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2019-03-08

Q.134 憧れの職に就いたのに結婚を機に手放してしまいました

受験や就職活動に一生懸命で人生を楽しむことを犠牲にしてしまいました。仕事をしてキラキラしている30代の自分像とかけ離れてしまって何から手をつけたらいいかわかりません。

【パブリッシュサロン、はじめました】
 
世界は先が見えず、ネットには攻撃的で強い言葉ばかりはびこっています。
「普通」にしっかりと生きている人が生きづらい困った時代です。
でもほんとうは迷いながら、毎日をしっかりと生きている「普通」の人こそ、主役なのです。

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そんな想いからサロンは始まりました。

ユーザとして−−−石田衣良の世界観を味わう。生まれたコンテンツを体験する。
クリエイターとして−−−サロンでの出会いを通じて、創作に打ち込む。
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それぞれがそれぞれの関わり方で、フィクションを楽しみ、自分の生活を豊かに、展開するためのホームグラウンド。

誰もがクリエイターで、誰もがユーザーで、そして誰もがプロデューサーになれる時代です。
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00:17
こんにちは、早川洋平です。石田衣良、恋と仕事と社会のQ&A、今日は第134回ですね。衣良さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
さあ、質問の前に感想をいただいています。20代の女性からですね。以前放送を取り上げていただいたものです。まず取り上げていただいて本当にありがとうございました。
最近、彼から一緒に帰ったのが楽しかったとメールがあったり、先日また一緒に帰れたりと、少しずつ進展があるような気がしています。
石田さんの言葉のおかげで、もう一歩踏み込んだアクションを自分から起こせそうです。本当にありがとうございました。頑張ります。恋愛はこんなに楽しいんですね、ということで。
これあれですか、オフ会で会った人ということですか?
人かなあ。
多分、その会議に一緒に帰ったんだ。
ああ、そうか。
いいね、なんかもう。
いいですね。
なんかあれじゃないですか、お見合いパーティーみたいじゃないですか。
こちらのオフ会が。
そうですね、ちゃんと繋がってますね。
でもね、本当に行った方がいいよ、だってわかんないし、趣味が合う人ってなかなかいないじゃないですか。
そうですね。
正直、うちのオフ会に来てるような人は、男も女も割とちゃんとしてる、なかなかセンスのいい人が多いんで、うまく繋がれるといいなと思うよね。
そうですね。でもこうやって律儀にまたちゃんと丁寧に返してくれるとか、またそれこそセンスのいいというか、ちゃんとした。
ぜひ頑張ってほしいですね。
またお便りください。
はい。
さあ、今日はですね。
はい。
女性の方から、リルマリさんから頂いています。
イラさん、洋平さん、はじめまして。いつも楽しみに聞いています。120回のすべてがうまくいっている、私と同じ年齢の女性の話を聞いてメッセージしました。
ありましたね。
ありましたね。私も彼女と同じような過程を経て、ずっと尽きたかった職に就き、素敵なパートナーとも出会い、すべてがうまくいっていたのですが、彼にプロポーズされて舞い上がってしまい、せっかく苦労して掴んだ夢を簡単に手放して専業主婦になってしまいました。
うん。
その職業は憧れでしたが、業務内容は全く好きではないので、冷静に考えるとまたその職業に戻りたいとは思いません。ステータスが欲しかっただけでした。
受験や就職活動によって、人生を楽しむことを犠牲にしてきたと感じているので、子供を持つ前に自分の人生を楽しみたいのですが、青春時代から憧れの職に就くためだけに頑張ってきたので、今自分が何をしたいのかも分かりません。
理想としていた30歳のキラキラ働く自分像とかけ離れていて焦っています。結婚したことも後悔しそうです。
今現実的に何からやり直せばよいでしょうか。アイデアをくださいということです。
なるほど。こういう人はいわゆるオーバーチーバーの悩みだよね。
そうですね。
要は頑張って受験勉強していい学校に行って、理想の職業にも就いたと。もうそのステータス性がある仕事ということなんで、何でしょうね。客室住民とか何かやってたのかな。
03:02
僕もすぐそれを想像しちゃいましたね。
ところが専業主婦になってしまって、今は…
うん。
なんだか張り合いがないと。もう一回、今29歳と若いので夢をリセットしませんか。今までは憧れだけで選んだ仕事、今度は実質的に自分が本当に好きでやりたいことを専業主婦の立場でだったらいろいろあるじゃないですか。
はい。
無理やり最初にお金儲けなくてもいいわけですし。
そうですね。
別にボランティアとは言わないし、何か仕事がいいと思うんですけど、そういうのをもう一回ゆっくり探せばいいんじゃないですか。
そういうのをもう一回ゆっくり探せばいいんじゃないかな。
だから一つは、子供の問題があるよね。
そうですね。
今、子供を例えば5年間産まないっていうのであれば、その5年分の時間が得られますから、旦那にも話して何か仕事をしてみたいっていうことで、仕事を探していくっていうのがいいと思うんですけど、
子供を産むとなるとね、先に産んでしまって何年かやった後で、例えばそれから5年間、子供を産んで子供が保育園とかに入るまでの5年間で、
その仕事のための準備をしてっていうことも考えられますよね。
やっぱり現実的にも、その良し悪しというか、いろんな考え方があるにしても、生まれる前のその一人の時間と、生まれてからのやりくりしてる一人の時間だと、
質が変わるからね、特に女性の場合は。彼女は専業主婦ですから、でもやっぱり何か仕事した方がいいよね。
どうしてもその専業主婦だと、旦那に気軽にすることになるからね。
特にそのね、昔やってた仕事。
うん。
自分が欲しかっただけでしたとは言ってますけど、まあね、やっぱりそれなりに何かいろいろやりがいあったこともあるかもしれないし、
うん。
なんかそのギャップ。
ほら、特にもう能力もありそうだしね、この人は。
そうですよね。
だから自分がやりたいと思う仕事にちょっとずつ近づいていって、それをものにしていくっていうのを、専業主婦の立場で頑張るっていうのがいいんじゃないかな。
あとあれですよね、まあいいことでもちろんあると思うんですけど、この方ね、その理想としていた30歳のキラキラ働く自分像っていう、なんかやっぱりその30歳っていうのをまあいろんな意味で節目だけど、でも縛られすぎるのも、もちろんね、その子供産むとかだからいろんなこと考えると思うんですけど。
そうね、でもはっきり言ってさ、30歳でその仕事をしててもそんなにキラキラしてる人なんていないって、みんな大変だから。
で、あとから振り返るとね、そんなに別に30歳の節目気にしなくてもっていう仕事ではあるような気がしますけどね。
そう。
そう。
うん。
結婚してない人にとっては一つ大きな壁を感じるだろうし、結婚していても30歳だとなかなかだよね、子供どうしようみたいなこと悩んでる人もたくさんいるし、そんなキラキラしてない。みんなね、人のことを役に生きていると思いすぎ。
うん。
それこそ本当にキラキラ、いい仕事をして彼氏もいてみたいなのは滅多にいないですから。
うん。
でもイラさん最初におっしゃったように、まあ考え方によってはというか、まあもちろんね。
うん。
仕事によってはというか、まあもし仮に僕だったら、もう結婚してまあ素敵な旦那様もいて、ただちに多分自分が働かなきゃいけないって状況じゃないでしょうから、極端にその1ヶ月でも1週間でも、なんか自分の時間作って、今イラさん言ったように、これからどうしたいのかと考えるだけでも違うかなと思うんですけどね。
06:09
そうね。ただそのとき考えるときに、人間ってなんか知んないけど、ついついマイナスの方を考えるんですよね。
うん。
この人すごく恵まれてるポジションじゃない。
ね。本当そう思います。
旦那の稼ぎもいいから専業主婦になれたわけでしょ。
うん。
で、30歳に手前にして、何をやったらいいかなと考えられるぐらいの余裕がある。
確かに。
もし、旦那の稼ぎが悪くてさ、子供もできちゃったこんでいて、パートをやってたらさ、未来何しようみたいなこと考える余裕さえないよね。
そうですね。
なので、その贅沢なポジションをうまく活かしながら、自分の人生の後半で何か1つ、これをやりたいってことをのんびり考えればいいんじゃないかな。
そうですね。
まあ焦るでしょうけど、焦る人はね。
必要そういう意味ではないでしょうから、対極的に見れば。
そうそう。
うん。ちょっと個人的にも、うらやましいぐらいですけどね。
うん。
じゃあ、まあぜひね、ちょっとゆっくり落ち着いて。
そうね。でも何かしらテーマがあった方がいいですよ。
うん。
旦那と結婚だけが、で、子供を育てるだけが生きがいになると、結構つらいからね。
うん。
まあ今後の人生でいろんなテーマを定めてもいいかもしれません。
はい。頑張ってください。
さあ、この番組では皆様からのご質問、ご感想を募集しております。詳しくはイラさんの公式サイトをご覧ください。
また、イラさんのサロン、世界フィクションでできているの方も、会員募集していますので、そちらもイラさんのサイトからチェックしてみてください。
今日は134回でした。イラさん、ありがとうございました。
はい。ありがとうございました。

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