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インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。こんにちは、インターン生の谷口です。
本日は、いろはに投資の記事紹介です。
ご紹介する記事は、10月14日に公開されたCPI消費者物価指数とは、総合とコアの違いやアメリカ・日本の数値を解説、です。
まずは、本記事の結論3点。
1. CPIとは、家計が購入する消費やサービスの価格動向を示す指数のこと。
2. コアCPIでは、総合指数から変動の激しい項目を取り除いている。
3. インフレの度合いを測るための一般的な指標で、市場や経済動向に影響を及ぼす。
連日、ニュースで様々な商品の値上げが話題になっています。
そこで、我々消費者が購入するもののインフレ度合いを測る指標として、CPIが重要になってきます。
今回は、CPIの概要や種類、日本と米国の数値などを徹底解説していきます。
まず、CPIについて見ていきましょう。
CPIとは、コンシューマープライスインデックスの略称で、日本では消費者物価指数と呼ばれます。
家計が購入する商品やサービスの価格動向を示す指数で、インフレの度合いを測るための景気動向指数の一部です。
景気動向指数とは、生産や雇用など様々な経済活動での重要かつ景気に敏感に反応する指標の動きを統合することによって、
景気の現状を把握と将来予測を行うために作成される総合指標のことです。
景気動向指数には2種類あります。
1つ目がCIと呼ばれるコンポジットインデックスです。
景気変動の大きさやテンポを測るための指数で、景気拡大や景気交代の速度や程度を表します。
2つ目がDIと呼ばれるリフュージョンインデックスです。
景気拡張の動きによる各経済部門への波及度合いを測るための指数で、
経済指標のうち景気拡大を示している指標の割合を表します。
CIとDIに使われる指標の1つがCPIというわけです。
中でもCPIは地候指数に分類されます。
CIとDIには3つの指数があります。
1.先行指数 実際の景気より数ヶ月先行して動く指数で、景気の動きを予測する目的で利用されます。
2.一致指数 景気にほぼ一致して動く指数で、景気の現状把握に利用されます。
3.地候指数 景気より数ヶ月から半年程度地候する指数で、事後的な確認に利用されます。
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CPIでは景気の良し悪しが物価に反映されるのに時間がかかるため、地候指数に分類されています。
また、CPIは産出に当たって、直接税や社会保険料などの非消費支出、土地や住宅などのストック価格は含まれていません。
では、PPIとは何でしょうか。
CPIと似た指標で、PPIという指標があります。
PPIとはプロデューサープライスインデックスの略称で、日本では生産者・物価指数と呼ばれています。
生産者が出荷した製品や原材料を対象に企業間で取引される価格の変化を調査・産出した指数で、
CPIと同様にインフレ動向を図る重要な経済指標としてマーケットで注目されています。
日本では、日本経済新聞社が産出する日経商品指数や日銀が公表する企業・物価指数が近いと言われています。
日経商品指数は、景気動向に敏感な値動きを示す主要商品の卸価格をもとに産出されており、先行指数の一つにもなっています。
生産者の価格は景気に敏感なため、景気より先に反映され、消費者の価格に反映される頃には景気はすでに始まっているということです。
では、なぜCPIは重要視されるのでしょうか。
それは、金利の動向を大きく左右し、株式市場などに影響してくるためです。
まず、経済活動が活発になって需要が増え、供給が逼迫してくると物価は上昇します。
また、経済活動が停滞し需要が縮小して供給に余裕が出ると物価は低下する傾向があります。
物価は経済の体温計とも呼ばれています。
CPIが上昇するということは、インフレが発生して家計を圧迫し、通貨といった資産の価値を下げていることを意味します。
一方で、日本やアメリカの中央銀行は、物価の安定化などを通して経済を活性化することを目標としています。
なので、中央銀行からすると、コロナショック後から始まった短期間での急激なインフレは、物価の安定化という目標に反していることになります。
金利を上げてからインフレが収まるまでの流れは次の通りです。
1.金利が上がり、お金が借りづらくなる。
2.企業・個人の借り入れが減る。
3.投資・買い物に使えるお金が減り、経済成長が鈍化する。
4.人件費削減などによって雇用が減り、労働者の給与水準が上がりぬくくなる。
5.個人・家計の消費が抑制される。
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6.物や財物が売れ残り値下げが始まる。
7.物価が下がりインフレの振興が抑えられる。
インフレを抑えるための金利引上げは、企業の業績悪化や景気交代などを誘発します。
よって、記録的なインフレが進行している今、経済や金利動向、企業業績を予測するために、インフレの度合いを測るCPIは注目されるのです。
では、日本のCPIを見てみましょう。
日本では、総務省統計局が消費者物価指数を作成し、毎月19日を含む週の金曜日の午前8時半に公表しています。
公表されている日本の消費者物価指数には3種類あります。
1.総合指数。調査対象の全品目を含んだ指数です。
2.コア指数と呼ばれる生鮮食品を除く総合指数。総合指数から、天候によって左右されやすい生鮮食品などを除いた指数です。
3.コアコア指数と呼ばれる生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数。コア指数から、海外要因で変動しやすいエネルギー価格を除いた指数です。
他にも、アメリカなど諸外国で重視されている指標と同じ、食料及びエネルギーを除く総合指数もあり、こちらがコアコア指数と呼ばれることがあります。
日本の消費者物価指数は、基準となる年の物価を100として、その時々の物価を比較計算した数値となっています。
2020年を基準としたここ1年間の推移では、2020年8月は、去年の8月と比べて、総合で3%、コア指数で2.8%のインフレとなっています。
これは、歴史的に見ても高い水準だと言えるでしょう。
インフレ率が3%を超えたのは2014年以来です。
今年に入ってから、ガソリンや電気代、食料品などの値上げが相次いでいます。
給料が上がりにくい日本では、何かしら対策をする必要がありますね。
次に、米国のCPAを見ていきましょう。
アメリカでは、米労働省労働統計局がCPAを作成し、毎月13日前後に公表しています。
医療や食料品など約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化しており、米国国民の生活水準を示しています。
公表される数値は日本と少し異なっており、CPAとコアCPIの2種類があります。
CPAとは、調査対象の全品目を含んだ指数です。
コアCPIとは、食品及び海外要員で転動しやすいエネルギー価格を除いた指数です。
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コアCPIの方が重視される傾向にあります。
米国CPAは、1982年の物価水準をベースに算出されています。
ここ数ヶ月間の数値を見てみましょう。
2022年9月末時点のCPIは、前年同期比8.2%、コアCPIは前年同期比6.6%を上昇しています。
日本の8月消費者物価指数は、前年同期比3%でした。
米国のインフレは非常に深刻であることがわかります。
次に、CPIとコアCPIの推移を見てみましょう。
CPIは2022年6月からそこまで上昇していないように見えます。
CPIではそうなっていますが、より重視されているコアCPIではまだ上昇を続けています。
ここで重要になってくるのはシェルターという項目です。
シェルターとは家賃のことを表しています。
シェルターとは家賃のことを表しています。
CPIの3分の1、コアCPIの2分の1を占める重要な項目で、CPIの数値に大きな影響を及ぼします。
家賃を見る上で似たような指標として、係数シラー指数というものがあります。
係数シラー指数とは、米国の住宅価格の水準を示す指数で、
個人消費行動に大きな影響を与える指数として注目されています。
前面の主要都市圏の一都建て再販価格を集計し、2000年1月を100として指数を算出しています。
家賃の動きを見る上で、大事になってくる住宅価格の推移を見てみましょう。
CPIと同じく6月で頭打ちしています。
このまま住宅価格が落ち着いてくるのであれば、家賃も下がってくる可能性が高いです。
そうなると、コアCPIも下げに転じる可能性が高くなります。
インフレのピークは過ぎたとの見方は多いですが、物価が正常な水準に戻るまでには時間がかかると思われます。
次に、CPIから考える投資対策を見てみましょう。
CPIでインフレの度合いが分かるようになったら、次のような投資方法がおすすめです。
1.証券投資
2.ロボアドバイザー
3.不動産クラウドファンディングです。
1つ目の証券投資は、株式や債券への投資を意味しています。
証券投資の特徴は主に3つあります。
1.積立投資は一時的な値動きに対して敏感になる必要がないので初心者向き。
2.個別株ETFはCPIなどの経済指標を判断基準にしてバイバイ。
3.証券投資をするならネット証券最大手のSBI証券がおすすめ。
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まずは積立投資についてです。
初心者におすすめなのは長期富裕が前提の積立投資です。
そもそも積立投資においてCPIなどの経済指標に逐一注目するのはあまり重要ではありません。
例えば積立任者を活用する場合は毎月定額を積立てるのが一般的で、設定を毎月変更するのは手間がかかります。
ほったらかしで初心者でもできるのが積立投資のメリットです。
EMAXスリム米国株式や楽天全米株式インデックスファンドなど有料インデックスファンドを積立てるのが投資初心者の最適化でしょう。
次に個別株ETFについてです。
CPIを判断基準にして個別株やETFを短期から中期でバイバイするのも一つの手です。
今年に入ってからの急激な利上げで株式市場は難聴に推移しており、割安な水準の銘柄も増えてきていると思います。
それが判断できるのであれば絶好の買い場ともいえるでしょう。
次におすすめの投資方法ロボアドバイザーについてです。
ロボアドバイザーとはあなたの代わりに資産運用のアドバイスや自動運用をしてくれるサービスです。
忙しくて時間はないけどしっかり分散投資をしたい人におすすめです。
ロボアド投資をするなら完全成果報酬型のサスネンがおすすめです。
そもそも一番いいのは景気が良い時でも悪い時でも安定したリターンを得ることです。
確かに100%をいつでもリターンを得るということはほぼ不可能ですが景気の影響をなるべく抑えることは可能です。
例えば株式投資では買うだけでなく売りも組み合わせれば株価の下落局面でも利益を狙うことができます。
そんな方におすすめなのがプロにお任せできるロボアド投資です。
資産状況やリスク強度などからあなたに適した投資スタイルを提案してくれます。
次におすすめの投資方法不動産投資型クラウドファンディングについてです。
不動産投資型クラウドファンディングとは投資家から集めた資金をもとに物件を購入運営します。
不動産管理の手間や費用もかからず奨学からスタートすることができます。
不動産クラファンを検討するならクリアルがおすすめです。
インフレになるとお金の価値は下がりますが、現物資産には有利に働きます。
現物の中でも不動産は価値が下がりにくいのが特徴です。
また入居者から得る家賃はCPIとともに緩やかに上昇していきます。
これが不動産がインフレに強いと言われる理由です。
そこで奨学からスタートでき安定した利回りを得られる不動産投資型クラウドファンディングがおすすめになってきます。
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ここまででお話ししたSBI証券やサステン、クリアルについては記事の中で詳しく説明してありますので
ご興味のある方は概要欄のURLからぜひご覧ください。
今回はCPIの概要から種類、日本とアメリカの違いを解説してきました。
最後に重要なポイントをまとめます。
1.CPIとは家計が購入する消費やサービスの価格動向を示す指数のこと。
2.Core CPIでは総合指数から変動の激しい項目を取り除いている。
3.インフレの度合いを測るための一般的な指標で市場や経済動向に影響を及ぼす。
CPIは金利動向や株価に大きく影響します。
しかしそれを予測して投資するのはとても困難です。
初心者の方は景気動向に敏感にならず、まずは手数料の低いネット証券で積立投資をするのがおすすめです。
それでは本日の息抜きです。
突然ですが皆さんはキングダムという漫画をご存知でしょうか。
今年第2弾として映画化もされた大人気の漫画です。
ただ面白いだけでなくビジネスについても学ぶことができて、
キングダム経営論としても注目されているようです。
どうしてビジネスにつながるのと思いますよね。
物語の中で主人公のシンは圧倒的な不利な選挙でも信念、戦術、戦略で覆していきます。
これらのキングダムから学べることはビジネス効率を上げることに生かすことができるというわけです。
もっと詳しく知りたいと思った方はとても面白く勉強にもなるので、ぜひ読みながら考えてみてください。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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