってきて
例えばベートベンたらジャジャジャジャーンってきて
で2で3でちょっと中だるみというか
ゆったりしたテンポの章が来た後
最後にまたクライマックスで
ドンとくるっていう
そういう作り方はシンフォニーも長編説も一緒なの
だから中だるみって
言う言葉になると
ダメなんだけどそうじゃなくて
言ってみればシンフォニーのスローなムーブメントだと
思ってくれれば
いやその中だるみの部分がすごくうまい
っていうことも全然あるんだよね
しかも小説は山場より
その中だるみの部分
序盤学習を書く方が
ずっと難しいから
そこを一歩間違うと本当の中だるみになっちゃう
そうそうそうそう
なのでその心に残っているのは当然で
ちゃんといい構成で
組めているので
そう残っているんだよって
感じかな
これでもまさにこの方おっしゃって
長編はそういうのありますけど
短編だとあんまり一気に駆け抜けるのが多い
多いですね
短編はあんまり無駄なものを入れられないので
サクッと作った方があるよね
だから短編はサクッと作って
ギュッとひねる
でもなんか
石田イラファンとしては
僕の個人的な見解ですけど
ちょっとイラさんはどっちにも当てはまらない気が
長編するんですけど
いわゆる全体的にちょっとこう
18:01
ガシガシガシガシはしてない
ゆるくなんだけど
でもいわゆるダラーンじゃないじゃないですか
イラさんご自身でその辺どうなんですか
いやーよくわかんないかな
でもなんかこうやっぱ作品によって
イラさんの色ってすごい変わるなっていう気はしません?
長編の場合もでも読ませるんだよな
急いそはさせないし
呼吸はできるんだけど
でもなんかちょっとここはゆるー
みたいなとこあんま
だからさそれを考えると
文体なんじゃないかな
そうですね
ハリキさんもそうなんだけど
ハリキさんの小説も
読んでてどこが山かとかわかんない
ハリキさんはちょっと特殊ですよね
中田の道がどっかの世界入っちゃったみたいな
必ずある
ずーっと一定のペースなんだけど
その文体がいいので引き付けられると
読んでしまうってとこあるから
それも半分あるかもしれないね
でもなんかやっぱり本読んでる方ならではの質問
レンディー質問でしたね
ありがとうございました
ありがとうございます
さあ本編に入る前にお知らせです
イラさん
法務者から書評のエッセイを始めたということで
ちょっとだけご紹介いただけますか?
そうですね
法務者って周囲者の本を作っている会社なんですけど
そこで6月30日のお昼からかな
作家石平を作った人生の50冊という
書評が半分で
僕自身の経験が半分っていう感じの
なんでしょうね
ちょっと今までにないような不思議なエッセイ
しかも長いんですよね
1回8枚ぐらいあるので
すごい
普通書評ってだいたい1ページぐらいなので
原稿用紙
4枚とか4枚なんですよ
でも今回はその倍ぐらいをかけて
半分半分で書いてるって感じです
ちなみに第1回は
僕が7歳の時に読んだ
SF本にハマるきっかけになった
地底世界ペルシダっていう
もう大ジャンクB級SFなんですけど
第2回は村上春樹さんの新作
なんだっけ?
壁?
もうタイトル忘れちゃった
壁と不確かな壁
なんかと不確かな壁
僕が取り上げたらタイトル忘れちゃったじゃないですか
もうね本当に
街とその不確かな壁
さすが
あのね言っとくけど
本当にタイトルダメだよねこれは
スンベノカフカとかさ
そうですね1984とかね
1984に比べたら今回タイトルが本当に良くないんだよな
小説はまあまあ面白かったな
を書いています
次も楽しみ
いやでも本当これ50冊
これほぼ毎週?
毎週毎週
わお
すごいな
でもね石平エッセイ好きとして今でもたくさんありましたけど
やっぱりなんかちょっともちろん中身は全然違いますけど
僕がずっと昔好きだったのはあるんですけど
25で連載してた
そりゃ今日も青いか
以来の中ねちょっとねドキドキワクワクする感じなので
ぜひURLを貼っておくので
読んでみていただけたらと思います
さあこの後直樹賞の大予想スペシャルいよいよ本編に入ってまいります
続きのご視聴方法は4通りです
YouTubeメンバーシップ
Apple Podcast
サブスクリプション
ニコニコ動画
そしてaudiobook.jp
いずれかの方法でご視聴いただけます
詳しくは概要欄をご覧ください
21:00
それでは本編で
はい

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