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2016-12-09 04:37

Q.26 衣良さんはデータベースを作っていますか?

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衣良さんは何か聞かれたときにパッとデータを引用しながら答えていて尊敬しています。頭の中にすべての情報が入っているのですか?それともデータベースのようなものを作っているのですか?


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こんにちは、プロインタビュアーの早川洋平です。
石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第26回です。
衣良さん、よろしくお願いします。
今日はですね、33歳男性からいただきました。
石田さんはたくさんの本を書かれていますし、何か聞かれたときもパッとデータを運用しながら、
持論を展開されるので、本当に尊敬しています。
そういったデータは膨大になるかと思うのですが、頭の中に全ての情報が入っているのですか。
それとも、あの話はこの雑誌に書いていたというようなデータベースをパソコンで作っておられるのでしょうか。
なるほど。
創作のもとになるようなネタ帳も作っていたりしますか。
僕は物忘れが激しい方なので、参考にしたいです。
これはね、実はね、頭の中に入っているものを使っているという感じですね。
データベースみたいなものをパソコンで作ったら、データベースを作るのだけで半日終わっちゃいますから、
あまりそういうのをしない方がいいと思いますよ。
でも、データベースとか作らなくても、例えばスマホとかでメモを取ったり、スクリーンショットを大量に取ったりしておけば大丈夫なんじゃないですか。
そういうことはすることはあるんですか。
はい、ぽつぽつすることはありますね。
そうなんだ。でもスマホができる前っていうのはどうしてたんですか。
スマホができる前は基本的に覚えてましたね。
メモをするあんまりイメージないですよね。
はい、メモを取らないで、この話面白いと思ったのは覚えているという感じですかね。
なんかその話を聞くと、やっぱりイラさんだからみたいに思いがちな一方で、
本当に大事なことってやっぱり人間って結構メモなくても覚えるのかなっていうふうに思うこともあるんですけど。
仕事でここは本当に大事だっていうことを忘れてポカをする人ってほとんどいないですよね。
なので、自分の記憶力にそんなに不安にならずに、どんどん覚えていけばいいんじゃないですかね。
物忘れが激しい、人より激しいっていうんであれば、細かくメモを取るっていう、それぐらいの対応でいいと思いますけどね。
ちなみにネタ帳みたいなのは、デビューした頃は作ってましたけど、
今はもう作らないんですよ。
作らなくなりましたね。
あ、作ってたんですね。
ええ。
それはなんで今は作らなくなったんですか?
要するにネタ帳の数が膨大になって書ききれないっていうことがわかるからなんですよ。
こんなにいっぱいあるけど、死ぬまで書いても書けないなっていうのがわかるんで、逆にじゃあもういいやみたいな感じになるわけですね。
じゃあ今はなんだろう、そのネタの元みたいなものが、常になんかイラさんどっかに浮遊してる感じなんですかね。
そうですね、いくつかこういうのとこういうのをやりたいなっていうふうに、例えば3本とかあるとしますよね。
そうですね。
そうすると毎日いろんな情報に触れますけど、その中でこれは使えて、これは使えないなみたいなことがそのネタにくっついていくみたいな感じですかね。
へえ、そうか。僕もいろんな人インタビューしてますけど、やっぱりなんだろう、全員が全員じゃないですよね、こう言ってすぐ出てくる人っていうのは。
それって特殊なやっぱり能力なのかな。
いや、多分なんか頭を使ってるっていうよりは、ある種の反射で、条件反射みたいなものでしゃべってる気がするんですよね。
なのでそういう型ができちゃったんじゃないかな。
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そうか。じゃあそれは、程度の差、あれそういう環境にいれば、ある程度誰でもなりうる。
そうですね、はいはいはい。
で、やっぱり普段の会話とかって突発的なもんじゃないですか。
はい。
事前に何を話すとかどういうテーマになるか全くわからないまま毎日話しているんで、普段の会話とか友達と話しているところから、いろいろとこう条件反射みたいなの磨いていくといいんじゃないですかね。
即興ですよね、インプロみたいなところ必要ですよね。
はい。
で、今ますます時代が言葉の時代になっているので、コミュニケーション能力だったり情報力みたいなのをちょっとみんなにアピールしておけると、やっぱりすごく今の社会で生きる上では有利なのかなっていう気がしますね。
ちょっとアピールっていうのは例えばどういうことですか。
いや、もう本当に普段の話の中で、この人は面白いなとかアイデアが豊富なんだなっていうのがあると、何か新しいプロジェクトだったり仕事があるときに名前が上がるじゃないですか。
うん。
その一言が大事なんですよね。
そういう意味ではそれはたくさんの仕入れも必要だけど、それをやっぱり出す?今のまさにすぐ反射して出せるような。
そうですね。どんどん仕入れながらどんどん出していく。で、新しいこれは面白いなということをたくさん用意しておくっていうのが基本いいと思いますけどね。
はい。ということでいわゆるデータベースは作ってないということで。
いや、作らないですよね。
作っても意外とそういうときに出てこないからな、すぐ。ということで参考になったでしょうか。
はい。
はい。26回でした。井田さんどうもありがとうございました。
はい。ありがとうございました。
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