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株式会社インベストメントブリッジがお届けする、いろはに投資のながら学習。
こんにちは、新しく入ったインターン生の金です。
このポッドキャストでは、スマホ時代の投資、企業分析メディア、いろはに投資の記事をもとに、
投資の基礎知識から最近のトレンドまで幅広くご紹介いたします。
通勤時間などの隙間時間でながら学習をして、さまざまな知識をつけていきましょう。
本日ご紹介する記事は、10月12日に公開された【市場のクジラ】GPIFとは、役割や運用目標などを分かりやすく解説、という記事です。
まず、結論を3つご紹介いたします。
1. GPIFは公的年金の一部を管理・運用している組織のこと。
2. GPIFは長期分散投資を前提としている。
3. 市場のクジラであるGPIFは、金融市場に大きな影響を及ぼす。
老後資金2000万円問題もあり、老後の生活や年金へ不安を抱く方もいらっしゃいますよね。
今回はその年金の一部を管理・運用しているGPIFについてご紹介します。
まず、GPIFとは、厚生労働省から委託されて公的年金の一部を管理・運用している組織のことです。
正式名称は年金積立金管理運用独立行政法人で、Government Pension Investment Fundの省略でGPIFと呼ばれています。
また、GPIFは市場のクジラと呼ばれており、約290兆円を運用する世界最大級の基幹投資家でもあります。
ただ、GPIFは年金と聞いてイメージする日本年金機構とは異なる組織なので注意が必要です。
GPIFは将来の年金負担を軽減するために年金の一部を運用している組織です。
一方で、日本年金機構は年金の給付や納付に関する業務を行う組織です。
冒頭でも解説しましたが、GPIFは公的年金を管理・運用している組織です。
そして、公的年金は世代間扶養という考えのもとを成り立っています。
世代間扶養とは現役世代の納める保険料をもとに、高齢世代の年金を支給する世代間の支え合いのことです。
では、日本の年金制度について見ていきましょう。
日本の年金制度は公的年金と市的年金の2種類に分けることができます。
公的年金は国民年金や厚生年金。
市的年金は国民年金基金やイデコなどです。
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この中でGPIFが管理・運用しているのは公的年金の中の年金積立金となります。
年金積立金とは現役世代が納めた年金保険料のうち、年金の支払いなどに当てられなかったお金のことです。
年金積立金を運用することで将来的に減ってしまう年金保険料を補う財源とすることを目指しています。
GPIFは長期的な運用目標を賃金上昇率たす1.7%と設定しています。
それは年金財政を安定化させるためです。
公的年金の保険料収入と年金給付は賃金水準に応じて変動し、国庫負担は給付額に応じて変動します。
そのため年金積立金の運用益が賃金上昇率を超えることができれば、年金財政を安定化させることができるのです。
ではどのようにして賃金上昇率たす1.7%という目標を達成するのでしょうか。
GPIFでは基本的に長期かつ分散での投資を行っています。
長期的に資産を保有して安定的な収益を狙う長期投資と、資産を分散して保有することでリスクを抑える分散投資を組み合わせています。
では最後にGPIFに関する注目トピックをご紹介いたします。
2015年に国連責任投資原則への署名。
2020年度は過去最高益を記録。
人民元建中億債への投資を見送り。
GPIFは2015年に国連責任投資原則括弧PRIに署名しています。
市場の口座であるGPIFの署名によって、日本の金融市場でもESGが注目されるようになりました。
そしてGPIFは2020年度に過去最高益の約37兆円の収益を記録しました。
その中から国庫に約1.5兆円を納付しており、運用開始から累計で約16.8兆円も納付しています。
2021年10月時点では年率3.7%で運用されています。
人民元建中億債への投資を見送りに関しては、より安定的、より効果的に収益を獲得することを目指すGPIFは、
2021年9月に当面中国の人民元建国債へ投資しないとの方針を打ち出しました。
中国の不動産大手、高台集団の債務問題が話題となっている中、このような方針は市場で大きく注目されました。
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GPIFの概要や運用方針、注目トピックスなどについて解説してきました。
最後に重要な3点を復習しておきましょう。
1. GPIFは公的年金の一部を管理、運用している機関のこと。
2. GPIFは長期分散投資を前提としている。
3. 市場のクジラであるGPIFは金融市場に大きな影響を及ぼす。
市場のクジラであるGPIFは金融市場に大きく影響を及ぼします。
今後もGPIFの動向をチェックしておきましょう。
そして本日の息抜きです。
もうすぐで冬が到来しますね。
冬といえば私はカナダを思い出します。
カナダの冬は最低気温約-40℃になることもあり、
実際に-40℃になると寒いを超えて寒さを感じなくなるほど寒くなります。
想像できないと思うのですが、興味がある方はぜひ冬にカナダに行ってみて体験してください。
そしてカナダでは雪が約20cm以上積もると学校が休みになるスノーデイというのがあります。
実際に雪が積もりすぎると車も走れなくなってしまうので学校が休みになるということです。
私はカナダにいたときは冬になるとこのスノーデイを毎回楽しみにしていました。
学校があるのにもかかわらず雪で休みになるのはカナダしかないと思うのでぜひ皆さんにシェアしたいと思いました。
本日も最後までご視聴いただきありがとうございました。
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ローマ字でアットイロハニ投資です。
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