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2020-02-13

【オトラジ#5】なぜ中国で新型ウイルスが発生するの?新型コロナウイルスより恐ろしい『インフルエンザ』の脅威を語り尽くす!

なぜ中国で新型ウイルスが発生するのか!?
SARSや新型コロナウイルスよりも恐ろしいインフルエンザについて解説します!

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【石田衣良 大人の放課後ラジオ】
小説家石田衣良が、若い仲間たちと大人の放課後をテーマにお届けする、自由気ままな番組です。映画・マンガ・本、音楽など最新カルチャーから、恋愛&人生相談、ほんのり下ネタまで、日常のひとときを、まったりにぎやかにするエイジレスでジェンダーフリーなプログラムです。

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バレンタインデーを記念して、
2/13(木)頃から「恋愛相談スペシャル」を生放送で配信します。
下ネタも大歓迎!あなたの質問お待ちしてます!


00:10
こんばんは、石田衣良です。
武井広奈です。
茅川保哉です。
また始まりましたね。
大人の放課後ラジオですが、今さ、ニュースの半分ぐらいが、例の武漢のコロナウイルスじゃない?
すごいですね。
ね、すごいね。
本当に不安になっちゃうぐらいやってますよね。
そうそう。ということでですね、今回はタイムリーな、しかもちょうど冬でもあるということで、
ウイルスとは何かっていうのを、ちょっと学んでみようかなっていうことですかね。
まさにですね。
ウイルスって身近ですけどね。
そう。でも身近だけど、ちゃんとあんま考えたことない。正直なんかこう、ほら、それこそだから、新型肺炎とか、インフルエンザとか、風邪とか、どれがどれだか分かんないし、風邪ってそもそも、なんかそんな病気ないみたいな。
うん。
よく分かってないっていう。
そうね。
本当ですよね。
ということでですね、まあちょっと、今回の武漢ウイルスのおさらいから入ってみましょうか。
はい。
はい。もうでもね、みんなこれ、ほとんどいろんなニュースで見てると思うんですけど、いいよ。
はい。ちなみに、一番武漢ウイルスに近いのがですね、このSARSですね。
うん。
2002年、これさ、北京から始まったんだって。
へえ。またこれも中国なんですね。
だからやっぱ中国って、いろんなべきあるよね。
うん。
人口が多いか。
も、そうだし、あの、中国ってさ、あれ覚えてます?あの、世界の大殺戮。
はいはいはい。
で、飢饉が何回もあったじゃん。
はいはいはい。
なので、野生の動物、なんでも食べるのよ。
ああ。
足が4本あるものは、机以外食べるって言うじゃない。このテーブル以外食べちゃうんだから。
だから、いろんなもの食べちゃうんで、どうしてもね、ウイルスが入ってくんだよね。
なるほどね。
で、ちなみにその時は、9ヶ月で収束するんだけど、患者さんが8000人。
で、死者がね、800人ぐらいなんで、まあ、ほぼ10%近い死亡率だったんだよね。
うーん。
で、今回の武漢ウイルスですけど、こちらは今、感染者が6000人ぐらい。今日は1月30日なんだけど。
現在。はい。
うん。で、死者は170人ということで、死者は2%、3%まではいかない。2.何%。
うん。
だから、SARSに比べると、感染力が強くて、死亡率が低いというのが、あの、
武漢ウイルスなんですよね。
うん。
で、こういうのってさ、テレビでも専門家の人は、なかなか言えないじゃない。
え、そうなんですか。
なので、あの、ちょっと僕は素人なので、逆にズバリと、真実をじゃあ皆さんに言おうと思います。
はい。
はい。
こういうことです。
えー、今ですね、YouTubeで動画を見てる人は、まず大丈夫。
大丈夫?
なんで、なんでですか?
いや、もうね、単純に言って、このウイルスって、あれなんです。また、もう一枚めくりますと、
03:01
あの、亡くなってる人が、ほとんどね、70歳以上なの。
やっぱ高齢者?
そう。あの、初期の50人ぐらいの死者の平均年齢は、73歳なんだって。
えー。
で、若い人はもう、向こうでもうみんななってるんですけど、みんな治ってんだよね。
うん。
で、しかも70代以上でお年寄りの上に、持病があったりするんだって。
あー。
その、糖尿病とかさ、心臓病とか、あるいは手術をした後で感染力、免疫が弱ってるとか。
はい。
普通に健康で、普段丈夫に暮らしてるような人が、かかってすぐに死ぬっていうような怖い病気では全くないってことですね。
なるほどね。
ちょっと安心しましたね。
そう。
うん。
だから、まあ、これに関してはね、今みんなすごい騒ぎになってますけど、そんなに心配しなくて大丈夫。
毎日、あの、仕事で中国人の環境悪に触れるっていうような人以外は、まあ、普通にしてれば平気だよっていうふうに思います。
結構。
もうね、今日現在ですけど、それこそ、あの、僕横浜ですけど、地元のドラッグストアっていうと、もうマスクないし。
うん。
なんかもう、もうあの、なんかほら、マスクがちょっと防護されるようなアルコールスプレーとか、それも全部売り切れて。
いや、だからさ、Amazonのさ、あの、売ってる人すごいよね。えぐい商売してる。
確かに。
僕、見たんだけど、ほんとさ、あの、10枚入り、20枚入りで2000円か3000円のやつが、7万とかで売ってんの。
えー。
5万とか7万とかで売ってる。
それはひどいですね。
だから、すごいなと思って。
それでも見ると、やっぱ今の状況ですけど、ほら、いざ震災の時ね。
うん。
直後、水とかいろいろ。
あー。
みんなすごい殺気だって。
あったね。だから、僕それね、悪いクソだと思うよ。
はっきり言って、マスクは、あの、気持ちの問題でしかないって言ってるからね。感染症の研究者は。
そうなんですか。
自分たちもマスクをしてるけど、それでうつらないことはない。ただ、マスクをすれば気が済むからって言ってる、医者は。
ほんとそうですよね。
そうなんですね。
うん。だからね、今回これだけ騒ぎになっている武漢ウイルスなんですけど、実はその感染症のプロたちの間では、
うん。
ズザーン。
上の方に細かく書いてありますね。SARS、武漢ウイルス、エボラウイルス、HIV。あの、エボラウイルスに関して言えば、あの、今後発症の出血熱なんですけど、
はい。
これは死亡率が90%近い。
90?
そう。恐ろしいよね。90%だから。
いや、すごすぎ。そんなものがあるんですね、逆に言うとね。
あのね、すごすぎるからいいんですよ。
え、どういうことですか?
いや、要するに、ある村でこれが発症すると、
うん。
150人とかいると、そのうちのほとんどかかった人が死んじゃうから、そこからもう外になかなか出ていかないの。
あ、そこで感染する。
あまりにも強すぎて、みんな死んだらもう、
なるほど、なるほど。
そう、感染した人が遠くに行くなんてできないじゃない。
はいはい。
なので、封じ込めが簡単なんだって。
勝手にある意味隔離されてるみたいな。
そうそうそう。そして、HIVね。
はい。
えっと、HIVは今、あの、薬が、いい薬ができて、ね、1日1錠か2錠を飲めば、ずっと抑えられるってことになってるんですけど、
はい。
実は、歴史的に見ると、
死者の累計は、2500万人いるの。
06:01
2500万人。
エイズはね、HIVは。
こんないるんですね。
うん。2500万人死んでる。フレディ・マーキュリーも死んでるじゃない。
確かに。
結構最近ですよね、あの、HIVって分かったの。
そうだね。
ここ30年ぐらい。
そうね、それを最近って言えばそうだけど。
僕も今さ、親みたいな。
ただ、こういうさ、いくつかあるすごいウイルスの病気、この感染症を、全部、プロの専門家たちはね、ピーナッツだって言うんだよね。
さっきから、は?って気になってたよ。
うん。
うん。
ピーナッツって、ピーナッツおつまみ?
ピーナッツって言ってみれば、もう、子供だましのおつまみで一口で済むよって、いいぐらいのこと。
へー。
なので、この、武漢ウイルスとかHIVよりさらに怖い、その、ウイルス感染症の王様っていうのがいるんだよね。
王様。
はい。
王様。
それが、今回のテーマ。
ザザン。
武漢ウイルスより恐ろしい、えー、感染症の王様。
これ今、えー、年に1億人かかっています。
で、去年1年間の死者が、あの、新しいネットフリックスのパンデミックっていうドキュメンタリーでは、去年の死者が65万人だって、世界で。
へー。
65万ってこと?
うん。今、武漢ウイルス170人でしょ。
はい。
65万人だと、桁が2つ違うもんね。
うんうんうん。
はい。そして、その感染症の王様こそ、ザザン。
ザザン。
インフルエンザなんですね。
おー、聞きなじみのある病気ですね、これは。
特に聞きなじみ。
聞いてたんだよね。
個人情報だけで言っちゃったけど。
いや、全然、もう、引いてました。
今月、私、もう、インフルエンザでしたよ。
え、大丈夫だったの?
人生初のインフルエンザだよ。
初めてだね。
うそー。そういうことないよ。
え?
何回か、必ず引いてるから。
本当ですか?
気づかずに発症しない。
気づかなかったのかな?
いや、だから、普通の風邪だと思って寝てて治ったっていうようなことはあるけど、インフルを全く引かない人ってほとんどいないんで。
いや、もう、今回は本当にもう、ザ風邪っていう感じで。
つらかった?
つらかったですよ。もう、38度あって、もう、車で病院まで連れてってもらったんですけど、車の中でこんな感じになっちゃって、なんかもう、背筋ピントできない感じでした。
ちょうどこの収録ね、もう、月何回かあるけど、前回の時ね、またちょっとプライバシー明かしちゃいますけど、もう、ほら、仕事しまくっててさ、なんかもう、抵抗力弱まってたから、気をつけてね、みたいな感じで、僕ら別れましたよね。
いや、本当にそうですよね。
いや、あの時、もうダメだったの?
みたいですね。その後、すぐ発症したんで。
あー。僕たち、うつんなくてよかったね。
本当に。
発症してないだけかもしれない。
あー。それもあるんだよな。
でもね、そんなナオクと死んでる病気に私もかかっていたという。
そうだね。ちなみに、インフルエンザと言われてさ、なんでインフルエンザかなって思わない?
うん。インフルエンザって、なんか、薬飲めば治るし、そんなに死ぬ病気なのかなって。
でも、このインフルエンザっていうさ、その言葉自体さ、あれに似てるじゃない。
インフルエンザ?
ネットのインフルエンザに。
最近、そうそうそうそう。
思います。
だから、その通りのままなの。
要するに、インフルエンザって影響力のある人ってことじゃない?セレブの。
うん。
なので、インフルエンザは影響力みたいなことなんですよ。
やっぱ語源っていうか、言葉は大枠で一緒なんです。
うん。あのー、イタリアで、まあ18世紀ってさ、星占いとか好きじゃない?
09:01
で、この病気がなんだか全く誰も分かんなかったの。
で、毎年冬になると流行る。おかしいな。
じゃあ、その星の巡り合わせで、こういう病気が発生する。
だから、空の星による影響っていう意味で、影響の病気、インフルエンザ。
っていう名前にしたの。
たまたまなんだ。
えー。
ちょっとかっこいいよね。
かっこいい。おしゃれですね。なんかね。
あのー、双子座なんとかみたいな感じだよね。
確かに。確かに。
いやー、ということでですね。で、今回は、まずね、僕なんでこんなにね、ウイルスのこと詳しくなったかっていうと、
確かに。
小説なんですよ、やっぱり。
そうだ。
あの、ブルータワーってSNSを書いてて、
読みました。
で、これがね、あの設定の中でね、
あのー、コウマっていう、
死亡率、エボラ出血熱の88%と同じ死亡率を持つ、
インフルエンザの生物兵器っていうのを書かなきゃいけなくなったの。
えー。
書かなきゃいけなくなったっていうのは?
だって、小道具として出てくるし、これが物語のキーを握ってるから。
うーん。
仕方なく。
仕方なくっていうか、だから、ウイルス学の本とかさ、それを山のように読んで、
えー、難しい本。
この小説のためにさ、新宿にあるさ、国立感染症研究所のさ、
ウイルス学のところまで取材に行ったからね。
えー、すごい。
いいよ、すごい。
かっこいい、やっぱり。
レベル3の研究室って。
それって、単純な興味なんですけど、その国立なんとか研究所、みたいには、
要はイイラさんが、要は当たり前ですけど、作家の石田入ですと名乗って、
今度こういうのを題材にしたから、ちょっと取材させてください。
そうそうそう、そういうことそういうこと。
へー。
そうすると、あのー、研究所の中を案内してくれて、2時間、3時間って話をちゃんと聞けるわけよ。
へー。
面白いな。
いや、面白かったよ。
どうですか、その施設。
でも、結構ブルーターって、もう結構前ですもんね。
そう、結構前ですね。これももう10、えー、でもこれ。
15年くらい経ってんじゃないですか。
あのー、9・11の後だから、あれ何年だっけ、2005年くらい。
2001年。
2001年か。
じゃあ、その翌年くらいだから、もう20年近く前だな。
そうだ。
だから、よく覚えてるよね、ウイルスの話。
いやいや、ほんと思います。
そう、それでさ、研究者に聞いたら、いや怖いのは別に、ああいうのじゃないんですよ。
インフルエンザが何より怖くて、世界中の研究者がみんな、毎週毎週冬になったら、連絡をやり取りして、出現をチェックしてるんですって言うから。
そう、だからね、ほんとに謎だよね。ちなみに、その驚異の生物兵器の名前は、黄色い悪魔と書いて、コウマと言います。
コウマ。
そう、コウマによって世界が滅んだ後の話なんだよね、この話。
うんうん。
それに匹敵するぐらい、インフルエンザは凄まじい威力があるってことですね。
そう、その最悪の回が、今回のテーマになります。
おお。
はい、そうそう。だからね、あのー、武漢ウイルスとか、これだけ騒がれているんですけど、
はい。
あのー、基本的に、その手の武漢ウイルス、エボラ、HIVなんかよりも、さらに恐ろしいインフルエンザの基礎知識を、今回は、あのー、ちょっと軽く勉強してみようかなっていうことですかね。
12:06
いいですね。
まあ、ヒロナさんも、ほら、インフルかかったことないという一応、自覚。
で、俺も2年ぐらいまでなくて。
うん。
で、なんか、それこそ、インフルエンザ、ほら、毎年予防ワクチン打っててもかかってる人いるから、なんか逆に、俺一回、一昨年初めてかかって、熱出なかった。
えぇー。
まあ、あのー、なんか飲んでるからもあるんですけど。
で、余裕で5日間隔離されて、なんかぐっすり休めて、インフル、やっぱ怖くないなぐらいに思ってるんですけど、やっぱりちゃんと学んでおいた方がいい。
いや、あのね、普通のインフルはまずそうなんですよね。
うん。
ただ、やっぱりさっきのあの、武漢と一緒で、あの、お年寄りだったり、もともとちょっと呼吸器系が弱いとかさ、
はいはい。
あるいは、なんか、糖尿病とかあるっていう人にとっては、なかなか大変なの。
なるほどね。
だから、あのー、インフルエンザで日本でも、まあ、毎年何万人も死んでるんだけど、大体はお年寄りが引いて、まあ、インフルエンザ性の肺炎みたいなので、病院でひっそり亡くなると、
あ、寿命だったねとかさ、肺炎で安らかに亡くなりましたねってことになるんだよね。
うん。
だから、あんまり目立たないってことかな。
ってことですね。
うん。
ありすぎて目立たない存在ってことですね。
そうですね、はい。そして、次。おー、これなんて書いてある?
はい。で、今回のテキストはですね、あれこれ読んだ資料の中で一番面白かった、これです。
えー、4000万人を殺したインフルエンザ。えー、いいタイトルですね。なんかさ、殺戮のベスト20以降さ、人が死ぬの、面白くなっちゃったよね。
ちょっと面白いですね。
ちょっと多いですよね。
うん。そう、ちなみに、えー、これ、ピート・デイヴィスっていう、あの、科学系のライターの人が書いた本で、えー、要するに、1918年、突如出現して、世界で4000万人とか5000万人を殺したっていう、謎の共毒性のインフルエンザを追うっていう、もうミステリーみたいな本なんです。
これほんと読んでて小説というかね。
うん、面白いよね。
そんな感じでしたね。
はい。
ちなみに、えー、なんだ?おー、こっからじゃあちょっと、ごめん、もう立って書きます。
はい、お願いします。
謎のなんか球体がありますけど。
これさ、ここだけ、今日ね、ここだけ覚えてほしいんですよ。あとはもう大丈夫なんだけど。
あ、え、ここが重要なんですか?
ここ結構重要なんです。
へー。
ここを覚えておくと、インフルエンザってどういう風に人間に取り付くかがわかるし、特効薬がどういう風に作られてるかが全部わかるんです。
へー。
えー、こんな風にありますね。はい。
はい。
はい。
丸があって。
はい。
丸がインフルエンザウイルスです。
あ、その丸がウイルスなんですね。
そうなんです。で、丸、で、ここの表にこうやってね、赤と、
はい。
これ全部書かないですけど、びっちり、赤と青の、というか、赤と青ってたまたま今なってますけど、こういう突起がこうやって出てるんです。
え、そのインフルエンザウイルスからですか?
15:00
そうそうそうそう。
うん。
全体で、えーとね、100万分の1メートルぐらい。
100万分の1メートル。
はい。
うん、全然想像ができません。
えーと、0.1マイクロメートルってことかな。なんともかくね、めちゃくちゃ小さいって覚えればいいです。
なるほど。
ちなみにどれぐらい小さいかっていうと、僕たちが、これだとするじゃない、インフルエンザウイルス。
はい。
ひろなさんとか、やおいくんが。
はい。
そうすると、えー、人間の体の大きさは地球です。
へー。
だから、それぐらいちっちゃいの。
だから、あの、地球の上に人がポツって乗っかったっていうのが、インフルエンザウイルスが人間の喉の方のこの辺に入ってきた感じなんです。
なるほど。
それがさ、でも、あんなだるくなるんだよ、地球全体が。
なるほど、なるほど。
はい。そしてですね、ここの赤を拡大します。これ先っちょがこうなってるんですよね。
うん。なんかチュッパチャッポスみたいですね。
はい。
そして、えー、この赤のことを。
えー、エッチ、ヘマグルチニンって言います。
ヘマグルチニン。
これ覚えなくていいです。
ちょっと覚えたくなりましたね。
はい。エッチだけ覚えてください。エッチ。エッチ、ヘマグルチニン。
はい。
これは何かっていうと、ここの出っ張りが人間の細胞のにある穴ぼこにピタッとはまってくっつくんです。
へー。
こうやってくっついて、中に入ってくの。
すごいな。
ここのシアル酸っていうのが人間の細胞の表面には入ってくるんです。
すごいな。
人間の細胞の表面にはあるんですけど、呼吸器の。
うん。
そのシアル酸にくっついて、えー、取り込んでいくんですね、中に。
で、こんなにどんどん中に入っていくと。
なるほど。
そして、この青が、えー、青がですね、これがNです。
N。
これノイラミニダーゼって言います。
難しい。
これ覚えなくていいです。
で、Nね。
N。
でさ、よくさ、インフルエンザのことをみんな、あー言ってません?
あのー、エッチ、ヘマグルチニン。
このH1、N1。
はい。
H1、N1型インフルエンザとか言うじゃないですか。
言います、言います。
要するに、このヘマグルチニンとノイラミニダーゼっていう型の組み合わせが、インフルエンザの種類になるんです。
なるほど。
そう。
N型、H型。
うん、だからこれね、Hが16かな、Hが。
で、Nが9個あるんですよ、1から9まで。
はい。
で、インフルエンザなんで、いろいろ組み合わせがあって、144種類あります。インフルエンザって144種類あるから、そんなあるんですよ。
そんなにあるんですか。
そう。しかも、一番ここで覚えておいてほしいのは、この型、H1、N1型が変わって、H2、N3型になると、ワクチンが効かないってことなんですよ。
マジですか。
なので、必ずこの、そのとき引いている型のワクチン以外は効かないっていう恐ろしい話なんだよね。
へー。
そんなものが、勝手に生まれたんですか。
そう、勝手に生まれたんです。
18:01
じゃあ、144種類のワクチンがもちろんあるってことですよね。
あのですね、実際にはそれはとっても作りきれないので、なんかスイスかなんかに学者がみんなで集まって、来年はこれとこれとこれが流行るなぐらいの感じの3つで合わせて、ワクチンを作ってるだけなんです。
ファッションみたいですね。
なので、外れたら大変。
ほんとですね。
そう、だから来年はピンクが流行るって言って、ブルーが流行ったりすると、もうワクチン全滅です。
へー。
でも、そういえば言っても、ほら。
卓球とは違ってさ、ちゃんと研究してるから。
そういうことですよね、みんな。
カバーちゃんとできている年の方が多いんですよ。
うん。
なんでそんなのわかるんでしょうね。すごいな。
いや、すごいよね。ちなみにね、この赤と青がもっとすごいのよくできてんの。
さっきさ、これはCRさんにくっついて、細胞に取り込むって言ったじゃないですか。
うん。
で、そうすると、この中のものがこの中に入って、もう次のやつめくれる?
あ、それももういいね、めくって。はい。
あ、終わっちゃいましたね。じゃあ、その次です。
はい。
えー、もうね、ほんとにね、ずいずしいんですよ、ウイルスって。
はい。要するに、人間の体の中に入って、体の中にある素材を使って、自分たちの子孫をどんどん増やしていくと。
うん。
だから、こうやって一回、喉とか鼻の奥の細胞に入ると、
この細胞の中で、山のようにこうインフルエンザができちゃうんです。
あ、その細胞に取り付いて、
中で増えるの。そう。
ところが、一つ面白いのは、このペマグルチニンがあると、くっついたままで、外に出られないんです。
だから、ノイラミニダーゼの先って、まあ、これシンボリックに書くけど、こういうふうになってると思ってください。
爪みたいです。
ハサミです。
ハサミか。
ここで、ここを切って、これが外にこうやって出ていくんです。
ええ。
で、他の細胞に取り付いて、さらに増えるっていう。
めちゃくちゃ賢いじゃないですか。
何かの力働いてるとしか思えない。
そう。
本当ですね。
だから、取り付く手、それと、それを切って逃げるハサミっていうのが、表にびっちり生えているっていう悪質でしょ、インフルエンザウイルスって。
これがさ、何?
100万分の1メートルの大きさで、そこから銃がうよいよ飛んでいると思ったら、もう。
ええ。
それはね、この言い方かわからないですけど、まあ、イラさんがやっぱり小説にもちょっとね、使いたくなるような。
そう。ものすごい良い設定なんですよ。
でも、すごい分かりやすかったですね。
一瞬、何の専門家の方か、ちょっと幻覚を覚えましたよ。
ちなみにね、あの、今、え、薬飲みましたよね、インフルエンザ。
飲みました、飲みました。
え、何てやつ?
イナビルっていうやつ。
イナビル。
ちゃんと持ってきてます。いいですか。
持ってきました。
例えば、ザミナビルとかいうじゃないですか。あれは全部、このノイラミンダーゼをやっつける薬なんです。
21:01
ここ、ハサミじゃない。このハサミのところにこうやって、プラグを入れちゃいます。
ハサミをシャキシャキできなくするんだ。
シャキシャキできなくする。
すごい。
あの、ノイラミンダーゼ阻害薬っていうんですけど、プラグ薬とも言いますけど、これで離れられなくなるとどうなるかっていうと、こうやって中にはまったまま、細胞死んじゃうよね。
こんな風に全部ウイルスにされたら。
うん。
で、死んだ細胞はそのまま人間の免疫系に、ウイルスごとパクパク食べられちゃうんです。パックマンみたいなのが来ます。
へー。
で、食べられて死んじゃうんで、風邪の症状が良くなっていくという。
面白い。
ねー。よくできてるねー。
へー。細胞が繁殖しなくなるってことなんですね。
そうそうそう。外に出て増殖できなくなって、どんどん結局死んでいくってことなんですね。
なるほど。これどこまで進みましたか?
もうこれでいいです。はい。
はい。
実は今までなぜこんなにインフルエンザとかウイルスがなかなか治らなかっていうと、細菌とウイルスの違いなんだよね。
細菌とウイルス。
細菌とウイルス。
はい。でもこれはもう、なんていうの、生物学の初歩だからちょっとみんな覚えてるでしょ。
え?
ほら、細菌っていうのは別に人間の細胞なんかなくても細菌だけで生きていける。独立した存在なので、逆に言えば薬で狙い撃ちできる。
あ、なるほど。
うん。だからほら。
抗生物質とかだとやっつけられるじゃん、細菌は。
はいはいはいはい。
なのでいろんな菌が特効薬、例えば結核菌だったらトレプトマイシンみたいな抗生物質ができて、ほぼもう人間にとって害はなくなったじゃない。
ところがウイルスの場合、がんと同じなんだよね。
そっか。
そう。
今すごい重要性がわかった。重大なことだっていうことがようやくわかりました。
ようやくわかりました。
そこは何?
そこは何?僕も気になります。
だって人間の大切な体を作って細胞に取り付いてっていうことは、その細胞ごと壊さないといけなくなるってことですよね。
そう。でも細胞を壊す薬っていうのは人間の体にとって毒に決まってるじゃん。
そうですよね。
そうですね。なのでずーっと薬がなくて、さあどうしようっていうところ、これ本当にがんと同じで、で、今の技術でだんだんと新しい抗ウイルス薬、あるいは抗がん剤みたいなのが作られるようになったんだよね。
うんうんうん。
なるほどね。
面白いね。
でもこのあれですよね、その直接やっぱり細胞壊せないから、そのノラNの方だけをこうなんて言うんだよね、制御するっていう薬を作るとか、なんかやっぱ賢いですよね。
賢い。人間って賢い。
人間賢い。本当に。びっくりします。
このね、さっきイラさんが紹介したこの4000万人を殺してインフルエンザ、僕も読んでて、結構分量あって途中で正直脱落しそうになったんですけど、でも一つのね、そのインフルエンザっていうその世界的なパンデミックのために、
しかもこれ20年くらい前の本じゃないですか、もうその時からずっとさっきイラさんおっしゃったようにね、毎年毎年もう全世界の精鋭が集まって、もうなんかもう死ぬ気でいろいろやってるみたいな。
うん。
24:00
だからそれがあってのこれなんだなっていう。
うん。
いや面白いんだよね。
本当だな。
だから僕も今回もさ、ちょっとニュースとか見てて、お医者さんって偉いなと思うよ。
うん。
特効薬も何にもないとこさ、
本当ですよ。
マスクだけしてさ、治しに行かないといけないんだもんね。
そうですよね。
患者さんいるから見ないといけないし。
うん。
あれ地獄だと思うな。
私人間だから当然ミスだってね、正直あるわけで。でもそういうのでミスしたらもうね、めっちゃ叩かれるし。
いや本当ね。
本当ですよね。
はい、そして次。これさっきのプラグ薬の話ですね。でも本当よくできてるね。ハサミのところに何かをはめて、ハサミを使えなくしてやろうって。しかもこれ超超マイクロレベルの話ですからね。
ちょっと一般人にはどうやってそれを見つけて、どうやってそういうものを作ってるかってわかんないし。
いや本当謎すぎますね。
いやだからさ、その辺もなかなかだよね。
ちなみにこれはもうドル箱だからものすごい儲かるんだけどね。世界中でさ、何千万錠とか売れるから。
何千万錠。
はい、そして。じゃあさ、結局あるじゃないですか。ワクチンもあるし、プラグ薬もあるから、インフルエンザが今度新型のが流行っても大丈夫じゃないのってみんな思うじゃないですか。
うん、そう思いましたよ、完全に。
思っちゃってますね。
もうリラックス感がない。
もしかしたら、感染症の専門家に聞くと、いえいえ、そんな甘いもんじゃないんですってって言われるんですよ。はい。
はい。
パンデミックが来てしまうと、もう基本的にお手上げなんだって。
お手上げ?
うん。要するに、薬も100万錠は用意できるけど、1000万錠、1億錠、5億錠とかは作れないんだって。
作れないってのはどういう?
要はキャパシティがないんだよ、そんなに。だって製薬会社だっていろんな薬を作ってる中の一つのラインで作ってるだけなわけだからさ、こういうね、タミフルみたいなやつは。
だから、1回バーッと流行ったら、感染の最初の段階で、ほぼ薬もワクチンもなくなって、まあ1年間流行り続けると、その後半にはもう薬は何もなくなっちゃう。
え、ちょっとバカな質問していいですか?薬の主成分ってあるじゃないですか。その成分って無限に作り出せるものなんですか?
えっとね、実はこのプラグ薬の元ってさ、中華料理のあれ知ってます?
中華ですか?
角煮に入ってる八角っていうさ。
独特な匂いの、あのスパイス。あれなんだって。
えー。
なので、ある程度あるんだけど、それを薬にするまでが大変だし、備蓄してる量が数百万錠はあるけど、そんなの1回の流行であってめえなくなっちゃう。
八角ってもともと漢方ですよね、おそらく。
そうそう、漢方なんだけど、ただそれはもう全然漢方的な動向っていうよりは、もう科学的な素性を変化させてやるらしいんだけどね。
はい、そして。
えー、これまで起きた、じゃあ今までで最悪のケースは何なのっていうのが、今回のテーマなんですよね。
うん。
これね、1918年の春、どこからともなく現れて、で、1年間だけ、その春、秋、冬、で、次の年の春には消えている謎のウイルスなんですよ。
27:07
謎のウイルス?
そう。その謎のウイルスが、えー、世界で死者4000万から5000万人を出したっていう。
うん。
これさ、まだ大丈夫だよ。あのー、あれ覚えてますよね、世界第一次大戦力のベスト10の10位が第一次大戦だった。
そうですよね、そう、第一次大戦の時なんですよね、これだから。
そう、あれがだからさ、死者1500万とか1600万って言ってたじゃない。
うんうん。
で、今、少ない方の読みで4000万人だから。
少ないで。
第一次大戦の2倍半ぐらい人を殺しまくったの、1年で、経った。
へー。
第一次大戦って結構長いからね、5年も6年もやってるから。
うん。
いかに怖い病気だったかって話だね。
すごい。
ねー。でも、わかんないよね。なぜかっていうと、あのー、この頃ってさ、ウイルス学ってなかったの。
うーん。
えー、実はですね、1930年代のウイルスが見つかって。
意外と最近なんですね。
そう。これ電子顕微鏡ができたせいもあるんだけど。
あー、なるほど。
電子顕微鏡ね。
見えないですもんね、顕微鏡ないと。
うん。
確かに。
そうそうそう。
変な字が違いますが。
うん。そう。
なので、その、だから30年代にウイルス学が発達して電子顕微鏡ができたっていうのも、結局のところ一番の理由は、この1918年にあったあの大流行の病気の元は何だろうってみんなが10年間必死で研究したからなんだよね。
なるほど。
だからこの病気からウイルス学が始まり、電子顕微鏡も作られたって言っては過言でないのよ。
うーん。
それくらいもうみんながぶれ上がったインパクトがあったってことですね。
ちょうど100年くらい前ですね。
そう、100年前。100年前1年間だけ出現して突然消えた。今もどこかにいるんだけどそれはわからないんです。
ファンタジーですね。
ファンタジーです。で、もう1回現れたら多分今度やばいことになると。で、ちなみにその時の被害がこんな感じですね。えー、だからさ、人間ってすごくない?
うん。
前、1918年の地球人口ってたった20億なんですよ。
うんうんうん。
今70億でしょ。
うん。
3分の1以下。
そんな増えたんだ。
そう。で、20億のうち5億人引いたんだって。
あ、5億人感染したんだ。
5億人感染したんです。
4分の1。
はい。そして死者は4000から5000万人と言われている。で、ちなみにその頃の日本人の人口5000万ちょいなんですけど、感染者の数はちょっとわかんないんだよね。
うん。
で、それを考えても、えー、4分の1だから1000万人とかは引いただろうと、当然。で、ちなみに死者の数ははっきりわかっていて、調査の数で38万人というのも出てるし、40万から50万ぐらいじゃないかっていうのが、まあ意見としては多いんで。
ちょっと僕も調べて度胃も抜かれたんですけど、今ね、日本でインフルエンザで50万人死んだとか言っても、もう、ちょっと、洒落なんだですよね。
ていうかさ、そしたら、今のなに、あの、武漢ウイルスのパニックどころの話じゃないよね。都市機能全部止まるでしょ。
30:05
だから、どうしてもさっきのね、これ自体も第一次大戦っていう視点から見れば、そっちの方の話でスペイン風邪ぐらい、なんか流行したみたいにしか僕も知らなかったんですけど、数字でいけば、戦争よりもはるかに多くの人が亡くなってて。だから、日本でも、それこそ、いやさ、それって知ってました?そのくらい、4、50万人。
いや、だから、この風邪に関しては、実は、あの、歴史の陰の中に埋もれちゃってるんだよね。
いや、本当。
第一次大戦の方が強すぎて。
それこそ、ね、僕らのおじいちゃんとか、ひいおじいちゃんとかからも、そのくらい。
うん。
うん。
そんな話聞いたことない。
うん。
でも、当然、みんな知ってるんですよ。
そうそうそう。だから、その頃、大人だったら知ってるんじゃない?子供だったら忘れちゃうじゃん、わかんないし。
うん。
うん。
この場所でも、習った記憶ないよな。
そう。ちなみに、だから、今、これがもし再発したとする、どっかから現れて流行ると、今、地球の人口70億人ですから、15億人から20億人ぐらい感染すると。これもう間に合わないでしょ、どう考えても、薬が。
さっきの話でいくとね。
そうそう。どんな備蓄集めたって、1億状なんてないからね。
感じる。
感染率が高い。感染力か。
そう。感染力が抜群に高い上で、死者もすごく激少だから多いので、多分、1.5億人から2億人ぐらい死ぬと。で、日本の場合は、多分、一冬で100万人から120万人ぐらい死んで、休息するって感じになるのかなっていうことです。
それは恐怖だね。
うん。だから、あの、武漢ウイルスどころの騒ぎじゃなくなってくるんだよね。こうなったらもう。
ほんとですね。
あの、学校全部、映画館全部。
スポーツ全部閉鎖だからね。人が集まるところはもう一切。
外出れないな。
うん。なくしちゃうから。
娯楽何もできなくなりますよ。
うん。だから、ほんとにテレビでネットフリックス見るしかなくなる。
プラグビデオとネットフリックスしかないし。
はい。というわけで、なんでそんなに人が死んだのって。だって、インフルエンザって、3日よく寝てさ、栄養たくさんつけて水分を取れば治る病気じゃない。
うん。
ただ、今回は特別だったんだよね。
うん。
本当に空気感染するウイルスの爆発的な感染力と、激症型の症状が出ちゃったの。
激症型?
うん。激症型の、まあ、肝は何かっていうと、要は普通のインフルエンザって、鼻の奥とか喉の上の方、上気道っていうんですけど、そこでしか人間に取り付けないんですよ。
あ、だからインフルエンザの検査って、鼻の中に棒入れるんですか?
そうそうそうそうそう。
なるほど。
なるほど。
ところが、このスペインインフルエンザは、あのね、なぜか知らないけれど。
なるほど。
はい。
肺でも、繁殖できちゃったの。
へぇー。
というわけで、もう、肺が溶けてドロドロになって死ぬっていう、ものすごい苦しい死に方をするんですよ。
すごいな。
うん。
しかもね、あの恐ろしいことに、さっきから言ってるじゃない。ウイルスそんな怖くないよ。死ぬのはお年寄りとかが多いんだからって言ってるけど、これは、年寄りは子供ではなくて、若い人、青年層が一番死んだんだよね。
へぇー。
だからなぜか知らないけど、若い人の肺が大好物だったんだよ。
33:01
このウイルス。
すごい。
ホラーだな、これ。
いや、ほんとホラーなの。
うん。
はい、じゃあ次に。
はい。
はい。
はい。
肺が好きって、ちょっと面白い。
いや、怖いよねー。
じゃん。それがこれってことですよね。
そうです。だからね、実はこれ、あのー、リヴァイア3号っていうのは、第一次世界大戦の時の、兵員優勝戦なんですよ。
うん。
で、1万人ぐらい乗っけて、まあ、この頃はね、あのー、船でしか行けないじゃない。飛行機ないじゃない。
えー、結局11日かけて、ニューヨークからフランスの軍港まで人を運ぶんだけど、もう、あっという間に感染しちゃうわけ、船の中で。
そりゃそうですよね。
船はね。
初日で700人かかって、何人かもう初日から死に始めるのよ、人が。で、結局フランスに来た時には200人以上死んで、それもみんなピカピカの20代の若い兵隊だったんだよね。
へぇー。
へぇー。
それがもう、アメリカの陸軍の中全部に広まっちゃって、ちなみにその、この船がついた、まあ10月ぐらいだよね、この頃の9月から11月の終戦、あ、休戦日まで、11月11日までの2ヶ月ちょっとで、戦争で3万5千人死んでるんだけど、インフルエンザでも3万5千人死んだんだって。
これすごいですよね。
うん。切ないね、でも。しかも死に方がめちゃめちゃ苦しいじゃん。
ねー、肺が溶けちゃうんですよ、だって。
うん、肺が溶けちゃうの。
これって偶然なんですよね。別に戦争上で、なんかほら衛生面とかいろんなことがあって、抵抗力とか。
あー、違う違う、もう全然。
関係ないんですよ。
うん、関係なく。
最悪の年だったってことだね。
うん。でも、まあ、症状としてはね、ほんとに普通の風邪と一緒で頭痛、発熱や咳がある。ただ、スペイン風邪では鼻血が大量に出たんだってさ。
鼻血ってなんか、出る、いきなり出るともうやばい感じしますよね。
うん。だから、それがね、なんか胸いっぱい、血でべったり。
うん。だから、それがね、なんか胸いっぱい、血でべったり。
になるぐらい、鼻血がバーって出ちゃうんだって。
うんうんうんうんうんすごい。
そして、そのさっき言っている肺炎のほうで、肺の中が炎症をおこして腫れて産んじゃない。
はい。
なので、産みとリンパ液と血、それがドロドロになって、肺がもういっぱいになっちゃうんだって。
息できないですね。
ということは、ベッドで横たわったまま、若い兵隊たちは自分の血でおぼれ死んだの。
うーん。
恐ろしいしにかだでしょ。
恐ろしいですね。うん。
うん。本当にあるんだろう、そんなのが。
そうですよね。これは。
そうだからもうそうなるとさもうちょっとねっていう
ちなみに中国ではこのスペインインフルエンザのことを紫の死って呼んでたんだって
紫かっこよくない?
かっこいい
傑作ミステリーっぽくない?
紫の死が出たやん
ありそうですよねこういう本
これはもう要するにさ肺炎がひどくなって肺がもう全く機能しなくなって
酸素を取り込むことができなくなってチアノーゼが出ちゃったってことなんだよね
口とか鼻から血を流しながら皮も真っ青紫になって苦しみながら死ぬんで
36:05
でこの状態になった時にはもう絶対助からなかったんだって
そうですよね
すごいな
ねえ
だって肺炎症起こったらもうどうやって手術していくか分かんないですね
いやもうどうしようもないんだよね
抗ウイルス薬はない
抗生物質は効かない
手術はできない
これ変な質問ですけど今起きても多分
同じです
ってことですよね
今起きても
絶対これになっちゃうんだよ
だから
怖っ
世界中でインフルエンザのサーベイランスってものすごい厳しくて
世界中で見てるの新型インフルエンザができるかどうか
だから今回の武漢もそうだけど
鳥インフルエンザが出たって言うとすごいニュースになるじゃん
なりますよね
あれは結局これが本当に怖いんですよ
怖くなってきた
今でなんだかんだあるんだぐらいの感じでね
思ってたけど
毎年その恐怖に専門家はある意味
多く戦ってるってことですね
そうそうそうそう
だから本当お医者は偉いねって
話になるんだよね
鳥インフルエンザか
そして
これなんだかんだ
確かに
これねだからスペイン風邪って言うじゃん
スペインインフルエンザとも呼ぶんですけど
本当にスペイン風邪なのってことなんですけど
違うみたいです
スペインは飛んだとばっちりじゃないですか
本当ですよね
もうそれがね
だからこの頃人間ってバカじゃないですか
だから第一次大戦でさ
ずっと殺し合いしてるわけよ
ってことは
例えばアメリカで
インフルが流行って
流行って
この病気がどうだって言うと
例えば敵のドイツに知られたくないじゃん
ということで情報統制していたんで
新聞もラジオも報道しなかったんだって
なるほど
ところがスペインだけ中立で戦争してなかったのね
なのでスペインの報道は自由だったんで
なんかすごい病気が流行って
いっぱい人が死んでる大変だっていうのを報道してたんで
それを聞いた海外の人が
スペインの病気だって言って
スペイン風邪って言っちゃったわけ
ちなみにその頃流行り始めだったのは
スペインのフランス国境に近いサンセバスチャンっていう
リゾート地なんですけど
そこで流行ったんで
スペイン人はみんな
これはフランス人がバカンスに持ってきた
あいつらのせいだって言うんで
フランス風邪って呼んでたんです
ちょうどバスク地区の国境ですから
そうそう
でフランス人は当然
いやこれはお前らの風邪
スペイン風邪だって呼ぶんですよ
そしてイギリス人は
いやいやこれはフランドル地方の風邪だ
フランドル風邪だって言われてるんですよ
呼んでいたそうで
じゃあもうなすりつき合ってたんですねお互いに
だって怖いもん
でも疫学的に見ると
発症地はどうやらアメリカらしいんだよね
全然違いますね
だから最初に船の話があったじゃん
あの頃からぐんぐんアメリカ中で広まるっていうのが
それがヨーロッパにも行ってっていう感じらしいんだけど
なるほど
いや面白いね
でも病気とかさ悪いこと
みんな下の国に押し付けるよね
確かに
なんか壁作れとか言うじゃない
39:01
メキシコ人が悪いんだ
人間らしいのが全部でますね
やるやるでもどこの国でもそうなんで
なかなかだよね
あらなんか衝撃の
そうそうところがね
こんなに恐ろしい風
かかった若い人がバタバタ死んでいく
あの一番ひどい時には
朝症状が出て
肺がおかしくなって
その日の夜死ぬっていうようなことがあったんだって
すごいですね
感染1日で死ぬっていうような人もいたらしいんですよ
だから街は
人が倒れて死んだっていうのを目撃されてるの
なんていうような恐ろしい
そのスペインインフルエンザなんですけど
なぜか1年で
突然と姿を消して
それから100年現れていないんです
あっという間に現れてあっという間に消えたと
そう
なんなんでしょうね
一つ言えるのはさ
エボラと一緒ですよ
あまりにも激しすぎた
だからウイルスの方でも突然変異が激しすぎて
自分自身に追いつかなかった
っていうところはあるかもね
さっきの村の話じゃないですけど
一気にたくさん大量に亡くなったから
もうそこであれば終わったみたいなのもあった
そうだね
だからこういうの考えるとさ
なんていうの
怖いね自然って
せっかく科学的なデータの話してるところであれですけど
僕今でもこの恐怖の
思い出してましたよやっぱり
1999年ノストラダムスの
恐怖の大魔王
大王とかが
でも1999年でこれあったらやっぱそれだって思っちゃいます
でもさ本当にさ
世界破滅するって言って破滅しないよね
しなかった
別にトランプになったからって言って戦争にもならなかったし
確かに
でもこんなの現れたらちょっとね
これは本当に怖い
戦争より怖いかもしれない
これは本当に武漢のウイルスなんかとは
桁違いに怖いから
僕たちみたいな年齢の人間がどんどん死ぬからね
やだよ
恐ろしいね
恐ろしいです
そして次
でね結局
80年間の謎だったわけじゃないですか
で世界中の感染症の
研究家がこの犯人を
追い始めるんですよ
この紫の
なぜかというといろんな武器が手に入ったから
武器
要するにウイルスの欠片から
増殖させて
元のウイルスの延期を復元したりする
力とか
コンピューターの力とか
世の解析っていうのができて始めたじゃない
80年代90年代に
それをウイルスに応用して何とか
真犯人を探してやろうという動きが
世紀末にでき始めるんだよね
なんか物騒な絵が書いてありますね
だからこれ1918年に死んだ人がさ
アラスカとか北極の凍った永久凍土の中に
埋められてるじゃん
それだったら保存状態がいいかもしれないって言うんで
2メートルも3メートルも掘って
あの墓を掘り起こして
42:00
カッチカチに凍った死体の胸に
これね
あのスチールのパイプですけど
先が尖った刃になってるんですよ
これをグスッとぶっ刺して
生の倦怠をそのまま凍ったまま
それを周りドライスで凍らして
研究所まで持ち帰って調べるの
いや本当頭が下がりますね
わざわざアラスカまで行って
しかもさ恐ろしいことに
これもしかしたら生きてるかもしれないから
ウイルスって下等だから別に
100年くらい凍ったまま生きてたりするから
うずったりしたら最悪なわけよ
ですよね
すごいな本当情熱が半端ない
まあそれでまあなんだかんだ言ってですね
わかるんです
わかるんですか
わかるんですけど
その結果として
スペイン風はですねこれです
H1N1型の種類の一つであるってことがわかるんです
H1N1っていうのは
さっきのあれです
ノイラミンダーゼとヘムグルチニン
ヘムグルチニンか
わかるんだけど
わかったところで
わかったところで
倒せない
だってもし流行ったらさ
薬もワクチンもないし
ワクチンなんて1年くらいかかるから
来年から使えるけど
今年の方には効かないよね
そうかあれ
だからもう流行ったらアウトっていう
結局そこはかかるから
これがみんな終わりになっちゃうわけ
結局怪物を退治できなかったらまだ生きてるよねっていう
原因はわかったけど戦う方法がない
ない
というところで今回前半が終了ですね
ちょっと不安なまま終わりますけどね
いや怖いでしょ
だから僕もさこれ読んでてちょっと震えたもん
うわこれ子供も大人も関係なく全部殺すんだと思って
そんなものが今も眠ってるんだよね
眠ってるというかどっかにいていつ暴れるかも分かんないかもしれない
分かんないどこにいるかも分かんない
ちょっと全然違うかもしれないですけど
人がウイルスを作るっていうことも可能なんですか
いろいろ操作して作るみたいなことをしてるんだけど
基本的にそれは禁止事項なの
そりゃそうだよね
だから酵母とかで例えば食料を作るための
酵母をちょっといじる
遺伝子をいじるみたいなことはあるわけさ当然
それ例えばジャガイモとか大豆とかでもあるんだけど
それとはちょっといじるみたいなことはあるわけさ
でもウイルスをいじって
もたか病気の危険なウイルスをいじってやるっていうのは
まあないので
一応これABC兵器だから
生物兵器の開発の世界的な条約があるんだけど
それの中の一つに入ってる
やっぱりそうなんですよ
よく細菌兵器とかね
そうそう細菌兵器でインフルエンザは特に危ないから
これをやってはいけないことになってるわけさ
なるほどなるほど
ちょっと安心しました
だからこの本の中ではそこを考えたわけですよ
45:01
なるほど
要するに
中国の科学者が
ウイルス研究家が
このノイラミニダーゼのハサミのところに
複雑な鍵をかけてギザギザにして
プラグがはまらないようにしているっていう病気になってるわけ
でコーマはしかも強毒性だから
9割近い人が死ぬっていう
でこの話は結局そのプラグ薬をどう作るかっていうので
最後流れていくんだよね
面白いでしょ
面白い
面白いけど
落ち着いて考えるとホラー
そうだからもう救いがないんだよね
だから現れたらアウトだよねって言いながら
みんな毎年毎年サーベイをしてるっていう
なんか生きてるっていうことがすごいことに感じてきましたね
そうだからこうやって考えてみるとさ
武漢ウイルスも当然怖いんだけど
インフルエンザもなかなかでしょ
毎年ね僕らの船に晒されうるということですね
でまぁ
今日前半ではその恐ろしさについて話しましたけど
実際のところインフルエンザ君はどういう生き物なのか
どういう生き物なのか
で僕たちそれをどう付き合えばいいのか
そこが一番知りたいです
というのをこれからゆっくり話したいと思います
ちなみに今日これ分かります?
コアラ?
そうですこれねコアラを救えっていう
チャリティーのTシャツなんですけど
背中
SOS
なのでみんなもできたら買ってきてあげてください
利益一切なしでこれは全部
火傷したコアラにお金が行きそうなので
しかも
コアラなんですけど
このコアラが後半ではインフルエンザウイルスとか
武漢ウイルスの話と
確かに
引っかかってきます
伊達に来てきたわけではないので
なのでそれがどんな話に展開されるのかっていうのは
後半でお楽しみください
ということで後半はですね続きは
こちらyoutubeの方URL貼ってあると思いますので
そちらから続きを見てください
それではまた
さようなら

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