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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。
この番組では、インター生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしておきます。
インター生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。
おはようございます。この前、東京芸術大学の卒典に行って、現代アートにハマったインター生の池田です。
おはようございます。小さい頃、美術館に連れて行かれた時は、毎回休憩所で寝ていました。
家のお妻です。
池田さん、アートとか興味があったんです。ちょっと意外かもしれない。
僕、ブルーピリオドって漫画知ってます?
それにめちゃくちゃハマって、特に大学生編ハマっちゃって、上野美術館や、いろんな大学の、それこそ武蔵野美術大学とか、卒業記念展に行くようになっちゃったんですよね。
確かに、あれ見たらちょっとなんか、面白い顔みたいになっちゃったりします。
分かった気になっちゃうじゃないですか。本当、現代アートって哲学なんですよ。
哲学ですか?僕、よう分からんですけどね。正直、現代アート。
その人の考えとか、社会の問題提起みたいなところが、テーマとそのモチーフでうまく表現されていて、
僕、見ても分かんないで、それこそ芸大の出展とか行って、芸大生に聞くんですね。
どういった意図で作ってるんですか?そこで初めて聞いて、やっとのめり込めるっていうか。
ちゃんと、深くまでディグって理解しないと、100%楽しみきれないみたいな感じですか?
僕はそう思ってます。僕は人ありきだと思ってるんで、やっぱ作った人が横にいて、解説してもらった方が100倍楽しいっていう。
確かに、それはちょっと思いますけどね。やっぱりとはいっても、値段とか見ちゃうと、現代アート全然分かんなくなって、
オープンハウスのロゴみたいな絵で雲屋園とか、キャンバスにバナナガムテープで貼っ付けただけって雲屋園みたいなのを見ると、
本当に似合ってんのかなみたいなのは、すげえ思っちゃいますね。
それ9億6千万円のバナナですよね。有名なやつです。
マウリッジを買ってたんですけど、あれってバナナ食べられたじゃないですか。知ってます?
知らないです。 腹減ったバナナが食べられて、これどうなるんだろうと思ったんですけど、
またその後に新しいバナナとテープが貼られて、それが新たな作品として。
もう何でもいいじゃないですか。
いや、なんか、現代アートってあれなんですよ。
描くんじゃなくて、急にカテナシはバナナはバナナのままでいいみたいな発想になって、
壁にバナナがテープで貼られてることに価値があるんですよ。分かります?
分かりたくないなあんまり。
バナナには意味ないんです。バナナはバナナじゃなきゃいけなくて、
それは絵画ではなくて、テープでバナナが壁に貼られてること自体が意味があるんです。
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なるほど。
これが9億6千万円です。
多分全然違うんだと思いますけど、パンツは普段隠れてるからたまに見えるとエロいのであってみたいな。
そういう話ですかね。
めちゃくちゃそんな感じです。
じゃあちょっと興味湧いたかもしれないですね。
すごいいい例え出ましたね。
本来に入る前に恒例のちょこっと株式会社ではなく、ちょこっとアートヒストリーのコーナーです。
急に新しいコーナーができちゃいましたけど大丈夫ですか?
今回だけです。
現代アートを語るためには、アートが時代ごとにどういった役割を担っていたか知る必要があるので。
確かにアートの役割みたいなのって考えたことなかったですね。
一応ブルーピリオと近くの図書館で美術史を読んで学ぶ趣旨なので、全然間違ったことあるかもしれないので足からず。
じゃあ早速、アートって一番最初っていうか初期の頃ってどういう役割をしていたかっていうと、
神話や聖書の一番目を書いた宗教があってありますよね。
あれは識字率の低い人々に対しての不況っていう意味だったんですよ。
そこから肖像画みたいなやつが、その時代の権力者の権力の象徴として描かれていって、
有名なところでいうとナポレオンの馬に乗ったやつとか、あと小田信長の肖像画とか有名ですよね。
ここから時代はまた発展していって、次は風景画のようなその場所の記念写真として描かれる絵画も増えていったんですよ。
カメラが普及することで、写真では追求できないアートならではの表現をするようになったんですよね。
そうなんです。確かに19世紀のフランスとかと写実主義みたいな。
リアリズムですよね。
リアリズム。絵がいかに現実と似たように描けるかみたいなのが重視されていたみたいなのを聞いたことがあるんですけど、
現代は絵の上手さというよりかはモチーフとかテーマとかそういうのを上手く使った皮肉じゃないですけど、が多いみたいな印象はありますね。
そうですよね。本当に皮肉みたいな感じではあるんですけど、そういったリアリズムの19世紀のフランスのところから見たものをそのまま描くのではなくて、
鑑賞者の目の中でまた頭の中で完成していくような印象早いキュピズムが登場していて、
そこから現代アートのように社会情勢などに対して問題提起やメッセージを込められた作品が普及するようになっていたんですよ。
そうなんですね。
こういった流れの中で現代アートがあって、ここから本題に戻るんですけど、
塚田くんはアートへの投資ってどういう印象を持たれていますか。
そうですね、なんかちょっと危なっかしいというかあんまり庶民には手を出せないですよね。
富裕層の方が好き好んでやる投資みたいなそういう印象を持っていますね。
本当その通りで野村資本市場研究所というところが出している資産クラス投資対象としてのアート、
富裕層はなぜアートに投資するのかというレポートでは、
2020年に発表されたデータによると、
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保有資産の3000万米ドル以上の方は資産の5%程度をアートなどの収集品で保有する傾向にあるそうなんですよ。
3000万ドル、米ドルっていうと45億円以上超お金持ちみたいな。
そこら辺がやっぱり中心になってきたりするんですね。
でもなんか投資っていうよりかアートって趣味で買うようなイメージがあるんですけど、
ポートフォリオに入れてもあんまり効果がなさそうな。
いや本当確かにアートを購入しない大半の理由は半数近くが価格の妥当性がわからないというのもありますし、
アートに関する知識がないっていうのもあると思うんですけど、
ただ現代アートの魅力っていうのはその精神的な豊かさを得る面ももちろんあるんですが、
実はポートフォリオの分散化と節税対策になる可能性があるんですね。
節税対策ですか。
2015年の1月1日以降に取得した美術品については、
取得原価が1.100万円未満かつ時の経過によりその価値が減少することが明らかなものであれば、
原価消却して処理することが認められているんです。
原価消却費が定期的に計上されることで、
創意計算所の利益を減らして税金を減らすことが可能なんです。
そうなんですね。
キャッシュも流入しないし、ちゃんと保存しておけば本質的な価値が落ちるわけでもないですから、
アート販売の小会社とかを作ればうまく節税できそうですけど。
プライベートマンガのエピソードなんかありましたよね。
スキム、アートなんとかスキムみたいなのあったんですよ。
あともう一つ挙げるとすれば、やっぱり根崩れが起きにくく分散効果があるといったところがあるんですよ。
アートってやっぱり金利とか関係ないです。
経済情勢も何も関係なくて。
アート作品は実物資産であり、またその希少性の高さから価値が比較的下がりにくいというところが考えられていて、
万が一ですよ、価値がつかなくなったというか落ちたとしても、
作品そのものの価値がゼロになるということではなくて、
自分の納得のいく価格で売却できるまで鑑賞用としてコレクションとして取っておけばいいんですよ。
確かに価値がつかなくても将来上がるまで鑑賞用に自分で楽しめるやつを保存すると結構いいだけですよね。
そうですし、相続するときとかに将来的に価値がつくかもしれないですから、
アートを子供たちに残すという方でも結構相続対策にもなりそうですし、
アート作品自体は賃銭的な利益だけではなく、
所有の喜びや徴用といった豊かな暮らしを象徴する非物質的な価値を内包しているという点で、
魅力的な投資対象の一つではあると思うんです。
確かに何かちょっといいとこの家に行くとアート作品が置いてあったりして、
素敵な暮らしだなあって確かにはたから思ったりもしますからね。
いや、それこそ本当、もう富裕層の投資というよりは、
今、新たなウェルビーングみたいな考え方が生まれている世の中であるのならば、
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そういった教養を育むという面でも、アートに触れてみるというのはすごい大事なことだと思うんですよね。
たし口の父も僕に教養をつけさせるために幼少期技術館とか連れて行ってくれたらしい。
結局全く意味なかったんですけどね。
そういうのが家にあるというか、自然なうちに身近なものになっていると。
より今後芸術への興味も増して、新たな扉の一歩になったりしてもおかしくないと思いますけど。
いや本当、渋谷とかすごいあそこ歴史的に面白い場所で、
渋谷という漢字のように谷だったんですよ。
そこからいろんなロマンシティとかいろんなアーティストが渋谷を発展していって、
今のアートと経済の融合みたいなすごい面白い歴史があるんですけど。
それはあれですよね、ブルーピリオドのレゴを使ったやつですよね。
バレて恥ずかしいんですけど。
今の聞いてピンとこなかった方は是非ブルーピリオドをとっていただければ。
あれ大学の研究とかテストの発表とすごい似てる感じがして、標準に詰められてるのがするんですよ。
これってなんで油絵で、なんでこのモチーフで、なんで今描かなきゃいけないのみたいな詰められ方をしたときに、
うわこれめちゃくちゃ見覚えあるみたいな。
真剣ゼミでやったところだみたいな。
そういう何でしょう、答えのないものを自分の中で無理やり答えを出して、
それを社会に提示して価値がつくって、僕は違う世界だったらやってみたいっていうか、
自分の表現の場として進んでみたい道ではあったので、やっぱ魅力的な場所なのかなって。
すごいロマンありますよね。
ロマンですよ。今の現代アートって権威ありきっていうところもあるので、
権威を持った人がこのアートは価値があるっていうか価値がつくと思うんですけど、
逆に権威がないとただの自己表現だけで終わっちゃうんで、
そこら辺は残酷な部分もアートの業界ではすごいあると思うんですけど、
これを聞いている美大生だってあり、アート関係者、アートに興味を持つ人は、
ぜひ感想であったり、自身のアートへの思いをこのコメントに書いていただければ幸いです。
そうですね、ぜひご意見など他にもあればどんどんお待ちしております。
ブルピリオと読んだ感想とかでも全然いいんでね。
ブルピリオがち面白い。
ぜひ読んでいただければ幸いです。
それでは最後までお聞きいただきありがとうございました。
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最後までお聞きいただきありがとうございました。
それではまた次回お会いいたしましょう。
バイバイ。
