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2025-09-10 29:25

#92 現地化考察の解像度を高める 其の2

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2025/09/09

現地化考察のその2です。

自宅スタジオの機材テストもその2です。

#声日記

 

サマリー

現地化を進める際には、イラクやシリアの独裁体制の影響が重要視されています。現地のローカルスタッフの意見が重視され、ボトムアップの価値観が浸透することが求められています。現地化に関する議論では、国際スタッフと現地スタッフの違いやその行動原理について考察されています。特に、日本式の現場主義がどのように現地化の斬新なアプローチに寄与するかが解説され、実際の状況に即した意見の重要性が述べられています。

現地化の意味と影響
こんにちは。9月9日火曜日、夕方の6時6分です。
今日の声日記です。
今日は朝も録音したので2回目です。
今日は仕事から早めに帰ってきて、
自宅のスタジオでまた自分の部屋ですけど、
今朝録音してみて、この久しぶりにpodmicとroadのcaster duoで録音してみて、
マイクがいいなって思ったんですけど、
当時に何かちょっとだけ変な雑音が入ってたんですよ。
それがもしかしたら、ipadでcaster duoをipadに接続して、ipadで録音をするというトライをしてみたんですけど、
なんとなくそのせいじゃないかなと思ったので、
今回は今やっているやり方はcaster duoの中に直接録音をしています。
macに繋いで録音するというやり方もあるんだけど、
とりあえず前にやってうまくいってたやり方を試してみています。
micro sdカードをcaster duoに入れているので、
32ビットフロートという録音ができるので、
caster duoで録音をして、その後macに取り込んで声日記にアップするというやり方で今回はやってみようと思います。
雑音が入ってないといいんですけど。
なかなかこのcaster duoの設定がいろいろ細かくいろんな設定ができるんですけど、
ちょっとまだそこは調べきれてないんですよね。
試しきれてないんですよね。
あんまりいじらずとも結構綺麗に録れるということも気に入っているので、
前回というか6月頃だったかな、もっと前か買った頃に使っていたときは、
あんまりいじらずに使い始めて、すぐ気に入った形で綺麗に録音できたので、
それで探求するのをやめてしまっていたんです。
いろいろ試してみるということに設定を変えてみたり、
何かねイコライザーみたいな、あとノイズキャンセリングみたいないろんな機能があるんですよ。
それを試してみるのもいいかもしれないと思っています。
はい、でネタとしてはですね、
あれですね、やっぱり声日記で話すと解像度が上がるので、
今朝話した部分についても、また解像度が深まって、
もしくは言葉足らずだったなと思うことがまたありましたので、
追加を録音したくなりました。
はい、現地化の考察について、考察を深めるその2をやってみます。
今朝話した話は、
現地化をするときに、
特にこのイラクやシリアの独裁政権だったとか、先制政治だったという場所、
社会にそういった形の、ある意味良くない形での独裁主義が崩壊して、
それが、
小さなコピペになって、
小さな独裁者がいっぱい現れたみたいな、
政治体制などに問題がある国において、
ローカルのマネージャーを、ある意味安易に、
言い方が難しいな。
安易に現地化すると、という言い方はしたくないんですよね。
ただ価値観の話か、現地化したいというのが、
ローカルスタッフ、現地の人をマネージャーに置きたいということが、
本当に最終的な結果になってしまう。
ボトムアップの現場の声が大切にされるという価値観を伝えたいというのが、
フロントラインで、一番現場の最先端のところで苦労をしている人たちの声が拾われたり、
その人たちが大切にされるという価値観を伝えたいというのが、
ローカルスタッフというのは、
苦労をしている人たちの声が拾われたり、その人たちが大切にされるという価値観を広げたいのが、
現地化なんじゃないんですか、という話をしていました。
それを、独裁主義が壊れた後に、
小さなボスがいっぱい現れる、みたいなことが社会の中で、政治の中などで起こっているところで、
その価値観の浸透なしに同じ感じで、
今まで本文の人だったり、外国人だったボスを現地の人に変えるということだけをやると、
社会の中で起こっているマイナスなことが、組織の中でも起こっちゃうということがあるよね、という話をしました。
マネージャーの役割
ただ、とはいえ、今朝話したのは人道支援団体で、
信頼できるスタッフを部門のマネージャーにアサインしたりするわけですから、
決して独裁主義というものが、部署ごとに独裁になっているわけではないよね、と。
でも、過不調整的という言い方をけざしたんですけれども、
自分の部署のことはすごく大切にして、自分の部署のスタッフの面倒はとてもよく見て、良いマネージャーにはなるんだけれども、
組織全体の目的を考えたり、自分の部署を超えて隣の部署との連携をしながら、
より大きな目的について達成を目指す、みたいな。
そういう価値観が、私の今いる組織では足りなくなっちゃっている。
部門間の風通しが悪くなったり、壁が高くなったり、
どうしても自分の部門を守る、自分の部署だけを守る、みたいな行動を取るように、
マネージャーがそういうふうに行動するようになっちゃうことがあるよね、と話しています。
そこで、ちょっと言葉が足りなかったのは、
部門間の風通しが悪いということと、
過不調性がどうつながっているかという話をし忘れていたと思います。
過不調性というのは、日本の文脈などではだいぶネガティブなものです。
ちょっと古い考え方であったり、もうハラスメントとかに近いものとして、
男性が威張るというような文脈で使われることが多いと思うんですけれども、
今、私はだいぶ中等に暮らしていて、
ここの社会も本当に、ある意味過不調性的な社会なんですよね。
父が、もしくは祖父が、とても尊敬されて、
女性や子どもを守り、
例えば女性にとっては、
家父長制と社会的関係
なかなか仕事をするというのが、家庭によっては認めてもらえなかったり、
一人で外出をするというようなことも、
若い大学生とかの女の子も認めてもらえなかったり、
今、あんまり都会で言うと、
自分の家庭を守り、
自分の家族を守り、
自分の家族を守り、
今、あんまり都会ではないですけれども、少し田舎に行くと、
女の子はだいぶ早く結婚するのが当たり前、みたいな考え方だったり、
というような意味では、
日本の本当に、例えば30年、40年前の地方で残っているような形の
家府長生というのが、ここにもすごく伝統的にある社会です。
ただ、私は結構長く中東に暮らして、家府長生的というのを決して、
あんまり、ただ悪い意味では捉えていないところがあります。
それが、例えば遠古主義ともつながっていると思うんですけれども、
そのコネ社会みたいな遠古主義、
例えば就職とかのときにも、自分の親戚の子どもを優先するとか、
それもまた非常にネガティブな文脈で語られることの多い、
そのコネ、遠古主義、こちらの言葉でワスタと言いますが、
その仕組みについても、
必ずしも悪いものではないなというふうに、
長く暮らせば暮らすほど思ってきているところがあります。
それがどういうことかというと、
やはりある程度、お力のある人というか、
経済的なバックグラウンドだったり、社会的な地位を持った人というのは、
余力があるので、その人たちが、
まずは家族から始まって、親戚から始まって、
面倒を見る、保護者になるということが、非常に自然に行われるんですよね。
それが、大きな意味での家族、いとことか親戚というような家族に広がっていくと、
面倒を見るという考え方によって就職も職も、
縁起主義の採用にもつながるし、
もしくは、御恩と奉公みたいな感じですけれども、
非常にお世話になった大王子様とかに対して、
頭が上がらないみたいなふうになって、
人によっては、大王子様というのは、
誰も何の意見も言えなくなって、非常に家族の中で独裁的で、
先制的な行動をとるようになって、
女子どもが非常に圧迫されて我慢しなければいけないみたいなことが、
大王子様に対して、大王子様に対して、
地位の高い立場になった人が、
ある意味、人間としてあまりできていなかったときに、そういうふうになる。
すごく人格者みたいな人が、
さっき言ったように、
大王子様の中で、
社会的にも地位もあり、経済的にも余裕がありとなると、
とても気持ちのいい形で、
いろんな人に恩恵を施すというか、
世話をしてあげる、面倒を見てあげるということが起こる。
そういうふうに思います。
実際、あるんですよ。知っています。
部族長みたいな立場の人で、
すごくいい人。
親切でいい人で、
そういう価値観があるので、
誰にでもというよりは、
大人になった私のような人にも、
すごく親切にしてくれるし、
例えばお土産とかもいっぱいくれたり、
自分の経済的な余裕というのを、
他の人たちを喜ばせるために使う。
経済的な余裕や社会的な地位、
それは一発ですぐ通る、みたいなことができたりするんですよね。
それを決してすごく威張ったり、
やってやったみたいな感じをなしで、
気持ちよく世話をしてくれる、みたいな形の
良い家父長生、良い遠古主義の例も、
すごく多くはないが、いくつか知っているんですよね。
社会保障システム、
弱い人を守り、できるだけみんなが
生き抜いていける、暮らしていける社会にするための
一つの仕組みとして、
それがあるという面もあると思うんですよ。
この辺りの地域では、
良い意味での家父長生というのがずっと
社会を支えてきていて、その中にはもちろん
人によってそれを乱用して、悪用して、
威張り散らしたり、自分の家族のことばかりを考えて
どうこうした行動もとる人がいるから、
それが腐敗につながっていく。
人がそういうことをやり出すと、それはもちろん良くない。
本来であれば全ての国民の人に平等に接する立場である
政府の役人などが、親戚や知り合いだから
早く物事を進めてあげるみたいなことも
確かにすごくいっぱいあるので、
そういう意味では、悪用されていることもすごく多いんだけど、
同時に上手い社会保障のシステムとして
それが機能しているんだなと思うこともいっぱいあるんです。
だから必ずしも家父長生が悪いというふうに
私は思ってはいないんですよ。
ただそういう意味で、自分の組織の中の
マネージャーがどういう行動をとるかという話に
自分のメンバーをすごく面倒を見て
育てたり、かわいがったりということが
良い意味で起こっているという側面もあります。
ただそれが動き過ぎると
関係性も不健全になっていくというか
自分のマネージャーが自分に対して良くしてくれるので
例えばルール違反をしたときに
見逃そうというふうになっていくとか
そこの中だけで
あなたは次の評価のときにいい評価をして
昇進をさせてあげるよみたいな
他の部署よりも優先して自分のスタッフだけが
自分のスタッフの中にいたりとか
それをマネージャーの方がAさんだとして
部下がBさんだとしたら
AさんがそういうふうにBさんをかわいがって
目にかけて、Bさんを徴用するみたいなことが起こると
部下の方のBさんの側も
現地化の意義とリスク
不健全な、本来であればもっと優先すべきことがあって
例えばAさんが間違っているということがあったときに
BさんはAさんに対しては意見を全く言えなくなって
Aさんの言うことは全て正しい
逆に他の部署のマネージャーが言うことは間違っています
みたいにひたすらAさんの見方だけをする行動を取るようになったりとか
ちょっとままあることだというふうに思っています
そのリスクは
日本で育ってきた私にとっては
日本もそういう傾向がある国だと思うんですけど
少なくとも私が今まで働いてきた会社などでは
あんまりそういうことがなかった
そういうものがないし
例えば自分の上司であっても間違っていると思うことがあれば
それは違うんじゃないですかという意見を言うということも普通
もしかしたら私はラッキーだったのか
そういう環境で育ってこれたので
自分の上司が100%正しくていつも味方をします
もしかしたら日本でも大企業になれば
もしかしたらそういう傾向があったりするのかもしれませんね
よくドラマとかではそういうのがありますよね
たぶんヨーロッパ
私の本部の同僚たちを見ていると
ちょっとそこは分からないか
そういう社会の中で育ってきているのか分からないけど
少なくとも外国人として関わる
その社会の中にすごく巻き取られているというか
ここで一生を終えるという立場ではないので
そんなに誰の意見には反対できないということに
日本の現場主義
巻き込まれないんですよね
外国人のエクスパットという
海外からお助けというか
国際スタッフとしてジョインする私たちは
2年や3年長くて
人によってはもしかしたら5年とか働くことがあったとしても
そこでこの人には決して反対をしないようにして
そうしたらおかしいよと言えるし
そういうふうにして
そういう選考を経て選ばれてくるので
私たちは公正で人道支援の目的に合った行動をできるように
ということがやっぱり
国際スタッフのほうがそれが浸透できているというふうに言うのは
私も思うんですけど でもそれは言ってしまってもいいかもしれませんね
国際スタッフとして人道支援にプロジェクトに関わるということは
やはりそこで現地の
社会の中にある
慣れ合いみたいなものとか
そういうことに巻き込まれないで正しい行動を
できるようになるのではないかと思うんです
だから私たちは国際スタッフとして
この人道支援プロジェクトに関わっていくことの意味があるし
現地の人たちよりも高いお給料をもらったりするわけですけれども
それはそういう価値が評価されているからだと思うんです
なので現地化といったときに
現地の人を当てるようになれば
全体的にプロジェクトのお金は削減できたりするんですけど
国際スタッフを使うよりは
ただそういった面 慣れ合いとか遠古主義とか
そういうことに
やっぱり直面してくることにはなるんだなというのはすごく思いますね
少なくともこのイラクやシリアという中東の文脈においては
社会の中に過不調性的な
その御恩と奉公的な
自分の保護者に対しては意見を言わないというような
価値観がだいぶ浸透しているので
もちろんそういう社会の中で育っても
国際の需要で働いている以上は
どんなときでも自分で判断して自分の意見を言えるという人も
たくさんいますけれども
同時にそうでない人もいるし
マネージャーとかになれば
ある意味ちょっとチヤホヤされるみたいな立場に
悪用しようとする
自分の影響力を自分のために使おうとする人も出てくるというのも
現実としてあると思います
というぐらいでとりあえず
今朝話し足りなかったなと思うことは話せたかな
だから現地化するというときに向け合わなければならない
課題として
今言ったようなことがすごく大きいなというふうに思っていて
でもじゃあ現地化しないほうがいいかというとそんなことは全然なくて
やっぱり現地化をするという方向にどんどん進むのが
自然な流れだというふうには思っているんですよ
でもやっぱりあれですね 最初に言ったように現地化というのはやっぱり価値観
というのが一番大切だと思うんですよね
だから現地化のフロントラインで一番苦労している人が
一番優先される
一番優先されるというか大切にされる
現場にある情報に価値が置かれる 耳を傾けられる
ということを実現したいのが
日本の現場主義というもの
日本の少なくとも企業とか組織の中では
だいぶ浸透していると思われる
カスタマーファーストみたいな顧客主義みたいなこともあるし
効率を良くしようということとか
現場の声に耳を傾けようという現場とか現実というものを
大切にしてそのデータからスタートしよう
誰か偉い人が上の人がこう言ったから じゃあその通りにしましょうではなくて
いつも常に現場のデータ 現場の状況を見て
それに合わせてマネジメントをしていこうというような考え方というのが
私が思う限りそれは日本の社会で
結構
世界の中でもそれが進んでいるんじゃないかなというふうに
私は思っています
なのでそういう価値観というのを
現地化っていったときにそういう価値観
現場を大切にするという価値観と一緒にそれを進めていくということを
現代の組織文化の構築
やっていきたいというふうに思うんです
その現地の社会の中にすごく習慣としてすごく長年息づいてきている
過不調整的な
いい意味での過不調整的な自分の保護すべき人たちのことを
ちゃんと面倒を見て守るみたいなところも
あまり否定せずにその良さというのはその良さで生かしつつ
やっぱり常に判断基準だけで行動するんじゃなくて
そうじゃないこともできる
自分のボスが言ったことでも違うと思えば
それはちょっと違うんじゃないんですかって言えるとか
自分のボスじゃない他の部署のボスが言ったことでも
それは自分もそう思うと思えば
ちゃんとそういうふうに言えるとか
そういう意味ではなくて毎回毎回ちゃんと自分で考えて
自分の意見が言えるとか
そういうことを全部現地化というときには合わせて進めていく
組織文化をつくっていくというような意味で
そういうことを進めていくというのが大切なんじゃないかなというふうに思っています
もう30分近く話しちゃった
このイラクで何食べたで話すネタとしてどうかなというふうには思うんですけれども
ちょっと何というかブレインストーミング
一人ブレインストーミングですごく言いたいことがいっぱい出てきている時期なので
記録として残すという意味でも遠慮なく
声日記なので自分の声日記なので
ここに思ったことを残しておくことにしました
では今日は以上にします
聞いていただいてどうもありがとうございました
音声がどのように録音されているか
今から聞いてみるのを楽しみにしたいと思います
ありがとうございました
29:25

コメント

iPadにUSB接続していると、たぶんUSBのノイズが入っているみたいですね。 でもCASTERDUO本体に録音ならそのノイズはなさそうですねぇ😙

スタジオな音声がカッコいい! なるほど、ブレインストーミングとなると、ただ話しながら整理という段階ではないですね。解像度、どのようになった(なっていく)のでしょうか。

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