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2026-11-04 14:35

誰もが普段使っている実はシェア1位のBtoBメーカーを解説!

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サマリー

身近なペットボトル、肉まん、自動ドアを支える、知名度は低くても高いシェアを持つBtoBメーカー3社を紹介する。東洋製罐グループホールディングスは多様な容器と充填技術を手がけ、価格転嫁やDOEによる安定配当を強みとする。レオン自動機は包あん機を中心に世界展開し、オプテックスグループは自動ドアや防犯センサーで世界シェア1位を持つ。3社に共通する高シェア、生活必需性、参入障壁を投資家目線で解説しつつ、決算確認の重要性にも触れる。

身近な製品を支えるグローバルニッチトップ
インベストメントブリッジがお届けする、いろはにマネーのながら学習。 この番組では、インターン生2人が株、投資、経済関連の気になる情報を分かりやすくお伝えしていきます。
インターン生の会話をながら吹きする感覚で一緒に勉強していきましょう。 おはようございます。インターン生の辰美です。 おはようございます。インターン生の中野です。
中野さん、突然なんですけど、今日ここに来るまでに何か買い物しましたか? 今日ですよね? あ、しましたよ。あの、1階にあるセブンイレブンでペットボトルの緑茶と、さっきお昼に肉まんを買っちゃいました。もう
肉まんが美味しい季節ですね。
肉まんいいですね。実は今のお話だけで、中野さんは今日紹介する3社全てにお世話になっているんです。もう3社全てですか?はい。飲料メーカーとかコンビニとかですかね?
今回はちょっと違うんです。コンビニに入る時の自動ドアのセンサー、肉まんの具を生地で積む機械、そして緑茶のペットボトルそのもの、それぞれに名前はあまり知られていないんですけど、シェア1位という企業がいる
んです。
いや、言われてみれば、そういう容器や機械を誰が作ってるかなって考えたことがなかったですね。
ということで、今日のテーマは誰もが普段使っている、実はシェア1位を誇るB2Bメーカーです。高いシェアの中身と投資家目線での強みを解説していきます。
その前に恒例のちょこっと株式会社のコーナーです。 今日の用語は何ですか?
今日の用語はニッチトップです。ニッチとは他社が進出していない市場の隙間を意味します。大手企業が参入していない市場を発掘し、そこでトップシェアを取るという戦略、またはその戦略で成功している企業を指
します。
特に世界でトップシェアを取っている会社はグローバルニッチトップと呼ばれますよね。経済産業省も2020年にグローバルニッチトップ企業100選を選定していて、投資家からも注目されています。
公募制で応募があった企業の中から経済産業省が競争優位性や収益性、国際性などを審査した上で選定しました。今日紹介する会社の中にも選定されている企業があります。
市場が小さくてもシェアが高く、世界のサプライチェーンにおいてなくてはならない企業ということですね。
そうですね。それでは本編に移ります。
東洋製罐グループHD:容器と安定配当
1社目は中野さんが買った緑茶のペットボトルを作っている東洋製菓グループホールディングス、証券行動5901です。
ペットボトルって僕は飲料メーカーが自分で作ってるんだと思ってました。
表面には飲料メーカーのロゴが入っていますが、容器そのものを作っているのはこの会社というケースが多いんです。
国内シェアは缶が約40%、ペットボトルが約30%、ペットボトルのキャップが約60%、飲料食料用の紙カップが約60%、全て国内1位です。
ガラス瓶も約30%で2位なんですよ。
知らないうちにこれ毎日触っちゃってますね。
そうですよね。しかもこの会社は金属、プラスチック、紙、ガラスという容器の主要な素材を4つとも扱っています。
売上げの約6割が缶やペットボトルなどの包装容器事業で、飲料を詰める設備のエンジニアリングや重点、物流事業が2割弱となっています。
金属、プラスチック、紙、ガラス、これほとんどの容器をカバーできていそうですね。
全てカバーできる企業は世界的に見ても珍しいです。
それに加えて容器作りの過程で重点、密封、殺菌といった技術も蓄積してきました。
ペットボトルの無菌重点システムを自社で開発したほどです。
容器を作るだけじゃなくて、中身を詰めるところまで手がけているんですね。
そうなんです。とはいえ主力事業は容器包装事業で、環境に優しい製品や新技術の開発に注力しています。
たくさんあるんですけど、一部を紹介すると、
表面が三角形の格子状に凸凹したダイヤカット缶もこの会社が開発しました。
そうなんですね。僕分かりますよ。缶コーヒーとか、チューハイとかの缶に使われているキラキラしてる缶ですよね。
そうです。
あれそういうデザインかと思ってます。
あの構造でへこみに強くなるんです。もちろん見た目で目を引く効果もあります。
他にも炭酸飲料用の四角いペットボトルを世界で初めて開発しました。
四角いペットボトルですか。炭酸って丸型のペットボトルばかりな気がしますね。
確かに炭酸用のペットボトルは破裂を防ぐために丸型が常識だったんですが、
圧力に耐えられる形を開発して四角くしたことでデザインの幅も広がって、
ダンボールに隙間なく詰められるようになりました。
つまりは物流の効率やCO2の削減にも効くんですね。業績の方はどうですか。
売上高は9000億円規模の安定企業です。
2026年3月期は営業利益が前期比51.8%増の520億円で中期経営計画の営業利益目標を達成しました。
好調なんですね。原材料費が上がると業績や株価が打撃を受けそうなイメージですが、影響は大きいんですか。
影響はもちろんありますが、それを抑えられる強みがあります。
一つ目は圧倒的なシェアがあるので、原材料高をしっかり価格に反映、つまり価格転換できることです。
二つ目はプラスチックだけではなくて、カンカンの金属の割合が大きいので分散できることですね。
そして三つ目が積極的な株主還元です。
株主還元ですか。ちょっと投資家としては一番気になったりしますね。
どんな還元をしているんですか。
東洋製菓はDOE4%という配当目標を設定したんです。
DOEですか。ちょっと聞き慣れない用語ですね。これってどういう仕組みなんですか。
簡単に言うとその年の利益からではなくて、会社が貯めてきた資産を基準に配当を決める仕組みのことです。
それだと何がいいんですか。
普通の配当だと赤字や現役になった年に配当がガクッと減っちゃうリスクがあります。
でもDOEを採用していると会社の資産をベースに計算するので、業績が一時的に悪くなっても配当が減りにくく安定してもらいやすいというメリットがあるんです。
なるほど。業績に応じた1回限りの儲けとかだけじゃなくて、企業の体力をベースにしているから減廃されにくい安定配当という特徴があるんですね。
その通りですね。さらに大規模な自社株買いも実施していて、資本効率の改善にすごく積極的なので、ディフェンシブ株として利益が高まっています。
自社で値上げできる強みがあって、配当も安定して出してくれるとなるとすごい手堅い目柄と言えますね。
レオン自動機:包あん機の世界展開
はい。続いて2社目はビオン自動機、証券コード6272です。
これは先ほど出てきた肉まんそのものの会社ではないですよね?
そうですね。肉まんを包む機械などを作る食品機械メーカーです。
生地で具を包む機械を包わん機と言うんですが、国内シェアは約9割で世界にも競合が少ないです。
肉まんやあんぱん、おまんじゅうだけではなくて、コロッケやチーズ入りのハンバーグまで幅広い市場で製品を展開しています。
綺麗に具が包まれているものの多くはこの会社の機械が支えています。
そうだったんですね。9割となるとほぼ独占ですね。
そうですね。創業者が1961年に包わん機の開発に成功したのが始まりです。
その後も開発を重ねて現在は459件の特許を持っています。
主力シリーズの名前が面白くて火星人というらしいです。
火星人ですか?これは機械の名前ですね?
そうです。正面から見た姿が火星人に似ているのが由来だそうです。
お菓子から洋菓子、調理食品まで包める万能型で、レースタイプは1時間に最大1万2000個作れます。
包あん機だけではなくパンを作る製パン機も強くて、誰でもピザ職人のように生地を伸ばせる機械まであります。
これはもう職人技を機械にしてしまう会社なんですね。
これ海外でも売れているんですか?
はい。輸出先は約130の国と地域で海外売上高比率は約7割です。
新しい国に入るときはその地域で普段食べられているものをどう機械化するかを考えるそうです。
実際に4自動機の機械でインドのナン、中国のお菓子の月餅、イタリアのポカッチャやニョッキなどその地の特産品を製造しています。
面白いですね。日本のまんじゅうの機械だけではなくて現地の食べ物。肉まんも中華ですしね。それに合わせているんですね。
そうですね。事業は2つあって売り上げの約6割が機械の製造販売、残りの4割が食品の製造販売です。
食品事業はほとんどが海外でアメリカの子会社が自社の機械を使ってクロワッサンなどを作って販売しています。
自分たちの機械のモデル工場にもなるわけですね。業績の方はどうでしょう。
2026年3月期は売り上げ額が約420億円で7.1%の増収。営業利益は約52億円でした。
営業利益率は12.3%その前の期も13.5%と高い水準です。
ただ海外だと安い機械との競争もありそうですがいかがでしょう。
鋭いですね。中国製が日本製の10分の1ほどの価格になることもあるそうです。
そこで2025年から国や地域ごとに仕様を調整した廉価版モデルを始めました。
加えて部品供給を10年から20年続けるアフターサービスが強みです。
今はインドや中東、アフリカを重点市場にしています。
展開する国や地域に合わせた戦略が欠かせませんね。
最後の会社はどこですか。
オプテックスグループ:自動ドアと防犯センサー
最後は自動ドアの会社です。
オプテックスグループ、証券行動6914です。
コンビニやオフィスビルの自動ドアの上についているセンサーなんかを開発したりしているんでしょうか。
まさにそうですね。
1979年の出立直後に世界で初めて円積外線式の自動ドアセンサーを開発しました。
当時の自動ドアはゴムマットを踏んで開く足踏み式が主流だったんです。
そうだったんですね。
今では当たり前の仕組みを最初に作った会社なんですね。
自動ドア用センサーは国内シェア約50%で、世界でもシェアNo.1です。
さらに屋外用の侵入検知センサー、つまり防犯センサーは世界シェア40%で、こちらも1位となっています。
会社としてもグローバルニッチNo.1を掲げています。
グローバルニッチNo.1、株辞典でできた言葉そのものですね。
事業は自動ドアと防犯センサー、防犯が中心になりますか?
事業は大きく2つで、売上はほぼ半分ずつです。
1つがSS事業、センシングソリューションで、防犯と自動ドアが中心の事業です。
そしてもう1つがIA事業、インダストリアルオートメーションで、工場の生産ラインで使うセンサーだったり、検査用の照明など製造現場の自動化を支えています。
なるほど。業績の方はいかがでしょう?
2025年12月期の売上高は約659億円、営業利益は約82億円でした。
今期は売上高733億円、営業利益は105億円と、情報修正もして上収増益を囲んでいます。
自己資本比率も直近で70%を超えており、財務は堅実といえます。
これは校長の理由はズバリ何でしょう?
データセンターなど大型の重要施設向けに防犯センサーが伸びています。
それと、工場向けではAIや半導体関連の設備投資が追い風になっています。
自動ドアを手掛ける会社がデータセンターも守っているんですね。
これからの成長戦略はどんな感じですか?
今後は良い製品を単体で得るだけではなくて、
例えば防犯センサーと監視カメラを連携させた高度な警戒システムのように、
システムやデータをセットで提案する戦略に転換し、営業利益率は15%を目指しています。
製品単体からシステム提案にシフトして、さらに利益率を高めていくわけですね。
3社に共通する投資上の強みと注意点
今日は東洋製菅グループホールディングス、レオン自動機、オプテックスグループの3社を紹介してもらいました。
どれも名前は知らなかったのに、毎日お世話になっている会社でしたね。
そうですね。3社ともハイテク株のような急成長はないかもしれません。
ただ共通する強みが3つあります。
誰もが毎日触れていることや、競合が簡単には入り込めない高いシェアがあること、
そして景気が悪くなっても需要がなかなかににくいことです。
飲み物の容器も肉まんも自動ドアも、景気だからといって使われなくなるものではないですもんね。
もちろんリスクもあるので、シェアの高さだけではなく、決算資料などで仕事の状況も確認してみてください。
今日みたいに身の回りのものから投資先を探すというのも面白いですね。
皆さんも身近な製品を作っている会社をぜひ調べてみてください。
なお本日ご紹介した企業は情報提供を目的としたもので、投資を推奨するものではありません。
投資の判断はご自身の責任でお願いします。
本日も最後までお聞きいただきありがとうございました。
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また概要欄にはご意見フォームのURLも貼っておりますので、番組へのご意見もお待ちしております。
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引き続き楽しんでいただけるよう頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
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