👋こんにちは、はるなです。
今日は『Antigravityを使ったら、個人サイトの改修がめっちゃ簡単に改修できた話』についてです。
個人のポートフォリオサイト「gotoharuna.com」をリニューアルしました。電子書籍『図と線で考える技術(書いて考える技術)』の販売用ページとして電子書籍についてを全面アピールしていたページでしたが、Kindle版への移行に伴い、私の活動全体が見渡せるようなポートフォリオサイトへ全面リニューアルしました。
今回のリニューアルで試してみたのが、AIエディタの「Antigravity」 です。
個人サイトの更新、ちょっと面倒で後回しにしていましたが、AIを使うことで作業時間2時間で終わりました。
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🚀 Antigravityとは?
Antigravityは、一言で言うとGoogle版のVS Codeです。Googleアカウントがあれば誰でも無料で利用できる、AIと一緒にコードを編集できるエディタです。
見た目も操作感もほぼVS Codeそのままですが、アプリの設計思想が「最初からAIと一緒に作業する前提」で設計されているエディタだという点が大きな違いです。AI中心のエディタという点では、Cursorがよく似た思想で作られています。
VS CodeにもCopilotは公式統合されていますが、設計思想としては「エディタが主、AIは補助」のままです。AIは入力補完やチャットとして呼び出す存在で、作業の主導権は常に人間側にあります。一方CursorやAntigravityは、最初から「AIと対話しながら編集・修正する」前提でUXが組まれており、指示の出し方や作業の流れも違います。
自然言語でAIに相談しながら作業ができるエディタって感じでしょうか。
将来的に課金しないと使い物にならない可能性(高性能なAIモデル使用回数制限などが今はまだゆるい)はありますが、私の今回やった作業に関しては、無料プラン内で十分にカバーできました。現在、無料プレビュー期間中ですが回数制限(Weekly Quota)があります。Highモデルを多用すると上限に達しやすくなるため、作業は全てLowモデルで行いました。
🤖 Web制作は「書く」から「指示する」へ
特に今回よかったのが、HTMLファイルを開いたときに、プレビュー画面から修正指定箇所を指示できた点です。
要素を選択ボタンを押して、この箇所を変えたいというのを簡単にAI側に伝えることができます。
今回使ったテンプレートは、トミナガハルキさんが無料配布してくれているテンプレートです。
コードや構造を意識しなくても、「この見出しをもう少し詰めたい」「このボタン、他の要素とテイストを合わせて」と自然言語で伝えるだけで修正プランを考えて実行してくれます。
今回のgotoharuna.comの改修では、ほぼすべてを自然言語で指示しました。文章の修正、プロフィール文の書き直し、リンク先の整理、ボタンのデザイン調整まで、全部です。
途中、うまく表示されなくなるトラブルもありましたが、「表示されなくなった」と伝えるだけで、AIが原因を洗い出して修正してくれました。エラー対応に調べ物を挟まなくていい、というのは想像以上にストレスが減ります。
HTMLやCSSを書き換えて、表示を確認して、レイアウトが崩れていないかを見て、また戻って直して、という作業を全部AI任せにできるんです。
ページの更新自体は「Gitにコミットしたら自動で反映される」仕組みを前回すでに作っていました。
今回は、使うツールがAntigravityに変わっただけでした。Antigravity内で文章を作成してもらったり、デザインを変更したりしました。
Antigravityは開いているフォルダ内の他のファイルにもアクセスができるため、普段のニュースレター原稿やプロフィール用のノートを参照して文章を作成してくれます。
* プロフィール文を、このサイト用に書き直して
* 作品一覧の並び順を、後から入れ替えやすくして
* クリックしたら拡大するものと、外部リンクに飛ばすものを分けたい
* トップへ戻るボタンを追加して
文章作成も、エラー修正も、設計の相談も、全部同じ場所からできるので、ツールの行き来がなくてとても簡単でした。
🌱 AIと一緒に育てていくという感覚
今回の作業で一番印象に残ったのは、作業時間の短さもそうですが、作業へ取り組む際の気持ちの軽さでした。
Cloudflare PagesとGitHubを使って、ファイルをコミットすれば更新される仕組みと、Antigravityで「考えたことをそのまま形にできる環境」があったことで、心理的なハードルはかなり下がりました。
実際に手を動かしていたのは、2時間ほどだったと思います。
最大のメリットは、考えることだけに集中できたことです。「調べること」や「書き換えること」は全部手放せました。
Antigravity自体はMacやWindows向けのアプリなので、iPadでは使えません。ただ、ファイル自体はGit管理しているので、iPadから修正可能です。
普段使っているテキストエディタ(ObsidianやWorking Copyなど)からコンテンツを編集し、Gitに変更をコミット(送信)するだけで、自動的にWebサイトが更新されます。
Working Copyでファイルを編集してコミットする(iPadを使って本を作る方法)
この仕組みにより、iPadやiPhoneしか手元にない場合でも、テキストの修正や更新が簡単に行えるようになりました。
Cloudflare PagesとGitHubで更新の仕組みを作り、AntigravityでAIと相談しながら編集できるようになったことで、「サイトの更新が面倒くさい」という問題が解消されたのです。
自然言語で修正できることは、単なる時短だけでなく、創作の姿勢そのものを変えてくれます。これからは、AIと一緒にサイトを育てていく、そんな感覚で続けていけそうです。
ということで今日は『Antigravityを使ったら、gotoharuna.comをめっちゃ簡単に改修できた話』というお話でした。
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サマリー
iPad Workersポッドキャストでは、個人サイトおはるな.comの改修作業について話されています。AIと共に育てる新しいウェブテンプレートを活用し、実験的にウェブサイトやコンテンツを構築する過程が紹介されます。AI技術の進化により、ウェブサイト制作における新たな感覚が生まれています。Geminiやアンチグラビティといったツールを利用することで、コーディングなしで簡単にサイトの作成・更新が可能になり、作業効率が飛躍的に向上しています。AIを活用したウェブサイトの更新が、手軽で効率的になったことが強調されています。特に、Obsidianを使用したページ管理やコンテンツの入れ替えの簡便さが強調されています。