株主優待の概要
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら劇する感覚で、一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。インターン生の斎藤です。
おはようございます。インターン生の古田です。
古田さん、突然なんですけど、株主優待って実際もらっても使いづらいなって思うことありませんか?
ありますね。この間もファミレスの割引権をもらったんですけど、優待があるからって理由で行くのは、本当の意味でのお得じゃない気もして。
そうですよね。せっかくもらった優待券でも、普段使わないお店だったり、あんまり好きじゃない商品だったりすると、結局使わずに機嫌切れになっちゃうみたいなこともありますよね。
わかります。それなら、自分が本当に欲しいものに使えるギフトカードとかもらえるとありがたいなって思いますけど。
ということで、今日のテーマは、急げ!9月権利確定のクオカード優待、今からでも間に合う3者についてです。
使い道が自由なギフトカードがもらえる株主優待を紹介していきます。
しかも今回紹介する企業は、保有期間の条件がない企業ばかりなんです。
ということは、今から買っても9月の権利確定に間に合うっていうことですよね。
はい、その通りです。まさに締め切り間近の優待情報をお届けします。
その前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。
今日の用語は何ですか?
はい、今日の用語は権利落ち日です。
権利落ち日とは、配当金や株主優待などの権利が得られなくなる日のことを指します。
権利確定日の翌営業日が権利落ち日になります。
権利落ち日には通常、配当金分だけ株価が下落する傾向があります。
これは権利落ちと呼ばれ、投資家が配当金や優待を目的に株式を購入し、権利確定後に売却することが一因とされています。
今回紹介する9月権利確定の株主優待も、9月末日が権利確定日なので、10月1日が権利落ち日になりますね。
優待値代の投資を考えている方は、このタイミングも意識しておくといいでしょう。
それでは本編に入っていきましょう。
リビンテクノロジーズと体制温床の優待
まず最初にご紹介するのが、リビンテクノロジーズ、証券コード4445です。
リビンテクノロジーズ、聞いたことないんですが、どんな会社なんですか?
はい、リビンテクノロジーズは不動産テックの分野で事業を展開している会社で、不動産の一括査定サービス、リビンマッチなどを運営しています。
今回注目したいのは、この会社の株主優待が非常に充実していることなんです。
知りたいです。具体的にはどんな優待内容なんですか?
はい、200株以上を保有していると、なんと年間3万円分のデジタルギフトがもらえるんです。
3月末と9月末の年2回、それぞれ1万5千円ずつももらえます。
3万円、それは結構大きいですね。200株でもらえるっていうのは結構ありがたいかなと個人的には思うんですが、どんなギフトカードに交換できるんですか?
はい、この選択肢がとても豊富なのも魅力でして、Amazonギフトカード、Quoカードペイ、PayPayマネーライト、Dポイント、AUPAYギフトカードなど本当に幅広く用意されています。
ただし受け取り方法に特徴があって、郵送で届く株主優待のご案内を受け取ってから、ウェブ上で希望の品目を選択する必要があるんです。
なるほど、自分で選択する必要があるんですね。これだけ選択肢があればどんな人でも使いやすいものが見つかりそうですが、投資額はどれくらいになりますか?
はい、8月20日の割り値で3,725円なので、200株保有となると約74万5千円の投資が必要になります。
投資額はちょっと高めなんですけど、年間3万円分の優待を考えると優待利回りは約4%と非常に高い水準です。
4%の優待利回りは結構高くてかなり魅力的ですね。でも74万円はやっぱり私にとっては結構な金額かなと思うんですけど。
そうですね、ちょっと私たちには厳しいことがあるんですけど、もしこの額を出せる方がいれば魅力的な投資先かなと思いますね。
次にご紹介するのが、体制温床証券コード1904です。
こちらは空床設備工事を主力事業とする会社で、空床システムの設計、施工、メンテナンスを手がけています。
こちらもクオカードがもらえる優待で人気なんです。
体制温床はどんな優待内容なんですか?
300株以上500株未満で年間8000円分、500株以上900株未満で年間15000円分、そして900株以上を持っていると年間3万円分のクオカードがもらえます。
3月末と9月末の年に1回に分けて贈呈されます。
金額的にはリビンテクノロジーズと同じ水準でもあるんですね。
はい、そうなんです。
しかもリビンテクノロジーズのように選択する方式だと手元に届くまでに時間がかかったり、あとはウェブで選択するのを忘れる恐れがありますが、クオカードなら確実に手元に届くので魅力的ですね。
なるほど、シンプルでかつ確実ということですよね。
はい。
投資額はどうですか?
はい、8月20日の終わり値が4255円なので、最低ラインの300株では約127万7000円の投資が必要です。
リビンテクノロジーズよりもさらに投資額は高くなりますが、確実にクオカードがもらえて選択の手間もないという点が魅力です。
投資額は高めですが手続きが簡単なのは嬉しいですね。
はい、こちらも特に継続保有期間の条件を設けられていないので、今から購入しても9月末の権利確定には間に合います。
東海ホールディングスの優待
2社目も今からでも間に合うんですね。
では最後の企業も教えてください。
最後にご紹介するのが東海ホールディングス、証券コード3167です。
静岡県を基盤とした総合サービス企業で、ガス、電力、通信、グライダルなど幅広い事業を展開しています。
事業の幅がとても広い会社なんですね。
優待はどのような内容ですか?
こちらの株主優待は選択肢が豊富で面白いんです。
100株以上の保有で5つの優待の中から好きなものを選べるシステムになっています。
5つの優待、これはどんな選択肢があるんでしょう?
飲料水宅配サービス関連商品、これが1つ目。2つ目がクォーカード。3つ目が補足事件。そして4つ目がTLCポイント。そして5つ目が格安シムサービスの月額利用料割引などです。
かなり幅広い選択肢ですね。クォーカードの場合はどれくらいもらえるんでしょうか?
クォーカードを選んだ場合、100株から300株未満だと500円分、300株以上、5000株未満だと1500円分、そして5000株以上持っていると2500円分となります。
金額は他の2社と比べると控えめですが、100株から優待がもらえるので、小額投資から始められるのが魅力ですね。
はい、その通りです。8月20日の割り値が1097円なので、100株だと約10万9千円で投資できます。
これは今日紹介した3社の中で圧倒的に手軽な投資額ですね。
そうですね。10万円台なら手が届きやすいですね。
しかも年に2回もらえるので、年間では100株だと1000円分、300株あれば3000円分のクォーカードということになります。
3社それぞれに特徴があって面白いですね。
投資額も約11万円から128万円ぐらいまで幅があるので、自分の予算に合わせて選べそうです。
はい、そうですね。ただ株主優待はあくまでおまけとして考えることが大切です。
株価の変動リスクや優待制度が変更される可能性もありますから、
企業の業績や成長性もしっかり確認して投資判断をしてください。
そうですね。今回ご紹介した企業の優待情報は各社の公式ウェブサイトで最新情報をご確認ください。
特に東海ホールディングスはインターネットからの申し込みが必要だったりと手続きが必要な場合もあります。
9月末の権利確定まであと少しです。
クオカードなどの使い勝手の良い優待に興味がある方はぜひ検討してみてください。
今日は急げ9月権利確定のクオカード優待、今からでも間に合う3社をお届けしました。
使い道自由なギフトカードの優待はやっぱり魅力的ですね。
はい、そうですね。特に最初に紹介したリビンテクノロジーズの年間3万円分は本当にインパクトがありました。
ただ優待だけではなく企業の事業内容や業績もしっかり確認して、
総合的に投資判断をすることが大切です。
投資判断はあくまでご自身の責任にてお願いいたします。
そして優待制度は変更される可能性もありますので、最新情報は各企業の公式サイトでご確認くださいね。
本日は最後までお聞きいただきありがとうございました。
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