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2025-11-06 21:20

【オトラジ#305】創作はAIに奪われるか、それともAIと共に進化するのか(小説家SP#25)

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【AIで小説を書く時代。創作はもう機械に奪われるのか?】
全工程でAIをフル活用!SF短編を書き上げるまでを紹介します
実際には、書くのは苦痛だけでなくお楽しみもあるので、苦手なパートだけうまく利用するのがオススメ
小説が書けない時の突破口に皆使ってみよう……衣良

 

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【石田衣良】いしだ・いら
1960年東京生まれ。84年に成蹊大学を卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターとして活躍。97年『池袋ウエストゲートパーク』でオール読物推理小説新人賞を受賞し作家デビュー。
2003年『4TEEN』で直木賞を受賞。06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、
13年『北斗、ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。『アキハバラ@DEEP』『美丘』など著書多数。
■Webサイト https://ishidaira.com/

 

【早川洋平】はやかわ・ようへい
1980年、横浜生まれ。中国新聞記者等を経て2008年起業。 羽生結弦、吉本ばなな、髙田賢三、ケヴィン・ケリーら各界のトップランナーから市井の人々まで国内外分野を超えてインタビューを続ける。 13年からは戦争体験者の肉声を発信するプロジェクト『戦争の記憶』にも取り組む。 『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良「大人の放課後ラジオ」』等メディアプロデュースも多数。 インタビューメディア『LIFE UPDATE』配信中。
■プロインタビュアー早川洋平Webサイト https://yohei-hayakawa.com/
■『会う力:シンプルにして最強の「アポ」の教科書』(新潮社) https://amzn.to/40U5sdq

 

【小野寺美咲】おのでら・みさき
1995年、横浜生まれ。吉本興業勤務等を経て2023年よりWEBライターとして独立。スポーツ選手、経営者、市井の方への取材や、記事制作、電子書籍の原稿執筆を行う他、企業研修のファシリテーター等も務める。2025年より、神奈川・北九州の2拠点で活動している。
■Webサイト https://onoderamisaki.themedia.jp/

サマリー

本エピソードでは、AIが創作プロセスに与える影響を探り、特に短編小説を書く際のAIの活用法について論じています。また、樋口清介氏の著書『AI先生のSF小説教室』を通じて、AIの特性や可能性が深められています。AIが創作に与える影響について議論が行われ、小説家や編集者の役割がどのように変わるかが考察されています。AIによる執筆や研究開発の現状が取り上げられ、創作の楽しさや独自性が失われるリスクについても触れられています。創作の未来に関して、AIが人間の創造力を補完するのか、それとも奪うのかという論点が深まっています。AIを活用した創作手法や作品作りにおける挑戦について意見交換が行われました。

AIと創作の関係
スピーカー 2
こんばんは、石田衣良です。小野寺美咲です。早川洋平です。
大人の放課後ラジオ、この番組はYouTube、ポッドキャスト、各プラットフォームでお届けしています。
チャンネル登録、番組のフォローよろしくお願いします。
さあ、今日は小説家スペシャルです。
スピーカー 1
いや、でも出たね、ついに。
スピーカー 2
出ましたね。
スピーカー 1
僕これさ、Amazonで見つけて、これはぜひやるべきだなと思って。
スピーカー 2
みんな速攻おっしゃってましたよね。
スピーカー 1
樋口清介さんっていう、SFマガジンのコンテストで賞を取ったのかなっていう、
SF作家兼エンジニアリングコンピューターの世界で一流人なんだけど、
その人のこういうタイトルです。
AI先生のSF小説教室。
副題はちょっとダサいからほっておいて、
要は、AIを使って小説を書くその方法をビニ入り際に渡って書いている。
この人SF作家なので、SF短編をLLMで、Large Languageモデル化で、
どういう風に書くかっていうその書き方を本当にね、ものすごいちゃんと。
スピーカー 2
教科書ですね、これね。
スピーカー 1
教科書的に書いている。
ライティングツールの利用
スピーカー 1
なので教科書なので、正直ちょっと面白くないんだよね。
スピーカー 2
教科書ですか?
スピーカー 1
ちなみに2人はさ、AI使ってる?
スピーカー 2
使ってます。
ほぼ毎日。
スピーカー 1
2人とも有料なの?
スピーカー 2
有料です。
有料です。
これいくら払ってる?
3000円ですね。
全く一緒です、私も。
そういう人が多分今一番中間層。
そうですね、多いな。
スピーカー 1
一番多いんだ。
じゃあみんな今3000円でAIを使ってるって感じなのか。
この小説を、というかこの短編を書く時に使ってるのはさ、
クロードなんだけど、クロードいいって言ってたじゃん。
スピーカー 2
でももうそれこそあの後すぐチャットGPTに結局飲まれて買えちゃいました。
私も全く一緒です。
最初クロードの方がいいってテキストを書くライターなんですけど、
だったらいいって言われたんですけど、
ちょっとなんかもうチャットGPTで集約して問題ないかなと思って。
スピーカー 1
それは新しいチャットGPTの5だっけ?
それが出て乗り換えたんですか、その前から?
スピーカー 2
これ逆に美咲さんにも聞きたいんですけど、
僕が乗り換えたのは、僕完全にクロード売りだったんですけど、
結局チャットGPTの何が少なくても当時優れてたかというと、
やっぱり会話をね、チャットをまたいで記憶していくんですよ。
だから文脈とか全部覚えてるんで、
結局やってくと自分に合わせてくれるんで、
クロードが今ちょっと僕は離れちゃったんで分かんないですけど、
当時なかったんで、そこですね。
カスタマイズがすごく自然にやってくれるってことか。
私でもバージョンが上がった時に、
多分タイミング使ってみて、悪くないじゃんって言うので変えただけで。
だから4.5とか4ぐらいでね。
多分仕様が使いやすかったから変えたんですけど、
もうそれで十分って感じで。
スピーカー 1
ちなみにチャットGPTは当然みんなも知ってるオープンAIじゃん。
そうですね。
で、クロードの説明だけしとくね。
この本ですごい品質するので。
クロードは会社、元会社はアンソロピック。
これ分かるよね?人類学は英語で。
スピーカー 2
アンソロ…アンソロ…
スピーカー 1
アンソロポロジー。
そう、だからこれは人類のって意味。
で、アンソロポロジー…アンソロピックは、
クロードを作ってる会社なんだけど、
スピーカー 2
これ怖いよ。
怖い。
スピーカー 1
赤ちゃん。2021年生まれ。
スピーカー 2
赤ちゃんだ。
もうコロナ入ってからじゃないですか。
スピーカー 1
赤ちゃんだよ。
幼稚園の年中さん。
まだね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、その会社がさ、元オープンAIの辞めたエンジニアが立ち上げたんだけど、
そこにさ、アマゾンが1兆2千億。
グーグルが3600億入れて、
グーグルがこれからさらに入れるんだって。
どうよっていう。
スピーカー 2
赤ちゃんへの投資がすごい。
赤ちゃん2兆円だよ。
スピーカー 1
すごい。
スピーカー 2
将来専用高ってことですよ、だから。
スピーカー 1
もうラーメン屋なんてやってらんないよな。
いっぱい1000円超えるから悩むな。
1000円超えて売れないもんな。
確かに。
1.2兆円です。
ポンとくれます。
で、ちなみにアンソロピックの歌い文句ね。
倫理的にはAIである。
透明性を出す。
ここね、いろんな意味があって、
その透明性もそうなんだけど、
AIって基本的にさ、
なぜそうなっているのかって説明してくれないじゃない。
アンソロピックは人間にアンサーの説明を
ちゃんとするようにっていうのを作ってるらしい。
なのでそういう点ではね。
あとはさっき出ていた長文に強い。
実際使うワードでは条件が原稿用紙で350枚とかなんだよね。
だから短めの長編ぐらいだったら
一発で作れるっていうのがあって、
まあ十分に強いクロードを使って
樋口さんはこれをやっていくんだよね。
スピーカー 2
でもやっぱり元々本当に
創作におけるAIの限界
スピーカー 2
クロードを僕最初使ってもそうですけど
やっぱり文章のセンスとかが
やっぱり全然チャットDBと違ってすごい良いんですよ。
そこは小説家の人に相性いいんだろうなと。
スピーカー 1
そうか、その文章の滑らかさとか表現力が。
スピーカー 2
なんかね、昨日聞いた文章の書き方とかがすごく
衣良さん化するともちろんツッコミどころあると思うんですけど
AIの中では一番センスある。
スピーカー 1
まあ基本的には
最初自分で少数のイメージワードを出して
プロトタイプを作って
それを楽しく読んでダメ出しをしたり
遊んだりしながら世界を広げて
細部のブラッシュアップをしていく。
このサイクルを、例えば
物語のあらすじを作る。
叩き台を作るとき、世界観を作るとき、キャラクターを作るときで
毎回毎回これを回していくっていうやり方で作るって言ってるの。
で、この樋口さんが言うには
そのときに参考にするのは
こういう本なんだよね。
要はアメリカの映画のストーリーの作り方。
これはストーリーの解剖学っていう本で
こっちはストーリーっていうね。
物語の基本と原則っていうものなんだけど
ただね、この元がやばいの。
僕一応両方読んだんだけど
アメリカの優秀なやつは何を言うのかなと思ったんだけど
物語の構造を解析しているだけで
これはシステム的にやっているだけでは
今のハリウッドみたいになっちゃうな。もうダメだな。
こういうメソッドだけでいくやり方ではダメなんだよな。
実は創作はっていうのをちゃんと勉強できたんですよ。
6000円もかけて。
スピーカー 2
だから創作学ですよね。
創作と創作学って違う。
スピーカー 1
だから傑作と言われている映画では
こういう構造でできています。
例えば3幕ものです。4幕ものです。
ちょうど2時間だったら1時間の真ん中のところで
物語がパクッと終われて
別の段階に降りていくようなレベルに変わっていく
折り返しができますみたいなことが書いてあって
そういうのを割と淡々と守りながら
一個一個作っていくんだよね。
それをAIにやらせていくっていう本なんですよ。
前半はほんとすごく面白い。
だから僕読んだ漢字では
苦手なところってあるじゃない。
スピーカー 2
自分のね。
スピーカー 1
だから世界観を作るのを細かく作り込むのが苦手とか
キャラクターが苦手とか
3人称はいいけど1人称は書けないとか
だからそういう苦手なところだけ
AIをいいところをつまみ食いして補強する。
その上でやっぱ最後は書いた方がいいよね。
だから僕これなんかね
AIにセックスのやり方を聞いている感じがしたの。
やり方を聞いて学んで
自分でやろうじゃなくて
最後の一番気持ちいいところもAIにやらせようとするから
無理が出ちゃうんだよね。
スピーカー 2
ライティング代行で最後まで任せちゃうみたいなね。
スピーカー 1
あれ何て言うんだっけ。辞める会社。
もう無理です。
小説もう無理の人にはこれいいと思います。
でも書くことが辛いけど楽しいこともあるじゃんっていう人には
全部AIなんか使う必要ないよなっていうのが素直な感想かな。
スピーカー 2
おっしゃる通り人を選ぶっていうか
既存の僕らって言っちゃいますけど
小説を書くのはこうだとか
こうありたいみたいな延長線上の人からすると
やっぱりすごくロジックとかすごいなと思うんですけど
スピーカー 1
そっち向いて息苦しいというか
AIで作った本の平凡さ
だんだんと言ってることはまともだけど
スピーカー 2
あんたつまらんねっていう感じになっちゃうんだよね。
スピーカー 1
密室の中の空気が入ってこない中にいる感じなんですよね。
AIと創作の影響
スピーカー 1
それどっかで本当は手をかけるべきだったね。
だから樋口さんこの本実はAIを使って書いてるんだけど
どこかに自分の作家で賞も取ってるんだからさ
書く時とか世界観が広がっていく時とか
新しいキャラが見つかった時の
楽しいワクワク感みたいなのを入れるべきだったのに
そういうのをAIは知らないから書けないんだよね。
AIを使ってる本では。
そういうところが弱かったかな。
スピーカー 2
逆に言うとそれで貫いて一冊にしたって
彼と将軍社は逆にチャレンジしましたね。
スピーカー 1
この本自体は面白いし
いろんなヒントが詰まってるから
これからの時代にはいいと思うけど
後書きに書いてあるように
これから創作の仕方がAIによって画的に変わっていく
新しい時代ですみたいなのは
正直言って絵が書いたら大嘘だと思う。
それは無理。
スピーカー 2
三作さんはどう?
3社3行で多分いろいろ考え方、意見違いとか
私も趣味で小説を書くんですけど
使い方、つまみ分をするポイントとして
世界観の裏付けとか
こういう時にはキャラが言いそうじゃないことを言ってください
みたいなプロンフットも書いてあったじゃないですか
それはすごい、なるほどなって思ったんですよ
そんな使い方って考えたことなかったと思うんですけど
小説を書くのは楽しいと思うので
そうなるとそこまで奪わないでよみたいな
そうだね
そんな楽しいところをやっちゃわないでよみたいな
だから編集、逆に言うと小説を書かなきゃいけない
っていう立場になった企画者とか編集者は
めちゃくちゃいいと思います
投油定員一回しなきゃいけないというか
スピーカー 1
台本作るとかね
でもそれダメだよ
スピーカー 2
だって平均点しか出さないものなんてさ
スピーカー 1
だってやっぱり編集とかやる人は
チェーンソーマンとか見つけたいわけじゃん
これで出てくるのはね
もうちょっと名前挙げられないような漫画だからさ
スピーカー 2
なんていうんだろう
それをリリースするというか
なんか作ってみたいみたいな
自分の頭の中にあるものを作ってみたいとか
趣味でやってみたいっていう人にはいいと思います
編集企画の頭の人
スピーカー 1
だから自分のオリジナルアイデアを元に
あらすじまで行って
そのあと実際に書くのは自分でやって
それをちょっとずつ直していくみたいなことを
やったほうがいいかもしれない
スピーカー 2
だからなんか
逆に見てる方で
お前ふざけんなっていうくらいで
コメントいただいたら嬉しいんですけど
さっきもお日のちに出ましたけど
やっぱり全てをAIでっていうのは
面白いのは無理だなと
僕は思ってて
思ってるんですけど
本当に全てAIでやりましたっていうので
しかも誰しもが
全員じゃないけどほとんどの人が面白いっていう
とにかくその一作出たら
ちょっと考え方が覆るかもしれないから
スピーカー 1
世界にこれだけ人間がいて
ものを作りたい人もたくさんいて
それでAIが書いた小説の
大ベストセラーとか
あれは傑作だよねっていうのが
もう3年4年経つよね
経って一冊も上がっていない
それともう一つ言えば
世界中の研究所でAIを使って
新しい新規分野の研究開発をしてるんだけど
研究開発の現場では
AIって使い物になんないねっていうのが
実はもう今定説なのよ
AIでは本当に新しいものは作れない
過去を振り返ったりまとめたりするのはいいけど
パターンの外に出る
新規性のあるものに関しては
基本的にダメだねっていうことになってるんで
小説家と編集者の課題
スピーカー 1
そりゃなかなか超えらんないよね
今のお金だけぶち込んでスケール
スケーリング測で大きくしていくだけのやり方では
なのでAI研究者が
AIを使わずに
新しいものを作ってほしいです
正直言ってこんなに1兆円とかぶち込んでも
今のよりちょっと性格が良くなるだけで
何にも変わらないと思う今のやり方では
何でしょうね
スピーカー 2
でも本当それは熱がないですよ
書いた文章が
スピーカー 1
だからさ
スピーカー 2
温もりがないっていう
スピーカー 1
AIって小説を面白いと思って読んでないんだよね
全部覚えてるくせに
スピーカー 2
ここに温度上げるって説点ありますけどね
ヒューズさんとかじゃなくて
この作品の中に例として小説が出てくるんですよね
プロンプト入れて書きましたっていう
そのSF小説も
本当にこのキャラがめちゃくちゃ萌えてとか
この関係性がたまんなくてみたいな
物で物語って生まれていくものだと
個人的には思ってるけど
その熱感が特にないので
これが読みたい人に刺さる部分だとしたら
もっとそこを強調して
スピーカー 1
だから正直言ってさ
これ最高の状態で書いても
プロのSF作家の短編のアンソロジーがあるじゃん
いろんな作家が集まってる中で
その中に入ったら
もう平均点だね
よくできてるね平均だね
この人って物知りだよね
でも小説はそんなに大したことないかな
ぐらいの感じで終わっちゃうと思う
スピーカー 2
あとこれ10箱の隅につくわけじゃなくて
やっぱりこのプロンプトもちろん大事だと思うんですけど
個人的にはどうかなと思ったの
例えば脚本書くときに
あなたはアカデミー受賞脚本家ですとか
あなたは超いける編入者で
設定台って言われるんですけど
その設定本当にちゃんともっと細かくやらないと
そこ一番大事だからさ
だからやっぱりAIも出せないんじゃないかな
スピーカー 1
それロールプレイっていうやり方なんだけど
それは上手く使うといいと思う
編集者としてチェックしてくれとか
映画の脚本家ですとか
あるいはSF作家ですみたいなことを
スピーカー 2
ちゃんと設定を入れるんだよね
個人的にはですけど
美咲さんの期待ですが
それやってるんですけど
スピーカー 1
あんまり大事もないですよね
スピーカー 2
だってさっきも言いました
これもあなたは非常に経験豊かなプロの小説編集者であり
っていう設定だけど
スピーカー 1
それAIちゃんとやってるんだよね
スピーカー 2
この質問自体がしてる人は悪くないですか
スピーカー 1
演技をするだけだから
AIができるのは永遠のモノマネ歌合戦なので
スピーカー 2
いつもそこ突っ込むと
すいませんって言うだけ
スピーカー 1
それは私も一緒ですよ
だから魔法ないですよね
一流のSF作家だったこともないし
ハリウッド一のシネレオライターだったこともない
機械が不利をしてるだけなんだから
スピーカー 2
だから本当に気をつけないと
それで一生終わっちゃうから
そうですね
今一生終われちゃうぐらい
スピーカー 1
それじゃいますからね
でも面白い機械だとは思うし
いいゲーム要素
あとみんなだいたいある作品を書くときに
その世界のことを徹底的に考えることはしないので
例えばファンタジーとかSF的な
世界観がすごく大事なものに関してはとってもいいです
ちょっとやっぱりあまりにも今
ダメダメ出したから
なので僕が読んだ漢字では
ここまでかな
だからプロトタイプの叩き台
200字くらいの叩き台を作る
コンセプトボードを作る
コンセプトボードを作る
これ小説家やんなくてもいいんだけどね
いいのは僕の漢字だと
ここキャラクターはそんな強くない
ここがいい
めんどくさがりにはここも悪くない
ここはいらない
ここもいらないね
200字くらいなんて自分で書けるからね
こんな感じかな
で文体に関しては
自分で楽しんでやったほうがいい
下手くそだからAIは
って感じかな
ただこれを追っていくと確かに書けるんだよね
要は小説の作り方の段階を
レイヤーに分けて階層化していって
その一個一個にAIを使いながら
このプロトタイププレイポリッシュ
っていうののサイクルをぐるぐる回していくから
果てしなくよくよくなるかと思うと
これ謎なんだけど
果てしなく平均点に近づいていくんです
スピーカー 2
意地力がない
スピーカー 1
これがAIの恐ろしいところ
スピーカー 2
苦いてもそのままなのか
AIと平均点の危険性
スピーカー 2
これでも後で本編に直ったんですけど
僕も文句だけだとあれなんで
前以前衣良さんと話してもらえなかった
ずっと止まってたんで
このロジックは使ってない
自分で文章を書きまくって
めちゃくちゃなのをやり取りして
ある程度プロットとか企画を考えて
作ってもらった
フィニッシュしてもらった
そしたらちょっと面白かったんで
スピーカー 1
それどれくらいのボリュームなの
スピーカー 2
文章までは全部は書いてないですけど
企画構成の案と
スピーカー 1
あらすじができてるってこと
スピーカー 2
そうそうそうそう
それはクオリティとしてはまだまだですけど
こういうのには僕はそういうの苦手なんで
だって01は出せるんですけど
その後の見せ方は下手なんで
そうちょっと面白かったな
スピーカー 1
なるほどね
まあでもあるんじゃない
いろんな遊び方ができるとは思うし
書くの苦手だなと思ってる人には
いい踏切版みたいな役割ができると思う
スピーカー 2
踏切版的な
まずやってみるっていう意味では
本の帯にも書いてあるんですけど
書き始めるっていうところが
結構ハードルだったりすると
それがパンといけるので
その後直しを自分でしていけばいい
スピーカー 1
ただ本当に物を作りたいとか
物を作るの楽しいよねっていう人には
いや今のAIごときでは
到底人間なのって賢すぎるので
まあ追いつかないよなぐらいの感じかな
リスナーからの質問
スピーカー 1
でも面白かったね
スピーカー 2
そうですね
スピーカー 1
はいということで
スピーカー 2
また本編で少し入っていきたいと思います
ここでお便りとご質問いかがでしょうか
はいお便りから行かせていただきます
ラジオネームお正月と乱歩小さん
30代の男性からです
9月に池袋で行われたサイン会に行きました
IWGPの新刊を変えて非日常感も味わえた
とても楽しいイベントでした
さてサイン会で新人賞で最終まで行きましたと
お話したところ
ネットでアップしてみたらとアドバイスをいただき
その言葉を真に受けて
一番自信のある一作を実際にアップしてみました
主人公は歌舞伎町で体を打って生きている
プライドのあるコールガールの女の子です
性愛ファンタジーミステリーという感じで
なっておりますと
サイン会また来年も楽しみにしていますということで
スピーカー 1
そんな話だったんだ
聞きたかったね
そんないいネタだったら
スピーカー 2
コールガール探偵ってことでしょ
彼女を中心に友達のロリータ系セクシー女優の人生
LGBT、セックスをしない謎の客と
歌舞伎町の連続殺人鬼を追うなど
大人のおもちゃ箱
スピーカー 1
めっちゃよくない?
スピーカー 2
僕好みなんだけど
スピーカー 1
リンクも送ってくださってます
なんかよくない?
歌舞伎町職案通りのたちんぼ探偵とか見えなくない?
スピーカー 2
まさにいいかもしれない
ありがとうございます
質問もいたして
スピーカー 1
たちんぼ探偵いいな
スピーカー 2
誰か書いてくれないかな
初めての言葉ですね
スピーカー 1
操作したいんだけど
いつも常連客が来るから待って
ラブホからさ
指を挙げながら出てくる
これシャロー挙げたでしょ
昭和感もあるね
スピーカー 2
ひどいな
でもいいですね
時代迫って読ませていただきます
これは相談ですかね
HYさん
30代男性の方からです
はじめまして
自分はゲーム制作会社でシナリオを執筆
制作する仕事に就いています
衣良さんとは出身校が一緒であり
さらに学校の入学式でのゲストとして
激励の言葉をいただいたことがあって
思い出になっています
入学式の挨拶なんかしたことあるんだ
専門学校
自分は現在シナリオで
全国トップレベルクラスの作品を作らなければならない
制作の仕事を任されています
石田さんも物語体験を読者に届けるトップランナーとして
走って感じただろう
この期待と充積とプレッシャーに打ち勝つヒントがあれば
ご教示いただけたら幸いです
スピーカー 1
プレッシャーはあるよね
ただどんな風に頑張ろうが頑張らなかろうが
自分の中から外に出られないじゃん
だから他人になろうとするよりは
自分の中の面白さを探した方がいいよ
みんなそうなると今流行っているのは何だろうとか
この次の時代はこれが来るよみたいなことに乗っかろうと頑張るんだけど
それもまあいいんだけどさ
それよりはもっと自分の中によって
ゲームの面白さの中心は何だろう
自分にとって一番面白かったゲームの過去は何だろう
っていうのを考えた方がいいんじゃないかな
それを見つけた上で
新しい時代でこれが流行りそうだいねっていうのと
うまくすり合わせるみたいなことが大事なんで
あんまり人のスタンダードに自分を合わせると
つらくなるだけだからね
スピーカー 2
じゃあまず自分の面白いというのは素直に大事にしていくということですね
スピーカー 1
結局一点突破でそれが一番強いんだよね
スピーカー 2
確かに誰かの真似をしても仕切れないですもんね
スピーカー 1
ただゲームの世界は映画と一緒で流行がすごく強いから
流行りに乗らないといけないというところもあるんだろうから
そういうところはちょっと器用にこなしつつ
本当に面白い自分の過去はずっと探し続ける
それで5年とか10年かけて一本代表作が出れば
それが世界史上で1000をくれるみたいなことあるからさ
全然いいんじゃないかと思うけどね
スピーカー 2
応援しております
ありがとうございます
この後いよいよ本編に入っていきます
続きは4通りご視聴方法がございます
YouTube、Apple Podcast、ニコニコ動画、オーディオブック、ドットGP
いずれかの方法でご視聴ください
詳しくは概要欄からご覧いただけたらと思います
それでは後ほど
21:20

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