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【オトラジ#337】シティポップはなぜ世界を獲ったのか。アメリカに憧れた日本の音楽、逆輸入ヒットの裏側
2026-06-18 23:53

【オトラジ#337】シティポップはなぜ世界を獲ったのか。アメリカに憧れた日本の音楽、逆輸入ヒットの裏側

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【シティポップはなぜ世界を獲ったのか】
リーマンショックで若者の失業率が跳ね上がった2010年代
世界のDJが見つけたのはバブルの日本製シティポップだった
アメリカのAORやBCへの憧れを蒸留して作り上げた音楽
結局、憧れとかかっこよさって順繰りなんだなあ
皆もぜひ聴いてみて!……衣良

 

▼大反響だった松田聖子と中森明菜の回
[第331回|前編]『松田聖子と中森明菜』山口百恵引退後に始まった命懸けの戦い
https://www.youtube.com/watch?v=_29tG1A0fUc

 

▼番組で紹介した本
『70年~80年代のカセットテープ・カルチャーを振り返る』(開発社/徳間書店) https://amzn.asia/d/00bSFLKl
『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる!』(栗本斉/星海社) https://amzn.asia/d/05q9EQHL

 

▶番組の全編視聴方法
①YouTubeメンバーシップ 
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③オーディオブック 
→vol.1(1~100回) 
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→vol.2(101回~) 
https://audiobook.jp/audiobook/262371
→vol.3(201回~) 
https://audiobook.jp/audiobook/266961
→vol.4(301回〜) 
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【石田衣良】いしだ・いら
1960年東京生まれ。84年に成蹊大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。
2003年『4TEEN』で直木賞を受賞。06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、
13年『北斗、ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。
■Webサイト https://ishidaira.com/

 

【早川洋平】はやかわ・ようへい
1980年、横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。 羽生結弦、吉本ばなな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビューを続ける。 13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。 『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。 インタビューメディア『LIFE UPDATE』配信中。
■プロインタビュアー早川洋平Webサイト https://yohei-hayakawa.com/
■『会う力:シンプルにして最強の「アポ」の教科書』(新潮社) https://amzn.asia/d/cakhSAh

 

【小野寺美咲】おのでら・みさき
1995年、横浜生まれ。吉本興業勤務等を経て2023年よりWEBライターとして独立。スポーツ選手、経営者、市井の方への取材や、記事制作、電子書籍の原稿執筆を行う他、企業研修のファシリテーター等も務める。2025年より、神奈川・北九州の2拠点で活動している。
■Webサイト https://onoderamisaki.themedia.jp/

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サマリー

このエピソードでは、シティポップが世界的な人気を獲得した理由について掘り下げています。2010年代、世界的な経済不況の中で、DJや音楽愛好家たちが、30年以上前の日本のシティポップに注目しました。シティポップは、アメリカのAORやソフトロックへの憧れを昇華させ、都会的で洗練されたサウンドと、メッセージ性の薄い歌詞が特徴です。この音楽は、希望のない時代に生きる若い世代にとって、キラキラとした豊かな世界観や、音の贅沢さから魅力的に映りました。 特に、竹内まりやの「プラスティック・ラブ」を例に、その制作背景とサウンドの豪華さが詳述されます。山下達郎によるアレンジ、多数のミュージシャンやホーンセクション、ストリングスが参加した、当時のアナログ録音の完成形とも言える贅沢なサウンドメイキングが、言葉が分からなくても伝わる「音の贅沢さ」を生み出しました。この贅沢なサウンドと温かい音場は、デジタル録音では再現しきれないアナログならではの魅力であり、シティポップが世界を席巻した要因の一つであることが語られています。

00:10
スピーカー 2
はい、こんばんは、石田衣良です。小野寺美咲です。 早川洋平です。大人の放課後ラジオ、この番組はYouTube,ポッドキャスト,各プラットフォームでお届けしています。
チャンネル登録、番組のフォローよろしくお願いします。
さあ、今日337回です。337です。
シティポップとは何か?その魅力の源泉
スピーカー 1
337拍子でやるのですね。シティポップです。
松田聖子と中村裕明の会が回って、これは昭和の音楽でしょうということで。
スピーカー 2
土壌探しですね。
スピーカー 1
そう。そしたら、やっぱシティポップなんだよね。
ちなみに2人はシティポップってイメージあった?
スピーカー 2
私は正直、シティポップって何ぞやというところだったんですよね。
たぶん、はっきりした概念があるわけでもないじゃないですか。何年から何年の音楽みたいな。わからなくて。
でも聴いてみたら、なんとなく都会的なポップスなのなっていうことと、
あと、Jポップ世代なんで明確に違いがあるとしたら、メッセージ性がとても良い意味で薄い。
情景とか物語というか、その時の状態みたいなものを歌詞に入れる余白があって。
私たちの時は、がんばれー!とか。
スピーカー 1
そうなんだよね。
スピーカー 2
震えろ!
スピーカー 1
応援歌みたいに出したいのがないの?
スピーカー 2
全然応援しない。
人の気持ちを何か揺さぶろうというのを音楽性でやってる感じがしました。
スピーカー 1
なるほど。でもいいと思うね。
スピーカー 2
そこは違うって思いました。
スピーカー 1
聡明くんは結構詳しいんだもんね。
スピーカー 2
詳しいというか、シティポップって何か来てるよねみたいな感じで。
俺は昔だからなと思って見たら、季節して。
先週も最後に言った、小さい頃から聴いてたなっていうのが、
うちの母が稲垣純一とか竹内マリアとか山下和夫も含めて普通に流してたんで。
後で出るかもしれないけど、稲垣純一のドラマティックレインがいつも5歳ぐらいの時から頭にリフレインしてて。
スピーカー 1
かっこいい子だなって思った?
スピーカー 2
うん、なんかすごい雰囲気あるなって。ただもうずっと聴いてたんだ。
もう全部歌詞を覚えちゃって。
すごい!
っていうのと、父はエポがすごい好きだったんですよ。
その時、誰?みたいな思ってた。
だから全部押さえてたなって。
スピーカー 1
そうだね。
シティポップの世界的なヒットの背景
じゃあ今回はですね、シティポップはなぜ世界を取ったのかってことなんだけど、
スピーカー 1
これ始まりはね、実は2010年代の世界のDJとか音楽オタク、
2010年代ってどんな時だったと思う?
スピーカー 2
YouTube創世期みたいな?
スピーカー 1
そうだね。それもそうなんだけど、もうちょっと広い社会的なインビュー考えてみて。
2010年代。
スピーカー 2
リーマンが終わって、おばあさんが来て、日本が震災。
スピーカー 1
ってことはなんかもう来るよね。リーマンが終わった時に一番割を食うのは誰?
スピーカー 2
え?我々?違うか。
スピーカー 1
そうそう。だから要するに2010年代ってさ、景気が全然回復しなくて、
世界中で若者の出演率がバカ上がりして、非正規雇用率がバカ上がりしたっていう、
若い人にとっては本当に良くない時代だったの。
で、そういう時にさ、まあ面白くねえな、世界中でDJとか音楽マニアが、
しかも2010年代は音楽がパッとしなかったから、なんか面白い音楽ないかなと思って探している時に、
30年とか35年前の日本のこういう音楽を見つけちゃったのよ。
で、この人たちもうわがまま勝手だから適当にサンプリングしたり、
スピーカー 2
ねえいいの?みたいなのも多いもんね。
スピーカー 1
音楽のテンポをさ、ちょっと早くしたりして、
で、自分たちで勝手に、これが未来のファンカだぜ、
フューチャーファンクとか、ペーパーウェイブっていうような名前を付けて、
どんどんアップしてたのが人気が出て、で、世界中の人がオリジナルを聴きに戻るようになったの。
スピーカー 2
練習のエアーじゃないですけど、やっぱ彼らはそういうの上手ですね。
スピーカー 1
上手だし、でも気持ちすごくわかんない。
だって夢も希望もなくて、また仕事がなかった、就職資金落ちたよっていう時にさ、
シティポップって、75年から80年代なのね。
これどういう時代かって言っても単純にバブルじゃん。
明日はもっと良くなるぞ。豊かになるぞ。
しかもこれ東京のシティライフを歌ってるんだけど、東京のシティライフなんかじゃないの。
ここの中には浅草とか、足立区とか大田区とか入んないの。
これ東京のシティライフなんだけど、多分区としては、
見ないとき渋谷区、かろうじて中央区。
で、あとものすごくおまけして横浜。
横浜と湘南入れて頂いてました。
スピーカー 2
入れて頂いています。
頂いてますね、我々浜港からしたら。
スピーカー 1
なので、当然例えば八王子の歌とかないわけ。
ユーミンが一人で頑張ってる。
でもさ、こういうかっこいいシティライフを歌う曲っていうのが、
やっぱり世界中で貧乏だ、仕事ないよって言っている若い人に、
爆発的にハマったのはわかるよね。
要は音を聞いただけで、なんかキラキラしてる。
なんか豊かな感じがする。
歌っている世界に希望がある。
スピーカー 2
先々に出てくる話かもしれないですけど、
私も皆さんの話を聞いてて、最初はスティックをわからなかったから、
え、なんだろうと。
どこかで聞いたことは歌詞がそういう豊かでキラキラ系なのかなと思ったんですけど、
そうじゃなくて、音の贅沢さみたいな。
そこに彼らは日本語の歌詞がわからなくても、
音の贅沢さを聞いたらわかるぐらいのレベルですごかった。
スピーカー 1
そうだね。
シティポップを代表するアーティストと楽曲
スピーカー 1
やっぱりこの頃、日本人のミュージシャンのレベルがものすごく高かったので。
ちなみにこのシティポップっていうのは、
僕がリアタイムで聞いてる頃は当然こんな曲、名前はないのよ。
現代、22世紀になってから作られた言葉なので。
だから僕も、例えば竹内マリン、目橋達郎も好きだから聞いてたから、
YouTubeでパッて開いて、プラスチックラブは7000万回?
あれ?あっちこっちにいろんなバージョンがあって、
これ合計すると1億回超えてるじゃんみたいなのはびっくりするわけ。
シングルの代表曲って全然ないから。
今は竹内マリアの代表曲ってことになってるけど。
ちなみに代表的なアーティストはもう皆さんよくご存知。
山下達郎、竹内マリア、僕だね。
亡くなった松原美希、真夜中のドア、和松敏紀。
僕、この2人が結構好きなのよね。
シティポップって言われる中では。
で、大抜き太鼓は正直シティポップ的なのも歌うけど、
どちらかっていうとなんかヨーロッパだかフランスのちょっと洒落た
ヨーロッパポップスみたいな雰囲気なんで、少し違うんだけど、
実はシュガーベイブっていうバンドを山下達郎と大抜き太鼓が一緒に組んでたの。
なので、このプラスチックラブのバックコーラスに大抜き太鼓も入ってるんだよね。
このバックコーラス、超豪華、達郎、マリア、大抜き太鼓っていう3人で回してるから。
で、吉田美奈子っていう、この人も素晴らしいです。
あの、なんだろうな、雰囲気のあるミーシャンみたいな感じ。
で、吉田美奈子も山下達郎と一緒に組んでて、
昔、ソロを出し始めた頃、山下達郎の曲の作詞は吉田美奈子がやってたの。
歌うまいよ、超かっこいい。
で、天本達彦、かっこいい系の人ね。
歌うま系、ミネアセントラルステーション、大橋潤子。
当然、大橋潤子は、「黄昏マイラブー」っていう、
辻美先生の大名曲もあるんだけど、
「悲しみがたまらないのアンディ、今世界ツアーしてる。」
で、やさはの、「フライデー・チャイナタウン。」
なんていうことをあれこれ言っていても、よくわかんないと思うので、
なんで世界の人がそんなに、この曲を聴いてキラキラしていると感じたか。
なんでこんなに贅沢な感じがするのか。
っていうのを、曲一つでやって、無料部分を終わりにしましょう。
「プラスティック・ラブ」に見るサウンドの贅沢さ
スピーカー 1
で、代表曲ですね、プラスチックラブ、1億再生を超えています。
発表されたのは、84年竹内マリアさんの作曲。
で、山下太郎旦那がアレンジとプロデューサーをしています。
これでね、テレビの番組でMCの人が、
山下太郎に聞くの。
なぜ竹内マリアさんみたいな人と結婚できたんですか?
どうやったらできるか教えてくださいって。
そしたらその時、奥さんの竹内マリアも隣にいて、
あ、違うんだよ。私が結婚してもらったのっていうの。
才能なの。竹内マリアはそのことに関して、
スピーカー 1
日本中のシンガー、歌手がこの人にプロデュースしてもらいたいって思っている人なんだから、
逃しちゃいけないと思ってほしいんだよね。才能なのよ。
スピーカー 2
竹内マリアにそう言わせる。
スピーカー 1
そう、竹内マリアにそう言わせるだけのものすごいパワーがあったと。
この曲、プラスチックラブってさっと聞くとさ、
なんかノリのいいフリーソングみたいな感じじゃない?
ディスコで踊り明かして、また朝になっちゃったみたいな普通の詩なんだけど、
まあともかく、これ始まる前にバックのオケだけのバージョンがあるんですよ。
これから解説するものに関しては、もしみんな時間があるようだったら、
スピーカー 1
プラスチックラブカラオケって入れて、竹内マリアさんの顔のアップになってるのが出るから、
それを2,3回聞いて、集中して聞くと、
この楽器とこの楽器が入ってるなとか、ここでストリングが入ってるな、
コーラスずいぶん重ねてるなとか、パーカッション2人か3人いるなみたいなことがちゃんとわかるので、
それをわかった上で、いかにこの時代のレコーディングっていうのが贅沢ですごかったかっていうのをこれからお話しします。
ちなみに、この頃達郎さんは異常です。だってプリンスじゃん、これ。
この曲、ギター3つ入ってるのね。
カッティングのシャキシャキシャキっていうギターと単音のフレーズを繰り返すコインコインっていう。
それにギターソロで3人分のギターが入ってます。
キーボードも入ってます。
ピアノは達郎さんが弾いてます。
パーカッションは最低2人で3人いるかもしれない。
ってことで山下達郎が3,4,5,6,7人。
ここでも7人です。
そこにエレクトリックピアノが入って、当時山下さんのところの日本最高峰の一つのリズム会がいます。
エレクトリックベース伊藤幸喜、ドラムス青山淳。
青山さん亡くなっちゃったんだよね。本当にもったいなかったな、まだ若いのに。
で、この2人でしょ。だからバンドが1,2,3、3足す7で10人。
バンドだけで10人なの。
スピーカー 2
ほうほうほうほう。
で、パッパッパッパッって入るホーンが
スピーカー 1
トランペット2本、トロンボーン2本、テナーサックス1本、バリトンサックス1本の6巻編成に
プラスでテナーのソロでアーニーマッツっていう腕弾きのミュージシャンを海外から呼んでもらう。
7巻編成です。
で、ストリングスはこのぐらいの厚さになると
やっぱりね、ちょっと数が少ないとダメなのよ。
加藤隆さんっていう有名な、この頃ポップスのストリングスを1.2弾き受けた人がいて
そこの加藤グループっていうのが多分14人編成ぐらいなんだよね、少なくとも。
ヴァイオリン6本、ヴィオラ2本、チェロ2本のコントラバス2本。
ただ、もうこの厚さからすると、もうこのパターンもあるんだよな。
もう2人ずつ増やす8.4.2.2っていう。
これだと18人編成になるんだけど
これスタジオに集めてさ、これ総計してみて
あ、これまだダメなのね。
コーラスさっき言った。
3人のコーラスをたぶん
さすがにね、クリスマスイヴとか
アカペラ集のアルバムを出してるんだけど
それ達郎さんの1人多重録音で
70回っていうか100回とか200回とか撮ってんの。
さすがにあそこまでは行かないけど
でも3人がかりで、もう5回や10回は楽に重ねてる。
とするとここだけで
3,5、15人から30人。
これどうよ。
バンド10人、7人、14人
17の14だから31か。
31人、下手したら15で
45人から50人。
スピーカー 2
楽団ですもんね。
スピーカー 1
単純に言うと
POPSの編成の中では
オーケストラ級に最大級の
もうフルパワーが入ってるってことです。
スピーカー 2
ボーッと聴いてたらやっぱり素人ってのは分かんない。
スピーカー 1
ボーッと聴いてれば
なんか贅沢でかっこいいって思うけど
こんなの40人とか50人がかりで
スタジオ借り切って延々とやってんのよ。
スピーカー 2
なんか恥ずかしいのが
素人としても竹内マリアが歌って
山下さんがちょっとプロデュースして
習うの2人ぐらいしか見えてないけど
とんでもないです。
スピーカー 1
とんでもない。
腕っこきのベースとドラムがいるからね。
スピーカー 2
重なりがすごい厚い。
スピーカー 1
もう分厚いじゃん、すごい。
で、コーラスもとっても綺麗だし
ストリングスね、こんな。
今さ、平成の時代、アレーガの時代には
こんな贅沢な録音はどこもやんないです。
スピーカー 2
ちなみに音楽素人で聞くと
これってイラさんが変態的に詳しいから
心を聞けてるってことですよね。
みんなが聞いてることでしょ。
すごい音の厚みですね。
そういうこと、さっきの海外の人発見した時は
その人たちはやっぱりこういうの分かってない。
スピーカー 1
分かってないけど
でも聞いた瞬間に
あれ、なんか違うぞ、これ。
贅沢だな、キラキラ、豪華じゃん。
っていうのは誰にでも分かるので
でもその裏付けはもうこういうことになってるんだよね。
ものすごいお金かけて。
で、しかもこの後
ちょっとオーディオマニアな僕が
もう一つの言います。
40人クラスの特大編成ね。
そう、みんな一流読でね。
がまず一つね、これが
誰が聞いてもリッツだよねっていう
音作りのと
あとはね、これ84年の録音なんだけど
アナログ録音の完成形だったの。
スピーカー 2
アナログ録音。
アナログ録音の完成形とシティポップの音作り
スピーカー 1
あのさ、こういうのを耳の以上にすると
分かんないじゃんって言うんだけど
そんなことないから
例えばプラスチックラブとか
大竹栄一のロングバケーションを聞いてみて。
なんか音が溶けあって
有機的で空間を音がバーって満たしてるじゃん。
いっぱいいっぱいに温かい空気が入ってるっていう。
温室に入ったみたいな感じ。
そういう録音はアナログじゃなきゃできないのよ。
この後、達郎さんもデジタルに行こうとする時に
ものすごい苦労するの。
デジタルってね、実は
アナログがこれぐらいの入れ物だったとすると
デジタルって突然こんな広くなっちゃうの。
アナログは24チャンネルとかで
一個一個の楽器に24個はめられるってことなのよ。
だからドラムなんかには
バスドラとってスネアとってシンバルとって
みたいなことができるんだけど
スピーカー 1
それでも24じゃん。
デジタルになると
ものすごくクリアで綺麗に録れるし
例えば200チャンネルとか簡単に行けるわけ。
でもそうなると
ものすごい広いところにポツってこうやって
寂しくなっちゃうし
音が冷たくて混ざり合わないの。
全部分離されてるから。
だからこういう温かくて
吹奏とか音質みたいな感じの音が出ないんだよね。
スピーカー 2
細かけないってわけでもない。
スピーカー 1
だからもしね、本当に
比べてすぐ分かるのは
この後3年後ぐらいに
竹内マリアの夢の続きっていう
やっぱり山下達郎がプロデュースして
編曲してる曲があるんだけど
そっちはデジタルオコンなんだけど
もう全然違うの。
ベースもシンセベースだし
なんとか近づけようとしてるんだけど
カッサカサなんだよね。
だからそう考えると
本当に一番いい時期の
ものすごいお金をかけて
しかもアナログの温かい
音場がちゃんと入っている
っていうのを
デジタル時代の人が聞いて
うわぁ何これかっこよすぎるじゃん
ってなったのが
プラシティクラブだったんだよね。
スピーカー 2
それ考えたことなかった。
アナログ録音で。
スピーカー 1
でもさぁこんなん贅沢すぎない?
スピーカー 2
ストリング人数すごくないですか?
スピーカー 1
7巻編成だってさ。
スピーカー 2
ちなみに
音楽のこと分かったんですけど
今の曲ってだいたい
一人で作っちゃうことも全然あります?
スピーカー 1
今はほぼ作曲家が
自分の部屋で作って
スピーカー 2
ベッドルーム、ビリアーディッシュとか
みんなそうじゃん。
だからこの14どころか
1位の可能性も全然ない?
スピーカー 1
だからキーボード弾ける人は
友達にギター弾けるやつがいたら
ギターだけ頼むとかさ。
このストリングのところは
ストリングスっぽい音が出すキーボードで
サンプリングで出すみたいな感じなんで
あとアメリカとかだと
ベースラインを繰り返して繰り返して
歌も割と同じことの繰り返しで
コードも一個で済ますみたいなのが
ほんと多いじゃん。
だからこういうリッチな世界はないんだよね。
スピーカー 2
民主化されたかもしれないけどね。
日本のものづくりって
こういうのもうまいんだ。
スピーカー 1
この頃はほんとに贅沢だったよね。
今こんな録音できないもんね。
すごいお金かかるんだよ。
スピーカー 2
したくてもできないってことですよね。
現代の音楽制作との比較とシティポップの価値
スピーカー 1
だから前にも話したけど
ツツミ共兵がさ
アナグレコ録音の最後の頃
少年隊のABC
あれものすごい数のパーカッションが入ってるんだけど
スピーカー 2
全然気づかん。
スピーカー 1
トラック2台搬送したって言ったから
トラック2台分の楽器を
スタジオに運び込んで
ポコポコポコッと叩くんだよ。
スピーカー 2
すごい。
トラックってほんとはそっちのトラックの方です。
車のトラック。
スピーカー 1
ぜひ聴いてもらいたいな。
あれ僕のツツミさんの中では
一番好きな曲なんだけど。
スピーカー 2
え、なんて曲?
スピーカー 1
少年隊のABCです。
スピーカー 2
すごいな。
スピーカー 1
流せないですから皆さん聴いてください。
流せないんだよ。
ラッシークラブのカラオケも聴いてほしいんだけどね。
だから歌が入っちゃうとさ
歌にみんな耳が行くんだけど
歌がないと
バックのアレンジとかがほんとによくわかるじゃない。
で、この曲に関しては
やっぱりこのホーンとストリングのアレンジが素晴らしいと思ったんだよね。
特にこのストリングスの
サブメロディーの入れ方が
超かっこいいので
ぜひカラオケで聴いてください。
ほんとになんか贅沢。
スピーカー 2
なんかすごい初心者の発言なんですけど
このカラオケ版みたいなのがCDに入っていることが
歌を聴く人間からすると
あんまりわかってなかったというか
壊しちゃうみたいな。
でもそういうことがあるから
このカラオケ版みたいなものが存在しているわけですよね。
スピーカー 1
そうだね。
スピーカー 2
バックミュージックを聴く。
スピーカー 1
当然でも自分で歌いたいからっていうパターンなんだけど
ただほら
ちょっと変態的な音楽マニアはさ
ちょっとアレンジの構造とか知りたいよなってことになるんで
ここでストリング入れてるんだ。
そうか。
ここでかみたいなね。
スピーカー 2
CDには必ずカラオケ入ってたからね。
ですよね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
今ってSpotifyとかで聴くと
オフボーカル版もあるから聴かないと。
自分で消すんだよね。
そうそうそう。
なんか楽しかった時代ですね。
スピーカー 1
いやー音楽かっこよかったよ。
スピーカー 2
これ今後で出るかもしれないけど
もうちょっと今のところに付随して
松原みきさんとか
他にもいっぱいメンバーいるじゃないですか。
これ以外にも。
当然そのシティポップって言われるくらいだから
皆さんやっぱり実際素人っていう
共通な香る風があるじゃないですか。
その辺っていうのは今の
まさにオーディオマニアとか
スピーカー 1
実際シティポップ
スピーカー 2
伊賀さんなりに交差する
なんか使ってる何かが一緒とか。
スピーカー 1
いやそれに関しては
これから話します。
スピーカー 2
わー楽しみ。
スピーカー 1
要はさ
この頃日本にはない音楽だから
カテゴリーがなかったってことなんだよね。
スピーカー 2
だからニューミュージックみたいに言われてたわけですよね。
スピーカー 1
だからそれもあんまり決まった言葉はなくて
なんとなくかっこいい音楽だよねみたいなことで
カテゴリーがなかったと思う。その頃。
スピーカー 2
そこ自体をカテゴライズしてたわけでもなく
後から振り返ると
スピーカー 1
今こうなってるけどみたいな。
スピーカー 2
ちなみにこれって
それこそセイコと秋野をやった
ああいう歌謡曲との立ち位置っていうと
どういう感じだったの?
スピーカー 1
だから歌謡曲の方で
もうこういうの取り入れ始めて
それこそ稲城十一もヒットしたし
杉浅道とか
あと杉山清高とオメガトライブみたいな
フュージョンっぽいバンドに
歌の上ボーカルのセットみたいな
パターンでも入ってきたし
歌謡曲の方をだんだんこうやって
浸食していくようになる
スピーカー 2
僕大事なこと気づきました
リスナーからの感想と質問
スピーカー 2
まだ無料版ですね
何か突っ込んだときのイラさんのね
お前ちょっと突っ込みすぎだよっていう
すいません僕ちょっと興奮してきました
なのでこの続きは有料版に
いきますので
じゃあここでお便りご質問お願いします
はいお便りから行きます
なつめさん20代の出演の方からです
第334回インザメガチャーチの感想で
これ拝見しましたと
この感想でなく申し訳ないようですが
お便り失礼します
浅井さんの著書を読んだことがなく
しかしいつぞやに浅井さんファンから
オススメされたどうしても生きてる
という本を購入してたので
本屋大使を受賞を機に引っ張り出して
読んでみました
結論から言いますと
このどうしても生きてるという本は
救いがなくて読んでる間ずっと辛かったです
苦しみが多い世の中で
本にまでそれを突きつけられたくない
というのがまさにその通りで
永遠と現実と向き合わされ
でも理解できてしまうから
なおそれが辛くそれでも人間はやめられないから
読み終わった後辛くて泣きました
スピーカー 1
うわぁ切ないな
スピーカー 2
30歳目前の今
一旦方向性を見直してみようと
4月から環境を改めました
楽しいけれどやっぱりどっか不安で
その私の不安と登場人物たちの不安が
リンクしすぎてどういう気がしたのかなと
このメールを書きながら思ったりしています
解説を万丈名さんがされており
それだけで救われたので
締めにあの明るさがなかったら
私は塵になっていたかもしれません
皆さんが動画内でおっしゃっていたことと
私のぐるぐる思っていた感想が重なり
どうしても送りたくなってしまいました
文庫化を待っていますが
インザメガチャージを読むのがとても怖いです
笑いということでお便りありがとうございます
スピーカー 1
僕そんなに苦しむんなら
読まなくていいんじゃないかな
という気がするんだ
アサヒさんは本当にいいやつなんだけど
小説苦しいんだよね
僕苦しいものが好きじゃなくなっちゃったのよ
昔はそういうのがいいのかなと思ったんだけど
スピーカー 2
現実がもうね
苦しいことないよなという気がするんだよね
かといって
スピーカー 1
安易な救済は嫌なのよ
パンケーキがおいしくて
よかったね
ダンボール箱を広げるみたいなのは嫌なの
難しいね
スピーカー 2
無理はしないでね
ありがとうございます
質問もいただきます
40代男性の方からです
私は映画や漫画
小説を読むのが好きで
これまで300作品以上を読んだり見たりしてきました
そこで思ったことが
この世の中にある作品のすべては
愛だったり命だったり
いくつかのテーマをいろんな表現の仕方で
表しているに過ぎないのではということです
音楽も好きでよく聴きますが
このアーティストの歌は前も同じような表現の歌
あったよなとか思ったりします
このような考え方は的外れですか
もっと純粋に作品を見るべきなのでしょうか
スピーカー 1
いいんじゃない
だってテーマって簡単だもんね
だって僕たちさ
深海に生まれて死ぬタコの一生の
お話を読める
でも人間って
果てしないことを繰り返してるじゃん
生まれた、憎んだ、愛した、喧嘩した
誰かを殺した
死んだ
全部お話は終わりなので
その中でしかも全部書けるわけじゃなくて
死んだが得意な人もいれば
愛したが得意な人もいて
それをただ繰り返してるだけなんで
それと300って言ったよね
この子いくつ
スピーカー 2
40代男性の方
スピーカー 1
それは40代の男性で
いや、僕本当に小説映画読んでる
見てるんですとかって言うんだったら
そこはね
3000でも少ない40代なら
3万に近づこう
100倍ぐらい見れるよ
それからもう一回考えてみたらどうかな
本当にどうなのか
僕別に3万ぐらい
楽に超えてると思うけど
でもそういう限定があるものだよね
人間って
無理だからね
火星でが主人公のお話とか
ずっと同じまま
太陽の前にぐるぐる回ってる
スピーカー 2
どうしても人間がテーマだったら
そうなってのはまた外れじゃないですよね
全然おっしゃる通りですよね
スピーカー 1
でもそれでいいんだよね
でもその中でさ
こんな当たり前のことを言ってるのに
ここまで刺さるかみたいなことってあるじゃない
そういうのが
当然今までもあったと思うから
そっちを掘ってみたほうがいいんじゃないかな
そうですね
スピーカー 2
まだまだ
お便りをお待ちしてます
じゃあこの後いよいよ本編に入っていきたいと思います
続ける通りご視聴ございます
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ニコニコ動画いずれかの方法でご視聴ください
概要欄からチェックしてみてください
それでは本編で
スピーカー 1
はい
23:53

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