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2018-07-13

Q.102 衣良さんの人生設計を教えてください

衣良さんは何歳まで仕事して、人生の最後はどこで迎えたいですか?

【パブリッシュサロン、はじめました】
 
世界は先が見えず、ネットには攻撃的で強い言葉ばかりはびこっています。
「普通」にしっかりと生きている人が生きづらい困った時代です。
でもほんとうは迷いながら、毎日をしっかりと生きている「普通」の人こそ、主役なのです。

そんな人同士が集まって、本や音楽や社会の話、仕事や恋愛やこれからの世界の話を
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そんな想いからサロンは始まりました。

ユーザとして−−−石田衣良の世界観を味わう。生まれたコンテンツを体験する。
クリエイターとして−−−サロンでの出会いを通じて、創作に打ち込む。
プロデューサーとして−−−サロンで見つけた原石を、世の中に届ける。

それぞれがそれぞれの関わり方で、フィクションを楽しみ、自分の生活を豊かに、展開するためのホームグラウンド。

誰もがクリエイターで、誰もがユーザーで、そして誰もがプロデューサーになれる時代です。
フィクションという入れ物を、ただ味わうだけではもったいない。アイデアの原石を、研ぎ澄ませる工程も楽しめる場所にしたいと考えています。
肩書きの垣根を超えて、みんながそれぞれの想いを叶えるための場所を、オンライン上に作りました。
 詳しくはこちらから→https://yakan-hiko.com/meeting/ishidaira/top.html


00:17
こんにちは、早川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第102回です。衣良さん、お願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日は30代女性です。まさに30ですね。こんな質問をいただいています。
衣良さんの人生設計について。
うわー。
一番聞いちゃい、すなわち怒られるか。
一生かかるお金を試算してみて、過ごし方でかなり差があるかなと感じました。
海外移住や、きめ細かいサービス付きの介護施設など、選択肢も様々です。
衣良さん、何歳まで仕事をして、仕事を終えたらどのように過ごし、人生の最後はどこで過ごしたいですか。
可能な範囲で人生プランを教えていただきたいです。
うわー、でもさ、これ、よくありますよね。
ファイナンスプランナーなんかが、人生でいくらとか、退職するときに何千万ないと困るみたいなことを言いますけど、
嘘っぱちですから。
その段階で、例えば、
戦争が起きてるかもしれない、リーマンショックみたいなことが起きてるかもしれない。
もう、長い目で考えたら無理なんですよね。
だから、僕は人生設計は、厳密には基本的にできないものだと思うんですよ。
僕の仕事だと、小説を書く仕事なので、頭がボケない限り、ずっと仕事できるんですよね。
なるほど。
なので、少なくとも、ここからもう20年ぐらいは多分、
嫌でも仕事をすることになるんだろうなと。
だから、仕事を終えたらって言いますけれど、どこかの段階で綺麗に終えて、100%リタイアするっていう人生は、僕にはもうないので、
そういう意味では、仕事の比率を落として、その余暇の時間を、割合を増やしていくぐらいの感じの、人生の後半しか考えられないんですよね。
その割合って、やっぱりちょっとずつ減ってますね。
減ってますね。
70代を過ぎてしまうと、バリバリ小説を書ける人ってそんなにはいないので、多分やっぱり量が減るんじゃないですかね。
まだちょっと分かんないけどね。
そうです。
今まだすごく元気なので。
今、イラさん、ご自身のケースをおっしゃいましたけど、個人的にはイラさんが特別じゃなくて、対局でいけば今言ったように、あんまり考えすぎてもとは思うんですけど、どうでしょうね。
それに、みんなも今60歳か65歳か分かりませんけど、
なので、小銭稼ぎができる仕事を、何か作っておくべきなんじゃないかな。
そこはやっぱりありますね。
月に5万円でも10万円でも、年金とか貯金以外で小銭稼ぎができて、その仕事が自分にとってちょっと楽しいなっていうようなことを、今のうちから磨いていけば何ができるよ。
03:03
それがいざその時に5万円稼がなきゃいけないでやるのはきついですけどね。
でも若いうちからいろいろ、今だったらメルカリみたいな背取りみたいなこともできるじゃないですか。
僕も本屋さん、古本屋さん。
僕も本屋さんを回って、本を見る目があるので、それをある程度の値段をつけて、Amazonだったりメルカリで売るような仕事は、今日は明日からでもできると思いますね。
確かに。
カメラのレンズとか、オーディオ機器とか、CD本、ちょっといいブランドの古着。
だから、そんなのはもうね、いかがでもできますよね。
そういう、なんだろう、自分でできることって、なんかちょっとうがった見方すると、
それはやっぱり、イラさんの場合はできるイメージ、僕もあるんですけど。
いや、でもみんなでも自分がこれ好きだってことあるじゃないですか。
例えば、縫い物が好きだから、編みぐるみを出そうみたいな、そんなことでいいんですよね。
やっぱりそれ、コツはやっぱり時間かけることじゃないですか。ゆっくり焦らず。
あとは、自分のセンスを生かすことだと思うんですよ。
なので、今ある好きなものとか好きな趣味をきちんとそれなりに突き詰めていけば、いつかそれで小銭稼ぐぐらいはできるようになるよっていうふうには言っておきたいです。
そうですね。
そういう意味ではね、まだこの方30歳だから、もう十分ね、いろいろ。
だから、これ前回のエッチをする前から性病について考えている人と一緒で、30歳で本当に歳をとる前から老後を考える必要ってないんじゃないですか。
あと10年、とりあえずバリバリ思いっきり遊んで、いろんな仕事やいろんな趣味を育ててみて、それから考えてみません?
確かにそうですね。
ちなみに、僕は海外移住はない。
あと、介護施設とかそういうホームには絶対に入らないと思います。
うちの父親も亡くなる直前までちゃんと暮らしていたので、もともと割とみんな体が丈夫だくし、家計の中でね、認知症みたいなのも出ていないので、
たぶん最後の最後まで自分の家で過ごせると思うんですよね。
すごいですよね。
なので、人生の最後はたぶんどこか東京都心で、それは一軒家かマンションかわかりませんけれど、
そういうところで、普通のなんて言うんでしょうね、おしゃれなおじいさんになって、コンサート行ったり本を読んだりしながらある日、エッセイを書いている途中か何かで、書斎で倒れている。
素敵じゃないですか。
でもやだね、その最後のエッセイが声優についてとかあったら。
未完のエッセイ好評って言って、声優とどう向き合うかみたいなのを書いてたら。
発見みたいな、ちょっと見たいような見たくない。
恐ろしいですよね。
でも何でしょうね、先週の方も今週の方もいわゆる30代で、伊良さんのおっしゃっていることを分かりつつ、ただ自分も振り返ってみると、やっぱりこのぐらいの時考えましたね。
やたら人生設計の本を読んだりして、でもやっぱり暗くなって、その後僕は幸運にも伊良さんとかいろんな方がいて、いい意味でどうでもいいかみたいに、どっちにそこで触れるか。
06:03
でもね、そこに関してはたぶん一緒だよ。
一緒。
みんな一瞬考えるんだけど、やり続けられなくてどうでもよくなるっていうのがほとんどの人間なので、
うん。
この人も来年にはすっかり忘れて、なんか飲んで歩いてると思いますね。
それでいいんじゃないですかね。
ただ、その人生設計どうこうっていうんであれば、海外、世界の株の積み立てみたいなのをやっておくといいかもね。
そこはずっとおっしゃってますよね。
この20年ぐらいでも、実は海外株の積み立ては、どこかの、ごくごく本当に世界分散投資で、ヨーロッパ、アメリカ、アジア全部を買うやつで、
うん。
100パーついたって言ってましたね、この20年で。
あ、100パーですか。
だから100万円が800万になるってこと。
すげえな。
なので、それを今のうちからコツコツやっておけば、月に2万円ぐらいでいいと思う。
あとはあんまり余計なこと考えずに。
考えない考えない。
その日楽しめる。
で、値が上がっても下がっても放っておく。
で、10年、20年やれば、そこそこいってますよ、必ず。
そうですね。
なので、世界の人類がみんなでバリバリ頑張って稼ぐところに乗せてみましょう。
ということで、楽しくいきましょう。
そうですね。
そうですね。でも老後のことは本当に心配しても無駄。
そうですね。
人間の歴史に行っているのは当人ではどうにもならないことなんで、
放っておくしかないよ。運命だもん。
ですね。
さあ、この番組では皆様からの質問を募集しています。
また、イラさんと双方向でつながれるオンラインサロンの会員も募集しています。
詳しくは公式ホームページをご覧ください。
今日は第102回でした。
イラさんありがとうございました。
はい、ありがとうございました。

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