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こんにちは、大島でございます。
昨日はワールドベースボールクラシックですか、見ながらですね、
こりゃいいな、楽しいなと思ってて。
韓国に、このまま行けばコールドゲームか、なんて思っているところでですね、
私、横にパソコンを置いて、昨日何が非常に注目だったかというと、
雇用統計なもんですから、夜の10時半には雇用統計が発表される。
それを見ながらこうやったんですね。
新聞とかもご覧になってらっしゃると思いますので、雇用統計、
非農業者部門の雇用者数の増加というのは市場予想を上回ったんですけど、
失業率は市場予想よりも悪くなってたという状況があってですね、
これはいいじゃないと、全てハッピーかななんて思ってですね、
幕を閉じて見ると、もう朝報道になってましたけども、
シリコンバレーでシリコンバレーバンクというのが破綻をしたということで、
今、すったもんだという話が出てます。
ただこれもですね、今日の話にも関わりますし、
前回の前編のとこでもお話申し上げた、いわゆる悲観バイアスという話、
そこのところは皆さんご注意していただいて、見ていただいたほうがいいのかなと思います。
日経新聞だけ読んでるといつも常に不安になってくるんですけども、
物が起こってなるアメリカの話なので、
可能な限り向こうの情報発信のものを追っていただけたらというふうに思います。
そうすると、全然ちょっと違う景色も見えていきます。
今日はマーケットの話をする日ではないので、
私そんなに暗い顔になってないということだけご確認いただければいいのかなと思って
話を進めさせていただきます。
まずこれ、自己紹介のところは毎度毎日なので飛ばしますということで、
まず最初のところ、今申し上げたように、
皆さん可能な限り一時情報にアクセスしてくださいということなんですね。
悲観バイアスという話は先ほど申し上げたとおり、
前回の話でもさせていただきましたけども、
なんとなく皆さんが悲観バイアスになっているがゆえに、
いろんなところのトーンがネガティブになっているなという気がしております。
それは人の意見を聞いてしまうから、
今日も私がしゃべってるんで、私の話を聞いて、
それはお前の意見だろって言われるとそれはそうなんですけども、
私が申し上げたのは一時情報にアクセスして、
それをご自身で判断していただきたいということですね。
今、日本市場においても、アメリカの市場においても、
世界市場においても、今何をみんなが一番気にしているかというと、
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まさにこれですよね。
3月の22日に行われるFOMCで、
金利がどうなるのか、この先0.5%の引上げにいくのか、
0.25のまんまで続くのかということですね。
さすがによほどの楽観論者じゃない限り、
今、利上げが打ち止めになって利下げになっていくという話までは考えてないと思いますので、
今市場のコンセンサスは一昨日まで0.5%の利上げでした。
ソフトバンクグループの、
ごめんなさい、シリコンバレーバンクの破綻の話があってですね、
昨日あたりは0.25の利上げじゃないのというふうに織り込まれたということなんですが、
これ、私7日の時以前にこの資料を作ったんですが、
FOMC、前回あったときっていつだったか覚えてらっしゃいます?
2月の頭なんですよ。
なので、2月の頭から3月の22日まで、2ヶ月近く何も起こらないんですね、材料がない。
いろんなことを途中で高原の人が出てきたり、
鳩原の人が出てきたりすったもんだということなんですが、
3月の7日から22日までの間、これだけのことで大体追い込みがかかるなと、
こういう感じになりました。
昨日のは雇用統計、10日が雇用統計でしたね。
でも、ここのところの流れ、近隣の動きなんかに非常に影響を与えたのは、
7日のFRBパウェル議長の上院議会での証言ということで、
この辺りからドラマが始まったんですが、議会証言が終わった後に、
これ日経新聞の一面なんですが、こういう見出しが立ちました。
FRB利上げ再加速も、インフレ圧力想定以上。
単位はないのかもしれないし、言ってることを訳せば、
こういうふうにはなるよねということなんですが、
この日、ニューヨークダウンは確かに574ポイント下落しました。
大きな下落に見えるんですが、もう一個ご注意いただきたいのは、
今すでにニューヨークダウンって3万ドル台じゃないですか。
なので、1%でも300ドルなんですよね。
なので、この下落幅の数字にはあまり驚かれないで、
あくまでも下落率を追っていただきたいなというふうに思うんですが、
そういう観点から見ると、ニューヨークダウン、1.72%も下落したんですが、
この日、S&Pで1.53%の下落、ナスダックに至っては1.25%しか下がってないんです。
これ、普通に考えておかしいなと思われません。
今まで擦り込まれた常識からすると。
なぜならば、利上げで金利が上がって誰が弱いの、株価にとってネガティブなのって言ったら、
グロース株だっていうのがもう通り相場ですよね、話としては。
グロース株ってどんなのがあるのって言うと、ハイテク株。
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ハイテク株が多いのってどこよって言うと、ナスダックって話になるはずなんですけども、
金利が上がるよ、利上げが再加速するよっていう話でマーケットがどんと動いたんだけども、
ニューヨークダックのほうが下落してて、ナスダックのほうが下落率が低いということですね。
ただ、こういうのを見ると、皆さん一般的には、
ダメかなと言うことを思われると思うんですが、ちょっと違う流れが始まっていますよと。
もうちょっと具体的にチャートで見てみたいと思うんですが、
これ黄色の線がアメリカの10年国債の利回りです。
これ、昨日おとといのところを反映しておりませんので、
3.96%っていう水準でこのチャートは終わっておりますが、
昨日は3.7%まで金利下がっております。
株価ももちろんちょこっと下がっているんですが、
これ3本、ニューヨークダウ、SP500、ナスダックと。
多分ここの大きな下落の中でハイテク株ダメだよね。
そのまま日本にも影響しましたから、これダメなんだよねというふうに思われると思うんですが、
ここのところで金利がずっと上がっている局面において、
ナスダックもSPも下がっていますが、
全体のパフォーマンスで見ると、ナスダックが一番いいんですよね。
だからちょっと世の中の動きっていうのは変わってきているよということを、
それを今まで擦り込まれた常識で見ないで、
やっぱりこういうものをエクセルを使えば簡単に作れますので、
ご自身でも作っていただいたらいいのかなという感じがしております。
金利の方を具体的に見てみましょうということになるんですが、
黒い線がFRBがコントロールするFFレートと、
これに一番反応しやすいと言われる2年債の金利というのはこの青いライン、
そして10年債の超金利というのが赤なんですが、
すでに頂点に逆転してますので、ここでも赤いほうが下にあるということなんですけども、
金利ゾーンと上がってきてますよねという感じですね。
ここのところで、昨日おとといシリコンバレーの千銀で何やら不穏な動きがあるというようなことで、
ストーンストーンと金利が下がってきてるという感じです。
これが今のマーケットの実情ということなんですが、
実はFRBの議長の講演があったとき、議会証券があった直後ですね、
2年債入り回りはちょっと上がったんですよ。
高派だよねというふうに、ちょっと利上げ加速するなという話だと思われたので、
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上がったんですが、ただそれでもたったか0.12%なんです。
10年債入り回り動いてないんです、その日。
なおかつ30年債入り回りは逆に下がるぐらいの話。
なので、先ほどの見出しと随分受けてる印象と、
マーケットが実際に動いた結果って違いますよねと。
こういうことで考えていただきたいんですが、
これ英語でこんなちっちゃい文字じゃなくて、
ウェブページを開いていただければ大きく出てくるんですが、
これ何かったら、FRBのウェブページに出ております、
パウェル議長が発言したことの全文です。
ここはあえて私がリアリティを持たせるために英語で持ってきましたけども、
これですね、Google Chromeでウェブページをインターネットでご覧になっている方、
右クリックしていただいて日本語翻訳ってところをポンと押してください。
これ全部きれいに日本語になりますから。
それで読んでいただくと、
メディアがそこのところから他の意図を加えていろんなことを言ってるものとか、
言うのの違いが皆さんちゃんとご確認いただけると思います。
そうすると先ほどのこの近隣の動きの話とかっていうのが、
一つ言ってる話とこっちの話、
メディアとかが言ってる話とこっちの話を比較すると、
近隣の動きっていうのはこっちの話を反映しているねっていうことが
見えていただけるんじゃないのかなというふうに思います。
なのでそういう意味でぜひぜひですね、
一時情報に触れていただきたいというのが私の思うところであります。
なんで私がこのFRB議長の議会証言の話を冒頭でしたかというと、
株式投資って基本的には安いときに買って高いときに売る。
これが基本ですよね。
これ逆やると当然のことながら儲からないということになるわけですけども、
ただ一般論的には高いところで買って安いところで諦めて売るっていう
個人投資家の方が残念ながら多いよなと。
それはなんでかって言ったらやっぱり
悲観バイアスに訴えるような報道がたくさんされちゃうからということですね。
そのちょっと詳細の一つなんですけど、
12月が終わりますと1月の下旬から2月の初旬ぐらいまでかけて、
アメリカの企業の第4クォーター、カレンダリアの終わりですよね、
の市販機の決算発表がいっぱい行われます。
これは2月の3日、
Appleが決算発表したその日の夕刊、
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翌日の朝刊ということで、こういう記事の書きっぷりになります。
これ日本企業の決算ページのところでもそうですけども、
大きく現役とかって書いてあるとか、
原集現役、全社原集現役とかこういうふうに書かれると、
この最高益、最高益、最高益って並ぶとなんとなく気分が明るくなるわけですけど、
こういうふうに考えられると、
ああもうテクノロジーもダメだねと、
こういう話にすり込まれると思うんですよね。
ただ株は安いところで買わないとダメですよね。
ということはですね、長期投資の場合には、
買ってもいい下げっていうのがあるわけですよ。
みんなの世論、市場ポピュリズムの中に流れ込まれていくと、
なんかみんなも買ってるんだ、
俺も買おうとかって思うときには、
だいたい相場は9号目ということになってしまうと。
それの詳細はですね、これです。
ちょうどこれ2月の3日、6日までのチャートなので、
さっきの新聞の見出しのところに合わせるようなところで
株価を切ってきたチャートなんですが、
ご覧いただきたいのは、これガーファムです。
Apple、Microsoft、Amazon、Google、メタプラットフォームズの株価なんですけど、
直近ぐいぐい上がってきてるのを見ていただけるかなと思います。
これが世界の時価総額の上位の会社なんで、
メタプラットフォームズは今は上位とは言いませんけども、
ガーファムっていうのが市場を支配してるところですよね。
現役とか、5社全部ダメみたいなことが書かれてて、
なんで株価が上がってるんでしょうねと、
こういうことですね。
それはですね、一つの答えと言えるのは、
さっきのガーファムのほかに、
インテルとIBMも加えてみたところなんですが、
私この会社の決算説明、全部リアルタイムで聞いてます。
アメリカの企業の決算発表のいいところっていうのは、
まずプレスリリースしますよね。
プレスリリースした後に、
インターネットでCEOとCFOとIRのマネージャー、部長さんが出てきて、
全部ライブで中継するんです。
ここまでやる会社っていうのは日本にも結構ありますが、
もう一個面白いのは、
アナリストとの質疑応答までを全部ライブで配信するんですよ。
なので市場が気にしてそうなことっていうのはアナリストが聞くじゃないですか。
それに対してCEOがリアルに答えるんですね。
そういうのを聞いていただくと、
この人たちが今回の決算のときにどんな話をしたかっていうと、
ポジティブなんです。
ちょっとその辺のことは話すと長くなるんで、
次の問題に絞り込むとAIの問題ですね。
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ここにいる会社たちっていうのは全部基本的にAIを牛耳っているところ、
もしくはその動くクラウドを牛耳っている会社だということになるんですが、
皆さんCEOがめちゃめちゃ強気、
AIに関して。
その段階2月までの段階ですよ。
AIはJust the very beginningとかですね。
あとIn the early stageって。
要は初期段階初期段階初期段階これからよっていう話をしてるんです。
アナリストたちは悲観的なことをぶつけてみたりする。
半導体売れねえんだろうみたいな話とかをしてみる。
全然違うんですよ。
だからそっちの話とマーケットの動きどっちに整合してたかなっていうと、
ここのCEOたちの話に整合してたと。
こういうことなんですね。
さらにマイクロソフトが決算発表をしたのが1月の24日なんです。
この日の決算内容ではパソコンとコンシューマーのところが
調子悪いですよっていう話はしてるんで、
割とネガティブなトーンがあったんですが、
その前の日1月の23日に、
これマイクロソフトのウェブページのスクショなんですけども、
オープンAIとマイクロソフトのロゴを並べて、
オープンAIとこの先第3段階の目の長期的なパートナーとして、
数十億ドルの規模の資本提携を出すことを行いますと、
投資を行いますということを発表してるんですね。
多分その時にはまだオープンAIって
イコールチャットGPTの話者っていうのはあんまり知られてない。
チャットGPT自体は去年の11月からそこそこアクセスできるようになってたんですが、
史上に一石を投じたのはこの発表がされた1月23日なんですね。
オープンAIにそれだけお金を出す。
よく考えると他のCEOたち、ビッグテックのCEOたちが、
AIはいいよ、AIはいいよっていうことを言ってるんですね。
これからだ。
ただ皆さん多分AIってもう何年も前から話聞いてるじゃないですか。
多分日本でAIの投資新宅がテーマ型を設定されたのは2017年ぐらいにあるんで、
もう5年以上枯れた話と。
まだAIの話すんのかと思われるかもしれないんですが、
AIって種類があって、進化の過程があって、
今まではまだお勉強をする段階のAIだったんですね。
それが一歩進むということで、
それの非常に重要な部分を担っているのってのがNVIDIAっていう会社ですね。
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GPUを作ってるNVIDIAという会社なんですが、
今NVIDIAのGPUがなければAIは動かない。
最先端を走っているのがNVIDIAということなんですが、
ここが2月の中旬ぐらいに決算発表を行いまして、
そのときの資料なんですが、
内容はどうでもいいんですがNVIDIAを見せたかったんで持ってきたんですが、
決算発表のときに面白いことを言ったんですよ。
AIは今インフレクションポイントだと。
私はネイティブな英語の人じゃないし、
帰国史上でもなんでもないんで、
なんだインフレクションポイントとかって思ってですね、
後で辞書を調べてみた。
そしたら要は日本語でもし迷惑するんだったら、
日本語英語に話すんだったら
ターニングポイントみたいな話になっちゃうんですけども、
いろいろ調べてみると大きな変革点に来てるよっていうことを言ったんですね。
非常にアーリーステージだということ、
ここから新しいテクノロジーのブレークスルーが始まると。
それは何かといったら育成型のAI、
物事を作るAIのほうですね。
それがこれから始まる。
それにはものすごいコンピューティング能力と速度が必要になりますよと。
だから今我々は忙しくてたまらんというようなことを言っているんですが、
チャットAIが何ができるかっていうのを具体的にお見せするために
ちょっとこれ持ってきました。
たぶん資料の中にこれ印刷がそのまま入っていると思いますので
見ていただきたいんですが、
まずこの質問で気にしていただきたいのはまずここですね。
すると機械学習の機能がある程度進化したことによって
より推論が正しくできるようになってと言えますかって私聞いたんです。
AIに。
するとっていうことはですね、
当然この前に何個か僕議論をしてるんです、AIと。
いろんなことを教えてもらってると。
で、機械学習と推論っていう分野に分けることができる。
よくディープラーニングとかマシンラーニングっていう単語を聞かれてると思うんですが、
今まで一生懸命ディープラーニングとかマシンラーニングっていうものを
研究開発をして進めてきたからこそ、これが推論というもの。
新しいところに行くのの原動力になるのかということを聞いて、
これをチャットGPTが答えてくれたことなんですね。
はい、機械学習の進化によって推論が正しくできるようになってきましたと。
こういうことなんです。
これがいわゆるジェネラティブAIという世界で、
今までこういうことってできたものって何にもないんですよね。
同じようなことを昔Google先生、Googleの検索機能でやろうとすると、
自分でいろんな検索キーワードを考えて、
どういうふうに検索したらうまく答えが出てくるかっていうのをやらなきゃならなかった。
それが今、こういう話し言葉で議論をしながら教えてくれるということまで来てる。
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これが一つの今の進化点なので、ぜひですね、これはただです。
20ドル月間払うと、ちょっとより早く計算をしてくれるものもできるので、
私はそっち使ってますけども、これ基本的にただでできるんですね。
なので、これを使っていただくと、いろんなことも情報を得られると。
一つ注意をしなくちゃいけないのは、
これ2021年の9月ぐらいまでのことしかまだGPTは勉強してません。
特にリアルタイムデータと言われるものに関してはしてないんですね。
ちょっとその自治的な問題を問い合わせると、
すいません、私2021年9月までしか勉強してませんっていうことをちゃんと答えを返してくれると。
ただ、こういう考え方とかのものに関してはちゃんと答えてくれるということになりますので、
これをぜひ皆さんもやってみていただけたら楽しかろうというふうに私は思っております。
こちらの音声は3月11日に開催されたブリッジライブセミナーの前半です。
この後に後半も配信されておりますので、ぜひご視聴ください。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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