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サマリー
AIが普及し、あらゆるものが簡単に作れる時代において、なぜ「変えないこと」を続ける会社が強いのかを解説する。AIでロゴやデザインは模倣できても、長年かけて顧客の頭に染み込ませた「〇〇といえばあの会社」というブランド力は模倣できない。この「偉大なるマンネリ」こそが、AI時代に他社が真似できない競争優位性となり、安定した収益を生み出す源泉となる。本放送では、ラウンドワン、ワークマン、サンリオを例に、この「変えない強さ」を具体的な業績と共に紹介する。
AI時代におけるブランド価値の再定義
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話を、ながら劇する感覚で一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の松井です。
おはようございます。インターン生の杉本です。 松井くん、この前サークルのチラシをAIに頼んだら、一瞬でそれっぽいのが何枚も出てきて、
デザインの仕事ってどうなるんだろうって思っちゃって。 その感覚よく分かります。誰でもボタン一つで作れちゃう時代ですもんね。
でも実はそれと逆のことを言ってる記事を最近読んで、それはAIで何でも作れちゃうからこそ逆に価値が上がるものがあると言ってました。
逆に価値が上がるものですか?何ですかねそれって。
ラクスルのたべまさきさんのコラムでは、タイトルが偉大なるまんねりこそ本丸っていう変わったタイトルなんです。
偉大なるまんねりですか。褒めてるのかけなしてるのかよくわかんないことですね。
今回はこれをきっかけにAIで何でも安く作れる時代に逆に値段が上がっている見えない価値って何だろうっていう話をしてみたいなと思っています。
お願いします。
「のれん」から学ぶ見えない資産の価値
その前に恒例のちょこっと株式会社のコーナーです。
今日の用語は何でしょうか?
今日の用語はノレンです。
会社が別の会社を買うM&Aの時に出てくる言葉で、例えばある会社の目に見える資産から借金を引いた消費のお金が100億円だとします。
でもその会社が200億円で買われました。
何か違和感に気づきませんか?
100億円の中身の会社を倍の200億円で買っていますよね。
何でそんなに高く買うんですかね?
はい、そこなんですよ。
ブランド力とか長年積み上げてきたお客さんとの信頼とか、あと目に見えないけど価値のあるものに上乗せして払ってるんですよ。
その差額の100億円をノレンと呼ぶんです。
店の入り口のノレンと同じで看板の価値みたいな、目に見えないブランドの値段が倍収の時初めて決算書に出てくるんですね。
はい、そうですね。
だからそのM&Aをよくやる会社の決算書にはノレンが大きく載っていたりします。
ブランドの本質:顧客の記憶に刻まれること
じゃあさっき話に戻すとノレンでブランドにちゃんとお金の価値がつくのは分かりました。
でもそのブランドってそもそも何なんですかね?
はい、いい質問ですね。
まずそのコラムが言っているのは、みんなブランドを勘違いしているっていう話で、
ブランドってかっこいいロゴだったり、あとはおしゃれなCMのことだと思われがちですよね。
でもそれは違うと言っていました。
まさに僕そう思ってたんですけど、じゃあブランドって何なんですかね?
ブランドというのは〇〇といえばあの会社ってお客さんの頭にパッと浮かぶこととその記事では言っていました。
これがブランドの正体なんです。
ロゴやCMはその外から見えてくる部分でしかないんですよ。
ハンバーガーといえばマクドナルド、スマホといえばiPhoneみたいなことですね。
でもそれって会社がうちはブランドですって叫んでもなかなか作れないものですよね。
お客さんの頭の中の話ってことですもんね。
はい、そこが一番大事で、ブランドは自分で作りますって言って作れるものじゃなくて、
お客さんが勝手に思い出してくれて初めて成立するんですよ。
だからお金を出してポンと買えるみたいな簡単なものじゃないんですね。
はい、そうなんです。
AI時代に模倣不可能な「偉大なるマンネリ」
で、ここからがAIの話で、
AIってロゴでもキャッチコピーでも頼めば何百パターンでも出してくれますよね。
そう出してくれますね。
多すぎて選べないくらい出してくれますもんね。
はい、でもAIに決められないことが一つあって、
それは誰に何をなぜ伝えるのかという一番根っこの部分なんですよ。
作る道具としては優秀だけど、何を伝えたいかは人間が決めなきゃいけないっていうことですかね。
はい、まさにそうで、
その根っこの部分のままとりあえずAIでかっこいいものを作ってとか、
そういうことをやったとしても何百個AIでものを作ったとしても、
全部ぼんやりしてお客さんに刺さらないということがあるんですよ。
なるほど、ここで偉大なるマンネリが出てくるんですかね。
はい、そうなんです。
理由はシンプルで、見せ方をコロコロ変えずに何年も同じことを続けること。
同じ顔をずっと見せ続けるからお客さんの頭に〇〇といえばあの会社がだんだん染み込んでいくんですね。
続けることでさっきの〇〇といえばが出来上がっていくんですね。
はい、そうなんですね。
で、これがAI時代でなんで強いのか。
ロゴやデザインはいいものがあったらAIですぐ真似できますよね。
でもその会社が何年もかけて染み込ませたっていう時間だけは絶対にコピーできないんですよ。
あ、デザインはコピーできてもうちは20年やってますっていう事実だけはコピーできないってことですね。
はい、まさにそうです。
だから地味に続けてるだけに見えることが実はお金でも技術でも変えない一番強いべきになるんですよ。
最初はマンネリって悪口でしょと思ってたのにむしろ最強の褒め言葉だったんですね。
そうなんです。
「変えない勇気」と投資における「堀」
ただ落とし穴も一個あって、会社ってその途中でイメージを新しくしたいと思ったりとして
見せ方をガラッと変えたくなるという時もあるんですよ。
でもそれをやると
せっかくの○○と言えばあの会社がリセットされちゃうってことですかね。
そうなんですよ。
自分でその自分の強みを壊しちゃう。
だから変えない勇気もいるということです。
僕はこれがすっごい負に落ちました。
確かにめちゃくちゃ納得感がありますね。
これ投資の目線で見るとどうなってるんですかね。
こういう長く積み上げてきた強みを持っている会社はライバルが簡単に追いつけないから
何年も安定して稼ぎ続きやすいという特徴があります。
投資の世界だとそれをモートと言い、日本語では堀って呼びます。
お城の周りのあの堀ですね。
会社の周りに堀があるからライバルがなかなか攻めてこられないということですかね。
そういうイメージですね。
決算書には金額では載らないんですけど会社をしっかり守っているということですよね。
「〇〇といえばあの会社」を持つ企業事例
ここからはその堀、つまり○○といえばあの会社をしっかり持っている会社を3社だけ紹介します。
投資のおすすめじゃなくてあくまで例として挙げてみます。
お願いします。
1社目がラウンド1です。
証券コードは4680です。
ボーリングとかスポッチャーが入っているあのラウンド1ですね。
そうですね。
すっごく大きな会社というわけじゃないんですけど、ボーリングといえばと言われたらすみもとさんはなんて思いますか。
ラウンド1って答えますかね。
ですよね。やっぱりそういう感じでボーリングといえばラウンド1って出てくると思うんですよ。
またあとスポッチャーのおかげで室内で体を動かして遊ぶならラウンド1というのも撮れていて、
CMをガンガン打たなくても室内レジャーならラウンド1というところを抑えているんですよ。
得意な場所で一番を取っているっていうことですね。
行政権はどうなんでしょうか。
はい。2026年3月期で売り上げが約1895億円。
前の年よりも約7%伸びていてアメリカでも店舗数を増やしています。
また米国でのIPOも検討しているところです。
2社目がワークマンです。
証券高度は7564です。
あの作業着のワークマンですね。
最近おしゃれな服でもよく見かけますよね。
はい。そこがワークマンの上手いところで、作業着といえばワークマンというところのど真ん中から機能性が高い服といえばというところにも広げた。
もともとが作業着だから安くて丈夫で機能的がすんなり信じられるんですね。
欲張らずこの度表を機能性に絞って深くとっていったということですね。
それで名前が一番最初に出てくるんですかね。
業績はどのようになっているんでしょうか。
はい。業績は好調で2026年3月期では店全体を合わせた売り上げが約2092億円。
そしてこれは過去最高益となっております。
リカバリーウェアっていうよくCMで見る洋服があると思うんですけど。
あれが結構伸びを引っ張っていたみたいですね。
3社目がサンリオです。
証券コードは8136です。
大人気のハローキティの会社ですね。
ハローキティって何十年もほとんど同じ見た目で同じ世界観でずっと続いてますよね。
これってまさにこの変えない強さの代表となっていて、子供の頃から変わらないからこそ安心感がありますよね。
確かに長く愛されていることってお金じゃなかなか買えない価値ですもんね。
はい、そこなんです。
しかも最近はこの若い世代の人気がめちゃくちゃ高まっていて、
僕の妹とかもめちゃくちゃハローキティハマっているところですね。
このように新しいファンも取れています。
そしてAIでキティちゃんの絵は真似できたとしても、何十年も愛されてきた歴史だけは真似できませんね。
今日のこのテーマを一番よく表している会社だと思っています。
そうなんですね。業績も最近すごく良いって聞きますけどどうなんでしょうか?
はい、良いんですよ。
2026年3月期は売り上げが約1940億円で、前の年から3割以上増えています。
営業利益は5割以上伸びていて過去最高になっております。
アジアでキャラを他社に使ってもらうライセンスが伸びて、
グッズを売る会社から世界にキャラを貸す会社に変わりつつあるんですよ。
今まで紹介してくれた3社ともそれぞれまるまると言えばあの会社を持っている会社なんですね。
はいそうなんです。
ラウンドワンは場所を絞る、ワークマンは土俵を深く掘る、そしてサンリオは変えずに続ける。
こんな感じでやり方は全然違うんですけど根っこは同じなんですよ。
ブランド力と株価の関係、そして注意点
そうなんですね。今日の話すごく面白かったです。
ブランドって決算書に載っていないのになんで価値があるの?っていうもやもやがちゃんと晴れることができました。
それは良かったです。
結局良いロゴやデザインってスタート地点でしかなくて、そこから何年もぶれずに育てられるかが本番なんですよね。
作るだけならAIで誰でもできる試合だからこそですね。
変わってないことをむしろプラスに見るってことですね。
投資の目線だと僕の感想に近いんですけど、この会社何年も同じ顔でやれてる中、決算書に出てこない強みを見抜くヒントになるのかなと思っています。
ただ注意も1個あります。
ブランドが強いイコール株価が上がるとは限らないんです。
そうなんですか。どういうことですかね。
例えばキャンプの代名詞だったスノーピークっていう会社があると思うんですけど、
あそこものすごくブランド力はめちゃくちゃ強かったのに、コロナのキャンプブームが落ち着いたら業績が悪化して、
2024年には株式市場から退いて、今は上層せずに立て直し中になっています。
ブランドが強くても業績が悪化っていうのはまた別の話なんですね。
はい、そうなんですよ。
だから強そうだけで飛びつかないで中身もしっかり見る。
その上でずっと同じ顔で続けているかを足すと会社の見え方が変わるかもしれません。
最終的な投資の判断はご自身でお願いしますね。
身近な会社をこれ何年も同じ顔でやってるかなって見てみると面白そうですね。
はい、ぜひやってみてください。
番組へのメッセージと次回予告
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
アップル、ポッドキャストやスポーティファイなど大きなプラットフォームにて、
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また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので、番組へのご意見もお待ちしております。
いただいたコメントにより改善を進めていきます。
日付付き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。
それではまた次回お会いしましょう。
12:13
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