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2018-06-15

Q.99 別れた彼氏のことが忘れられません

他の誰と会っても彼がやっぱり好きだと思うばかりです。どうしたら辛さが和らぐでしょうか。


【パブリッシュサロン、はじめました】
 
世界は先が見えず、ネットには攻撃的で強い言葉ばかりはびこっています。
「普通」にしっかりと生きている人が生きづらい困った時代です。
でもほんとうは迷いながら、毎日をしっかりと生きている「普通」の人こそ、主役なのです。

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そんな想いからサロンは始まりました。

ユーザとして−−−石田衣良の世界観を味わう。生まれたコンテンツを体験する。
クリエイターとして−−−サロンでの出会いを通じて、創作に打ち込む。
プロデューサーとして−−−サロンで見つけた原石を、世の中に届ける。

それぞれがそれぞれの関わり方で、フィクションを楽しみ、自分の生活を豊かに、展開するためのホームグラウンド。

誰もがクリエイターで、誰もがユーザーで、そして誰もがプロデューサーになれる時代です。
フィクションという入れ物を、ただ味わうだけではもったいない。アイデアの原石を、研ぎ澄ませる工程も楽しめる場所にしたいと考えています。
肩書きの垣根を超えて、みんながそれぞれの想いを叶えるための場所を、オンライン上に作りました。
 詳しくはこちらから→https://yakan-hiko.com/meeting/ishidaira/top.html

00:18
こんにちは、早川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第99回です。
皆さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日38歳、女性からいただいてみます。
別れて1年になる彼氏のことが忘れられません。自分が感情コントロールできず、怒りをぶつけてひどいことを言ったのが別れの原因です。
なるほどね。
何度も謝りましたが、一向に返事がないので、自殺をほのめかしてしまい、それ以降一切の連絡を断たれてしまいました。
何度も公の場では会って、少し会話します。他の誰かと会っても、彼がやっぱり好きだと思ってしまいます。彼のことが恋しいです。自分が悪いのは100も承知です。辛い気持ちが消えません。どうしたら辛さが和らぐでしょうか?ということです。
いやー、これに関してはね、彼女は怒りをぶつけて、
ひどいことを言った。それが別れの原因だと言っていると思うんですけど、彼はそこに至るまで、本当に100回くらい耐えていると思うんですよね。
なるほど。
この人、ひどいことを言ったのは、それを1回だけじゃなくて、何度も何度も繰り返して言っていると思うんですよ。しかも最後に自殺みたいな、もう本当に重いワードをぶつけたじゃないですか。
そうですね。
それを言われたら、やっぱり普通の男の人は、もうこの人に振り回されるのはダメだし、自分の人生を始めないといけないという、そういう感じですよね。
そうですね。
そういう気持ちで連絡は立っていると思うんですよね。
うん。
で、今回もこの短いメールですけど、正直言って自分の辛さのことは全部書いてあるけれど、彼の立場だったり、彼の辛さみたいなことに対する共感とか同情心とか全然ないですよね。
そうですね。
自分で精一杯。で、辛い気持ちはわかるんですけど、それではやっぱり、次にもし彼と再会して付き合い始めても、うまくいかないですよ。同じことをやるから。
うん。
なので、まあこういうのはもう性格だからしょうがないって言っちゃえば、そよがないんだけど、
はい。
やっぱりもうちょっと人のことも考えた方がいいんじゃないかな。
そうですね。
うん。で、この辛い気持ちが消えませんって言うけど、それに関して言えば、どんな辛い気持ちも時間です。
うん。
1年でしょ。
うん。
2年、3年って経てば、それは消えていくんで。
確かに。
今38ですから、39歳、40歳前ぐらいで立ち直って、次の彼氏を探すっていうのがいいんじゃないですか。
うん。
ただ、やっぱこの人、自分の患者のコントロールをそろそろしようよ、40なんだから。
うん。
ね、なんでしたっけ、論語講師だと、40歳にして惑わずだっけ。
不悪。
そうだね。だから、惑わずに自分を抑える。
うん。
知事の劇場に駆られて、たぶんひどいこと、ものすごくひどいこと言ってるんですよ。
03:01
そうですね。
こういう人は。で、それを同じナイフを自分にも向けてるんだけど、それを自分にも人にも向けるのをやめるようにしましょう。
うん。
言葉で傷つけたり、人を殺すってことは本当にたくさんあるんですよね。
事情は一切わからないですけども、正直こう、自殺ほのめかされると。
うん。
いや、どっちが悪いのかわかんないですけど、それでやっぱちょっと普通の関係はよ、なんか。
無理ですよね。
ですよね。
そう、この人と付き合い続けていると、自分の人生がめちゃくちゃになるってやっぱ思うからね。
うん。
もうちょっと自分を客観視しましょう。このメールも、やっぱ彼が読んだら、ああ、まだ変わらないんだなって思うと思いますよ。
うん。
まあもう、時間が経つのってことですかね。
そうだね。あの辛いのは時間が経てば必ず癒えていくし、変わっていくので、ただその辛い思いの中で、自分だけが辛いっていうのばっかり見てないで、その中に彼氏の気持ちとかを時々考えませんか。
うん。
それがわかっていくと、この辛さも、ああ、仕方なかったんだな、あるいは彼のことを傷つけて申し訳ないな、みたいな気持ちが出てくると思うんですよね。
うん。
うん。
それをちょっと生かさないと、次もまたわかんないですよね。
うん。しんどいと思う。
うん。
はい。さあ、この番組では皆様からの質問を募集しています。また、イラさんと双方向でつながれるオンラインサロン、世界フィクションでできてるの会も募集しています。詳しくは、公式ホームページをご覧ください。
はい。
今日は第99回でした。イラさん、ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。頑張ってね。

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