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銅価格が史上最高値!AIブームの"裏主役"非鉄金属セクターを基礎から解説【住友電工・三菱マテリアル・JX金属】
2026-07-22 17:48

銅価格が史上最高値!AIブームの"裏主役"非鉄金属セクターを基礎から解説【住友電工・三菱マテリアル・JX金属】

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インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が、株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の中野です。
おはようございます。インターン生の古田です。
中野さん、最近株とかのニュースを見ていると、AI関連って言葉ばかり目にするんですけど、ちょっとこの前意外な記事を見つけたんですよ。
それが、10円玉の素材価値が学面の10円を上回ったっていうニュースなんですけど。
実は今、半導体株の裏側で、非鉄金属というセクターがものすごく注目されているんです。
銅をはじめとする金属の価格が歴史的な高値権にあって、関連企業の業績や株価も大きく動いています。
非鉄金属ですか。正直ちょっと地味なイメージしかないですね。
でも実はAIのデータセンターも電気自動車も再生可能エネルギーも全部金属がなければ成り立たないんです。
今日はそんな円の下の力持ち、非鉄金属セクターを徹底解剖します。
具体的には、スミトモ電気工業、三菱マテリアル、JX金属の3社を取り上げていきます。
ということで、今日のテーマは非鉄金属セクターを基礎から解説ですよね。
はい、よろしくお願いします。
それではその前に恒例のちょこっと株辞典のコーナーです。
今日の用語は何ですか?
はい、今日の用語はシクリカルです。
シクリカルとは循環的なという意味の英語で、景気の循環、つまり光景気と不景気の波に業績が大きく左右されるメーカーやセクターのことを指します。
日本語では景気敏感株とも呼ばれています。
景気敏感株は聞いたことあります。景気が良くなるとものがたくさん作られて、素材や輸送の需要が増えるので業績が伸びる。
逆に景気が悪くなると業績が落ち込みやすいということですよね。
はい。
具体的には鉄鋼とか化学、あと海運とかもありますよね。
そして今日のテーマである非鉄金属などが代表的なシクリカルセクターと言われています。
特に銅の価格は世界中の幅広い産業で使われることから、世界景気を先取りして動くと言われていて、ドクターカッパー、単光のカナリアなんて呼ばれ方もします。
今日はまさにそのシクリカルの代表格、非鉄金属セクターの今を深掘りしていきますよ。
それでは本編に入っていきましょう。
中野さんまず基本の金貨からなんですが、非鉄金属って何ですか?
はい。これはもう漢字の通り鉄以外の金属のことです。
非鉄金属には銅、亜鉛などが含まれていて、アルミニウムなどの軽金属も非鉄に入れる場合が多いです。
鉱石を採掘して、そこから金属を取り出す精錬を行うのが伝統的なビジネスモデルとなっています。
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なるほど。昔からあるやり方ですよね。
はい。精錬というのは、鉱山から取り出した鉱石を溶かすなどして、純度の高い金属に仕上げる工程のことです。
例えば銅なら、銅精鉱という銅を含んだ原料を輸入して、純度の高い銅の地金に加工するイメージです。
東京証券取引所の業種分類にも非鉄金属という区分があって、今日紹介する3社は全てこのセクターに属しています。
あと大事なポイントとして、非鉄金属株は至強、つまり金属価格に業績が左右されやすくて、金属価格の上昇や円安がプラス要因になりやすいという特徴があります。
なるほど。ざっくりとしたイメージはついたんですが、でもなんで今このセクターがそんなに注目されているんですか?
これの一番大きな理由は、銅価格の歴史的な高騰です。
ロンドン金属取引所、通称LMEの銅先物価格は、2026年1月29日に1トンが14,527.50ドル、史上最高値につきました。
それってどのくらいすごいことなんですかね?
これはもう2025年4月以降で60%を超える上昇です。
1年ちょっとで1.6倍以上ですから、銅というコモディティとしては相当な急登です。
しかもその中心的な原動力がAIの進展に伴うデータセンター需要の拡大なんです。
AIと銅って繋がってきてるんですか?
AIのデータセンターって膨大な電力を使うじゃないですか。
電気を運ぶ送電線であったり、閉圧器、サーバーの配線だったり、熱を逃がす冷却システムだったり、これら全てに銅が大量に使われるんです。
AIデータセンターの一つで、従来型のデータセンター3つ分を合わせた以上の銅を使うとも言われています。
3つ分以上ですか?
AIって計算能力の話だけかと思ってましたけど、実は電気インフラの話でもあるんですね。
まさにそこがポイントですね。
データセンターが増えれば送電網への投資も必要になるので、銅の需要は雪だるま式に膨らむわけです。
AI向けデータセンターの建設ラッシュで、2030年までに最大100万トンもの銅の追加需要が積み上がるという試算もあるらしいです。
需要がどんどん増えるということですね。
供給側はどうなんですか?
ここが問題で、銅鉱山の開発には長い年月と巨額な投資が必要なため、供給が需要の伸びに追いついていないのが現状です。
だから価格が伸びていくという形で、昨年後半には銅だけではなくて、金と銀の3つが45年ぶりに同時に市場最高値を更新するという歴史的な状況も起こりました。
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金属全体としてもすごいことになっているんですね。
その追い風を受けているのが今日の3社ということですか?
はい、そういうことです。
ただ面白いのが、同じ非鉄金属のセクターでも3社の立ち位置が全然違うというところにあります。
では順番に見ていきましょう。
まず1社目は墨友電気工業、証券行動5802です。
墨友電工ですよね。聞いたことあります。
でも電気工業なのに非鉄金属セクターなんですか?
これ気になりますよね。
墨友電工はそもそも祖業が銅の電線作りなんです。
銅は非鉄金属の代表格なので、東商の業種分類では非鉄金属に入っています。
今は自動車、情報通信、エレクトロニクス、環境エネルギー、産業素材の5部分を展開する超巨大企業で、
非鉄金属セクターの中でも時価総額はトップクラスの存在になっています。
具体的にはどんな製品を作っているんですか?
ここで代表的なのが自動車のワイヤーハーネスです。
これは車内に張り巡らされた電線や配線をまとめた部品で、よく車の欠陥や神経に例えられます。
墨友電工はこのワイヤーハーネスの世界的な大手です。
そしてもう一つの主役が情報通信分野の光ファイバーケーブル。
ここがまさにAI特殊の恩恵を受けているんです。
おお、なるほど。では業績とかも気になるんですけど、どうなんですかね?
はい、これが絶好調で、2026年3月期の決算では、
売上高が5兆1100億円で全期費9.2%増、
営業利益は30.4%増と過去最高を更新しました。
純利益に至っては3695億円と、なんと全年同期費で90.7%増となっています。
純利益が90%増っていうのはすごい伸びですね。
はい、この純利益には子会社の株式売却に伴う特別利益というのが含まれてはいるんですけど、
このAIの活用の拡大というところで、データセンター向けの光ケーブルや光配線機器の販売が増えたことに加えて、
先ほど述べた自動車のワイヤーハーネスも顕著だったことが要因になっています。
安定して伸び続けている分野なんですね。株価はどうなっていますか?
株価は2026年7月13日の割り値で2486円となっています。
売買単位は100株なので、最低投資金額はだいたい25万円ですね。
実はここでトピックがあって、住友電光はちょうど2026年7月1日付けで、
1株を4株に分割する株式分割を実施したばかりなんです。
AIと自動車の両輪で最高益で、しかも分割で株主は買いやすくなったということですよね?
はい、まさにおっしゃる通りです。
では続いて2社目です。
2社目は三菱マテリアル、証券行動5711です。
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名前からして三菱グループの会社だというのはわかるんですが、何をしている会社なんですか?
三菱マテリアルは銅の製錬を中核とする三菱グループの大手、
非鉄金属メーカーで銅を板や管などに加工した新銅品では国内トップシェアとなっています。
事業は大きく分けて4つあり、銅や金などを生産する金属事業、
銅加工や電子材料を手掛ける高機能製品、
調光工芸やタングステン製品の加工事業、
それに地熱発電などの再生化のエネルギー事業です。
調光工具って何ですか?
これは金属を削るためのものすごく硬い刃物だと思ってください。
自動車部品などの精密な加工にはもうこれは欠かせないものになっています。
確かに、まさに金属そのものを作っている会社なんですね。
業績はどうなんでしょうか?
はい、業績はここであの光となる部分と影の部分があって、
まずポジティブな方でいくと、
2026年3月期の決算では売上高こそ1兆8,440億円で、
前期費6.0%の減収となっていたんですけど、
営業利益は63%増、純利益は19.1%増と大幅な増益でした。
これは銅や金の価格上昇、そして為替採機などが利益を押し上げました。
さっきのお話にもあった通り、金属価格の上昇がダイレクトに効いているんですね。
それでは気になるのが影の部分ですが、どうなんでしょう?
これが実は銅の価格が上がっても、
精錬会社は必ずしも儲かるわけではないという構造的な問題があるんです。
キーワードとなるのはTCRCという言葉で、
日本語では精錬手数料と呼ばれるものになります。
TCRCが初耳なんですけど。
はい、精錬会社は鉱山会社から銅製鉱という原料を買って、
それを加工して同時金にします。
その加工賃として受け取るのがTCRCです。
ところが今、世界的に精錬能力が増えた一方で原料の鉱石が足りないとなると、
精錬会社同士で原料の奪い合いになるんですね。
その結果として手数料が歴史的な低水準まで下がっているんです。
つまり、銅そのものの値段は高いのに、
加工賃で稼ぐ精錬ビジネスは苦しいという逆転現象が起きています。
えー、銅が高いイコール銅関連企業はみんな儲かるって、
すごいシンプルに考えちゃってました。
そこが面白い部分でもあり難しい部分でもありますよね。
同じ銅に関わってもビジネスモデルによって恩恵の受け方が全然変わってきます。
三菱マテリアルは鉱山の権益も持っているので、
価格上昇の恩恵そのものは受けるんですけど、
精錬の部分は厳しいという話で、
実際に2027年3月期の営業利益は40.5%の減益予想となっていて、
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その要因は超高製品の減量の高騰であったり、
TCRCの悪化などが受けられます。
なるほど。株価はどうなっていますか?
株価は2026年7月13日の終わり値で4047円。
百貨部だと約40万円となります。
PBRは1倍を下回る水準となっています。
それから直近の動きとして、
7月に700億円の転換社債の発行を発表していて、
受給悪化などの警戒から、
株価は一時半年ぶりの休みをつける場面もありました。
今回の700億円の調達資金は、
リサイクルなど資源循環ビジネスへの成長投資に充てるとしています。
今まさに事業の構造転換の真っ只中みたいな感じですね。
はい。
そして最後の3社目はJX金属、証券行動5016です。
JXってもしかしてエネオスと関係のある会社ですか?
はい、そうです。
JX金属は元々エネオスホールディングスの完全子会社だった会社で、
2025年3月19日に東証プライム市場に新規上場しました。
公開規模は約4611億円で、
東京メトロを回る超大型IPOとして当時は大きな話題になっていました。
なんかニュースで見た気がします。
よく覚えてます。
公開価格は820円で、初値は843円と2.8%だかと。
静かなスタートだったんですけど、
現在2026年7月13日の終わり値はいくらだと思いますか?
もちろんそれは上がってるって意味ですよね。
1500円ぐらいですかね。
これがなんと今3836円です。
公開価格の約4.7倍の数字になっています。
4.7倍って上場から1年ちょっとですよね。
何がそんなに評価されたんでしょうか?
これは一言で言うと、半導体材料の会社に転身したことです。
JX金属の看板製品は大きく2つあって、
1つ目がスパッタリングターゲット。
これは半導体の表面に金属の薄い膜を作るための材料で、
半導体の製造には欠かせません。
JX金属はこの半導体をスパッタリングターゲットで、
世界シェア約65%を握っています。
約65%すごいですね。ほぼ独占状態っていうか。
これと2つ目が厚塩銅箔。
銅を極限まで薄く伸ばした箔で、スマホの部品であったり、
センター半導体のパッケージ基板などで使われていて、
こちらは世界シェアが約80%となっています。
これはつまりAI半導体を作ろうと思ったら、
JX金属の材料は避けては通れないというような立ち位置の会社になっています。
AIブームのど真ん中にいる素材メーカーということなんですね。
業績も向上なんですか?
はい。
2026年3月期は売上高8,846億円で全期費23.7%増。
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営業利益は1,750億円で55.5%増。
純利益は1,046億円で53.3%増と、
初めて純利益1,000億円の大台を突破しました。
これはAIデータセンター需要を背景に、
半導体用ターゲットなどの販売が好調でした。
2027年3月期も増収増益を見込んでいます。
3社の中では一番成長株っぽい雰囲気を感じました。
ここまで3社を見てきましたが、古田さんいかがでしたか?
同じ秘鉄金属セクターなのに、キャラが全然違うというのがすごく面白かったです。
私なりに整理すると、
スミトモ電工は銅を電線やケーブルという製品にする会社、
三菱マテリアルは銅という素材そのものを作る会社、
最後にJX金属は金属を半導体向けの超ハイテク材料に進化させた会社という感じですかね。
はい、そして3社に共通する追い風がAIデータセンターを起点とした銅金属需要の拡大です。
一方で注意点も共通しています。
最初に株辞典でやった通り、秘鉄金属はシクリカル、景気敏感セクターです。
世界景気が悪化して金属価格が下がれば業績も株価も一気に落ち込んでしまうリスクもあります。
寝動きの荒さには覚悟が必要ですね。
なるほど、一本調子で上がり続けるわけではないということですね。
はい、AI特殊の持続性にはそもそも慎重な見方もあります。
あとは海外売り上げの多い企業にとっては円高リスクもつきものです。
円安が今追い風になっている裏返しで円高は逆風になりますね。
良い面とリスクの両面を知った上で自分の頭で判断することがやっぱり大事ですね。
本日ご紹介した内容は情報提供を目的としたものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではございません。
株価や業績のデータは収録時点のものですので、最新の情報は各社の公式サイトや取引所の開示情報でご確認ください。
投資判断はあくまでご自身の責任でお願いします。
はい、私はまず身の回りの電線とかスマホの中にちょっと非鉄金属がどれだけ詰まっているかっていうのを意識するところから始めてみますかね。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
Apple PodcastやSpotifyなどお聞きのプラットフォームにて是非番組への感想評価の投稿をお願いします。
また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので番組へのご意見もお待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めてまいります。
引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
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