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2018-07-20

Q.103 うつ病になり離婚しました

本日離婚しました。今の私は何をすればいいのでしょうか。

【パブリッシュサロン、はじめました】
 
世界は先が見えず、ネットには攻撃的で強い言葉ばかりはびこっています。
「普通」にしっかりと生きている人が生きづらい困った時代です。
でもほんとうは迷いながら、毎日をしっかりと生きている「普通」の人こそ、主役なのです。

そんな人同士が集まって、本や音楽や社会の話、仕事や恋愛やこれからの世界の話を
、のんびりと大人の余裕をもって話し合う小さな社交場=サロンをつくれないか。

そんな想いからサロンは始まりました。

ユーザとして−−−石田衣良の世界観を味わう。生まれたコンテンツを体験する。
クリエイターとして−−−サロンでの出会いを通じて、創作に打ち込む。
プロデューサーとして−−−サロンで見つけた原石を、世の中に届ける。

それぞれがそれぞれの関わり方で、フィクションを楽しみ、自分の生活を豊かに、展開するためのホームグラウンド。

誰もがクリエイターで、誰もがユーザーで、そして誰もがプロデューサーになれる時代です。
フィクションという入れ物を、ただ味わうだけではもったいない。アイデアの原石を、研ぎ澄ませる工程も楽しめる場所にしたいと考えています。
肩書きの垣根を超えて、みんながそれぞれの想いを叶えるための場所を、オンライン上に作りました。
 詳しくはこちらから→https://yakan-hiko.com/meeting/ishidaira/top.html


00:17
こんにちは、早川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は103回です。皆さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、今日は25歳男性です。どんどん悩んでしょうか。本日、離婚しました。
うわー、来たねー。
すごいですね。2年半付き合い、仕事が厳しくうつ病になってしまった時も支えてくれた相手でしたが、一度よくなりかけた病が先月末に再発。
私までどうにかなりそうと別れを切り出されました。
婚輪際、一切連絡は取らないこととなりました。たった5ヶ月足らずの結婚生活でした。
仕事は今、休職しており、今の自分の手元には何もありません。
はい。
ただ、自分で何とかしていかなければと思うばかりです。今の私は何をすればよいでしょうか、ということです。
いやー、お疲れ様。
お疲れ様でした。
大変だったねー。
あのー、彼女は2年半付き合うタイプでした。
そうだよね。で、うつ病になったあなたのことを1回目の時はね、放り出さずにすごく懸命に頑張ってくれたと思うんだよ。
うん。
で、えー、それで何とか良くなったんだなって思ったところで再発でしょ?
はい。
だから彼女は責められないよねー。
そうですね。
そして、あのー、うつ病、心の病に関して、これも僕はハートをつなごうで、
あーはい。
うつだったり。
引きこもりだったりの人をたくさんと会って話をしたんですけど、こういうことがね、本当によくあるんです。
要は、あのー、一直線にうつだったり、まあ、アルコール依存症なんかでもそうなんですけど、
一直線に良くなるってことは基本的にないんだよね。
良くなり、また悪くなり、また良くなりの繰り返しになるので、
あなたは今ね、あのー、ごくごく普通の回復期の中にあると思うんですよ。
うん。
で、あのー、うつ病の人ってみんなすごく真面目だから、頑張らないといけない。
もっと普通の人みたいに一生懸命に仕事をして、社会に公開しないといけないって考えちゃうんだけど、
それは一度全部捨ててみませんか?
そうっすねー。
25歳だよねー。
結婚もダメになった。
はい。
で、仕事も正直どうなるかわからない。仕事は給食中だもんね。
だとしたら、とりあえず25歳だから、
5年間、捨てようよ。
今の自分にとって一番大事なのが自分の心の病なので、
5年間それを回復させるため、もちろんこれからも良くなったり悪くなったりの繰り返しなんだけど、
03:00
それを5年間使ってみませんか?
一番の問題は自分の心の病なので、そこをなんとか手を打つために。
で、あなたは25だからすごく若いので、
5年間も、もうそれじゃあ、
自分の人生終わりじゃないかって思うかもしれないけど、
30歳からの人生はもっともっと長いので、
今ここで5年くらいしてても全然大丈夫だよ。
おっしゃる通りですね。
それでその5年間を自分を見つめる、
その病と向き合うっていうことでちょっと使ってみたらどうかな。
で、仕事に関してはね、正直言って厳しいかもね。
多分退職することになるのかもしれないけれど、
でもだからといって、
自分の手元には何もないことはないんだよね。
ただ、辛いかもしれないけど、自分もいるし、
彼女、奥さんはもう去っていったかもしれないけれど、
親だったり友達もいるでしょ。
そうなんですよね。
うん。
なので、そこはもう割り切ってさ、
今の自分にとって最大のテーマであるそのうつ病を少しでも良くすることのために、
時間をかけちゃうっていうのが一番いいと思うんだけどな。
分かる分かる。
でもあの、私事ですけど、
もうその24ぐらいで軽度のうつみたいなのやめて、
やっぱりその時ってすごい焦るんですよね。
で、たった半年だったんですけど、これでいいのかとか思うけど、
イラさんおっしゃって、後から振り返ったら全然問題ないです。
半年ぐらいだもんね。
でもそれが例えば5年でも一緒だよね。
そうなんですよ。
で、まさに30過ぎてからまた明るく開けること全然あるし。
だから一つ言いたいのは、なんか今すごく真面目じゃない。
で、何かを楽しむっていう気持ちに何にもないじゃない。
なので、今何か好きなことありますよね。
必ず。25歳の男性ですから、それはサッカーかもしれない。
ほんとですよ。
ガンプラみたいなものかもしれない。
手先を動かすこと、スポーツ、音楽、何でもいいんですけど、
5年間その趣味をやりながら、ちょっとぼんやりいきましょうよ。
で、お金に関しては、今ある貯金と給食した後の、
例えば退職後だったら失業保険もあるし、
そういううつ病みたいなことで働けないっていうことであれば、
生活保護だって僕もらっても全然恥ずかしくないと思うんだよね。
5年もらって、その後20年働いて、税金払えばいいんだから。
なので、どんなサポートも使えるものは全て利用して、
で、自分自身に向き合って、5年休もう人生をっていうのが、
僕にとってのアドバイスかな。
家族や友人にも別に頼っていいわけですよね。
いい。辛かったらバンバン電話かけて、お金も借りていいよ。
特に親にはお金借りなよ。
うん。
そんな気持ちでいると、逆に別に5年もかからないかもしれないし、
もちろんかかってもいいし。
でね、うつ病の人で一番の問題点は、
自分がダメ人間であるって思い込んじゃって、
誰かに助けてって言えないぐらい落ちちゃうことなんだよね。
そうですね。
なので、SOSは時々出してもらえるといいかな。
06:01
で、あなたのSOSを周りの人もみんな待ってると思うんだよね。
そうですね。
だから辛いかもしれないけど、とりあえずじゃあ5年間、
どこか高原のサナタリウムにでも入ったつもりで、
心の病を治すためにちょっと使ってみませんか?
でもね、こうやってちゃんと質問くれただけでも頑張ってるし。
いや、ほんとだね。
お便りもらえればと思います。
うん。よくやってるよ。
さあ、この番組では皆さんからの質問を募集しております。
また、イラさんと相互でつながれるオンラインサロン会も募集しています。
詳しくはホームページをご覧ください。
はい。
今日は第103回でした。
イラさん、ありがとうございました。
はい、頑張ってね。

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